朝日連峰 開山!
- GPS
- 14:40
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,143m
- 下り
- 2,214m
コースタイム
- 山行
- 6:34
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:39
天候 | (土)朝〜午後雨夕方晴 (日)朝ガス高度を下げると晴れて暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日暮沢小屋前駐車場(新)利用可能となってます。 南又は、林道脇の駐車帯に邪魔とならない様駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
日暮沢〜竜門山までは、去年秋の西川山岳会の方々の登山道整備によって、綺麗になってます。 今年の刈払い前なので、草は伸びている。 高松尾根は、砂礫とアップダウン 天狗側から進んで来れば切れ落ちた崖とブナ林 後半がリッジ帯となる。 場所により登山道が細い為に、トレッキングポールは危なく、ロープ等もあるがダメージのある物も多く信用して体重をかける事のない様に慎重に進んで下さい。 雨の日はやめた方が良い、携帯の電波も届かないので、事故が発生しても誰にも伝えられない可能性あり。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉大井沢ゆったり館300円 |
写真
感想
2021夏山シーズンイン。
今年も朝日連峰の夏が来ました!
例年鳥原小屋で行われている開山式は中止だとか。
さてさて、こちらは狐穴のご主人と一緒に狐穴小屋へ。
朝からあいにくの雨模様、自宅から雨具着用での山行。
今年は雪が例年より多くどんな影響があるのかなと歩いてみた。
残雪の色濃く、朝日の持つ深い沢筋にはまだ沢山の雪を抱き、すっかり夏模様となった緑とのコントラストが目をうばう。
私自身は3月以来の朝日連峰だった事もあってか、あの時の真っ白な朝日連峰とはまた別の顔を見せてくれた。
今年は例年と違って、下山に高松尾根を使った。
色んな事があって、歩こうと誘われた事もあり便乗しました。
ご存知の方も多いだろうが、GW期間に朝日連峰では、遭難死亡事故が発生しました。
事故に遭われた方は、大井沢〜天狗〜高松尾根〜三方堺〜竜門〜大朝日〜長井葉山
と計画していた模様。
装備品にも、山の地図、その他地図、電車時刻表、行動計画書、天幕装備一式、と計画性や装備品の備え方も山に慣れた登山者だった様です。
残念ながら遭難された日は、朝日の主稜線では25m/sの風が終始吹き、天候も時折雪になったり
登山道は、前日の雨が凍って殆どがスケートリンクの様になっていたとの報告
3日に遭難
4日に登山者によって発見され、その救助に狐穴の管理人さんと山仲間が夕刻になって駆け付けてくれました。
5日に県警によって救助されるもお亡くなりにとなりました。
その方の行動の在り方や、考え方についてどうこうと言う事では有りません。
コロナ禍という事や、朝日連峰の避難小屋を管理される方も週末管理の状態である事
今年は、主稜線の小屋では、狐穴小屋以外は今のところ水を確保出来ない事等があり書きました。
※竜門小屋は20日時点で水が出てます、管理人さんからの情報です。
本来であれば、皆さんに朝日連峰の魅力や今の見頃な所等をお知らせして、楽しむ事の参考にして頂きたいのですが…
この山塊では、本当に自分の事を自分でやり切れなければ、事故が起き、直ぐには助けてもらえない事を判って頂きたいのです。
今回歩いた高松尾根も、南側はスパッと切れ落ちているのと登山道が狭くトレッキングポール等を突く事も出来ない場所。
木が登山道に出ているので、ザックの外に何かを括り付けて歩くと引っ掛けたりして転倒する事
登山道も崩落箇所もあり、砂礫帯のトラバース歩行も必要な為に、雨の日は高松尾根を歩く事を止めて計画変更して欲しい事。
天狗〜狐穴〜竜門の、各心避難小屋にて管理人さんや、登山者の活きた情報を貰って行動して欲しい事等を理解して欲しいのです。
ヒメサユリは去年より少し遅れていて、今週末は天狗角取山山頂付近は見頃。
ユーフン〜イヌワシの餌場付近も後1週間くらいは必要かな。
狐穴周辺は、7月上旬頃が見頃かな。
古寺山〜小朝日はわかりません!
ブヨは多数飛んでますので、虫除けの装備は有った方がいいですね。
それでは、今シーズンも朝日連峰を楽しんで下さいませ🌸
コメント
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ヒメサユリが今週末あたり見頃とのこと。行きたいところですが。。。
写真で我慢しますわ。
山での遭難はなんともやりきれないですね。
いくら勉強してもスキルを上げても相手は「 自 然 そ の も の 」
人間がかなうわけはありません。
何をどうしたら遭難が減るのかなぁ。
コメントありがとうございます
見頃はそうですね…
ただ、場所によっての差があるので、日暮沢小屋〜竜門小屋の間は花芽も上がってないので、7月上旬までずれそうですよ。
その時期ですと、善六池、源蔵池(相模池)周辺の山トキソウなんかもあって良いんですけどね。
そうなんですよね、相手は自然なので人の力や知恵では太刀打ち出来ません。
敗退したという言い方だと次回が無いみたいになるので
今日、今回、今年はここまで!
次回の楽しみにしようと退く事で次回のチャンスを作るという考えを持つ必要がありますよね。
遠征の費用や時間で換算すると痛手なんでしょうけど、それでも止める事で自分の先の可能性を活かすと私は考えてます。
危ない所ではあまり事故は無く、大丈夫だろうとか、行けるだろうで事故はおきますからね。
特に東北の山域で東側がスパッと切れてる所は注意が必要ですね。
シベリアの季節風が強く、東に雪庇が張り出しやすい事。
その為に東側が雪や氷に引っ張られて崩れるという事を自然は教えてくれています。
GW時期までは、午後になると西風が急に強まって、歩くのも困難になる時があります。
冬の朝日ではつくづく風の事で悩まされます。
今回の事故もただただ残念ですけど
その方も穏やかな顔してたと救助に行った山の師匠が言ってました。
ヒメサユリ情報ありがとうございます。
(しかしながら膝が故障しておりまして、当分山歩きができない状況です。
あせらずに(あせっていますが)回復させるしか無いかなぁと。)
遭難するかしないか ⇐⇨ 自分の技量でなんとかなるのか の 見極め といいますか、
欲張らないでいられるか ってところでしょうか。
「人類初の〜」だったら、
命をかけて死んでも(いやですけど)しかたがないとは思いますが、
ただの山行で死んじゃうのはチョット違うかなぁと。残念かなぁと。
まさにachakunさんの言うとおりですね。
それぞれのスタイルや考え方ってあるので、線引きはむずかしいですよね。
たまたま成功しても成功ですし。
同じくらいの力でも運を持ってるか持ってないかでも結果は変わりますしね。
山好きの間では、未だに決着のつかない
エベレスト初登頂の謎の主役の1人である
マロリー、アービンと
ノエル・オデールの運の差は
人類初のエベレスト登頂を掛けた挑戦者となれたのか、なれなかったのか。
残された方は命があって
行けた方は未だに帰れない…
今は文明の進化で、本来自分の持ってる力では無理な事が可能になってしまっている事も大いに関係あるんしょうかね。
私が初めて天幕を担いで大鳥に行った28年前(笑)は、山岳テントでなく
A型テントでしたから、点の記の世界ですよ。
しかも台風直撃
フライシートなし
本格登山経験無しでしたので
ザックもずぶ濡れ
着替えもずぶ濡れ
ガスなんて知らなかったので
固形燃料にホームセンターの鍋
生米も今みたいにジップロックなんてなくて
ただのビニール袋だったので米もずぶ濡れ。
今となっては笑話ですが、それでもタキタロウにはロマンがあって(笑)
山は命懸けでやるものなのか否かもありますが、本人の意思とは無関係に命は掛けられているという事を全ての登山者が認識してして動くべきだと思います。
また懐かしい地図を拝見させて頂ける機会を楽しみにしてます。
先ずは膝が早く良くなる事を願っています♪
achakun 山の言うように、
「本人の意思とは無関係に命は掛けられている」んですよ、本当にね。
私は死なないで山を登り続けます。= 相当臆病に山に登ります。
膝が治ったら、狐穴に行こうと思います。
アノ地図、持ってきますね。
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