焼岳北峰→西穂山荘 〜初めての北アルプスはここから〜 [岐阜県 高山市]
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- GPS
- 09:05
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 3,032m
- 下り
- 3,022m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 9:05
天候 | 雨のち曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
西穂山荘からはロープウェイというタイムマシンに頼り、そこから中尾温泉登山口まで戻るが遠い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に無し。 |
その他周辺情報 | 数え切れないくらいいくらでもある。 |
写真
感想
いよいよ北アルプスの入門を決意した。
いきなり穂高とか槍とかはやめて、先ずは北アルプス最南部の焼岳から登っていくことにする。
中尾温泉登山口の駐車場に車を停めて林道を歩くも、硫黄の匂いが途切れず凄まじい湯けむりを拝めながら進んでいく。
登山道に入って地味な区間を雨降の中永遠と登り続ける。
ここで気が付いたことはあまりにも人がいない事で仮にも百名山に居るのにマイナーな山での光景だ。
しかも笹藪が生い茂って藪漕ぎする事もある。
地味な登山道をひたすら登るとやがて変電施設みたいなものを通過した後に分岐になる。
分岐から藪漕ぎをしたら樹林帯から抜けて気持ちの良い稜線に乗る。
ここからは花も多くなり、イワカガミやアカモノなど春の花が彩る。
焼岳の登りに取り付くと絶え間なく吹き上げる噴煙が濃厚な硫黄を放ち、それを間近で臭いでしまった事が今後の体調に影響が出る。
火山灰のザレた登りにくい急登を頑張って登り切ると、中尾峠までの人の少なさが嘘のように人が多すぎる!
そうか皆上高地の方から登ってきているのか。
焼岳山頂に到着すると理想までとはいかないものの雲海上になっており、正面の乗鞍岳を筆頭に西を見れば笠ヶ岳からの裏銀座、そして双六岳から槍ヶ岳、穂高連峰と名だたる名峰がもう目の前に見え、『いよいよここまで来たんだな』という想いが込み上げる。
その英雄『穂高連峰』の入り口にあたる西穂山荘まで縦走します。
再び雲海の中に入り、凄まじい人の行き違いをして中尾峠に下り立ち、1つ目の小ピークを終えたら焼岳山荘に着くが人が多いので素通り。
森林限界手前の亜高山帯樹林の中、小ピークが連続するし長いので中々に時間を費やす。
地味な区間だし、泥濘もあれば笹薮漕ぎもある北アルプスの主稜線らしからぬ尾根を進むが、地味な中にも花はやはり多く、春の花がピークを迎えていたので大分癒やされた。
登り返しで非常に頭痛の痛みが辛い。
この頭痛、先程の硫黄の匂いすぎが原因だ。
やはりあれは有毒なんだなと実感する。
上高地の分岐からの花はアルプスの花に変わり、ハクサンイチゲやシナノキンバイなどのお花畑を楽しみながら西穂山荘に着く。
せっかくなので西穂山荘でラーメンを食べた。
山荘での飯を食べたのは初めてだけど、良いもんだな。
大休止を終えてロープウェイの駅まで歩くが、これが意外と長くてビックリした。
そう、これも初めてなので。
ロープウェイは下り2時間以上の行程を10分にしてくれるタイムマシン!
頭痛がキツい中なのでかなり助かった。
しらかば平駅についたが、ここから中尾温泉までは中々の距離があってしんどかったが、1時間掛けて無事に戻れた。
頭痛に関してはロキソニンを飲んで治ったが、今後はザックにでも入れておくか。
初めての北アルプス、最初の1手だがここを繋ぐ事が出来て良かった。
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