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Yamareco

記録ID: 322132
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

雨と風の 針の木雪渓〜蓮華岳〜七倉岳〜船窪小屋 

2013年07月13日(土) ~ 2013年07月15日(月)
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onisan その他1人
GPS
56:00
距離
14.2km
登り
1,894m
下り
2,219m

コースタイム

1日目  8:00扇沢登山届け所―8:35登山口―9:23赤沢雪渓―9:33大沢小屋      ―10:29雪渓取り付き―13:32針の木峠
2日目  6:55針の木峠―7:14蓮華岳―9:58北葛乗越―11:31北葛岳―12:25     七倉乗越―13:42七倉岳―14:08船窪小屋
3日目  6:10船窪小屋―7:01天狗ノ庭―8:04鼻付八丁―9:33唐沢ノゾキ―
     11:08七倉山荘
天候 1日目 雨
2日目 雨
3日目 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
恵那山トンネルの天井版撤去作業は9日に終わり、木曽川ICから安曇野IC(旧豊科IC)まで渋滞はありませんでした。安曇野ICから糸魚川街道を通って大町まで渋滞はありません。扇沢大町線で扇沢無料駐車場へ。無料駐車場は運良く1台分が空いていました。
コース状況/
危険箇所等
 扇沢に登山受付のテントがあります。針の木雪渓は大小の落石があります。下山してきた人が危うく当りそうになったと云っていました。雪渓には鯉のぼりが立てられていて、それを辿って登るのが最良と思われます。雪渓最上部にはステップが刻まれていて大助かりです。
 針の木峠から蓮華岳まではコマクサを楽しみながらの登り、特に問題はありません。蓮華の大下り、雨ですが滑ることはありません。北葛乗越に折り立つ前は段差の高い鎖場です。慎重に足場を選んで下れば大丈夫です。北葛岳、七倉岳の登り下りは危険箇所はありませんが、疲れます。
 船窪小屋から七倉までは標高差1400mの長い下りです。梯子が連続しますのでストックは持たないほうが良いでしょう。雨で木の根っこが濡れていますので乗らないように気をつけて、また、根っ子の間に靴が挟まれることがありますので、一歩一歩ゆっくり下りましょう。実際わたしは1回尻餅をつき、数回挟まれました。
 七倉から扇沢までのタクシー料金は6100円でした。
予約できる山小屋
七倉山荘
扇沢の無料駐車場は満車状態です。
2013年07月16日 08:59撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 8:59
扇沢の無料駐車場は満車状態です。
ゲートの左側が入口です。
2013年07月16日 09:00撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:00
ゲートの左側が入口です。
入口で登山届けを出して、情報を得ます。
2013年07月16日 09:01撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:01
入口で登山届けを出して、情報を得ます。
ここから登山道が始まりますが、
2013年07月16日 09:02撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:02
ここから登山道が始まりますが、
すぐに車道に出て、登山道に入りなおします。
2013年07月16日 09:03撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:03
すぐに車道に出て、登山道に入りなおします。
ベニバナイチヤクソウです。
2013年07月16日 09:06撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:06
ベニバナイチヤクソウです。
車道に出たり、登山道に入ったりを繰り返して広場に出ます。右端に登山口があります。
2013年07月16日 09:07撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:07
車道に出たり、登山道に入ったりを繰り返して広場に出ます。右端に登山口があります。
ここからはもう車道に出ることはありません。
2013年07月16日 09:08撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:08
ここからはもう車道に出ることはありません。
樹間から山が垣間見えます。
2013年07月16日 09:11撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:11
樹間から山が垣間見えます。
ブナ林の中を歩きます。
2013年07月16日 09:12撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:12
ブナ林の中を歩きます。
赤沢の雪渓は半分崩れていて、流れを渡って雪渓に上がります。
2013年07月16日 09:15撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:15
赤沢の雪渓は半分崩れていて、流れを渡って雪渓に上がります。
キヌガサソウです。
2013年07月16日 09:16撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:16
キヌガサソウです。
大沢小屋が見えてきました。
2013年07月16日 09:17撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:17
大沢小屋が見えてきました。
オオバギボウシでしょうか。
2013年07月16日 09:19撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 9:19
オオバギボウシでしょうか。
この花の名前をお教えください。
2013年07月16日 10:10撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:10
この花の名前をお教えください。
タテヤマウツボグサです。
2013年07月16日 10:11撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:11
タテヤマウツボグサです。
ニッコウキスゲです。
2013年07月16日 10:12撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:12
ニッコウキスゲです。
6本爪アイゼンを装着して、ここから雪渓に取り付きます。
2013年07月16日 10:13撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:13
6本爪アイゼンを装着して、ここから雪渓に取り付きます。
エンレイソウです。
2013年07月16日 10:14撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:14
エンレイソウです。
雨が止み、振り返ると爺ヶ岳が見えます。
2013年07月16日 10:17撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:17
雨が止み、振り返ると爺ヶ岳が見えます。
大小の落石がありあます。落石に注意し、上を見て登るのはとっても気疲れがします。
2013年07月16日 10:35撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:35
大小の落石がありあます。落石に注意し、上を見て登るのはとっても気疲れがします。
ガスが出てきました。
2013年07月16日 10:36撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:36
ガスが出てきました。
急です。
2013年07月16日 10:36撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:36
急です。
振り返ると、急斜面を登ってくる人たちがいます。
2013年07月16日 10:37撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:37
振り返ると、急斜面を登ってくる人たちがいます。
大きなザックを背負ったパーティーがゆっくり登って行きます。
2013年07月16日 15:52撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 15:52
大きなザックを背負ったパーティーがゆっくり登って行きます。
もうすぐです。小屋のスタッフがステップを切ってくれていますので登る事が出来ます。
2013年07月16日 10:39撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:39
もうすぐです。小屋のスタッフがステップを切ってくれていますので登る事が出来ます。
岩小屋沢岳から鳴沢岳へと続く稜線が見えます。
2013年07月16日 10:40撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:40
岩小屋沢岳から鳴沢岳へと続く稜線が見えます。
針の木小屋に到着しました。
2013年07月16日 10:42撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:42
針の木小屋に到着しました。
2日目の朝、ガスで何も見えません。
2013年07月16日 10:43撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:43
2日目の朝、ガスで何も見えません。
針の木小屋が小さくなって行きます。
2013年07月16日 10:44撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/16 10:44
針の木小屋が小さくなって行きます。
葉っぱの形から見ると、ハクサンシャクナゲと思われます。
2013年07月16日 10:45撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:45
葉っぱの形から見ると、ハクサンシャクナゲと思われます。
この辺りからコマクサが出現します。
2013年07月16日 10:47撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:47
この辺りからコマクサが出現します。
強風に揺られて、ボケた写真しか撮れませんでしたが、クモマスミレも一杯咲いています。
2013年07月16日 16:35撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 16:35
強風に揺られて、ボケた写真しか撮れませんでしたが、クモマスミレも一杯咲いています。
2013年07月16日 10:47撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:47
チングルマです。
2013年07月16日 10:48撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:48
チングルマです。
アオノツガザクラです。
2013年07月16日 10:49撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:49
アオノツガザクラです。
タカネヤハズハハコです。
2013年07月16日 10:51撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:51
タカネヤハズハハコです。
ミネズオウです。
2013年07月16日 10:52撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:52
ミネズオウです。
ミヤマダイコンソウです。
2013年07月16日 10:53撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:53
ミヤマダイコンソウです。
蓮華岳、もうすぐ頂上です。
2013年07月16日 10:55撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:55
蓮華岳、もうすぐ頂上です。
タカネシオガマです。
2013年07月16日 10:56撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:56
タカネシオガマです。
石の祠があります。頂上はもうその先です。
2013年07月16日 10:57撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:57
石の祠があります。頂上はもうその先です。
蓮華岳頂上です。ガスで眺望はありません。
2013年07月16日 10:58撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:58
蓮華岳頂上です。ガスで眺望はありません。
蓮華の大下りの途中、シロバナノコマクサを発見。
2013年07月16日 10:59撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 10:59
蓮華の大下りの途中、シロバナノコマクサを発見。
ガスがかかって幻想的です。
2013年07月16日 11:00撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:00
ガスがかかって幻想的です。
蓮華の大下りも第4コーナーを廻りました。
2013年07月16日 11:03撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:03
蓮華の大下りも第4コーナーを廻りました。
段差の大きな鎖場です。
2013年07月16日 11:04撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:04
段差の大きな鎖場です。
乗越に降り立ちました。北葛岳への登りが待っています。
2013年07月16日 11:24撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:24
乗越に降り立ちました。北葛岳への登りが待っています。
ウラジロヨウラクです。
2013年07月16日 11:25撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:25
ウラジロヨウラクです。
この花の名前、ご存知の方がおられましたらお教え下さい。
2013年07月16日 11:26撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:26
この花の名前、ご存知の方がおられましたらお教え下さい。
コバイケイソウです。
2013年07月16日 11:30撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:30
コバイケイソウです。
北葛岳頂上に着きました。やっぱり眺望はありません。
2013年07月16日 11:33撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:33
北葛岳頂上に着きました。やっぱり眺望はありません。
アカモノです。
2013年07月16日 11:34撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:34
アカモノです。
七倉乗越へ降りつきました。七倉岳への登りが待っています。
2013年07月16日 11:34撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:34
七倉乗越へ降りつきました。七倉岳への登りが待っています。
梯子を一歩一歩確かめながら下ります。
2013年07月16日 11:35撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:35
梯子を一歩一歩確かめながら下ります。
あんまり綺麗でないミネウスユキソウです。
2013年07月16日 11:36撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:36
あんまり綺麗でないミネウスユキソウです。
クロユリです。
2013年07月16日 11:40撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:40
クロユリです。
まだまだ登りが続きます。
2013年07月16日 11:41撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:41
まだまだ登りが続きます。
七倉岳頂上です。周りの山々を見ることが出来ました。
2013年07月16日 11:43撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:43
七倉岳頂上です。周りの山々を見ることが出来ました。
船窪小屋のおかあさん手作りの、高山植物のテンプラです。
2013年07月16日 11:44撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:44
船窪小屋のおかあさん手作りの、高山植物のテンプラです。
ご飯は古代米です。
2013年07月16日 11:45撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:45
ご飯は古代米です。
他にもこんなにお洒落なおかずが出ました。
2013年07月16日 11:46撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
7/16 11:46
他にもこんなにお洒落なおかずが出ました。
電気はありませんのでランプが燈ります。なんとも暖かい光です。
2013年07月16日 11:47撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:47
電気はありませんのでランプが燈ります。なんとも暖かい光です。
夕食後のお茶会です。おとうさんも、おかあさんも、スタッフの皆さんも、ランプと同様暖かい人たちです。
2013年07月16日 11:50撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:50
夕食後のお茶会です。おとうさんも、おかあさんも、スタッフの皆さんも、ランプと同様暖かい人たちです。
船窪小屋のお姉さんに別れを告げます。
2013年07月15日 06:06撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/15 6:06
船窪小屋のお姉さんに別れを告げます。
船窪小屋からの下り、アオノツガザクラもポロポロ落ちていました。
2013年07月16日 11:52撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:52
船窪小屋からの下り、アオノツガザクラもポロポロ落ちていました。
いまどきショウジョウバカマが咲いています。
2013年07月16日 11:53撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:53
いまどきショウジョウバカマが咲いています。
ハクサンチドリです。
2013年07月16日 11:54撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:54
ハクサンチドリです。
コメツガの球果です。
2013年07月16日 11:55撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:55
コメツガの球果です。
天狗の庭から高瀬ダムを見下ろします。
2013年07月16日 11:56撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:56
天狗の庭から高瀬ダムを見下ろします。
七倉ダムも見下ろします。そんなに遠くは無いようですが、そうは簡単にたどり着くことは出来ません。
2013年07月16日 11:56撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 11:56
七倉ダムも見下ろします。そんなに遠くは無いようですが、そうは簡単にたどり着くことは出来ません。
ツマトリソウが一杯咲いています。
2013年07月16日 12:07撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 12:07
ツマトリソウが一杯咲いています。
2013年07月16日 12:08撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 12:08
ギンリョウソウも現れます。
2013年07月16日 12:09撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 12:09
ギンリョウソウも現れます。
2013年07月16日 12:10撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 12:10
七倉の登山口に降り立ちました。
2013年07月16日 12:11撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 12:11
七倉の登山口に降り立ちました。
七倉山荘からタクシーで扇沢に戻りました。
2013年07月16日 12:12撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/16 12:12
七倉山荘からタクシーで扇沢に戻りました。

感想

 海の日の連休に静かな山旅をしようと、霞沢岳に登る事にしました。徳合小屋に電話を入れると、当日は予約が一杯とのことです。急遽行く先を針の木・蓮華に変更しました。蓮華岳から七倉岳辺りは人も少なく静かな山行が楽しめそうだと、ゆったりと山小屋に2泊することにしました。東海地方は6日前に梅雨明けしましたが、この辺りはまだ微妙、なるべく心掛けの良い日々を送ってこの山行に備えました。しかし天気予報では3日間とも雨マーク、と云うわけで益々人が少なくなりそうです。大町辺りで大雨となってきました。こんな日に雪渓を登るのは嫌だな、行く先を立山に変更しようかな、でも泊まる場所がないだろうな、等考えはしましたが摂り合えず針の木峠までは行こうと云う事になりました。

 扇沢無料駐車場から登山口まで15分。ここから林の中を緩やかに登ります。土砂降りの雨です。赤沢の雪渓は崩壊していますが、渡渉して雪渓に上がります。大沢小屋でひと休みしていると、下山して来た人が、大きな落石が転がってきて大変怖かったと話していました。雪渓取り付きは、ベンガラと鯉のぼりで判りやすくなっています。6本爪アイゼンを装着して雪渓を登ります。雨は時々止み、そして又降り続きます。ノドから上は急登で、峠まで雪渓が続いています。峠の前はステップが切ってあります。雪渓を登りつめるとそこに針の木小屋がありました。受付をすまして寝床を確保すると、もう針の木岳に登る気は全くありません。生ビールを3本飲んで夕食までの時間を過ごします。例年この時期、小屋が一番混雑するのですが、雨のお蔭でゆったりしたスペースをとって寝ることが出来ました。

 一晩中風と雨が屋根を叩いていました。翌朝もやはり雨。さてどうしたものかと思案します。雪渓を下るのは落石が怖いし、ネットの情報では蓮華の大下りはややこしそうだし。落石に当れば死ぬ、蓮華の大下りで死んだ人はいないよう、で予定通り蓮華から船窪を目指すことにしました。雨と風の中、蓮華に向かいます。徐々に小屋が小さくなり、遮るもののないハイマツの中、強風が頬を叩きます。コマクサの大群落。風の吹き捲る礫地に咲く、なんと云う生命力。丸い稜線を登り、蓮華の頂上へ。眺望は全くありません。悪条件を楽しみながら蓮華の大下りです。おっ、シロバナノコマクサ発見。写真を撮ろうと思いますが、風に揺られて焦点が合いません。北葛乗越の手前の鎖場は慎重になります。一歩一歩足場を定めながら無事下り終えました。ここからが又大変です。いくつかピークを越え、まずは北葛岳に登ります。そして下って、今度は七倉岳を目指します。途中、カンちゃんの帽子が風に吹き飛ばされて行ってしまいました。七倉岳で周囲の山々を見渡すことが出来ました。燕・大天井・常念、槍・穂高は雲の中、野口五郎・三つ岳・烏帽子・船窪、その奥に水晶・赤牛と続きます。

 船窪小屋はうわさに違わぬいい小屋でした。おとうさん、おかあさん、スタッフ一同、おもてなし精神に溢れて、こちらも温かい気持ちになってきます。夕食は囲炉裏の廻りで、下界の小料理屋さん並み、料理の説明を聞いてから頂きます。おかあさん手作りの高山植物のテンプラに、生春巻き、大根・カボチャ・人参・ナスの煮物、玉葱、胡瓜、トマト・昆布の酢のもの、お豆腐の上にはお味噌、具沢山のお味噌汁、そしてご飯は古代米。夕食後のお茶会、今宵の宿泊客13名が囲炉裏を囲んで一人づつお話しをします。おとうさんも、おかあさんも、スタッフもそれぞれお話しをします。こんな素晴らしい山小屋に巡り会え、雨の中、頑張って来た甲斐がありました。

 ひと晩中、強風が小屋を揺らしていました。翌朝、強風の中、おかあさんとスタッフが、鐘を鳴らして見送って呉れました。信州側に入ると風はぱたりと止み、雨も上がりました。天狗の庭までくると晴れ間が広がってきました。高瀬ダムが緑色に輝いています。目指す七倉ダムもすぐそこに見えます。樹林帯に入ると、雨に濡れた木の根っ子が這い回り、滑らないよう足場を選んで下ります。時々靴が挟まって身体が前のめりになります。あぶないあぶない。近くに見える七倉ダムは一向に近づきません。最後はヨレヨレになってしまいましたが、無事七倉登山口に降り立つことが出来ました。

 雨の中の山旅でしたが、これはこれでまた楽しいものでした。

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