憧れの劔岳〜試練の早月尾根日帰り〜
- GPS
- 15:33
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,466m
- 下り
- 2,454m
コースタイム
松尾平ベンチ 05:26〜05:36 小休止
07:11〜07:26 小休止
三角点1920m 08:05
08:17〜08:34 小休止
09:05〜09:08 小休止
早月小屋 09:10〜09:30
10:15〜10:20 小休止
10:43〜10:55 小休止
11:11〜11:23 小休止
11:44〜11:53 小休止
劔岳頂上 12:43〜13:21
14:15〜14:22 小休止
早月小屋 15:36〜16:16
三角点1920m 16:53
17:07〜17:18 小休止
18:04〜18:18 小休止
18:52〜19:02 小休止
松尾平ベンチ 19:30〜19:37 小休止
馬場島登山口 20:03
天候 | 晴れ時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩場は三点支持で慎重に行動すれば、危険と思われる場所はなかった。 核心部のカニのハサミ周辺も、さほど高度感もなく、高いところが苦手な人でも大丈夫だと思う。 但し、雨等で濡れている場合は、いわば全て危険箇所に様変わりするので注意したい。 早月尾根は、やはり体力のない人は登れても、下りで大変だと思うので小屋泊まりが望ましい。 |
写真
感想
当初24日に予定していた剱岳、
できれば今週登れないかと月曜日に打診され、水曜日に決行!
一昨年から登ろうと思いながらも今まで実行に移せなかったので、
今年は春からボチボチ体を作ってきた。
週2回〜3回のランニング、腕立て、腹筋、スクワット、体重も少し絞った。
風邪気味だったものの体力的には自信があったのと、
天気がよさそうなことを考慮して、日程を前倒しすることに決めた。
当日、午前1時半に高山を出発、計画より1時間遅れで歩き出す。
登山道入口付近には、レコで何度も見た「試練と憧れ」の石碑があった。
それは想像していたよりずいぶん大きい。
何度も読んだが、ヤマケイのガイドによると北アルプス三大急登の一つで、
尾根一気登り約2300mは日本一!!!だそうだ。
いよいよその劔、早月尾根にチャレンジ!!!
登山口から樹林帯の中の急登をつづら折れに1キロほど登ると松尾平ベンチに到着、
ここからしばらくなだらかに上がっていく。
後は、ずっと急登が続き、途中、立山杉の大木や、ダケカンパなど、
植生の代わりを横目に見ながら高度を上げていく。
とにかく早月小屋までが長く、「普通の山ならほとんど山頂に着いている」という
レコを見たが正しくその通りだ。
二人共体調がいま一つだったので、休憩を何時もより多めに取りながら登った。
早月小屋より上は岩場が多く、少しづつ険しさを増していく。
しかし劔岳山頂はまだ遠くに見え、
頂上まではまだ800mぐらい高度を上げなければならない。
森林限界を超えると岩登りがだんだん増え、ストックを片付け三点支持で慎重に登っていく。
最初は、少し息が切れたが、腕でも引き寄せるようにしてからは、
ペースも上がり呼吸も終始落ち着いた状態で登ることが出来た。
早月尾根の最大の難所、カニのハサミも思ったほど高度感もなく難なく通過し、
絶えず変化する眺望を堪能しながら、山頂へ到着!!!
山頂には、自分たちを含め3人のみ。
昼食を取りながら、静かな山頂を楽しんだ。
遠くは槍や笠まで雲に見え隠れし、澄んだ空気に秋を少し感じた。
さて、これからの、下山のことを考えると辛くなる。
2300m高度を下げなければならない・・・(汗)
下山を開始し、しばらくしたところで足に踏ん張りが効かないのを感じ、
何時もより少しペースを落として慎重に下る。
途中、早月小屋で大休憩をとって、小屋泊まりの登山者の皆さんと山談義。
良い気分転換になった。
リフレッシュして再スタートしたものの、やはり疲れは蓄積しており
松尾平ベンチからの最後の1キロで膝に痛みが出だした。
本当に長かった道程、やっと登山口に到着!
登って初めて「試練と憧れ」の石碑の意味が本当にわかった気がした。
今回の登山、きつかっただけに憧れていた頂にやっと立てた!と言う達成感は
これまで登ったどの山より大きいものがありました。
次の日は、体中ガタガタ・・・階段を下りるのがやっとでしたが・・・。(笑)
当初は24日に剱岳に行こうとデルタさんと計画しておりました。
私事で、ちょっと都合が悪くなったので
スケジュール調整で色々考えていたところ
今週の平日は天気も安定してて良さそうだったので
水曜どうでしょう?ってなTVタイトルのような感じで
駄目もとで打診してみたところ、なんとか都合をつけて頂けたので
行ってまいりました。
自身2回目の早月尾根で特に心配しておらず
前回のシャリばてを考慮して
食べ物と飲み物を充分準備して臨んだのですが。。。。。。
なんと私が大ブレーキ!!
登りは、なんとか順調に行ったものも
下りでは疲労感で、脚も前に進まず気力も全く無くなり
ヘロヘロで予定時間をかなりオーバーして馬場島に到着。
さらに、帰りの林道では車酔いでゲロゲロ。
行動中も直射日光が辛く感じて休憩でも日陰を選んだりしてたし
体調が悪かったのか・・・・・
でも、雲は多かったけど
登りの早月尾根では富山平野、猫又山、大日三山、白馬岳
頂上では立山、槍などが見え満足のいく眺望が得られました。
剱嶽社は落雷で損傷したため下界で修理されてるようで
頂上には、ありませんでした。
御神体は剱岳に近い山小屋「剣山荘」に遷宮されているようです。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
delta-hfさんraichouさんこんにちは
「剱岳日帰り早月尾根コース」
やりたい ・・と思っていたのですごくタイムリーだったのですが、raichouさんがそこまできついと感じてる様だと・・・・。怖気づいてしまいました
槍日帰りどころのレベルではなさそうですね。
うーん。もうちょっと後にしよう
しかし素晴らしい景色ですね。うらやましい。
僕にとってもこのコース「試練と憧れ」になりそうです。
有難うございました。お疲れ様でした。
でわでわ
とうとう剱岳早月尾根完登されましたね
おめでとうございます&お疲れ様でした。
去年登った時を思い出しました 。
頂上からの槍穂高見たかったです。
もう一度早月日帰りは自信ないので(笑)、次回は別山尾根で登ります
同じ日に互いの郷土の山を登るとは、運命的なものを感じました。
剱岳も良いですが、笠も良かったです。
お疲れ様でした
アルピさん、こんにちは
コメントありがとうございます。
槍の日帰り、思い出してみると・・・
距離はあったけど急登が続くわけではないので、
足や体への負荷は、今回のほうが大きかったような気がします。
でも、その日の体調や天気にも左右されますからね〜
下山後、感想はと言われたら
やはり「試練と憧れ」につきます。
HIDENORI-Tさん、こんにちは
コメントありがとうございます。
劔登頂にあたり、何度もヒデノリさんのレコ読ましていただきました。
私は、痩せ型で体に燃やす脂肪があまりないので、途中バテるかもしれないと思い、
水の代わりにゼリー飲料を10パック持って行き、歩きながら少しずつ飲みました。
お陰で、下山するまで極度の疲労感や倦怠感はありませんでした。
でも、膝は正直で松尾平からの1kmは痛みが出てしまいました。
何にしろ無事登頂し下山できたということに、
ひとしおの達成感と気持ちの良い?筋肉痛を今感じています。
そして、相方がいるということは、お互い心強いものだと思いました。
早月尾根、長いですよね〜
私は下りは大丈夫なんですが、登りが苦手なんで朝からドンドン抜かされながらもようやくたどり着くって感じです
でも、どこの山でも下から登ると植生もドンドン変わって景色も変わって楽しいんですよね
下山時に松尾平まで来たらクマらしき声と逃げてく音、気配を感じました
もうちょいでご対面でしたよ^^;
KAWASEMIさん、こんにちは!
登りも下りも本当に長く感じました
と言うか長いんですよね〜実際
私は、下りで悪い膝に来ることが多いので
頭痛とひざ痛用にロキソニンを飲みサポーターを
して、望みましたがやっぱり最後は膝にきました。
植生の変化を楽しみながら登ると楽しいですね!
でも、まだまだ花や木の名前、勉強中です・・・
やっぱりクマいるんですね〜
次回からは今回はずした「クマよけスプレー」ザックに戻さなくては
delta-hfさん、raichouさん こんばんは!
剱日帰り・早月ピストンお疲れさまでした
それにしても、やはり標高差2300mはハンパじゃなさそうですね・・・
レコ拝見させていただいて、工程・時間・感想含め、
(特にその翌日の激筋肉痛など・・・ )
私も挑戦したいとは思っていましたが、相当な覚悟が必要かと感じました
ですがその分、森林限界突破後の眺望は最高ですね!
日本海も見えるんですね!!
(raichouさん、先行での絶景お写真ありがとうございます)
それと、それだけキツかった分の大きな達成感・・・
そして「試練と憧れ」本当にやりましたね!!
そのお気持ちがヒシヒシと伝わってきました
最高の眺望とガッツリファイトなレコ
拝見させていただき楽しかったです
ありがとうございました
みごとな展望、みごとな行程ですね
憧れはしますが、自分には無理そう
どうも、予定をたててもガスと雨に付きまとわれ続けていますので、星回りがかわったころにでも選択肢にあげようかな、、、
体調わるい中でもやり通したお二人に、乾杯!
おはようございます。
剣岳・・
剣岳の登山の為の下調べで、始まったヤマレコ・・
でも、凄いですね!
あの早月尾根を日帰りで・・
とても自分には無理ですね!
さすがです
☆alpinismoさん
こんにちは
確かに、槍よりはハードです!
早月尾根は、槍平小屋から槍ヶ岳の頂上まで
みたいな感じをひたすら2300mの標高差を
登るような感じです。
でも、alpinismoさんなら
私達より、早く行ってこられると思いますよ〜
是非ともチャレンジしてください。
ではでは
☆HIDENORI-Tさん
こんにちは
私は、数年前に登った
あの苦しみを忘れてしまっていたので
再び早月尾根を登ってしまった次第です。
早月尾根は、日帰りではもう行きませーーーーん
私も次は別山尾根で行きます!
☆terachanさん
こんにちは
この日は早月尾根から
富山平野がよく見えましたよ〜
剱岳って本当にいい山ですね!
飛騨の山にも来て頂きありがとうございました。
☆kawasemiさん
こんにちは
私はkawasemiさんとは
まったく逆の脚質ですね〜
登りは大好きなのですが、帰りはヘリコプターで
帰りたいというのが本音です。
熊は、このおもちゃのピストルが
意外に効くんですよ〜
人間より聴力の優れている熊には
よく聴こえるのだと思います。
☆lifter175さん
こんにちは
早月尾根ですが
北岳の大樺沢のピストンを日帰りで
出来る力があれば、大丈夫ですよ〜
出来ると思いますので是非ともチャレンジしてください。
万が一の時でも、早月小屋があるので安心です。
頑張った分の感動は
ちゃんと味わえる素晴らしいコースです!
でも、そちらからですと
登山口までが遠いですね・・・
☆komadoriさん
こんにちは
私達は、仕事の関係上
なるべく日帰りをという事なので早月尾根にしましたが
本当はゆったり
剣御前や、剣沢の小屋に泊まって
別山尾根に行きたいのですよ〜
今年は、天気の回りが週末悪いですよね。
来年は良いかもしれませんよ。
☆umetyanさん
こんにちは
剣岳の登山の為の下調べでヤマレコを
始めたんですか〜
剣を調べなかったら、お会いしていなかったかも
しれませんね。
早月尾根は、登り甲斐がありますよ。
是非とも登ってみてください。
raichouさん、delta-hfさん、こんばんは
登頂おめでとうございます
剱かっこい〜
すごい景色ですね〜
いつか自分の目で見れる日がくるんだろーか・・・
ため息がでました
2人ともステキです
でわでわ
☆algaeさん
こんにちは
早月尾根は、連休の取りづらい
私達には仕方なく選択しなければ
ならないコースですが
立山室堂からのコースでしたら行けますよ〜
是非、剱岳に行ってください!
lifter175さん こんばんは!
実は二人とも、出発前頭痛薬を飲んでのスタートでした
何とか無事下山できホッとしています
lifter175さんの若さと体力だったら、行けると思いますよ!!
是非挑戦してみて下さい。
また、高山に来ることがあったら、是非立ち寄ってくださいね〜
komadoiさん こんばんは!
本当に堂々たる、威厳のある山でした。
何とか受け入れてもらえ、山頂にたった時の
感動は大きかったです
体調、天候なかなか全てが完璧にいかないものですね
時には、断念する勇気ももってこれからも安全に山を楽しみたいものです
umetyanさん
こんばんは!
日帰りしか出来ず、また時間に縛らないという理由で
早月尾根日帰りを選択しました。
次回は(もし行くことがあったら・・・ですが!?)
以前umatyanさんがやられたように
登り早月、下りは別山というのもありかな〜と思っています。(またはその逆)
皆さんのレコを参考にいろいろ挑戦していきたいと思っています
algaeさん こんばんは!
憧れの劔の頂に立て感動でした!!
登るのは大変でしたが(下るのも同じくらいか、それ以上?)
本当にかっこいい!!山でしたよ
algaeさんも、ぜひいつかその感動を味わって下さいね!
当日馬場島山荘の駐車場で写真をお願いした者です。その節はありがとうございました。暗くてわからなかったのですが、私と同じ車で同じ色でしたね。4駆なのが羨ましかったです(笑)
偶然こちらの記録を拝見、拝読させて頂きましたのでお礼も兼ねてコメントさせて頂きました。私はもっぱらブログでの記録ですが、よろしければ当日の我々の様子もご覧頂ければ幸いです。一名が下りでこけて救急車にお世話になるというアクシデントがありましたけど、快晴の剱岳は爽快でした!
http://fukuda.blog.eonet.jp/sfukuda/2013/09/0911-bb18.html
冒頭に撮って頂いた写真を掲示させて頂いております。お礼方々、ご挨拶まで^_^
☆katuoさん
こんにちは。
覚えてますよ〜
馬場島では、なかなかカメラの
ピントが合いませんでしたね(汗)
お互い往復だったので
行きも帰りもお会いできてよかったですね。
それにしても、上り下りのスピードには
ビックリしましたよ〜
そちらの下りでは、写真を撮っていただき
こちらこそ、感謝でした。
下山途中で、アクシデントもあったようですが
命に関わることじゃなくて良かったです。
こんにちは、katuoさん
当日のこと、しっかり覚えています。
同じ車があったな〜と思っていましたが、
出発前にトイレに行って戻ってきた時、
アレッ!車の向きが変わっている?と考えてしまいました。(笑)
MPVの前は銀色のスッテプワゴンに乗っており、
家族でディズニーランドへ行った時、自分の車がわからなくなってしまった
今は全くそういうことはありませんが・・・
早月小屋のあたりで私達二人が写っている写真は、三人の内のどなたかに撮っていただいた写真だと思いますよ。ありがとうございました。
同行者の方の怪我、重傷でなくて本当に良かったですね。
山はいろんな出合いがあって楽しいですね
山で出会った方って結構覚えているものです。また、どこかでお会いしましょう
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