富士山(富士宮口→プリンスルート→御殿場ルートでピストン)
- GPS
- 11:10
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,484m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
感想
【 コメント 】
・ 8回目となる富士登山。 今年、世界文化遺産登録によって、益々人気が出て、例年どうり8月いっぱいは連日超満員、とても富士山を味わって登山できる状況ではないようです。
・ 富士登山・山小屋の情報・感想を調べると、シーズン中は例年どうり、ひどく混雑している状況で山小屋宿泊も苦痛なので、9月になってから登山を予定していましたが、第一週目は天候が悪く、第二週目の登山となりました。(9/1で閉山)
・ 標高差が最大の為登山客が最も少ないコースである“御殿場口”からのコースで登山することに予定しようと思いましたが、例年通り第二週間目は、吉田口以外の山小屋が閉鎖されてしまい利用できないため、日帰りでの登山で、途中で御来光を見たいため、超早朝からの登山としました。
・ 富士宮登山道からは、位置的に南の為、山頂に登らないと稜線からの日の出しか見られないので、六合目の宝永山馬の背への分岐点から御殿場ルートの六合目へ向う。
・ 御殿場ルートなら、9月になると宝永山馬の背以上からなら地平線からの日の出が見られるので、日の出予定の5時15分迄に御殿場ルート六合目に到着できるペースで適度に休みながら登る計画にしました。 プリンス ルートで登山。
・ 深夜自宅を出発、3時半前に富士宮登山口駐車場に到着。 さすがに空いており、富士宮口五合目登山口すぐそばの道路両側の駐車場に駐車。
・ 真っ暗の中、ヘッドライトと、ハンドライトを携行し出発。
・ 登山道は9月2日から冬季閉鎖、バリケードで閉鎖された横を通って、自己責任で登山開始。
・ 誰もいない真っ暗な静まり返った比較的歩き易い登山道をひたすら登る。
・ 立ち止まって振り向くと下界の御殿場市の街灯りがチラチラと見え、空を見上げると、南東の空には冬の星座のオリオン座がまばゆい光を放っており、ミルキーウエイ状に満天の星がちりばめたパノラマを眺められ、素晴らしい光景に癒され心が雄大にに導かれた感じになりました。
・ すぐに6合目に到着、宝永山へのルートへ右折、宝永第一火口縁を過ぎ、宝永山馬の背付近まで来る頃には日の出の40分前になり、東の空が次第に明るくなってきました。
・ 日の出の空より黎明時の空の方が写真写りが良さそうなので、じっくりと刻々と変わる東の空を眺めながら、時々シャッターを切りました。
・ 荘厳な太陽が現れた瞬間を撮影、東方上空には“離れ吊るし雲”が現れ、刻々と形状・色合いが微妙に変化する様を眺めながら夢中で写真を撮っていると、寒さや時の経つのをすっかり忘れてしまいました。
・ すっかり日が昇り、空の色も次第に青みがかり、赤く照らされていた雲も白くなっていき、充分日の出の写真も撮り終えたので出発。
・ 宝永山馬の背から山頂へ続く登山道を道なりに進んで、下り六号を過ぎ、そのまま砂状の道を、ずり落ちないように足の置き場を選びながら小幅基調で登り、やっと七合目に到着。
・ 下り六号で、右方向へ延びた緩やかな道へ進み、御殿場ルート六合目へ行くのが正解だったのを、調子に乗って道なりに真っ直ぐ進んでしまったので、“砂走り”を登ってしまいました。 多くの人が間違えるようです。
・ 御殿場ルート七合目からはジグザグの歩き易い登山道が頂上まで続きました。
・ 7合目に到着する頃に急に雲に覆われガスに包まれ始め、やがて霧雨も降ってきて寒くなり、防寒着を着てホカロンを手袋の中に入れたりしながら黙々と登る。
・ 途中、日の出を見終えた登山客が30人程降りてきました。
・ この時間帯、下山者ばかりで、登りの人は五合目出発後山頂に到着するまで、数名しかいませんでした。
・ 7合5勺(3,210m)の閉鎖されたわらじ館を過ぎ、八合目に到着。
・ 富士山では空気密度が地上の2/3と薄い為、脈拍数が通常の登山より多くなり、長時間最大心拍数の約80%を越えてしまうと、高山病の症状が生じてしまったことが何回かあったので、3,000mを越えた7合目(3,070m)からは、時々パルスウォッチで確認しながらゆっくり登る。
・ 八合目を過ぎ、しばらくジグザグしたやや急な登り道を登りきると、ようやく山頂のお鉢の銀明館に到着。
・ 吉田口方向への反時計廻りへの入口は、この区間での工事が始まり進入完全禁止。バリケードされ、誘導員が吉田口へ向おうとした登山客に説明してました。
・ いずれにしても一般的に推奨されている時計回りでお鉢巡りをするのが適しており、最高峰の剣ヶ峰へ向う。
・ 20分程で数人しかいない剣ヶ峰に到着。 相変わらず雲に覆われ、ガスもかかってましたが空は明るく、昨日の天気予報では晴れなので、しばらく休憩。
・ この場所は無風状態でした。
・ 一向に晴れてこないので、お鉢巡りをせずに、ピストン下山開始。
・ 御殿場コースの下山口から下山開始、7合目からの下山専用道で一気に下り、宝永山馬ノ背にリュックをデポし、宝永山山頂を片道5分でピストン。
・ 宝永第一火口縁で多くの観光客や100名以上の学生とすれ違う。
・ まだ咲いていた花の写真を撮って、14時半過ぎに、ほとんどガラ空き状態の富士宮五合目駐車場に戻る。
・ 翌日、早朝の富士山と花の写真を撮るため、山中湖で宿泊。 翌日早朝に、百日草が満開の山中湖に近い“花の都公園”と、河口湖湖畔の“大石公園”などを巡る予定でしたが、天気が悪くなったのでパス、帰宅しました。
* 大砂走り区間はスパッツ、マスク着用したほうがよい。
* 下山道時は、膝予防等の為、ストック利用がよい。
* 宝永山登山は、富士山登頂後の、下山時に立ち寄るのが楽。 富士宮六合目 → 御殿場六合目の登山道の“宝永第一火口縁”から、御殿場六合目の間は、砂状で非常に登り難い。 御殿場七合目からの下りは、いくつかある富士登山道の“砂走り”道の中で最高に気持ち良い下山が楽しめました。
※ 参考HP ⇒⇒富士山 - Wikipedia
初心者の富士登山 - 初めて富士登山する方へ -
後悔しない富士登山
富士登山 − はじめての富士山
あっぱれ!富士登山
富士山の4大登山ルートを紹介|初心者のための富士山登山
富士山ガイド 吉田口登山道ルートガイド
富士山の日の出時間詳細
富士山の日の出・日の入り時間
富士山山頂からの日の出時刻一覧【富士さんぽ】
※ プリンスルート
⇒ 富士宮口五合目を起点に、宝永火口・宝永山を経て御殿場口へ合流する富士山の応用コース。
2008年夏に山好きで知られる皇太子さまが歩かれたことから、この名で呼ばれています。
※ 【 宝永山 】
・ 富士山の側火山の一つ。1707年(宝永4) 富士山の南東斜面の標高2100〜3100m付近に噴火が起こり,三つのすりばち状の 火口が生じた。これが宝永火口で,このうち最も上部の火口(第1火口)は縦1.5km,横 1km
・ 宝永4年(1707年)の宝永大噴火で誕生した、富士山最大の 側火山で,標高は2,693mである。
・ 富士山の南東斜面、標高約2100mから3150m地点にかけて、3つの大きな火口が北西−南東方向に並んでいます。これが、富士山の噴火史上もっとも激しい噴火のひとつであった宝永噴火(1707年)でできた宝永火口です。
・ 第1火口。山頂側の火口壁では、古い時代の溶岩流の積み重なりと、それらを縦に貫く岩脈群を見ることができます。岩脈は、地表に出ようとして地下の割れ目を通過中に、そのままの形で固まったマグマです。
・ 第2、3火口は、これらの火口ができた後の宝永山の隆起によって北東側の火口縁が変形してしまい、いびつな形をしています。
第1火口もふくめた宝永火口の底には、さまざまな形や大きさをした火山弾・火山れきや、富士山のマグマ溜まり内で固まってできた深成岩(ハンレイ岩)の岩片などが散在しています。
〜 (〜フリー事典、ヤマケイ等より)
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