黒戸尾根~甲斐駒~早川尾根~鳳凰三山
- GPS
- 56:00
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 4,110m
- 下り
- 3,782m
コースタイム
2日目:4:00七丈小屋-4:40八合目御来迎場5:30-6:30甲斐駒ヶ岳6:55-7:15摩利支天分岐(摩利支天往復)7:40-9:15仙水峠-9:55栗沢山10:15-11:00アサヨ峰12:00-14:00早川尾根小屋(泊)
3日目:4:00早川尾根小屋-4:50赤薙沢ノ頭5:35-6:25高嶺6:40-7:15地蔵岳7:30-8:40観音岳-9:00薬師岳-9:30観音岳手前の岩場10:00-10:20鳳凰小屋分岐-10:40鳳凰小屋10:55-14:00青木鉱泉
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:快晴 3日目:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
帰り:青木鉱泉から友人家の車で帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒戸尾根は刃渡りから先、急なハシゴや鎖が連続する ・早川尾根は道がやや分かりにくく、ハイマツのヤブもある。濃霧時は注意 ・地図のタイムは総じて甘め |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
いよいよ今年の夏休み遠征、甲斐駒から鳳凰までの縦走に行ってきました。
南アデビューにして黒戸尾根から甲斐駒、長い早川尾根を経て鳳凰三山を結ぶロングコースですw
祖母の別荘に前泊し、タクシーで竹宇駒ヶ岳神社へ。ここから長大な黒戸尾根を甲斐駒へ向けて登っていきます。
神社にお参りしてつり橋を渡るといよいよ登山道。日本三大急登の黒戸尾根、どれだけきついかと思いきや最初は意外になだらかな登りが続きます。
横手からの道が合流する笹ノ平までは一時間ほど。ここからはややきつめの「八丁登り」と言われる個所ですが、一時間ほどで登りきって刃渡りに到着。刃渡りは鎖がしっかり整備されていて、大して危険はありません。スパッと切れてるので怖いことは怖いですが…
刃渡りをすぎるといよいよ黒戸尾根の本領発揮(?)と言った感じ。急な梯子や鎖場が連続したアスレチックな道になってきます。楽しいけどやっぱ疲れるw
黒戸山を巻いてからの登り返しがなかなかきついですが、越えればすぐに七丈小屋に到着です。
今日はここに泊るにも関わらず時間はまだ午前中。受付は正午からと言われたので、疲れたと言う友人を残して八合目を往復。さらに回復した友人ともう一往復し、時間を潰してからチェックインしました。
夕食はなかなか豪華で、山の上にも関わらず刺身(半分凍ってましたがw)が出たりしました。個人的にはレトルトでいいからもうちょい安く泊めて欲しい…まあ贅沢は言えませんが。
翌朝は夜明け前に出発し、八合目でご来光を見つつ朝食。夜明けとともに山頂のガスも取れ、満を持して出発。八合目から先は急な岩場と鎖場が続き、なかなかハードです。
山頂は360度の展望!鋸岳、仙丈ヶ岳、北岳と間ノ岳、そしてこれから歩く早川尾根と鳳凰三山。薄いながらブロッケン現象も見え、もう大満足。天気良くて良かった。
甲斐駒からは仙水峠まで下り。途中、空荷で往復した摩利支天からは甲斐駒が大迫力で見えたので、時間があればぜひ立ち寄ってみてくださいw
長い下りを経て、仙水峠からは栗沢山へ急登。今日一番きついのはこの登りかな…
。登り切ればここもすばらしい展望です。
早川尾根はやや道が薄め。赤ペンキやテープは要所にありますが、アサヨ峰から先はヤブっぽくなるので濃霧時は注意が必要かも。各ピークからの展望は良く、人も少ないすばらしい道です。
アサヨ峰からしばらく行くと樹林帯に入り、展望は無くなります。ここから早川尾根小屋までは意外に距離があり、地図を見て近いだろうと思ってるとありゃ?となりますw三角点のある早川尾根ノ頭を過ぎれば小屋はすぐそこです。
小屋泊は5人のみで快適。夕食はレトルトでしたが、4500円と財布に優しいお値段。ありがたやありがたや…
3日目も夜明け前に出発。広河原峠からしばらく登った赤薙沢ノ頭で夜明けです。これまで歩いた長い稜線を見て、よくここまで歩いて来たなあ…となんか感心w自分たち以外誰もいない静かで荘厳な夜明けに、心が洗われる気がしました。山はいいなあ。
赤薙沢ノ頭から少し下ると白鳳峠。ここから高嶺まではまたも急登で、ここが今日の山場かな。登り切れば北岳が目の前にそびえる大展望です。
高嶺の先、小さなアップダウンを越えると赤抜沢ノ頭。ここに荷物を置き、目前に見える地蔵岳を往復します。オベリスクは見上げるだけにしときました…
ここからは花崗岩の白い稜線で、鳳凰の花・タカネビランジもたくさん。一旦下り、急な登りを越えると観音岳は目の前。観音岳手前に荷物を置いて、身軽になって薬師岳までピストンしましたが、観音~薬師間はなだらかで歩きやすい道でした。
その後は少し戻り、鞍部から鳳凰小屋へ。冷たい水で喉を潤してから、青木鉱泉へ長い長い下山です。展望も無くひたすら樹林帯が続いて、正直つまらんかった…
最後は青木鉱泉で汗を流してから友人宅の車で送ってもらいました。ありがとうございましたー
今回は全日程を通じて天気がよく、展望をたっぷり堪能できて大満足でした。唯一心残りなのはライチョウが見れなかったくらいかなw
また来年の夏休みが楽しみです。
コメント
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七丈小屋で一緒になった緑の服のオジさんです。
甲斐駒山頂では写真撮ってくれてありがとう(^_^) 桃の缶詰開けれました?
駒津峰から栗沢山のあの登りを超えて早川尾根から無事に鳳凰三山行かれたのですね。こちらも無事に仙丈ヶ岳登って帰ってきました。天気も良かったし最高の山旅でしたね。また、南アをウロウロしてると見かけるかもしれませんが、その時には缶切りの付いたマルチツールのナイフ持っときますねw
あの時の2人組のでかい方です。
こちらこそ写真撮ってくれてありがとうございます(´∀`)桃缶は結局下まで持って下りました。フォークや石では開けられず…ww
天気すごく良かったですね。お陰で真っ赤に日焼けして今皮がポロポロはがれます。早川尾根からもずっと仙丈ヶ岳見えてましたよ!
南アにはなかなか行けませんが、今度会ったらぜひいっしょに桃缶でも食べましょう(笑)
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