蛭ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,781m
- 下り
- 1,764m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天王寺尾根の下りは迷いやすいので要注意。 |
その他周辺情報 | 秦野・ほたる |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
|
感想
7月6日 晴れのち曇り
君津1925-2025綾瀬0310-0525塩水橋
塩水橋0615(35)0650本谷橋0655(20)0715 710m? 0720(60)0820 1,100m 0830(35)0905天王寺尾根分岐
0920(40)1000丹沢山1015(30)1045休憩舎1050(55)1145蛭ヶ岳1235(55)1330休憩舎1340(30)1410丹沢山
1425(1:55)1620本谷橋1625(20)1645塩水橋 (計8:15)
塩水橋1700-1800秦野1950-2115君津
海老名SAで朝食。厚木ICで降りて宮ヶ瀬湖経由で塩水橋へ。宮ヶ瀬湖から塩水橋までの道は車1台がやっとの狭い道だったが、幸い対向車は無かった。
0525塩水橋に到着。先着の車が2台路肩の広くなった場所に停めてあった。登山者かと思ったら渓流釣りの人だった。同じ場所に車を停め、準備をして0615出発。天気は快晴だ。気温19℃で涼しく爽やかだ。
今回は丹沢の最高峰・蛭ヶ岳に登るのが目的だ。塔ノ岳や丹沢山には何度も登っているが、百名山の丹沢山は丹沢山塊全体を指しており、その代表が丹沢山なのか最高峰の蛭ヶ岳なのか、意見が分かれている。このような場合、一般的には最高峰を百名山とする事が多い。那須の三本槍しかり、九重の中岳しかりである。今回は丹沢山経由で蛭ヶ岳に登るので、文句なしだ。
もう一つの山行目的が、最近購入した新兵器山道具のお試しだ。ハイドレーションパック、日除け付き帽子、イータパワーの3つである。
ハイドレーションパックは出発時から使用したが、歩きながらいつでも給水できるので便利だ。 バイトバルブは先端部分を軽く噛むと飲みやすい。
塩水橋からヤビツ峠方面に200m〜300mほど行くと、塩水林道が右に分岐しており、一般車通行止めのゲートがある。ゲート右側に人が通れる通路があるので、そこから林道に入る。林道は舗装されているが、傾斜がやや急だ。途中、右に分岐するが、これは堂平に行く道なのでそのまま直進する。塩水橋から35分ほどで本谷橋に到着。本谷橋は本谷川に架かる大きな吊り橋だった。ここから右に天王寺尾根の登山道が付いているはずだが、見あたらない。本谷橋をしばらく行き過ぎても見あたらない。GPSは空が狭いせいか位置が正確に検出できていない。戻ってみると 本谷橋手前の天王寺橋の袂に登山道入口があった。とても目立たない入口なので見逃してしまったようだ。このコースはあまり整備されていないようだ。
取り付きはいきなり急斜面で、喘ぎながら登る。鬱蒼とした森の中で風が通らず蒸し暑い。鹿の食害防止の柵が張り巡らされているが、登山道は概ね柵沿いの尾根を登るようになっている。
途中、柵を桟橋のような通路で乗り越える場所が2ヶ所あった。土の急斜面に木の根が張っていて歩きにくい。途中、ルートが不明瞭になるが、GPSで確認しながら登る。
樹林帯ながら陽差しが入るので、新兵器その2の日除け付き帽子を着用。というか、着脱式の日除けを帽子に取り付けた。去年の8月に聖と魚沼駒ヶ岳に登った際に、後頭部を強い陽差しに炙られ続けて参ってしまい、途中からタオルを帽子に挟んで日除けをした事があり、今回は着脱式の日除け帽を買ったのだ。妻からは「敗残兵みたい」と言われ、見た目はちょっと間抜けっぽいが、陽差しの中でも後頭部が涼しくて具合が良い。
ずっと誰にも会わなかったが、天王寺尾根分岐で休憩している時に1人年配の方が登って行った。今日は塩水橋から丹沢山往復とのことだった。
丹沢山の少し手前で宮ヶ瀬からの道と合流するが、この道は32年前に初めての山行の際に下った ルートだった。32年前といえば22才、懐かしい!
1000丹沢山山頂着。出発時は快晴だったが、尾根を登っている間に曇ってしまい、山頂からの展望は無し。時間が早いせいか、山頂には我々を含めて5〜6人しかいなかった。
寝不足なのでここで昼寝をしたい所だが、今回は蛭ヶ岳が主目的なので、気を取り直して出発 する。
丹沢山〜蛭ヶ岳間には不動ノ峰(1,614m)、棚沢ノ頭(1,600m)、鬼ヶ岩の頭(1,608m)などなどいくつものピークがあり、アップダウンの連続で寝不足の身体には堪える。
丹沢山から30分ほどのところに休憩舎があり、通常なら素通りするところだが、ここでも休んでしまった。
蛭ヶ岳が近づく頃にはガスが切れはじめた。蛭ヶ岳手前の登山道脇に鹿の死骸があり、異臭を放っていた。丹沢には鹿がたくさんいるが、人目に付く場所で死んでいるのは珍しい。
1145蛭ヶ岳(1,672.7m)に到着。丹沢山から1時間25分かかっているが、コースタイムは1時間20分なので、まあまあか。
蛭ヶ岳山頂は広く平坦な広場になっており、低めのテーブル兼ベンチが数基置かれている。
先着していた人にシャッターを押してもらい、ツーショットの記念写真を撮った。
それからビールで乾杯。蓄冷材と一緒にクーラーバッグに入れて来たので、冷え冷えだ。後半の行動と運転を考え、ノンアルコールビールのキリン・モルトスカッシュだが、身体に染み渡る。
昼食は「岳食」の「カレーうどん」だ。ここで第3の新兵器「イータパワー」の登場だ。イータパワーはプリムスが最近売り出した新しいバーナーシステムで、鍋底に熱効率を高めるための「ヒートエクスチェンジャー」という熱交換機を装着し、風防付きの専用バーナーと組み合わせ て使うもので、お湯が早く沸かせ、燃料消費も従来の半分という優れものだ。1箸凌紊2分30秒で沸き、2人前の食事を1日3食5日分作って、ガスカートリッジは250g1缶で足りるという広告がヤマケイに出ていた。欠点は鍋の中にバーナーや風防を収納するので、他のコッヘルが入れ子に出来ないことと、鍋を上げないと炎が見えないので、火力調節が難しいことだ。
実戦は今回が初めてだが、組立は簡単で、なるほどお湯の沸くのがすごく早い。
「岳食/カレーうどん」も三輪そうめん製なので、さすがにシコシコ・ツルツルで食感が良くとても美味しい。値段は\430とかなりお高いが、カップめんとは次元の違う美味しさだ。
食後はお昼寝をしたいところだが、そうもいかないので、1235下山開始。
アップダウンがほぼ同じ割合なので、復路も往路とおなじ1時間25分掛かって1410に丹沢山に到着した。丹沢山山頂には誰もいなかった。賑わうのは塔ノ岳までか?
ハイドレーションパックはいつでも飲めてしまうので、消費量が多いと思ったが、いっぺんにたくさんは飲めないので、休憩毎に水筒で飲むのと消費量はあまり変わらないようだ。
丹沢山に着く前に持ってきた水2人合わせて3箸鬚垢戮動んでしまったので、みやま山荘で500ccのペットボトル入りの水を1本買った。\300もしたが、冷蔵庫で冷たく冷やされていてとても美味しい。
天王寺尾根の下りは迷いやすいので、GPSをこまめにチェックしながら下った。ネットの山行記録にも道迷いしたとの記事があり、先週登った桂さんも下山時に1時間もロスしたとのことだった。気を付けていたが、それでも一瞬1筋違う小尾根に迷い込みかけてしまった。なんとなく雰囲気がおかしいのでGPSを見るとルートから逸れていた。1分ほどのロスで済んだので事なきを得たが、登山道がはっきりしないのが原因だ。このコースは蛭ヶ岳への最短ルートだが、 あまり整備されていないようだ。今回は雪道以外でもGPSが役に立つ事が判った。「持ってて良かったGPS」である。
1620本谷橋着。そこから林道を20分歩いて塩水橋に到着した。
塩水橋から蛭ヶ岳往復は、登り4時間35分、下り3時間40分。距離18km、累積標高差3,600mの、 日帰りにはとってもタフなコースだったが、丹沢最高峰の蛭ヶ岳に登る事ができて満足だ。
帰りはヤビツ峠経由とし、護摩屋敷の名水を汲んで家へのお土産とした。
秦野の東海大近くの温泉「ほたる」で汗を流し、近くで夕食を食べた。
帰りは東名、保土ヶ谷バイパス、首都高ともに渋滞なく、2115に我が家に着いた。
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