【間ノ岳】 尾無尾根〜間ノ岳〜農鳥岳
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- GPS
- 12:36
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 3,328m
- 下り
- 3,324m
コースタイム
- 山行
- 11:34
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 12:36
天候 | ・晴れのち薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
《取り付きまで》 荒川沿いの林道を進むと堰堤があるので右岸のロープを手掛かりにトラバース。 弘法小屋尾根取り付きの梯子から尾根に取り付くと単管パイプで整備された巡視路になっており1520m辺りに「北沢」「三ツ爆」の案内標識があるので南方向の「三ツ爆」への横断道を進む。 この道も巡視路になっており多少の崩れはあるものの良く整備されています。 細沢手前の平場(熊の平)を過ぎ堰堤への下降路を下り堰堤の施設へ細沢を渡渉。ここは過去に吊り橋があったようですが現在はありません。流れの強い細沢なので水量が多い時は厳しいでしょう。 堰堤施設の脇にケーブル・ワイヤーが垂れているのでそれに沿って尾根に取り付きます。 《尾無尾根》 尾根に乗ってしばらくは藪が煩い痩せ尾根。尾根上にはケーブルが伸びており、基本的には沿って踏み跡があるので追う方が良いでしょう。 地形図の通り2413mまでは上り一辺倒。この区間は歩き易く気持ちの良い樹林帯も有ればブッシュ区間もあります。 2500m過ぎからハイマツが出てきますが、これは長く続かず再び樹林帯になります。 本格的なハイマツ帯(森林限界)は2600m後半で序盤は背丈以上のハイマツ帯。 尾根上はハイマツが深そうなので(未確認)細沢側の等高線で2、3本下のダケカンバ帯をトラバースしましたが稜線から離れ過ぎたので2850辺りで稜線復帰。 ここからのハイマツ帯は腰程度の深さなので稜線上を歩いても大丈夫だした。 2900m辺りから本谷側の崩壊地との際を歩けるのでスムーズに進みます。(ザレや脆い岩場なので崩壊地に落ちないよう注意) 3000mを過ぎるとハイマツ帯から砂礫地となり3150m付近で間ノ岳南側の一般登山道と合流します。 |
写真
年々厳しくなってるような(笑)
suna)私の友達の某おじさんは以前右上の穴に潜って突破したのですが、今は上流側が岩で塞がれてて無理です。
suna)オフィシャルドリンク! 私、この手前でスマホを落とす大失態。kaiさんに見つけていただいたからよかったものの、大反省です。kaiさんありがとうございました!!
suna)ホンモノのチキン野郎の私は出来るだけハイマツの上を歩く。kaiさんは涼しい顔して縁を歩いてた。自称チキン野郎なんて絶対ウソだw
休憩を入れたにしても結構掛かったな。
suna)山頂ではkaiさんのお友達のyamayoさん親子とばったり!この後最後まで一緒に行動。kaiさんと一緒でただでさえ楽しいのに、さらに楽しくなりました!
5分前にオヤジと会った方は不機嫌で怒られたと言っていたが僕の時は上機嫌(笑)
suna)なんだかんだいいおっちゃんですよ!
今回はここで終了。 楽し過ぎた1日でした!
suna)私はトレランじゃないのに走らされました。おかげで体全体がバッキバキです。本当にスパルタでしたw
感想
お盆休みの天気は予報を見る限りイマイチ。
唯一快晴を望めそうな水曜日を狙って間ノ岳尾の尾根に行ってきました。
今回は激藪愛好家であり強烈な健脚のsunatomoさんに付き合ってもらえる事になり資料の少ない場所でも心強い山行になりました。
3時40分に開運トンネルからスタートして林道を軽く走りながら荒川出合に向かいます。
1時間20分程で野呂川発電所バス停に到着、荒川沿いの林道を進み少し増水気味の堰堤を越え弘法小屋尾根取り付きを登ります。
良く整備された道を登り1540m地点の横断道を「三ツ爆」方向へ進みます。
ここからは2人とも初見なのでテンション上がりました。
横断道終点には熊の平と呼ばれる平場があり、水も近くで取れるので泊まりの場合は良い幕営地となるでしょう。
熊の平から細沢へ降りる辺りからは道は怪しくなり、過去に掛かっていだという吊り橋も無いので細沢を渡渉し堰堤の施設脇のジャングルみたいな藪を掻き分けながら尾無尾根な林道へと上がります。
尾根に乗ると藪っぽい感じでsunaさんと先はヤバイかもねーなんて話してましたが痩せ尾根を進むと藪は薄くなり、上へと伸びるケーブルに導かれながら歩く事になりました。
地形図の通り、この尾根は登り一辺倒。良く言えば標高を稼げる尾根とも言えますが、藪区間も一定間隔で現れるので数字以上に疲れます。
2413mの小ピークを超え2500mを超えた辺りでハイマツが出てきて「この標高からマジかよー!」なんて騒いでましたが、直ぐに無くなり再び藪っぽい樹林帯に復帰です。
結局森林限界は2650m以上で想定していたより高い標高でした。
ハイマツ帯に入ってからのコース取りで進行スピード・疲労度が大きく変わるのでRFは慎重になりますが、RFに関して私とsunaさんの見方は同じようでハイマツ帯とダケカンバ平の境目を選び、ハイマツの薄い(オアシス)と思われるコース取りも共通していました。
結果的に気持ち悪いくらいハイマツ漕ぎ回避成功したルート取りで(それでも弘法小屋尾根程度は漕いでます)上部の岩稜帯まで進みますました。
早朝は快晴だった天候も伊那谷方向からガスが上がってきましたが、尾根上部の岩の上から見る北岳、細沢カール、弘法小屋尾根、大唐松尾根、農鳥岳などの展望は過去に歩いた時を思い出しますが、sunaさんも同じようにこの山域の藪尾根を歩いているので話す事が通じるし苦しかった場所も指で指して共通認識出来るので同じ藪山好事家と登れて充実した時間でした。
間ノ岳直下の砂礫帯まで来ると、大きな課題だった尾無尾根も終わってしまう寂しさもありましたが間ノ岳南側の一般ルートに出ると藪尾根も終わり多くの登山者で賑わっています。
少し歩いて間ノ岳山頂に行くと休憩している登山者の中に見慣れた親子が、、、連休中に白根三山を縦走すると聞いていたyamayoさん親子でした!
再開の嬉しさにワイワイ騒ぎ、帰りのコースも同じなので一般に行動する事になりました。
小さな頃から知っているハル君もビックリする程速くなり、オッさんは煽られながらハイスピードで走ってしまいました(笑)
農鳥小屋でミッキーマウスよりも写真を撮られると評判のオヤジと談笑して農鳥岳へ。
ここでも某登山アプリの有名人の方に会い一緒に写真を撮ってもらいました。
それにしても農鳥岳から見る南嶺は何度見ても素晴らしい!
大門沢下降点には景色に未練タラタラの登山者達。私もその1人なので気持ちはよく分かります。
ここから大門沢小屋〜取水口〜林道まで4人で元気良く走り、取水口付近で地元の知人に遭遇して、さっきGETしたというハナビラタケを半分分けてもらっちゃいました! 香りが強く天ぷら大好きなんです。
最終的に6人で林道を走り大門沢ゲートで今回の山行は終了です。
天気の良さと展望は勿論だけど、愉快なsunaさん気心知れたyamayoさん、知人にも会えて本当に楽しい山行でした!
まさかの二週連続間ノ岳。
変な尾根、安心のパートナー、新しくできた友達・・・
いやー、こんな贅沢していいんですか?ってくらいの山行になりました!
某アプリでも南アの(ニッチな方面で)有名なお2人のコラボ、楽しませていただきました😋
弘法小屋以上にマイナーで難易度高い(筈)なのに、ベテラン2人の楽しいコメを見ると普通そうに見えるのが恐ろしい…
しかも日帰り…😨
あのアフロはあの人ですねwバナナショットがないのが残念…🤣
次回の薮尾根も楽しみにしています😄
kaiさんという最強レベルの藪ヤさんと一緒なので、心強すぎてめっちゃ楽しかったです。
こういう藪尾根は日帰り装備のほうが楽ですね。
今回歩いた尾無尾根は資料が乏しいという意味での難易度高めでしたが、実際歩いてみると悪場はないので体力勝負の尾根でした。今回のコースガイドで歩く方が増えるのではないかと思います。
アフロの方とは同郷と知ってビックリでした!
下界で会う確率の方が高いはず何ですけどね。笑笑
お疲れさまでした
一緒に山遊びできて、最高に楽しい一日になりました。
kaikaireiさん、会いに来てくれてありがとう
ステキな山友達を紹介してくれたことにも、大感謝です
sunatomoさん、初対面だったのにとても居心地よかったです
お人柄ですね
また一緒に遊べる日が楽しみです
いやー、こちらもめっちゃ居心地よかったです!
特にテント泊の件はもう他人とは思えないくらいでしたよw
今度は最初からご一緒しましょう!!
yamayoさんとsunaさんは絶対に相性が良いと思っていましたが、会って直ぐに昔からの友人のようで僕としても嬉しかったんですよ!
またハル君も一緒に遊びましょう
私は堰堤越えてから荒川の河原歩いて1512経由で細沢出合の堤防施設で渡渉と考えてます。
尾無尾根の森林限界越え、弘法小屋尾根みたいにリッジじゃなく広い感じなんですね。
お二人がコラボしてしまうと藪尾根の新規開拓のレコの掲載ペースが半分になってしまいちょっと複雑な心境です
マドレーヌの絵柄…歩いてるルートとのミスマッチが微笑ましい気分になりました。
賑やかな北岳や仙丈ケ岳の山頂で食べたら絵になりそうです
私としては毎回でもコラボしていただきたいものですw
前回はkaiさんに地元のお菓子をいただいたので、今回は私の地元のケーキ屋さんのおやつをお返しにもっていきました。喜んでくださってこちらも嬉しかったです。
沢通しは興味があるなで是非とも歩いてみてください。
森林限界越えてからはルート選択出来るくらいなので、弘法小屋尾根よりは広い感じでしょうか。 大唐松尾根も広かったけど、あそこは森林限界越えてから高度を上げずにハイマツ帯が続いたので強烈でしたね。(今は北側のダケカンバ帯に回避するルートが主流になってますが)
sunaさんのサプライズ!本当に美味しかったし嬉しかったです
彼は体力的に優れていますが、何より折れないメンタルに藪山好事家として驚きました!
お二人の安定し、かつ的確で速いバリ尾根歩きさすがですね。たぶん僕は行けたとしても、ハイマツ帯のルーファイ苦労するんだろうなあ(;´・ω・)
農鳥のオヤジさんに、弘法小屋尾根下る前に(その夜、雨で結局断念しましたが)細沢カールの良さをいろいろ教えてもらっていたので、憧れが膨らんでいるところです。羨ましい(^^♪ 上記コメントの方々が行く日程に合わせでも行こうかなあ ( ´∀` )
kaiさん、稜線から東俣方面へ下る予定なんですね。どの尾根かなあ〜(^^♪ →あっ!答えなくていいですよ(^^♪アップするまで想像するのが楽しみでもあるんで (^^♪
いやー、kaiさんのルーファイが冴え過ぎて、格の違いを見せつけられましたよw
間ノ岳は縦走中に通過されることが多い山で、私も前回まではその魅力がいまいちわかってなかったのですが、雄大なカールを目の前に見れるコースを歩いて印象が変わりました。間ノ岳は素晴らしすぎる!
sunaさんは本当に強いですよ!前回の烏帽子中尾根よりも体力勝負の尾根でしたが全く疲れた様子を受けず自分がバテました
細沢カール!あそこを直登してみたら気持ち良いでしょうね。 シェルパさんがフル歩荷してくれるなら付き合いますよ(笑)
来週までに天候が安定してくれる事を願うばかりです。
メンバーもUTMF入賞者達なので心強い反面、潰される可能性大
大門沢の下りでロストしてた時に声かけてもらったおかげで無事復帰できました.ありがとうございます(お礼を言おうにも速すぎて追いつけませんでした)
当日はいい天気で最高でしたね!
kaiさんは速すぎて我々三人も追いつけませんw
自分は全然速い部類のランナーでは無いのですが、今まで速い人達を何人も見てきて速い人達は共通して歩く時の姿勢が良いものです。
chemoholicさんの歩いている姿を何度も(笑)後から見てましたが、背筋が立って綺麗な姿勢でした。
南アルプスにはよく行っているので、また何処かでお会い抜きつ抜かれつやりましょう
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