大普賢岳→七曜岳 周遊 〜南涼を求めて初大峰山地〜 [奈良県 上北山村]


- GPS
- 08:05
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,503m
- 下り
- 2,495m
コースタイム
- 山行
- 5:26
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 7:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大普賢岳から七曜岳の間に岩場があるので注意。 底無し井戸経由はかなり長いので脱水に注意。 |
写真
感想
この日、彦根で35度予想が出ているという事で、彦根が暑いということは東南風のフェーンなので北に行くほど暑いので南の山にする。
いくら南涼とはいえ標高が低いと暑いので、高い山と言えば大峰山地。
そして去年古ヶ丸山で見た大普賢岳に登りたいと言う想いがあったので即決だ。
登山口の佐和又ヒューテの駐車場は7時には満車になっていたので危なかった。
そして求めていた南涼はこの時点で味わう事が出来て涼しすぎる!
もう営業をやめた佐和又ヒューテ内に入るも、またしても『スタート時の便意』(怒)
どうしようか悩んで周りを見るとトイレがありシャッターがしまっていたが、それは虫除けのために閉めていて、使用可能みたいだったし凄い綺麗なトイレだったのでありがたかった。
不安解消し安心してキャンプ場跡を通過して登山道に。
緩やかな傾斜で分岐を過ぎ、徐々に標高を上げながら登っていくとやがてトラバースに入り、暫く進むと巨大は屏風岩が聳えている。
笙の窟といい、その高さは200mはあるだろうか?
見上げる感じで下に居る訳だが、とにかく涼しいのなんのって♫
その屏風岩沿いをまたトラバースしていくと、屏風岩の切れ間から登る急坂があった。
それを登った先には『日本岳』と書いており、どうやらそのピークの暗部だ。
日本岳は気になるが、今後の事を思って見送り小普賢岳の登りに差し掛かると、鉄梯子の連続を次々にこなしていく区間に入り、一旦は小普賢岳を境に急坂下りしては、暗部からはいよいよ大普賢岳直下になる。
鉄梯子もかなり急なものになり頑張って登りきれば大峯奥駈道の主稜線に乗り、山頂までは直ぐだった。
展望は東側が雲に巻かれてしまうも、西側の稲村ヶ岳と山上ヶ岳はしっかり見えており、南側も八経ヶ岳だけは雲に巻かれて見えずとも、本宮周辺の山々や熊野灘までも拝められた。
悩んだが七曜岳までの縦走をする事になり、そのキッカケは駐車場から一緒に歩いている同行者の意思だった。
大峯奥駈道はとても歩きやすく、どんどん進むと2つ程小ピークをやり過ごした後に岩場から始まるトラバース、樹林帯でもロープなどの急坂があるなど飽きる事なく七曜岳へ。
ここから先に大休止するような場所は無さそうなので七曜岳で八経ヶ岳を見ながら大休止。
七曜岳から少し南に行くと大峯奥駈道から外れるルートと分岐し、これが佐和又山に戻るルートだ。
暫く支尾根の急坂下りをして、尾根から外れると小滝の渡渉に辿り着く。
この小滝では水分補給がお勧めで、冷たくて美味しい水は暑くなって来たので最高だ。
そしてここの標高は登山口の駐車場よりも低くて1000mを切っている。
そしてそこからは非常に長いトラバース道になり、暫く行くと下りきった脱力感にダメ押しの登り返しが襲いかかるようになり、終いには鎖場までも出てくる始末だ。
その鎖場を登りきった場所が底無井戸というスポットになり、そこに行くと本当に底が見えないくらいの井戸があって足が竦むほどだ。
そこから先は平坦路のトラバースでようやく佐和又山の分岐に戻れてホッとする。
身体はクタクタだが、最後に佐和又山を登るとカッコいい大普賢岳の姿を見る事が出来た。
佐和又ヒュッテに下り切ると、スタート時にいた子供連れの家族に再会するという偶然にも驚かされ、山行の事などの話しをしながら駐車場に戻った。
初めての大峰山地、そして大普賢岳から七曜岳の周遊は二人の同行者のおかげで楽しい旅として思い出の1つに刻まれた。
山で出会う人はそれぞれ居るが、こうしてバッタリ会った他人でも気の合う者同士でパーティとして成立してしまう楽しさも一塩だ。
始まったばかりの大峰山地、これからの冒険が楽しみだ。
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