雌阿寒岳−阿寒富士
- GPS
- 07:55
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,132m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
8:00 雌阿寒岳
9:20 阿寒富士
11:45 オンネトーキャンプ地
12:55 雌阿寒温泉駐車場
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は迷うようなところはありません。危険な個所もなし。 雌阿寒温泉登山口にもオンネトーキャンプ地登山口にもポストが有り、入下山が異なっても記入できるような書き方になっています。 |
写真
感想
八月に入り不安定な天候が続く中、天気予報を信じて道東まで足を伸ばしてみました。
メンバーは二人ですが運転手は一人の長旅。
行きは前日昼過ぎに札幌を出発し雌阿寒温泉には17時頃到着しました。
百名山の一つである人気の山なのだから平日とはいえ前夜泊の登山者もかなりいるだろうと思っていたのに駐車場にはキャンプ旅行風のワゴンが2台あるのみ。こんなはずでは?
きっとみんな到着がまだなのだと早い食事をとり車の中で寝る準備をして19時に就寝。
うとうとと寝たり起きたりしつつ朝4時過ぎに起床。駐車場をみるとやはり車は自分たちを入れて3台しかありません。
ちょっと寂しいんですけど・・・熊出たら怖いんですけど・・・
天気も曇り一色です。そそくさと準備をし5時に出発。
登山口は駐車場よりも100mくらい戻ったところなのですが、その近くの空き地には車が何台か止っており一組のパーティーが先に出発していきました。あとで分かったのですが彼らは登山目的ではなかったようです。何か探し物かなんか?金でも採れるの?
森林帯を少し行くといきなり急登、20分程度で1合目、同じく2合目、3合目、しばらくするとあとから来た若者3人組のパーティーに追い越されました。4合目前あたりから森林帯を抜け、這い松混じりの視界が開ける登山道となります。
天候はいまだ曇り。ガスがかかっていて景色は限定的です。が、ガスがはれるとオンネトーが見え神秘的な湖(?)に感動。
ガスの中をゆっくりゆっくり登っていくと、8合目過ぎたあたりで先行した若者パーティが下山してきました。頂上ではガスで赤沼も火口も見えず、何分かねばったけれどもあきらめて降りてきたとのこと。やはり今日はダメかーと思った矢先、急に空が明るくなってきて晴れ間も見えてきました。普段の行いの良さがここで証明されるものです。9合目から頂上にかけてはお天気も期待を持たせてくれます。
雌阿寒岳の頂上は火口の淵の北東側の一番高い位置にあって地面の半分は火口に切れ落ちている感じで頂上らしくないと言えば頂上らしくありません。まあ火山の頂上はどこもそうなのですが・・・羊蹄山にしろ富士山にしろ。火山ではないが白馬岳もこんなだったなぁ。
とにかく頂上に着いたころ、天気は晴れたりガスがかかったりとはっきりしません。それでも赤沼もなんとか見え、火口の険しさも十分に感じることができました。すると数分後、さっき降りて行った3人のうちの1人が登り返してきました。会った後すぐ晴れそうになってきたから1人だけ景色を見に登りなおしてきたそうなのです。話によると、東京から4泊で来て、旭岳、十勝岳、トムラウシと登り全滅!だそうで・・・ご愁傷さま。
意地でも晴れた景色を見たい!ですよねーせっかく北海道までに来たのに。でも彼らトムラウシで熊を見かけたようです。それって赤沼見るよりも貴重な体験でしょ!!私は体験したくありませんが、
頂上は風があって長くおられず東京の若者と別れ、ガスで何も見えない阿寒富士に向かいます。途中青沼も見えてこれで第一目標達成だ。
赤沼、青沼を持つ火口は誰かの感想にもありましたがこれが地球?という表現にぴったりです。あんなに近い位置にあってこんなにも色が違うなんてなんで?不思議な景観です。
雌阿寒岳に別れを告げてずんずんと下ったのち阿寒富士への登りにさしかかります。砂礫に足を取られ歩きにくいジグザグ道を何度も折り返し1時間ほどかけようやく頂上に着きました。当然ここにも誰もいません。景色はガスった白色一色です。とにかく第二目標達成ということで窪地でお湯を沸かしコーヒーで乾杯。30分そこそこで下山にかかりました。
下りはオンネトーキャンプ地に向かいます。今回の登山前に予習した際、どこかにUPされていた走る熊の動画を見ましたが、きっとこんなところなんだろうなとドギドキしながら鈴を鳴らし鳴らし下ります。途中単独行の登山者と2名のパーティをみかけ少し安心しました。抜きつ抜かれつ下る中、何かの作業をされる方数名とすれ違いました。しかしそのほかの登山者とは会わず夏山シーズンも終わりなのだと実感しました。北海道の夏山はとにかく短い。オンネトーキャンプ地もテント一張りあるだけでした。
オンネトーは深緑の神秘的な湖(池?)です。まじかに見ても深緑なのです。不思議な水の色でした。
ここから車の置いてある雌阿寒温泉までは森林の中ゆるい登りを小1時間歩くことになります。一旦下山した後また山道に入るのはおまけとしては無粋だったかも。温泉到着12時55分
下界は雲があるものの晴天になっていました。しかし仰ぎ見るはずの二つのピークは結局一日中その姿を見せることはありませんでした。
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