鈴鹿山脈北部縦走(ショート)静ヶ岳〜藤原岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,634m
- 下り
- 1,708m
コースタイム
距離: 約17.66km、約12時間01分 *停止時間含む
移動時間約7時間03分
高低差約970m(藤原岳1,120m〜藤原岳表登山口150m)
宇賀渓キャンプ場〜遠足尾根〜静ヶ岳
3:06観光案内所発 - 3:29遠足尾根入口 - 4:10岩山展望台4:22
4:32新道分岐 - 4:46大鉢山分岐 - 5:07展望良好(No.127付近)6:16
6:33裏道降り口 - 6:37金山尾根降り口 - 6:47治田峠分岐
7:28静ヶ岳入口 - 7:44静ヶ岳山頂8:10
(滞在約26分)
静ヶ岳〜銚子岳
8:10静ヶ岳山頂発 - 8:19静ヶ岳入口 - 8:54銚子岳入口9:10 - 9:14銚子岳山頂9:18
銚子岳〜治田峠
9:18銚子岳山頂発 - 9:23銚子岳入口 - 9:59治田峠10:15
治田峠〜藤原岳
10:15治田峠発 - 10:41迷い尾根 - 11:22孫太尾根分岐 - 12:21藤原岳展望台12:38
12:55藤原山荘13:03 -
藤原岳表登山道
13:03藤原山荘発 - (15分ほど迷走) - 13:33九合目 - 13:51聖宝寺登山道降り口 - 13:55八合目
14:03表七合目 - 14:12表六合目 - 14:20表五合目 - 14:29表四合目 - 14:38表三合目 - 14:47表二合目
15:02神武神社 - 15:06藤原岳表登山口(大貝戸)
区間タイム
往路
観光案内所 - 遠足尾根入口 約23分 [+3]
遠足尾根入口 - 新道分岐 約51分 [-9] *岩山休憩含まず
新道分岐 - 大鉢山分岐 約14分 [-6]
大鉢山分岐 - 裏道分岐 約38分 [-2] *展望良好場所での休憩含まず
裏道分岐 - 治田峠分岐 約14分 [-6]
治田峠分岐 静ヶ岳 約57分 [+7]
静ヶ岳 - 銚子岳 約64分 [+14]
銚子岳 - 治田峠 約41分 [-9]
治田峠 - 藤原岳 約126分 [+36]
藤原岳展望台 - 藤原山荘 約17分 [-7]
藤原山荘 - 表登山口 約108分 [-12] *迷走15分含まず
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
普通車 : 500円 二輪車 : 200円 自転車 : 無料 駐車料金に環境保全協力金が含まれてる。 車1台\500を払えば同乗者の分は不要。1名でも8名でも1台\500 3名以上で相乗りする場合は有料駐車場を利用した方がお得。 有料駐車場を利用せず無料駐車場を利用した場合や自転車、タクシーで訪れた場合で登山をする人は環境保全協力金200円が一人ずつ必要。BBQ利用の場合は協力金は不要。 藤原岳登山口休憩所(大貝戸) 登山ポスト、無料駐車場、無料休憩所、トイレあり。 竜ヶ岳最寄り駅:三岐鉄道大安駅 藤原岳最寄り駅:西藤原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【遠足尾根】 入り口から新道分岐までは杉林の九十九折の急登。ここを登りきれば尾根にでる。 ある程度の整備がされていて比較的安全で歩きやすい。 雨上がりなどぬかるむと滑りやすくなる。 【治田峠分岐〜静ヶ岳】 治田峠分岐を過ぎてすぐに急峻な斜面のトラバースあり。 基本的に尾根づたいに進む。 目印は少なめ。 2本の尾根が併走する箇所もあり尾根を間違えないように要注意。 【静ヶ岳〜銚子岳】 静ヶ岳入口からしばらくは広い山腹を下る。目印が少ない。 下りきって登り始めると尾根にでる。三重県側は切り立ったガレなので転落注意 【銚子岳〜藤原岳】 治田峠手前は下草や枝が生い茂って登山道を隠してる箇所もあるので慎重に。 治田峠以降は目印が減り、下草もなくて踏み跡も判りづらいようなバカ尾根あり。 迷い尾根は目印をよく確認して進めば迷う事はない。 孫太尾根分岐(孫太尾根の案内は無い)では道標に「左、山腹を行く」というメッセージが書かれている。ここからは尾根ではなく山腹をトラバースする。 この山腹のトラバースが厄介で急峻な上に踏み跡が肩幅もなく滑らないように要注意。 一部登山道の崩落箇所あり。 18番を過ぎた辺りから直登する。最後尾根に出る手前で目印がなくなる。 そのまま尾根まで出ればいい。白い岩だらけの場所にでる。 ここも目印がないが白い岩を越えて行けば展望台の看板が見えてくる。 展望台からは東に進んで山荘へ向かう。古い地図は展望台から北へ進むルートもあるが踏み跡が不明瞭で目印もないので止めた方がいい。 【藤原岳表登山道】 山荘から東へ進む。 目印は多く踏み跡もハッキリしてる。 急峻な斜面を九十九折に進むが道幅も広く歩きやすい。 温泉 いなべ市内に「阿下喜温泉 あじさいの里」車で10分 http://ajisainosato.com/ いなべ市内「六石温泉(六石高原ホテル)あじさいの湯」車で15分 http://www.rk-hotel.com/hotspring.html 滋賀県に「永源寺温泉 八風の湯」車で30分 http://www.happuno-yu.com/ 菰野町内に湯ノ山温泉。例「アクアイグニス」車で40分 http://aquaignis.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1 ジェントス
予備電池 4 eneloop pro
1/25,000地形図 1 iPhoneアプリ
飲料 5 500ml x 5
ティッシュ 2
三角巾
バンドエイド 5
タオル 1
携帯電話 1
雨具 1
防寒着 2
時計 1
非常食 3
|
---|---|
共同装備 |
ファーストエイドキット 1
医薬品 1 ハッカスプレー ヒル除け
カメラ 1 NEX-5, TG-1
|
感想
8月末の記録だからリアルタイムな情報ではないんだけど、せっかくだからまとめてみる。
あれこれ手広くやりすぎてて、すぐにまとめる時間がない(笑
藤原岳への縦走
いつかは宇賀渓から藤原岳へとりついてやる、縦走してやると決めてたんだよね。
ロードバイクで藤原岳登山口まで行ける事も確認したけどそれでも縦走で藤原岳に登頂する事を決行したった。
本当はテン泊込みで竜ヶ岳も含めて縦走する予定だったけど天気があやしくなって仕方ないから日帰りに切り替えての決行。
日帰りに切り替えても竜ヶ岳も登るはずがまさかの二度寝で1時間遅れ〜
万が一の事も考えて竜ヶ岳はとばして縦走する事に…
ルートは裏道から上がるのがスマートなんだけど慣れないナイトハイクだし何度も渡渉があるし崖のトラバース区間もあるので安全をとって距離は長くなるけど遠足尾根経由に。
遠足尾根なら行程の半分は見晴らしがいいから日の出時刻に間に合わなくても登山道から日の出が見られるという利点もあるし。
実際にそうなったし(笑
遠足尾根位置確認128過ぎの展望良好なポイントで日の出を迎える事になったけど雲が厚く地平線からの日の出は拝めず。
だけど太陽の昇陽の位置より離れた空が赤く染まり青と赤の水辺ではない見事なグラデーションを見られた。
下から上へ、ではなく西から東へのグラデーションとかなんとも奇妙なグラデーションだった。
この頃から体の周りにハチがブンブンまとわりつくようになった。
大きさはミツバチより大きくてスズメバチより小さい。
だけど模様はスズメバチにそっくり。
この時点ではそれがスズメバチという疑いはもってなかった。
大きいやつがスズメバチという誤認識があったかから。
ハッカの虫除けスプレーも効果がなくって停まればすぐ寄ってくる。
日の出に満足したら再出発。
1,043mのピークから竜ヶ岳の山容を眺める、
今回は寝坊したから竜ヶ岳はパスして縦走する事に。ライトはあっても極力明るい内に下山したかったし。
治田峠分岐からいよいよ縦走路へ。
ここも久しぶり。木が生い茂ってるけど深すぎず気持ちいいくらい。
人気が少ないせいか至る所で鹿を見かける。かなり近づくまで気づかず寝てた鹿も(笑
7:44 まずは1座目、静ヶ岳登頂。
ここは相変わらず静かでいいや。
30分くらいのんびり休憩して次の銚子岳へ。
銚子岳・縦走路分岐からはいよいよ未踏の地。
踏み跡もしっかりしてて分かりやすいなと思ったのもつかの間。
すぐに踏み跡は不明瞭になるし目印も激減するしさっそくの洗礼を受けてる?笑
所々で尾根にでるけどガスってて全く視界は見えない。
特に景色を楽しむ事もなくひたすら少ない目印を追いながら進む。
9:14 2座目、銚子岳登頂。
初登頂だったけどまだ中間点という事もあって感動は薄かった(笑
視界は狭く眺望はない。空もガス…
という事でさっさと次へ〜
10時くらいには治田峠を通過。
と、ここで事件が起きる。
!?!?!?!?!?!?!?
急に右脚に激痛が走って右脚を見たらなんと右ふくらはぎにハチが!!!!!!!
とっさに思い切り手でぶっ叩いてしまって叩いた手は痛いわ叩かれた足は痛いわもうね。
さっきからずっとまとわりついてくるハチだ…
残念ながらポイズンリムーバー持ってきてなかったから口で吸い出そうかと思ったけど口が届かない。
だから指でつまんで搾り出した。ちゃんと搾り出せたか分かんないけどね。
結果的にこの口で吸い出さなかった事が良かったみたいで後で調べたら口で吸い出す行為は口に傷があった場合にそこから毒が入る可能性があって危険な行為だったんだと。
その後はすぐに消毒液をぶっかけてバンドエイドを貼った。
場所は電波圏外、青川方面は通行止め。藤原岳に近い方だったから取り敢えず先へ進む事に。
ここら縦走路は全般的に電波が不安定だから何かがあった時に困るな。
実際に困ってるし。
幸いにも尾根ルートだからいざという時は救助しやすいだろうと思ってたけど、
実際には藤原岳のすそに取り付いたところから尾根づたいに上がらずトラバースしやがって焦る焦る。
幸いにも痛みだけでめまいや吐き気といった症状はなくひたすら先を急ぐ。
藤原岳の山腹道は崩落箇所が1箇所、すぐ下が崩落してた箇所が1箇所あった。
ルート変更が必須かもしれない。
トラバース区間を終えたら今度は一気に直登する。
なんてこんなルートにしたかな〜とはブツブツ文句を言いながら。
そしたら尾根が近づくにつれて目印が減り、ついには見失う。
地図は尾根に出るっぽいから最後は適当に直登して尾根へ。
そしたらそこは岩だらけの尾根でアンテナっぽいのが立っててちょっと安心した。
そのまま岩づたいに尾根を進んだらよーーーーやく藤原岳展望台!!!
12:21 3座目、藤原岳登頂!!
だーれもいない。
なーんにも見えない。
藤原岳は小学生の時に登ってるはずだけどまーったく記憶になし。
初登頂な気分。
そして山荘へ移動してたら…
!?
目の前に鹿が飛び出してきた!!!!
なんとまあ鹿さんたらこっちには気づかずに木の皮を食べてたようで。
茂みに逃げはしたけどまだ食べ足りないようで遠くに逃げずに様子を伺っておるわ(笑
山荘は特に用は無いから休憩だけして下山を開始。
とここでまたも事件が!
まさかの山荘付近で迷子〜
下山する登山道が分からない!!!
標識は立ってないし、ガーミンやiPhoneアプリのFieldAccessは山荘付近から2本のルートがあるけどどっちに行っても見当たらない。山と高原地図は山荘付近から1本のみの表示。
山と高原地図は2013年度版だから一番正しいんだろうけど…
ガーミンにしたって2012年度版…
この時、GPSにも誤差が生じてて現在地がズレてた事もあってなかなか見つけられない。
山荘付近をふもとよりに踏み込んでうろうろ歩いてるうちにようやく遠くに目印発見!!
無事に下山開始となりました〜
山口から登ってきてたらこんな事にはならなかっただろうけど。
下山中にトレランらしきグループとすれ違った。
そしたら今度はスニーカーな人達、ビニール袋を下げた人、
誰一人として登山な格好をした人、トレッキングシューズを履いた人がいないんですけど。
登山の格好をしてる自分が恥ずかしくなるくらい。
トレランな人はともかく、かなーりラフな格好で登ってくる人が多くて驚いた。
藤原岳は比較的整備されてて危険度は低めとはいえ甘く見すぎじゃね?
と思いつつふもとを目指す。
15:06 無事下山。
さいわいハチに刺された事によるアナフィラキシーショックは起こらず、下山中に電話して迎えに来てもらってた家族に病院へ直行。
抗生物質の軟膏を塗ってアレルギー薬を処方してもらっておわり!
ハチはたぶんキイロスズメバチかコガタスズメバチだろうね。
ハチはこっちが何もしなければ攻撃してこないというけど、スズメバチにいたっては別。
ただ立ってただけなのに刺してきやがった。
そしてそこは黒のサポートタイツ。
黒はやはり攻撃対象なのか…
ハッカの虫除けも香りが薄れてたから効果の薄くなってた時だったんだろうね。
ハチ対策としてまずは
お約束の黒の服装を避ける
虫除けはマメに塗布する
ハチが飛んでるなら長く立ち止まらない
ポイズンリムーバーを持参する
ハチに刺された時の応急処置を学んでおく
リーチかかっちまったなあ。
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