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記録ID: 331814
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

[南アの巨人たち★1日目]広河原≫大樺沢≫間ノ岳≫熊ノ平

2013年08月14日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:05
距離
11.2km
登り
1,852m
下り
807m

コースタイム

6:30広河原
8:25二俣
10:44八本歯のコル
11:49北岳山荘(20分休憩)
13:43間ノ岳
15:35熊の平小屋

合計時間: 9時間5分
合計距離: 11.19km
累積標高(上り): 1936m
累積標高(下り): 876m
天候 はれ→くもり
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
毎日あるぺん号 竹橋22:40発→芦安2:50ころ着 4,500円
乗合タクシー+協力金 1,100円
広河原から北岳

久しぶりに来たな
2013年08月18日 06:32撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:32
広河原から北岳

久しぶりに来たな
二俣にて
北岳が圧倒してきます
2013年08月18日 15:59撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 15:59
二俣にて
北岳が圧倒してきます
お花畑が広がっています
2013年08月18日 06:30撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:30
お花畑が広がっています
バットレスを見上げながら登ります
2013年08月18日 06:29撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:29
バットレスを見上げながら登ります
暑くなるかと思いましたが、高地で風があり涼しかった。大樺沢の雪渓渡りはなくなってました
2013年08月18日 06:29撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:29
暑くなるかと思いましたが、高地で風があり涼しかった。大樺沢の雪渓渡りはなくなってました
バットレスに挑む(1)
2013年08月18日 06:28撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:28
バットレスに挑む(1)
バットレスに挑む(2)
2013年08月18日 06:28撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:28
バットレスに挑む(2)
八本歯のコルから間ノ岳

すでにガスが…
2013年08月18日 06:27撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:27
八本歯のコルから間ノ岳

すでにガスが…
ウスユキソウ
2013年08月18日 06:27撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:27
ウスユキソウ
タカネビランジ

八本歯のコルから咲いていました
2013年08月18日 16:00撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 16:00
タカネビランジ

八本歯のコルから咲いていました
バットレスに挑む(3)
2013年08月18日 06:20撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:20
バットレスに挑む(3)
北岳を見ただけになってしまいました。
間ノ岳方面へ巻きます
2013年08月18日 06:30撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:30
北岳を見ただけになってしまいました。
間ノ岳方面へ巻きます
このトラバース道はさすが。
お花畑が広がっていました
2013年08月18日 06:37撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:37
このトラバース道はさすが。
お花畑が広がっていました
北岳山荘


ここでガスにまかれてしまう
2013年08月18日 16:00撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 16:00
北岳山荘


ここでガスにまかれてしまう
写真はいきなり飛んでしまいます。

間ノ岳 右俣沢を見下ろす。
これだけでもデカさを感じます
2013年08月18日 06:36撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:36
写真はいきなり飛んでしまいます。

間ノ岳 右俣沢を見下ろす。
これだけでもデカさを感じます
歩いてきた稜線を振り返ります。
3000m稜線なのになんとも残念
2013年08月18日 16:01撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 16:01
歩いてきた稜線を振り返ります。
3000m稜線なのになんとも残念
ガスの中の間ノ岳山頂。

お団子標識健在です
2013年08月18日 06:51撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:51
ガスの中の間ノ岳山頂。

お団子標識健在です
大井川の源頭に立ちました。
そして静岡市葵区に入りました。
これから県境を行く!

2013年08月18日 06:49撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:49
大井川の源頭に立ちました。
そして静岡市葵区に入りました。
これから県境を行く!

間ノ岳のデカさったらありませんね。

でもガスのためその半分しか分からなかったかも
2013年08月18日 06:48撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:48
間ノ岳のデカさったらありませんね。

でもガスのためその半分しか分からなかったかも
三峰岳2999m
ちょっとしたピークのようですが、
仙塩尾根とのジャンクション。

ここから仙塩尾根です
2013年08月18日 06:45撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:45
三峰岳2999m
ちょっとしたピークのようですが、
仙塩尾根とのジャンクション。

ここから仙塩尾根です
農鳥小屋と西農鳥岳。
甲府盆地からのガスがおそう
2013年08月18日 06:44撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:44
農鳥小屋と西農鳥岳。
甲府盆地からのガスがおそう
最初は岩稜です

今度は伊那側からガスが上がる甲府盆地からのガスとミックスされて積乱雲が発達するのか?
大井川の最上流部の三国平が雷の巣であると、教えていただくのは3日目のことになります
2013年08月18日 06:43撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:43
最初は岩稜です

今度は伊那側からガスが上がる甲府盆地からのガスとミックスされて積乱雲が発達するのか?
大井川の最上流部の三国平が雷の巣であると、教えていただくのは3日目のことになります
その三国平にて。
熊の平小屋が見えてきました
2013年08月18日 06:58撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:58
その三国平にて。
熊の平小屋が見えてきました
熊の平小屋付近は
マルバタケブキ畑です
2013年08月18日 06:57撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:57
熊の平小屋付近は
マルバタケブキ畑です
熊の平小屋に到着しました!
趣きあります。

静岡市営です。
市街地からいちばん遠い建物でしょう
凄い
2013年08月18日 06:55撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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8/18 6:55
熊の平小屋に到着しました!
趣きあります。

静岡市営です。
市街地からいちばん遠い建物でしょう
凄い
夕方いちおうガスは消え、西農鳥岳が見えました。
でもきれいな夕景とまでは行きませんでした
2013年08月18日 06:54撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
8/18 6:54
夕方いちおうガスは消え、西農鳥岳が見えました。
でもきれいな夕景とまでは行きませんでした
撮影機器:

感想

[3泊4日南ア縦走]
いつかはやってみたいけれど、なかなかやれない。
そう思い込んでいただけかもしれない。
最初は以下のように2回に分けて考えていたけれど、
鳥倉へ行くアクセスが悪すぎるし効率が悪い。
(1)広河原〜間ノ岳〜塩見岳〜鳥倉と、
(2)鳥倉〜三伏〜小河内岳〜荒川三山〜赤石岳〜椹島
それでは一気に通してみたほうがいいだろう。
そういう結論に至ったわけです。
この結論まで無駄に時間がかかったな。
南アの巨人たちを訪ね、そこから何かを学び取る縦走のはじまりはじまり。


[1日目の巨人:間ノ岳]

猛暑から逃げ出す形で広河原に立った。すでに北岳が眼前にそびえている。まずはあそこに立つ。そういう気構えでいたのだが、予想以上に大樺沢ルートに手古摺ってしまう。一度登っているということもあり、今回は見ただけにしてしまう。
北岳山荘までのトラバースはお花畑の中を歩く。山荘に着いたころには甲府盆地からのガスにまかれてしまい、展望がなくなってしまった。3000mの稜線歩きの醍醐味を味わうことができなかったのは、やはり残念だ。そしてガスの中の間ノ岳山頂に立った。それは、静岡県の“角”の頂点に立ったということになる。そしてここから県境をなぞりながら、静岡市葵区内を4日に渡ってうろつくことになる。ガスの中でも間ノ岳の厖大さを少しだけ感じることができた。単独峰ではなく、北に北岳、南東に農鳥岳〜白根南峰、南西に仙塩尾根とこれらの連接点になっているからこそデカいのだろうか。となりの三峰岳に立ってみてそう思った。ここは間ノ岳の一部だろう。
ここからしばらくは岩稜、高度を下げて広い尾根道となっていった。今度は伊那方面からガスが上がってきている。甲府盆地からと伊那谷からのガスが交わるこの「三国平」辺りは雷の巣である。こう教えられたのは次の日のことである。なるほど。ガスのため明日の訪問先塩見岳どころか、初めての未知のエリアを見渡すことができなかったのは残念だった。また来なければならない。
熊の平小屋についたのは15:30ころ。北岳に寄らず正解だった。小屋前テラスからは展望があったならきれいな夕景が広がったことだろう。
小屋の食事、豚角煮をメインとしたおかずとお替りできるごはんと味噌汁。満足の夕食となった。消灯前に眠ってしまった。流星群は3日とも見ずじまいとなった。

[川とともに歩み、川を通じて山と人を思う]

かねてより、votti師匠には荒川岳に同行させてほしいとお願いしていました。

荒川だけじゃもったいないね→赤石も→そういえば塩見も行っていないな→ということで、いつの間にか壮大な計画となってしまいました。
夏のこととてめまぐるしく変化する気候、そしてアップダウンに富んだ長大な行程に体が耐えうるかどうか、などなど心配の種は尽きませんが、最後はとにかく行ってから考えようじゃないかといういつも通りの楽観主義(?)に背を押されて旅立ちました。

ルート説明については師匠によるもので十分意が尽くされていますので、私の方は歩きながら考えたこと、思いを巡らせたことを、「雑感」として少しずつ記していきたいと思います。

さて、初日は川と人との関わりについてです。

今回は、大井川の生涯のうち、誕生から壮年期まで寄り添う山旅となりました。
間ノ岳をはじめとする南アルプスの山々を源頭に持つこの川では、古来より漁業や林業などが行われてきました。
三伏峠を経てこの川を横断する伊那街道を通じて往来が盛んだったことも、大井川と人との関わりが長い歴史を持つことを雄弁に物語っています。

しかし、近年ではグローバル化の波の中で、海外の企業や資産家による水源地の買収が進みつつあります。
早晩、大井川源流域をはじめこの山域にもその流れが及ぶことは想像に難くありません。
北海道や長野県は条例によって一定の抑制をはかろうとしているようですが、つまるところ現にその地域の人々が自分の住む地域をどうしたいのかを考え、意思を明らかにしていかければならないのかなと思いました。

つらつらとそんなことを考えているうちに、道は三国平から高度を下げて樹林帯に入り、マルバダケブキのお花畑を経て、今宵の宿である熊ノ平に到着しました。
ほんの数十年くらい前まではここから大井川東俣に続く道があり、杣人や太公望の拠点である池ノ沢小屋も健在だったとか。

往時に思いを馳せつつ、今日の旅はここまでとします。

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