後立〜爺が岳、鹿島槍ケ岳、五竜岳、唐松岳縦走〜
- GPS
- 53:25
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 3,626m
- 下り
- 3,117m
コースタイム
扇沢駅9:00-9:10柏原新道登山口9:15-10:31ケルン10:31-13:40種池山荘
9日
種池山荘5:15-6:00爺ヶ岳南峰6:03-6:20爺ヶ岳中峰6:30-7:15冷乗越7:16-7:26冷池山荘8:05-9:12布引山9:30-10:20鹿島槍ケ岳南峰10:55-11:25鹿島槍ヶ岳北峰11:50-13:05キレット小屋
10日
キレット小屋4:55-5:46口ノ沢のコル5:46-6:10北尾根ノ頭6:15-7:55五竜岳8:10-8:40五竜山荘9:00-11:10唐松岳頂上山荘11:15-11:33唐松岳11:36-11:45唐松岳頂上山荘12:25-13:35八方池14:05-14:35八方池山荘
天候 | 8日 晴れ のち くもり(ガス) 9日 曇り(ガス)のち 晴れ 10日 曇り(ガス) のち 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
自家用車で白馬八方無料駐車場へ(バスターミナル) 始発の白馬八方から白馬駅へ向かうバスで白馬駅へ(180円) JRで白馬駅から信濃大町駅へ(480円) 路線バスで信濃大町駅から扇沢駅へ(1330円) 帰り 八方池山荘の前から、リフト2本、ゴンドラアダムを乗り継いで白馬八方まで(1400円) 徒歩で無料駐車場へ駐車してあった車を回収し、自宅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
種池山荘までの柏原新道は問題ありません 種池山荘から鹿島槍ケ岳南峰までは特に問題ありません 鹿島槍ヶ岳南峰〜鹿島槍ケ岳北峰間は、急な斜面で滑りやすいところもあり少し注意 鹿島槍ケ岳北峰〜五竜岳間の八峰キレットやG4、G5などハシゴ、鎖場なども多数あり天候条件などで十分な注意が必要 五竜岳〜唐松岳間は、多少の鎖場もあり、注意が必要 唐松岳〜八方池山荘間は特に問題ありません |
写真
感想
今シーズン初。
夏山アルプスに行ってきました。
4日間の休みが取れたのですが、なかなかどこへ行こうか決めかねており今まで行ったことのない鹿島槍ケ岳を中心に、前から泊まってみたかったキレット小屋を組み込み、車の回収も公共交通機関を使って何とかできるところというところが決め手で今回のこのコースに設定。
天気予報的には晴れの日が続く予報でしたが、実際山の天気はガスが多い日が多くすっきり晴れた中の縦走というわけにはいかなかったのは残念でしたが、限られた晴れた時間で見れた後立山の山並みや立山剱、遠くは槍穂は格別で、満足できた縦走でした。
1日目
いつものように仕事終わりで車を走らせ夜中の3時に白馬八方に到着。
コンビニで朝食や最終的に食料を調達し、バスターミナルの前の駐車場へ車を停め、しばしの仮眠。
5時半には起床し、朝食を食べ、身の回りを整え6時20分発の長野行特急バスで白馬駅へ向かいます。
そして白馬駅からJRに乗り、信濃大町駅へ。
信濃大町駅からはバスで扇沢へ向かいます。
扇沢着は8時40分。
そこで最終身支度を整え、9時に扇沢を出発しました。
だいたい予定通り。
予定通りでなかったのは、睡眠不足からか、運転途中に眠気覚ましに飲食したいろんな刺激物のせいか体が宙に浮いていいる感覚というか、フワフワしている感じで胃腸もおかしな感覚で力も入らない。
出発の時になり、乗り物の中で少しづつですが睡眠したおかげか少しは体もましになってきており何とかスローペースですが、スタートします。
扇沢から車道を降り柏原新道登山口へ。
ここで登山届を提出し、いよいよです。
この道は割と登りやすいとガイドブックにもありましたが、そんなに急登ではないのでおそらく歩きやすい道だったのだとは思いますが、ここ最近の運動不足といまいちな体調では結構ハードに感じました。
最少は単調にジグザグにある程度高度を上げていく感じで進んで行きます。
コースタイムを上回りケルンには到着しました。
ケルンで休憩をと思いましたが、先客がたくさんいたため少し通り越し歩いたところで休憩。
稜線にはこの日泊まる種池山荘がきれいに見えていました。
このペースで歩ければ余裕の行程だったのですが、このあと足にも体にも一気にダメージがきました。
もともと初日はあまり体調がすぐれないせいかバテやすく、足も進まないのですが、緩やかなのぼりにも関わらず足が進まなくなってきました。
急いでも仕方ないと言い聞かせ、何度か休憩をはさみながら後半の少し急な登りのところまではやってきました。
しかしそこからが長かった。
足だけでなく、体的にもしんどくなり、軽い高山病的な感じで、少し歩いて息があがると脱力感と気持ち悪さと…。
こんな調子なので、普通に歩ければ小屋まであと10分というところから30分以上かかった気がします。
目の前に見えているのに座り込んで休憩する始末。
小屋直下のコバイケイソウの群生に感動しながら、その中で休憩をしてしまいました。
そして何とか最後の力を振りしぼり13時半くらいに種池山荘に到着。
すぐに受付を済ませ、さっぱりとしてから外へ出てひとまずコーラで乾杯。
そして体が落ち着いてから、改めてビールで乾杯。
小屋前で景色を眺めながら、ほかの方ともおしゃべりしながらまったりとした時間を過ごしました。
しかし夕方になってくるとあたりはガスに包まれ、結局日の入りもほとんど見れず、入った後少し空が染まりしばしそれに見とれ、1日目が終了しました。
2日目
天気予報ではよいはずの天気ですが、朝からガスの中のスタートです。
この日の後半は八峰キレットが待っており、なるべく体力を温存させてそこへ望みたいという希望。
日が明けてくればだんだん晴れてくるはずと信じて、5時過ぎに種池山荘を出発。
小屋の周りのお花畑に目をやりながら、まずは爺ヶ岳を目指します。
ガスの中歩いているのでどこを歩いているのか、どれくらい登るのか、どんな道かもあんまりわからないまま黙々と歩きます。
濃いガスに横からの強風で耳が冷たくなってきますが、何かを被るとやはり一気に暑くなるので時々手で温めながらそのまま登ります。
しばらくたつと頭から水がしたたるようになり、濃いガスが目にしみます。
ジグザグに登っていくとふと足元に雷鳥さん発見。
やはりこの天気ではいるだろうなという感じです。
そして小屋を出てから約一時間。
爺ヶ岳南峰に到着しました。
証拠写真は撮るものの周りは何も見えず先を急ぎます。
そして少し進むと爺ヶ岳中峰に到着しました。
本当なら稜線歩きで景色を楽しみながら歩けるところなのでしょうが、何も見えない状況では逆に道があっているのか不安になりながらの歩行となりました。
中峰でも証拠写真を撮っていると今度は雷鳥の親子を発見。
慌ててカメラに収めます。
本当なら少しゆっくり休憩して朝食を食べたいところでしたが、景色もなく風もあるのでゆっくりすることもできず先へすすみます。
次目指すは冷池山荘。
そこでゆっくり休憩をということで、目指します。
相変わらずのガスで回りが見えない中降り、冷乗越に到着。
ここも早々に通過し少しの木々の中を通り、少し登ると冷池山荘に到着しました。
ここで少しだけガスの切れ間も出てきて一部景色も見え始めました。
そして、小屋前のベンチをかりようやく朝食。
持ってきたおにぎりを食べ、しばしの休憩。
この先キレット小屋まで小屋はないので少しゆっくり目に休憩し、トイレを借り再出発。
ここからまず布引山を目指しますが、ガスで相変わらず目指す全貌は見えていません。
とにかく目の前の坂道を登るという感じになってしまいますが、淡々と進んで行きます。
ガスはあるものの明らかに明るくなってきており、天気が良くなるのが予想されますが、その分気温も上がってきて体に堪えてきます。
今回なるべく軽くしようと思っていた荷物も結局16?スタートということで登りは特に足腰に堪えます。
布引山の最後の登りのあたりでは、もうすぐ頂上かなと思いながら、肩に食い込んだ荷物で肩がパンパンになっていることもあり、荷物を降ろして休憩してしまったり。
そこからは10分も歩かないうちに頂上でした。
そして、この頂上に着くあたりで一気に天気が良くなってきました。
このとき鹿島槍ケ岳の頂上こそガスに隠れていましたが、鹿島槍ケ岳のほとんどが姿を現し、今日スタートしてきた種池山荘や歩いてきた稜線、遠くは立山、剱岳、そして槍穂までが見えていました。
ここで、しばし景色を堪能。
鹿島槍ケ岳の雲が取れるのをまって、記念撮影。
ようやく稜線歩きをしている実感に浸れた瞬間でした。
そして鹿島槍南峰での休憩を目標に再出発。
足元のお花にも目をやりながら登ります。
しかし、斜度がきつくなってくるとおもりを背負った体はなかなかいうことを聞かず足が出ません。
ここも一気に頂上まで行きたいところでしたが、肩がパンパンで耐えられず荷物を降ろして休憩。
そして気を取り直して再出発し、頂上に到着しました。
頂上には数人が休憩していましたが、それほど人も多くなくゆっくりと休憩できそうでした。
ただ鹿島槍ケ岳南峰より北側の景色はまだガスの中で北峰さえ見えない状況。
南側の景色を楽しみ、しばらく休憩しました。
コースタイムではここから北峰を踏んでキレット小屋まで約3時間。
それを考えるとあまりのんびりするのもというところもあり、小屋についてからゆっくりお湯を沸かしてラーメンでもという思いも出てきて、程々なところで北峰を目指しました。
南峰からの降りはいきなりザレているところがあったりなかなかハードだなぁとこれから進むキレットに不安を抱きながらも、なんとか降り吊尾根歩き。
そして気持ちよく歩き北峰の分岐で荷物をおろし、身軽な感じで頂上を目指しました。
ここに着くころにはここの雲も取れ、五竜岳へのキレットの稜線、その向こうの白馬岳の頭も見え、今回一番の眺望でした。
北峰の頂上で少しのんびり景色を堪能し、はるか下に見えるキレット小屋に感激しつつ、今からあそこまで下りるのかという距離感に少々不安を覚えつつ、過ごしました。
ここから約2時間。
ここから続く危険表示もある道のりに気持ちを切り替え、出発です。
結局、ここからほぼ同じペースで同じ小屋まで歩く男性と一緒に進むことになりいろんな写真を撮ったり、撮りあったりしながら楽しく歩き、鎖場、ハシゴ、ザレ場などありましたが、私には得意の下りだったこともあり特に問題なくキレット小屋にたどり着きました。
時間も一時間ちょっとで到着し、小屋での時間をまったり過ごせました。
一緒だった方とビールを飲んで山の話をしたり、楽しみにしていたラーメンを作って食べたり、景色を楽しんだりして大好きな山小屋での時間を過ごしました。
この小屋から見る剱岳方向へ沈む日の入りも楽しみにしていましたが、結局夕方になって立山方面には濃い雲が沸き立ち、自分たちのところもガスが湧き周りの景色が見える状態ではなくなり残念な感じになってしまいました。
ただ、日の入り直後には空と薄い雲が夕日に染まりいつまでも眺めていました。
3日目
この日も天気予報は良いはずですが、朝からガスと強風。
今日の前半のコースは鎖場、ハシゴなど少々危険なところもあるので、なるべく天気が良い状態の明るいところで歩きたいところだったのですが、この日の予定は最低でも唐松岳頂上山荘、できれば唐松岳も踏んで八方尾根を下山したいという思いもあったのでコースタイムから行くとあんまりスタートを遅らせたくもなく、5時前に小屋をスタート。
まだあまり人が出発していない状況ですが慎重に足を進めていきます。
しかし、コースから行くと今日はアップダウンを繰り返しつつ苦手な登り傾向。
危険マークもある五竜の登りがきちんと通過できるのか不安ではありますが、ガスで景色が見えないのが良いのか悪いのか、目の前のハードルを着実にこなしていく感じで進んで行きます。
この日も歩いているだけで頭から水が滴ってくるようなガスと風。
岩場などが濡れて滑りやすくなっていないことを祈りながら見えない世界をすすみます。
確かに情報通りアップダウンを繰り返しているのはわかるのですが全貌はやはり分からないので、何とも言えない感じですが…。
時々通過するコルや頭などのポイントでだいたいの進行具合を考え、コースタイムと比べて歩くのみ。
一瞬ガスが切れ急登が見えた時には逆に気持ちが滅入りました。
そして、苦手な登りを牛歩で進み、気づけばG5の表示これでアップダウンはだいぶ終わり、あとは五竜岳への登りのみかなという感覚だけで歩いていきます。
気づけばジグザグに高度を稼ぐ感じで登っており、想像よりはずっと早く道標があるポイントに到着。
まさか山頂というくらいだったのですが、そこは山頂への分岐。
しかしここまでくれば五竜山荘方面からの登山者も入りまじりあとはほんの2、3分。
景色が見えないだけにまったく気づきませんでしたが、思ったより早く五竜岳山頂に到着しました。
ここへ来るころには晴れるかなという希望を抱きながら歩いていましたが、結局はガスの中。
2回めの五竜岳でしたが、またしてもという感じでした。
そして山頂で休憩。
朝食も食べていなかったのでここでパンを食べ、ゆっくりとしたいところでしたが、天気が好転する様子もなくあまり長居してもという感じだったので先を急ぐことに。
五竜岳山荘目指して下山開始です。
まだまだガスの中で山荘もまったく見えませんが、淡々と下り山荘へ到着。
ここで荷物をおろしベンチをかり、天気が良くないのでこういうところでしかゆっくり休めないのでもう少し燃料補給ということでおやつを食べ、トイレを借り再出発。
ここで山荘下にお花畑がきれいに広がっていることに気づきカメラを取り出ししばし撮影。
改めて唐松岳頂上山荘へ向けて出発しました。
ここからは約2時間半。
前半かなり下っていくので後半の登りがかなり心配ですが淡々と進みます。
そして時折ガスが切れ景色が見えることもありましたが、相変わらずのガスでこーずの全貌も見えることなく、蓄積された疲れで肩も足もパンパンでなかなか足は進まず、登りになるとガクッとペースがおちるという繰り返しで、なんとか最後の難所牛首の鎖場までたどり着きました。
ここまで来たらあと少し。
何とか力を振り絞り唐松岳頂上山荘へ到着しました。
荷物を小屋前に置き、空身で山頂を往復。
小屋前のスペースで、あたたかいスープを作成し軽めの昼食。
アルファ米のごはんにお湯だけ投入し、下山途中の八方池で時間のめどが立ってからゆっくり休憩しようと思い、さっさと片付け下山開始。
この時点で予定より1時間以上早く到着しているので最終リフトの時間はまず問題なし。
まだまだ上がってくる人が多いのですれ違いに時間がかかったりもしますが、淡々と下り丸山、扇雪渓とポイントを過ぎ、ようやく下界(白馬の町)、遠見尾根が見えるようになってきました。
そして八方池が見えだした頃ようやく天気が良くなってきました。
といってもやはり山のほうはガスの中で山頂の様子をうかがうことはできませんでした。
そして、最後の休憩ポイント八方池に到着。
ここまで来たら観光客も多いですが、時間を早期にすることもなく、先ほどのごはんをゆっくり食べ、コーヒーをいれゆっくりと休憩しました。
このころには太陽の光もかなり強く降り注ぎ結果的にはこの1〜2時間でかなり焼けていました。
そして最後散策路を八方池山荘まで下山。
今回の縦走、無事終了です。
後はリフトとゴンドラを乗り継ぎ八方の麓まで。
途中のゴンドラ駅では、大好きな畦地梅太郎さんの展示をやっていたので少し覗いてポストカードを購入し、頑張った自分にご褒美ということで大満足。
麓では、白馬へ来たらおなじみの倉下の湯で汗と疲れを流し、さっぱりして家路につきました。
今回の縦走、急きょ決定した感はありましたが、歩き切った満足感はやはり素晴らしいものでした。
初日の登りでは本当にバテバテで先がどうなることかと思いましたが、何とか無事歩き切り、無事家に帰ることができたので本当に大満足です。
天気が良ければ本当に素晴らしい景色の中の稜線歩きができたかと思うと残念な気持ちもありますが、また天気の良い時にリベンジということで…。
八峰木レットは
ガスの中しか
通過したことが無いので
また、歩いてみたいな〜と思ってます。
この天気、羨ましい!!!
●raichouさん
たしかに八峰キレットのところだけは晴れてました
ただ稜線上ほとんどガスの中で見えなかったような
晴れていればほんと素晴らしい稜線だと思うので、私ももう一度歩いてみたいなぁっていう感じです
日にちは違うけど、後立山方面はなぜか雲がわいていましたね。
私も来年チャレンジしたい!詳細はまた詳しく聞かせてください!
●keronsさん
やっぱり
あんなに天気予報がよかったのに、なぜって感じだったんですが、なんか自分のいるところだけガスの中って感じがしてたんですよ
あの時も立山方面も槍穂の方も晴れてる感じでしたから
このコースについては、また分かる範囲でお話しますので、ぜひ
さすがに同じコースで3日間は無理ですが、裏銀座のほうだけでも何とかと思ってしまうのですが…
PS
別件ですがFacebook、今登録してもらってる方は全然使ってない方なのでもう片方で友達申請していますので、承認お願いします
ご無沙汰してます!
後立山いいですね!私もとても行ってみたいコースなんですが、八峰キレットを超えられるか不安に感じております。劔の眺めがすごそうですね。
それにしても3日で(しかも余裕の時間で)抜けられるとはさすがです。
7月の海の日に登山と全然関係ないですが白馬(下界)に友達と旅行に行って八方尾根の1つ目のリフトの上まで行きました。牛や畦地さんの絵みました。
●penko1110さん
ごぶさたしてます
ほんと、よかったですよ
天気が良ければもっということなかったのですが…
3日間は余裕というわけではなかったですが、ほぼ同じコースを2日間で歩いている人に二人も出会いましたよ
恐るべしです
あっ、そうそう
レコにアップできてないんですが、7月にスイスに行ってきました
観光とハイキング程度のあるツアーだったんですがね
ほんと何度も行きたい良い国ですね
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