柏原新道から爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳縦走（扇沢〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜五竜岳〜遠見尾根）

2013年08月14日(水) ~ 2013年08月16日(金)

• GPS: 47:22
• 距離: 24.9km
• 登り: 2,869m
• 下り: 2,756m

コースタイム

8月14日（水）
07:04-07:35 神城-信濃大町（JR大糸線）
08:00-08:04 信濃大町-扇沢（アルピコ交通）
08:50 柏原新道登山口
09:45 ケルン
10:55 水平道
11:40 種池山荘（休憩20分）
12:40 爺ヶ岳南峰
13:00 爺ヶ岳中峰
13:50 冷乗越
14:00 冷池山荘（テント泊の受付後、テン場へ移動）

8月15日（木）
05:35 冷池山荘　テン場
06:20 布引山
07:10 鹿島槍ヶ岳　南峰（10分休憩）
07:55 鹿島槍ヶ岳　北峰
09:05 キレット小屋（20分休憩）
10:20 口ノ沢のコル
10:40 北尾根の頭
11:50 G5
12:30 五竜岳
13:20 五竜山荘テン場

8月16日（金）
05:30 五竜山荘テン場
06:20 西遠見山
06:40 大遠見山
07:05 中遠見山
07:20 小遠見山
08:05 アルプス展望リフト終点（お花畑を見ながら徒歩でアルプス平へ）
08:25 アルプス平

天候

3日間ともに晴れ！
2日目（8/15のPM2:00頃から2時間程度雨が降りました。）

夕日、朝日共に全て見れました。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

安曇野ICより、北アルプスパノラマロード⇒R148号で
白馬五竜スキー場の麓の駐車場に駐車。

8/14の朝5:00の時点で駐車場はガラガラ。穴場だと思います。
電車＋バスで向かった扇沢は満車。

自分は帰りは公共交通機関を利用したくない（疲れているし、早く温泉に入りたい）
事と、駐車場の心配があったため、
白馬五竜に止め、電車＋バスで扇沢に移動しました。

JR神城⇒JR信濃大町（YAHOO路線等で電車時間を確認ください）

信濃大町⇒扇沢
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/ogizawa/

コース状況／危険箇所等

【柏原新道〜種池山荘】
・歩きやすい登山道です。
・モミジ坂はそれなりに急坂です。
・腰を下ろして休める場所が少ないように感じました。
　（種池山荘までは辛抱ですね）
・一箇所雪渓をトラバースしますが、ステップが有り、特に危険ではありません。

【種池山荘〜爺ヶ岳〜冷池山荘】
・種池山荘からは爺ヶ岳を正面に望み、左手に鹿島槍を望める。
・爺ヶ岳南峰・中峰は山頂に立つことができる。
　北峰はかすめていきます（山頂の標識は無い？）。

【冷池山荘】
・山荘からテン場へは鹿島槍方面へ10分程度登ります。
・水は\150/リットルで山荘で買えます。
　トイレはテン場には無いので、山荘へ行かなければなりません。
・14:00時点で平地のテン場は無く、少し斜めの場所にテントを張りました。

【冷池山荘〜鹿島槍　南峰】
・長い登りが続きます。
・足場がしっかりしているので、時間はかかりますが、意外と登りやすかったです。

【鹿島槍　南峰〜北峰〜キレット小屋】
・南峰から北峰への縦走路から険しい岩場が続きます。
・ペイントと足場をしっかり見ていけば大丈夫です。
・北峰から八峰キレット、キレット小屋へのコースタイムは
　だいぶ多めに見ていると感じました。
・鎖や梯子がありますが、三点支持でいけば基本的に問題無いと思います。

【キレット小屋】
・剣岳の三の窓の氷河が綺麗に見えました。

【キレット小屋〜五竜岳】
・所々に鎖場があるが、G5を過ぎるまでは比較的歩きやすい。
・G5から五竜岳までの登りが鹿島槍からの縦走路で最も疲れました。
・砂地の登り坂は足を踏ん張らないといけないので疲れます。

【五竜岳〜五竜山荘】
・意外と険しいです。鎖場あり。

【五竜山荘テン場】
・水は\100/リットルで買えます。
・13:30時点でテン場は半分以上空いていましたが、
　1時間後は8割り以上埋まりました。
　遅くなると、平地の場所が無くなります。

【五竜山荘〜遠見尾根〜アルプス平】
・西遠見山までは、鎖場や急な坂が続きます。
・西遠見山からは細い登山道で、朝露でぬれた笹でズボンがびしょ濡れ
　になりました。早朝通過する方はご注意を。
・テレキャビンの運行開始が8:15の場合があります。
　ホームページで確認される事をオススメします。

http://www.hakubagoryu.com/kankou/alps-summer/

【ドコモ電波状況】
冷池山荘テン場：　電波入らず
鹿島槍〜五竜　北尾根の頭：　電波入ります。
五竜山荘テン場：　基本的に入らず。たまに入りますが、不安定

写真

8/14 11:37

コバイケイソウの群落と種池山荘

8/14 11:38

蓮華岳と針の木岳

8/14 12:03

種池山荘と立山三山、剣岳

8/14 12:31

真ん中奥に槍ヶ岳が見えます。

8/14 13:43

冷池山荘とテン場

8/14 14:24

登ってきた爺ヶ岳を振り返る。

8/14 18:34

剣岳の小窓に真っ赤な夕陽が沈んでいきます。

8/14 18:39

どんどん沈みます。

8/14 18:40

夕陽も半分見えなくなりました。

8/14 18:41

ほぼ沈みかけ。

8/15 5:37

2日目朝。今日も天気が良い。

8/15 6:22

これから登る鹿島槍。
とても雄大です。

8/15 6:46

今日も槍ヶ岳が見えます。

8/15 7:10

鹿島槍の北峰

8/15 7:17

鹿島槍から五竜岳への縦走路。
奥には唐松岳も見えます。

8/15 8:14

縦走路パート��

8/15 8:50

八峰キレットの梯子

8/15 8:50

八峰キレットの切れ落ちた部分。

8/15 9:00

キレット小屋と五竜岳

8/15 9:27

鹿島槍を振り返ります。

8/15 10:04

キレット小屋から五竜岳への縦走路。

8/15 11:10

G5手前から五竜岳。
ここから険しくなります。

8/15 11:57

五竜岳への最後の登り。
この岩場を登っていきます。

8/15 13:07

五竜山荘とテン場。

8/15 18:32

今日も夕陽が見えました。

8/16 5:31

3日目。
五竜岳が朝焼けに染まります。

8/16 5:37

朝の鹿島槍

8/16 7:23

白馬三山も見えました。

8/16 8:23

妙高山（？）と思われる山も見えました。

撮影機器：

PENTAX Q ペンタックス

感想

mkt1003

NHKの日本百名山で見てから、鹿島槍〜五竜岳の縦走が気になっていました。
天気も良さそうだったので、お盆の連休を利用して行ってきました。

柏原新道はとても歩きやすい登山道。
腰を下ろして休める休憩場所が無いのが少し残念だったくらいかな。

種池山荘からは稜線歩きで、天気も良かったため、山を堪能しました。
八峰キレットを含む、鹿島槍から五竜岳の縦走路は、
険しい箇所もありましたが、特に問題無いと感じました。

自分はヘルメットを着けていきましたが、落石の多い箇所だと思いますので、
装着した方が良いと思います。

縦走路の中では、五竜岳への登りがキツかったです。

遠見尾根は八方と違いあまり整備されていない印象でした。
しかし、リフトからテレキャビンの間の植物園は、高山植物の勉強にもなるし、
とても楽しみました。

テン場は冷池山荘も五竜山荘も連休だっためか、混み合っていました。
平地の確保のためには、13:00から14:00の間に到着する必要があります。
どちらも水は有料です。

遠見尾根は八方尾根に比べて、歩くのがしんどいと思います。
小遠見までであればハイキングレベルでいけますが、
それ以上先は難しいと思います。

これに対して、八方尾根は八方池から先も少し歩けると思います。

何はともあれ、冷池山荘テン場から見た真っ赤な夕陽が剣岳へ沈むのが思い出となった
山行でした。

下山後は小谷村の道の駅にある深山の湯に入ろうと思いましたが、
道の駅がお盆という事もあり、混雑していて断念しました。