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Yamareco

記録ID: 3347456
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

【北ア】扇沢(柏原新道)から行く鹿島槍ヶ岳+八峰キレット

2021年07月17日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
09:00
距離
28.2km
登り
3,231m
下り
3,207m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:04
休憩
1:54
合計
9:58
距離 28.2km 登り 3,265m 下り 3,235m
6:14
6:18
28
6:45
15
7:00
7:02
15
7:17
28
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7:48
8
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8:05
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8:27
8
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5
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9:15
25
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9:55
36
10:30
10:39
5
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11:00
6
11:06
11:13
27
11:40
11:56
18
12:13
12:42
16
12:58
20
13:22
9
13:31
20
13:51
12
14:03
8
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14:28
9
14:37
14:38
11
14:49
17
15:06
15:08
2
天候 天気: 晴れ
気温: 朝5:30な柏原新道登山口で14℃、正午頃の鹿島槍ヶ岳山頂で20℃
風: 南西のそよ風
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大町アルペンラインは全行程片側1車線の快走路で車を走らせるのに何の支障も無い。強いていえば脇をハイカーが歩いていることが多いので接触などに注意すること位。

駐車場については、柏原新道登山口から橋を扇沢方面に渡ってすぐにある無料駐車場は、朝の5:00の時点で満車だったため、その先300m程の谷側にも無料駐車場があったので、ここに駐車。この時点の埋まり具合は7割位であった。
コース状況/
危険箇所等
柏原新道登山口に登山届ポスト有り。なお、夏山シーズンということで、臨時の登山相談所が登山口に開設されていた。期間はこの日から当分の間ということだった。

柏原新道を種池山荘まで標高差1100mの行程は、整備が行き届いており何の支障も無く素晴らしい。特に手間暇かけて敷き詰められた石畳は歩きやすくて有り難かった。上部に行くと谷筋に2箇所雪渓があるが、短いし平場が形成されていたため注意して渡れば問題なかった。

種池山荘から先、爺ヶ岳の上りからはガレ場ではあるが、キツイ傾斜ではないので割と楽に登れる。その間、景色がよく見えるので最高の気分を味わいながら歩ける序盤のハイライト。なお、爺ヶ岳南峰や中峰はそれぞれ山頂を経由せずに巻いて行ける道も設けられている。

爺ヶ岳を過ぎると。冷池山荘までは下り基調の道で、樹林帯まで下ることになる。また、冷乗越の前後はザレているので下りの際は滑って転ばないように注意が必要。

その先、再び絶景の稜線歩きとなるが、布引山と鹿島槍ヶ岳南峰への2箇所が、ガレガレ足場の急登となる。上り方向はまだいいが、下り方向の際は足場が不安定となりやすいので注意したい。

鹿島槍ヶ岳南峰から先はこれまでの快適な登山道とは一変し、岩場主体の荒々しい登山道となる。ヘルメットの装着を推奨。鹿島槍ヶ岳の南峰と北峰を繋ぐ吊尾根は、壁状の岩場を通過する部分もあるため、手も積極的に使って体の安定を確保しながら通過したい。北峰へはガレガレの道をジグザグと上る登山道となる。

鹿島槍ヶ岳北峰の基部から八峰キレットへ分岐していく道は、最初は北峰を巻いて下る穏やかな登山道だが、やがて壁状の岩場を急降下する場面が連続するようになり、足場が極端に狭くなる箇所もある。その先、キレット小屋の手前が八峰キレットの核心部となるが、ハシゴや鎖などが豊富なため慎重に行けば大丈夫だった。ただし足場は極端に狭いので、雨などで濡れていたら要注意というか通らないほうがいいと感じた。



その他周辺情報 北アルプス北部のメジャーな地域であり、且つ、市街地からあまり離れていない為、あらゆる場面で困るようなことはない。
駐車場の争奪戦になんとか間に合い、こちらからハイクスタート。本日から臨時の登山相談所も開設されていた。
2021年07月17日 05:32撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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駐車場の争奪戦になんとか間に合い、こちらからハイクスタート。本日から臨時の登山相談所も開設されていた。
序盤から時折視界が開けて絶景が広がる。左から蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳の様子。
2021年07月17日 06:09撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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序盤から時折視界が開けて絶景が広がる。左から蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳の様子。
眼下に扇沢駅の様子。
2021年07月17日 06:11撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
7/17 6:11
眼下に扇沢駅の様子。
はるか頭上の稜線にはこれから向かう種池山荘も見える。
2021年07月17日 06:22撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
7/17 6:22
はるか頭上の稜線にはこれから向かう種池山荘も見える。
柏原新道は整備が行き届いており、この石畳の道が最高に歩きやすい。有り難く快調に歩いて行く。
2021年07月17日 06:44撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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柏原新道は整備が行き届いており、この石畳の道が最高に歩きやすい。有り難く快調に歩いて行く。
途中、谷筋に2箇所程こんな感じの雪渓を横切るが、足場がしっかりしていて何の問題もなく通過。滑り止めもいらない。
2021年07月17日 07:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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途中、谷筋に2箇所程こんな感じの雪渓を横切るが、足場がしっかりしていて何の問題もなく通過。滑り止めもいらない。
種池山荘が近づいてくると、コバイケイソウの大群落が広がっていた。
2021年07月17日 07:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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種池山荘が近づいてくると、コバイケイソウの大群落が広がっていた。
針ノ木雪渓の様子。まだまだたくさんの雪があるように見える。
2021年07月17日 07:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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針ノ木雪渓の様子。まだまだたくさんの雪があるように見える。
種池山荘に到着。絶賛営業中。休憩せずに通過。
2021年07月17日 07:17撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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種池山荘に到着。絶賛営業中。休憩せずに通過。
爺ヶ岳に向かう稜線。申し分ない天気にテンションはうなぎ上り。
2021年07月17日 07:20撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 7:20
爺ヶ岳に向かう稜線。申し分ない天気にテンションはうなぎ上り。
少し登ると立山連峰の山並みが種池山荘とのコラボレーションで広がる。素晴らしく絵になる風景。
2021年07月17日 07:22撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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少し登ると立山連峰の山並みが種池山荘とのコラボレーションで広がる。素晴らしく絵になる風景。
北側にはこれから向かう鹿島槍ヶ岳の素晴らしい勇姿が。今回はいい日に当たり、絶景を堪能しながらのハイクになりそうだ。
2021年07月17日 07:23撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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北側にはこれから向かう鹿島槍ヶ岳の素晴らしい勇姿が。今回はいい日に当たり、絶景を堪能しながらのハイクになりそうだ。
突然目の前にライチョウが登場。踏み潰しそうになるくらいの至近距離に現れたので思わずアッ!と声を上げてしまう。
2021年07月17日 07:34撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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突然目の前にライチョウが登場。踏み潰しそうになるくらいの至近距離に現れたので思わずアッ!と声を上げてしまう。
快適に登って最初のピーク爺ヶ岳南峰に到着!標高2660m。鹿島槍ヶ岳に続く稜線が気持ちよさそう。
2021年07月17日 07:44撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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快適に登って最初のピーク爺ヶ岳南峰に到着!標高2660m。鹿島槍ヶ岳に続く稜線が気持ちよさそう。
ここからは360°の大展望が広がり、しばしその眺望を堪能する。槍穂高連峰もよどみなくくっきりと見える。
2021年07月17日 07:45撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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ここからは360°の大展望が広がり、しばしその眺望を堪能する。槍穂高連峰もよどみなくくっきりと見える。
眼下に広大な安曇野、その向こうには八ヶ岳連峰、更に奥の富士山までクッキリと見渡せる。夏場にこれだけ空気が澄んでいるのも珍しい。
2021年07月17日 07:46撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 7:46
眼下に広大な安曇野、その向こうには八ヶ岳連峰、更に奥の富士山までクッキリと見渡せる。夏場にこれだけ空気が澄んでいるのも珍しい。
砂礫地にはコマクサの群落もあった。さすが高山植物の女王!美しい!
2021年07月17日 07:49撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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砂礫地にはコマクサの群落もあった。さすが高山植物の女王!美しい!
景色だけでなく、色とりどりの花も目を楽しませてくれる。先に進むのがもったいなく感じる。
2021年07月17日 07:54撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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景色だけでなく、色とりどりの花も目を楽しませてくれる。先に進むのがもったいなく感じる。
爺ヶ岳中峰に到着。標高2670m。ここでも存分に360°の眺望を堪能する。
2021年07月17日 07:56撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 7:56
爺ヶ岳中峰に到着。標高2670m。ここでも存分に360°の眺望を堪能する。
剱岳の荒々しい勇姿。各窓の雪渓はまだまだタップリの雪が。
2021年07月17日 08:09撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 8:09
剱岳の荒々しい勇姿。各窓の雪渓はまだまだタップリの雪が。
冷池山荘付近の鞍部には長野県側からひっきりなしにガスが流れ込んでくるが、それもやがて落ち着いてきた。
2021年07月17日 08:09撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
7/17 8:09
冷池山荘付近の鞍部には長野県側からひっきりなしにガスが流れ込んでくるが、それもやがて落ち着いてきた。
立山の素晴らしい山並み。夏本番が始まったばかりとはいえ、大量の雪が残る。
2021年07月17日 08:14撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 8:14
立山の素晴らしい山並み。夏本番が始まったばかりとはいえ、大量の雪が残る。
冷池山荘に、布引山、それに鹿島槍ヶ岳の三重奏。空の青に、山の緑、雪の白、そして山荘の赤い屋根。素晴らしいコントラストにただひたすら感動的。
2021年07月17日 08:26撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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冷池山荘に、布引山、それに鹿島槍ヶ岳の三重奏。空の青に、山の緑、雪の白、そして山荘の赤い屋根。素晴らしいコントラストにただひたすら感動的。
ザレ場を下っていくと冷乗越に到着。ここで赤岩尾根からの道が合流する。
2021年07月17日 08:28撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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ザレ場を下っていくと冷乗越に到着。ここで赤岩尾根からの道が合流する。
赤岩尾根が見える。見るからに急登だが、ハイカーの悲しい性か、厳しそうな登山道を見ると行ってみたくなる。
2021年07月17日 08:29撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 8:29
赤岩尾根が見える。見るからに急登だが、ハイカーの悲しい性か、厳しそうな登山道を見ると行ってみたくなる。
冷池山荘に到着。絶賛営業中。特に用事もないので立ち寄らず通過する。
2021年07月17日 08:35撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 8:35
冷池山荘に到着。絶賛営業中。特に用事もないので立ち寄らず通過する。
少し登ったテン場付近からの冷池山荘。テン場から山荘のトイレまでがご覧の位置関係にあるので、夜のトイレはちょっと大変な感じ。
2021年07月17日 08:39撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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少し登ったテン場付近からの冷池山荘。テン場から山荘のトイレまでがご覧の位置関係にあるので、夜のトイレはちょっと大変な感じ。
布引山とともに鹿島槍ヶ岳もかなり近づいてきた。ガスの流れ込みはだいぶん少なくなってきた。頑張って進む。
2021年07月17日 08:44撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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布引山とともに鹿島槍ヶ岳もかなり近づいてきた。ガスの流れ込みはだいぶん少なくなってきた。頑張って進む。
トレイルの両脇には花の応援付き
2021年07月17日 08:52撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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トレイルの両脇には花の応援付き
剱岳の三ノ窓、小窓に聳える雪渓。これらは日本では貴重な氷河として認定されている。
2021年07月17日 08:55撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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剱岳の三ノ窓、小窓に聳える雪渓。これらは日本では貴重な氷河として認定されている。
立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)、真砂岳、別山。雄山の直下に見える御前沢雪渓と、富士ノ折立と真砂岳の間に見える内蔵助カールの雪渓も氷河だ。すごすぎるぞ立山連峰!
2021年07月17日 08:55撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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立山(雄山、大汝山、富士ノ折立)、真砂岳、別山。雄山の直下に見える御前沢雪渓と、富士ノ折立と真砂岳の間に見える内蔵助カールの雪渓も氷河だ。すごすぎるぞ立山連峰!
布引山へ向かう急登のトレイル。大変ではあるが、苦しみよりもこの美しいトレイルを歩ける喜びのほうが大きい。
2021年07月17日 08:56撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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布引山へ向かう急登のトレイル。大変ではあるが、苦しみよりもこの美しいトレイルを歩ける喜びのほうが大きい。
布引山山頂に到着。標高2683m。その先には一段と迫力をもって聳える鹿島槍ヶ岳の勇姿が!
2021年07月17日 09:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 9:15
布引山山頂に到着。標高2683m。その先には一段と迫力をもって聳える鹿島槍ヶ岳の勇姿が!
鮮やかな色の花も多い。
2021年07月17日 09:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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鮮やかな色の花も多い。
鹿島槍ヶ岳南峰に続くトレイルもガレ場の急登。それでもこのようなトレイルは大好物なので喜んで登る。
2021年07月17日 09:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 9:16
鹿島槍ヶ岳南峰に続くトレイルもガレ場の急登。それでもこのようなトレイルは大好物なので喜んで登る。
横に目を向ければ常にこの絶景。
2021年07月17日 09:17撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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横に目を向ければ常にこの絶景。
豊富な種類の花が咲き誇る。険しくも美しいトレイル!
2021年07月17日 09:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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豊富な種類の花が咲き誇る。険しくも美しいトレイル!
トレイルの脇で再びライチョウが出迎えてくれた。
2021年07月17日 09:22撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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トレイルの脇で再びライチョウが出迎えてくれた。
近くにはオスのライチョウも。
2021年07月17日 09:23撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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近くにはオスのライチョウも。
真っ青な空に向かってもうひと頑張り!
2021年07月17日 09:27撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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真っ青な空に向かってもうひと頑張り!
鹿島槍ヶ岳南峰に到着。標高2889m。居合わせたハイカーみんなが喜びの表情に満ちている様子が印象的だ。自分もこの素晴らしい絶景をタップリと堪能する。
2021年07月17日 09:45撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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鹿島槍ヶ岳南峰に到着。標高2889m。居合わせたハイカーみんなが喜びの表情に満ちている様子が印象的だ。自分もこの素晴らしい絶景をタップリと堪能する。
遠くに聳える前穂高岳、奥穂高岳、槍ヶ岳の勇姿群。
2021年07月17日 09:46撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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遠くに聳える前穂高岳、奥穂高岳、槍ヶ岳の勇姿群。
剱岳の勇姿。長〜い三ノ窓氷河に右には小窓氷河。大自然の造形美。
2021年07月17日 09:47撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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剱岳の勇姿。長〜い三ノ窓氷河に右には小窓氷河。大自然の造形美。
残雪豊富な立山連峰。もう真夏ですよ!
2021年07月17日 09:47撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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残雪豊富な立山連峰。もう真夏ですよ!
北側には手前に五龍岳とそのはるか奥には旭岳、白馬岳、小蓮華山などの北アルプス最北部の山並みが目立つ。
2021年07月17日 09:47撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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北側には手前に五龍岳とそのはるか奥には旭岳、白馬岳、小蓮華山などの北アルプス最北部の山並みが目立つ。
北方向に鹿島槍ヶ岳北峰や八峰キレット方面の眺望。これまでと違って険しい山並みだ。ここからは帽子をヘルメットに替えて進んで行く。
2021年07月17日 09:57撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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北方向に鹿島槍ヶ岳北峰や八峰キレット方面の眺望。これまでと違って険しい山並みだ。ここからは帽子をヘルメットに替えて進んで行く。
やや険しい吊尾根を通過し、鹿島槍ヶ岳北峰の基部で五竜、八峰キレット方面への分岐。まずは八峰キレットの調査に向かう。
2021年07月17日 10:08撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 10:08
やや険しい吊尾根を通過し、鹿島槍ヶ岳北峰の基部で五竜、八峰キレット方面への分岐。まずは八峰キレットの調査に向かう。
分岐からの序盤は北峰をトラバースする緩やかな勾配の道だが...
2021年07月17日 10:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
7/17 10:15
分岐からの序盤は北峰をトラバースする緩やかな勾配の道だが...
やがて八峰キレットに向けて壁状の岩道を急降下する。カナリ緊張する場面もある。
2021年07月17日 10:27撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 10:27
やがて八峰キレットに向けて壁状の岩道を急降下する。カナリ緊張する場面もある。
道中、ペイントもあるがどこを進めば良いか迷う場面もあるため周りをよく見て進む必要があった。また、落石や滑落を起こさないように慎重にゆっくりと。
2021年07月17日 10:27撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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道中、ペイントもあるがどこを進めば良いか迷う場面もあるため周りをよく見て進む必要があった。また、落石や滑落を起こさないように慎重にゆっくりと。
前方の岩が斜めに走っているところが八峰キレットの核心部。
2021年07月17日 10:33撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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前方の岩が斜めに走っているところが八峰キレットの核心部。
足場が極端に狭く、どこに足を置いていいか迷うような場所には鎖などの補助具もある。
2021年07月17日 10:36撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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足場が極端に狭く、どこに足を置いていいか迷うような場所には鎖などの補助具もある。
キレット核心部。鎖やハシゴが充実しているため、特段難しくは感じなかったが、下はスッパリ切れ落ちているため、高度感はある。
2021年07月17日 10:37撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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キレット核心部。鎖やハシゴが充実しているため、特段難しくは感じなかったが、下はスッパリ切れ落ちているため、高度感はある。
高度感を感じる場所。
2021年07月17日 10:38撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 10:38
高度感を感じる場所。
この日は天気が良く、乾いた路面だったので足を滑らせるようなことはなかったが、これが雨だったりすると難易度が跳ね上がることは想像に難くない。
2021年07月17日 10:38撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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この日は天気が良く、乾いた路面だったので足を滑らせるようなことはなかったが、これが雨だったりすると難易度が跳ね上がることは想像に難くない。
キレットの隙間から谷底の眺望。
2021年07月17日 10:40撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 10:40
キレットの隙間から谷底の眺望。
足場が狭い断崖路が続く。鎖があるので安心感はある。
2021年07月17日 10:40撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 10:40
足場が狭い断崖路が続く。鎖があるので安心感はある。
巨大な岩の断崖を進む。
2021年07月17日 10:43撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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巨大な岩の断崖を進む。
終盤に差し掛かる。
2021年07月17日 10:44撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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終盤に差し掛かる。
突如として真下に近い角度でキレット小屋が姿を現す。
2021年07月17日 10:46撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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突如として真下に近い角度でキレット小屋が姿を現す。
八峰キレット小屋に到着。この日から営業開始。スタッフの方は来たるお客様のため掃除に余念がなかった。それにしても立地がすごい。
2021年07月17日 10:48撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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八峰キレット小屋に到着。この日から営業開始。スタッフの方は来たるお客様のため掃除に余念がなかった。それにしても立地がすごい。
お客は自分ひとり。テラスで絶景を見ながら軽食とコーヒーで贅沢な時間を堪能した。
2021年07月17日 10:58撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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お客は自分ひとり。テラスで絶景を見ながら軽食とコーヒーで贅沢な時間を堪能した。
再びキレットを通って鹿島槍ヶ岳方面に戻る。
2021年07月17日 11:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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再びキレットを通って鹿島槍ヶ岳方面に戻る。
復路は、はるか頭上に見える鹿島槍ヶ岳まで標高差400mを壁のような岩場を交えながら登り返すことになる。
2021年07月17日 11:04撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 11:04
復路は、はるか頭上に見える鹿島槍ヶ岳まで標高差400mを壁のような岩場を交えながら登り返すことになる。
再びキレット核心部を通過。
2021年07月17日 11:05撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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再びキレット核心部を通過。
キレット核心部を過ぎると、壁のような角度を往路とは逆に登ることになる。降りるのと違って登りは幾分気が楽なのだが、その分心肺が悲鳴を上げる。
2021年07月17日 11:09撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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キレット核心部を過ぎると、壁のような角度を往路とは逆に登ることになる。降りるのと違って登りは幾分気が楽なのだが、その分心肺が悲鳴を上げる。
ヒイヒイ言いながら吊尾根付近まで無事に戻ってきた。せっかくなので鹿島槍ヶ岳北峰にも寄ることにする。
2021年07月17日 11:38撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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ヒイヒイ言いながら吊尾根付近まで無事に戻ってきた。せっかくなので鹿島槍ヶ岳北峰にも寄ることにする。
すぐに鹿島槍ヶ岳北峰に到着。標高2842m。南峰と同様に素晴らしい絶景が広がる。
2021年07月17日 11:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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すぐに鹿島槍ヶ岳北峰に到着。標高2842m。南峰と同様に素晴らしい絶景が広がる。
北峰から見る鹿島槍ヶ岳南峰。吊尾根から続くひと筋のトレイルがたまらない。
2021年07月17日 11:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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北峰から見る鹿島槍ヶ岳南峰。吊尾根から続くひと筋のトレイルがたまらない。
鹿島槍ヶ岳から北東方向にカクネ里雪渓の全貌が見えた。これも氷河認定されている雪渓だ。この雪渓の下には厚さ数十メートルの氷体が存在する。
2021年07月17日 11:52撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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鹿島槍ヶ岳から北東方向にカクネ里雪渓の全貌が見えた。これも氷河認定されている雪渓だ。この雪渓の下には厚さ数十メートルの氷体が存在する。
遥か彼方には北アルプス最深部の山並みが見える。いちばん高いのは水晶岳か。
2021年07月17日 11:54撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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遥か彼方には北アルプス最深部の山並みが見える。いちばん高いのは水晶岳か。
北アルプス最深部の山並みその2。どれがどれだかわからん。
2021年07月17日 11:54撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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北アルプス最深部の山並みその2。どれがどれだかわからん。
剱岳。しつこいくらい眺める。
2021年07月17日 11:55撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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剱岳。しつこいくらい眺める。
鹿島槍ヶ岳南峰に戻ってきて、軽食とタバコで優雅に眺望を堪能する。
2021年07月17日 12:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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鹿島槍ヶ岳南峰に戻ってきて、軽食とタバコで優雅に眺望を堪能する。
これから戻る爺ヶ岳に続く長大なトレイル。稜線に刻まれたひと筋のトレイルは大好物過ぎて、そこに至る道がどんなに険しくとも向かいたくなる。
2021年07月17日 12:38撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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これから戻る爺ヶ岳に続く長大なトレイル。稜線に刻まれたひと筋のトレイルは大好物過ぎて、そこに至る道がどんなに険しくとも向かいたくなる。
はるか北方には頸城の山々。雨飾山かな?
2021年07月17日 12:39撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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はるか北方には頸城の山々。雨飾山かな?
頸城の山々その2。この辺りの山はよくわかっていないのだが、なかなか雄大で登ってみたい意欲をそそられる。
2021年07月17日 12:39撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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頸城の山々その2。この辺りの山はよくわかっていないのだが、なかなか雄大で登ってみたい意欲をそそられる。
布引山を過ぎたところまで戻ってきた。名残惜しくて何度も振り返る。
2021年07月17日 13:13撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 13:13
布引山を過ぎたところまで戻ってきた。名残惜しくて何度も振り返る。
爺ヶ岳への稜線。富山側はなだらかで、長野側はスッパリ切れ落ちているという、後立山独特の地形。
2021年07月17日 13:39撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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爺ヶ岳への稜線。富山側はなだらかで、長野側はスッパリ切れ落ちているという、後立山独特の地形。
名残惜しい鹿島槍ヶ岳とその下にポツンと一軒家な冷池山荘。
2021年07月17日 13:54撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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名残惜しい鹿島槍ヶ岳とその下にポツンと一軒家な冷池山荘。
復路は疲れているので、爺ヶ岳の各ピークには寄らず、全てトラバースするルートを利用した。
2021年07月17日 14:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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復路は疲れているので、爺ヶ岳の各ピークには寄らず、全てトラバースするルートを利用した。
爺ヶ岳南峰に付けられた最後の登り返し。疲れた体には堪えるが、名残惜しい気もする。
2021年07月17日 14:06撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 14:06
爺ヶ岳南峰に付けられた最後の登り返し。疲れた体には堪えるが、名残惜しい気もする。
コマクサの群生地。見た目の可憐さとは裏腹に厳しい環境に育つたくましさがある。
2021年07月17日 14:08撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 14:08
コマクサの群生地。見た目の可憐さとは裏腹に厳しい環境に育つたくましさがある。
爺ヶ岳南峰を過ぎると、鹿島槍ヶ岳とはお別れとなる。天気が1日を通して良くて、とても満足度の高いハイクとなった。さらば鹿島槍ヶ岳!また来るよ!
2021年07月17日 14:21撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 14:21
爺ヶ岳南峰を過ぎると、鹿島槍ヶ岳とはお別れとなる。天気が1日を通して良くて、とても満足度の高いハイクとなった。さらば鹿島槍ヶ岳!また来るよ!
剱・立山ともここでお別れ。名残惜しい。
2021年07月17日 14:21撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 14:21
剱・立山ともここでお別れ。名残惜しい。
針ノ木岳とスバリ岳には、この後もしばらく付き合ってもらえる。
2021年07月17日 14:41撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 14:41
針ノ木岳とスバリ岳には、この後もしばらく付き合ってもらえる。
無事下山。久しぶりに完璧な天候のもと、存分にハイクができ、疲れたが大大大満足だった。
2021年07月17日 15:32撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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7/17 15:32
無事下山。久しぶりに完璧な天候のもと、存分にハイクができ、疲れたが大大大満足だった。
撮影機器:

感想

鹿島槍ヶ岳へは過去に行ったことがあるのだが、今回はオプションとして、その先の八峰キレットもセットで訪れることにした。八峰キレットを折り返し地点とし、単純に往復日帰りするような奇特なハイカーは稀だとは思うが、1日に2回、しかも双方向からキレットを歩けるということは、キレット入門にはちょうど良いと思い、訪れてみることにした。

往復してみて感じたことは、鹿島槍ヶ岳から向かう場合は岩場を急降下する場面が主体となるため、心肺はそれほど酷使はされないが、岩場を安定的に通過できる技術が必要だという点と、反対の五龍岳から向かう場合は、壁状の岩場をよじ登るため手足の筋力や特に心肺に大きく負担がかかるという点だ。個人的には核心部よりもこれらのことのほうが印象深かった。もちろん核心部の鎖場やハシゴが連続する場面を緊張感を持って臨まなくてはならないのは言うまでもない。

八峰キレットが主体となった感のある今回のハイクだったが、爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳への道程では、天候に恵まれて実に素晴らしかった。種池山荘から先は常に360°の眺望が得られたことに加え、各種の高山植物やライチョウなどの野生動物との出会いもあり、今回はあまり先を急がず各所でタップリと時間を取って、心ゆくまで堪能できた。

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コメント

コメント失礼します!
私も今シーズン八峰キレットを含む縦走を考えていたのでとても参考になりました😊
慎重に要注意で☝️
写真とコメントを見てるとドキドキゾワゾワしますね💦
2021/7/18 21:56
コメントありがとうございます!
キレットですが、鹿島槍→五竜、五竜→鹿島槍か、どちらから向かうにしても一長一短ありますから、参考になれば幸いです! 健闘を祈る!
2021/7/19 21:27
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