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Yamareco

記録ID: 324027
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

七ッ石山〜小雲取山〜雲取山(鴨沢〜三条の湯〜サヲウラ峠〜丹波バス停)

2013年07月19日(金) ~ 2013年07月20日(土)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
21:11
距離
33.0km
登り
3,168m
下り
3,129m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

一日目
8:30 登山口(不明:写真参照)
8:55 小袖乗越駐車場
11:15 堂所
12:45-13:40 七ツ石小屋
14:20 七ツ石山
14:35 ブナ坂
14:50 ダンシングツリー
15:20 ヘリポート
15:25 奥多摩小屋
15:55 ヨモギノ頭
16:35 小雲取山
17:05-17:20 雲取山
17:50 雲取山荘

二日目
6:15 雲取山荘
7:05-7:25 雲取山
8:10 三条ダルミ
11:15-12:00 三条の湯
15:15 サヲウラ峠
17:00 山王沢乗越
18:00 丹波バス停
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
息子に小袖駐車場まで送ってもらうつもりが違う登山口へ・・・。
場所は写真で確認して下さい。(笑
帰りは息子に丹波バス停まで迎えに来てもらいました。
コース状況/
危険箇所等
コースは全体的に整備されており危険箇所はありません。
ただし、三条ダルミから三条の湯、またサヲウラ峠までは不安定な橋や斜面をトラバースする部分があります。
天候状況によっては十分に注意して下さい。

虫除け対策は十分に行って下さい。
ボクは何かに耳を刺され、とても腫れて大変でした。

鹿は七ツ石小屋から七ツ石山に向かう途中と雲取山頂で2回見かけました。

下山後は、のめこいの湯に立ち寄る予定でしたが間に合いませんでした。
最終受付は18:00までのようです。

感想

今回は大混雑の富士山から予定を変更して、念願の雲取山に夫婦で挑戦してきました。
まだまだ、二人とも体力的にも厳しい事もあり、トレーニングも兼ねて今回のルートを選択しました。
特にボクは豊富に水場があるという事だったのですが、体力強化を狙って6リットルの水分を背負った事もあり、登りでは嫁さんの足を止める形になってしまいました。
また、下りでは嫁さんの足に相当の負担を掛けてしまったようで、ちょっと可哀想だったかも知れません。
結果的には、どちらも地図上の所要時間から大幅に遅れ、休憩を含めてではありますが、ほぼ倍近い時間が掛かってしまいました。

登山口は小袖乗越の駐車場を目指したはずが、何故か行き止まり。
仕方無く目に付いた登山口から歩き始めましたが、鴨沢からの通常ルートだったのでしょうか。
歩き始めてすぐに車道に出ると皆さんのレポートで見慣れた場所が・・・。
何処から入れば良かったのでしょうね。(苦笑

車道を少し歩いてから取り付くと、すぐに掘り返されたばかりの土と動物の糞が・・・。
猿や鹿など動物との遭遇に期待しながら足を進めます。

気持ちの良い樹林帯歩きが続き、ようやく堂所に着きました。
この時点で予定よりも遅れていましたが、山小屋宿泊のおかげで精神的な余裕があり、暗くなる前に着けば良いかな・・・ぐらいな感じでした。

七ッ石小屋手前の分岐からは、登りも段々と急になり始め、息も荒くなっていきます。
少し早めの昼食を・・・と思っていた七ッ石小屋に着いたのは、予定よりも1時間半ほど遅れた12:45でした。
ここで記念の山バッジを購入して、ラーメンと美味しいお水を頂きました。

七ッ石山までは、苦しい登りが続きました。
しかし、ここでようやく念願の出会いがありました。
息を整えるのに立ち止まっていると、後ろの方でガサガサと音がしたと思ったら・・・。
鹿がボクの後ろ3mぐらいの場所にひょこっと出て来て、こっちを見ているじゃありませんか!
見つめ合うこと3秒くらいでしょうか?
思わず大きな声で嫁さんを呼び止めてしまい、その声に驚いたのか写真を撮る前に逃げてしまいました。

何とか辿り着いた七ッ石山からは、小雲取山から雲取山までが見晴らせます。
意外と近く見えるのですが、いやはや何とも・・・。
虫の多い山頂を早々に離れると、ブナ坂からしばらくは開けた尾根歩きが続きます。
有名なダンシングツリーが見られるのも、ここですね!
もう見事としか言いようが無いスタイルで、最初に名付けたのはどなたなんでしょうね。
今回の山行で山頂の次に嬉しかったかも知れません。(笑

そのまま、ヘリポートを過ぎ、奥多摩小屋で一休み。
ここでも、有名なトトロを見つけましたが・・・。
ぞんざいな扱われっぷりに思わず笑ってしまいました。

奥多摩小屋を過ぎると、少し登りがきつくなり始めます。
特に今回は巻き道を通らない事に決めていたので、ヨモギノ頭にも登っちゃいます。
今まで歩いてきた尾根道が見晴らせて、とても気持ちの良い場所でした。

小雲取山は特に明確な表示が無く、イマイチ実感が沸きませんでした。
多分、ここだろうという事で写真を撮って、先に進みました。(笑

最後は、避難小屋を見据えながら尾根を歩き、山頂へ上がります。
登ってきた道を振り返ると、またもや鹿が居ました!
ちょっと遠いですが、今度は嫁さんもしっかりと見ることが出来ました。

山頂の避難小屋は、とても綺麗でした。
今度はここへ泊まって、御来光を見るのも良いですね。

始めは山頂表示がひとつしか無く、3つあるはずでは???と思いましたが・・・。
もうひとつの山頂で東京都と埼玉県の表示も見つけました。
しばらく眺望を楽しみたかったのですが、時間帯が悪かったのか、とにかく虫が多かったです。
富士山も見えなかったので、一通り写真を撮ると雲取山荘へ向かいました。

18時前に山荘へ着くと、ちょっぴり心配されていました。
すごく綺麗で立派な山荘で、すぐに荷物を部屋に置くと着替えて夕食です。
献立はお馴染みのハンバーグですね。
もちろん、ご飯はお替りはしましたよ!(笑
一部ネットで書かれていた悪評についても、ボクには全く実感出来ませんでした。
平日という事もあって、グループごとに個室を使える状況だったというのもありましたが・・・。
とても、楽しく快適に過ごさせて頂きました。

夕食を済ませて部屋に戻ると、両神山系に沈む夕陽けを肴にビールを飲み・・・。
そのまま、19時前には寝落ちしてました。(笑

翌朝は山荘の前で御来光を迎えました。
狭い樹木の間からではありましたが、雲海に浮かぶ御来光はとても綺麗でした。

朝食を済ませたら身支度を整えて出発です。
三条ダルミ方面への巻き道が通行禁止なので、再び雲取山頂へ向かいます。

二度目の山頂は、見事な青空と雲海が広がり、富士山も綺麗に顔を出してくれました。
虫も居ないので、少し長めに休んで眺望を楽しみました。

下山は三条の湯から、サヲウラ峠を抜けて丹沢へ向かいます。
三条ダルミまでは、一気に下って行きます。
ここが嫁さんの足に大きく負担になった場所でした。
どうやら、膝の周りの筋肉が疲れから痛み出したようで・・・。
その後も、三条の湯までは緩やかな下りが続き、相当に辛そうでした。

橋を渡り、半分崩れたトラバースするような道を歩き、岩場を越えて、何とか三条の湯に到着。
この時点で、ルートを変更して後山林道からお祭りを目指すことも考えましたが、携帯が繋がらず迎えに来る息子と連絡が取れないので、当初の予定通り進むことにしました。
カレーとカップラーメンで食事を済ませると出発です。
時間に余裕があれば、温泉にも入りたかったのですが、今回はパスしました。
トイレも綺麗だし、温泉もあるし、いつかはここに泊まるルートで歩きたいと思いました。

三条の湯からサヲウラ峠までは、ゆっくりと300mを登り返します。
これがまた長い道のりで・・・。
ここでも、トラバースする痩せた道を進み、橋を渡り、岩場を越えて、ようやくサヲウラ峠へ到着。

この時点で既に15時を廻っており、このままのペースでは帰りの温泉立ち寄りは難しそう。
しかし、ここからは一気に700mを下る道のりで、痛めた足には更に厳しい状況でした。

気掛かりなのは、待たせている息子と連絡が取れないこと。
既に待ち合わせ時間を大幅に過ぎているので、相当心配していると思いますが、どうにもなりません。
ここは、ゆっくりと1歩ずつ進みます。

ようやく山王沢乗越手前辺りで携帯が繋がり、息子に状況を説明して待機してもらいました。
結局はサヲウラ峠から3時間近く掛かって、熊避けのフェンスを出ました。

これで嫁さんにとって百名山は4座目となりましたが、とても辛い経験になってしまったと思います。
同行者の体力や筋力を見誤ったボクの責任です。
一緒に行く時のルートは、もう少し余裕を持って選定するようにしなくちゃいけませんね。

今後は、お互いに少しずつ体力を付けながら、適切な負荷を掛けながらレベルアップ出来たらと思います。
個人的には、楽々と日帰りで鴨沢ピストン出来るぐらいにはなりたいのですが・・・。

百名山制覇には、まだまだ大変な山も沢山あり、挑戦に苦労は付きものではありますが、まずは楽しむことを忘れずに登っていきたいと思います。

最後に・・・。
こんなに長いレポートを最後まで読んで下さいまして、本当にありがとうございます。
少しでも参考になれば嬉しいです。

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