北岳 間ノ岳

2013年09月12日(木) ~ 2013年09月13日(金)

• GPS: 28:55
• 距離: 17.2km
• 登り: 2,264m
• 下り: 2,244m

コースタイム

9月12日
6:35広河原〜8:30大樺沢二俣8:50〜10:50八本歯のコル10:55〜12:10北岳山荘(受付・昼食)
13:10北岳山荘〜13:40中白根岳〜1:40間ノ岳14:55〜16:10北岳山荘

9月13日
6:10北岳山荘〜7:10北岳7:55〜8:25北岳肩の小屋〜8:45小太郎尾根分岐の上8:50〜9:55大樺沢二俣10:00〜11:30広河原

天候

12日
晴れのち曇り

13日
曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芦安駐車場（甲府昭和インターから車で約40分）
12日木曜日0時過ぎに到着、駐車場はガラガラに空いていました
朝も空いていました

9月の平日の始発バスは6時30分ですが、5時10分頃タクシーが5台くらい来ます
私は並んでなかったけど20分頃乗り場に行くと最後のタクシーに運良く乗れて
そのタクシーは5時25分に出発し6時10分に広河原に着きました
（土日は早くから並ばないと乗れないです）

11時半に下山後、12時出発のバスより10分早いタクシーに乗りました
片道1,100円

コース状況／危険箇所等

★登山ポスト
広河原インフォメーションセンター2F、広河原荘

★道の状況（全体的に危険箇所はないと思います）
◎広河原〜大樺沢二俣
全体的に緩やかな登り
所々、沢の水が流れている道を登ります。靴が濡れるほどではありません。
鉄の橋は2回渡ります、他に小川を木の橋で何回か渡ります。
下ばかり見て歩いていると間違って違う沢沿いに登ってしまうおそれがあるので、
前や上方向をよく見て歩く

◎二俣〜八本歯のコル
だんだん傾斜がキツクなっていきます
標高2700mを越えるとハシゴがたくさん出てきます
ハシゴは高度感などはなく登りは恐くないです

◎八本歯のコル〜トラバース道〜北岳山荘
トラバース分岐まではハシゴや岩登りなどがあります

◎北岳山荘〜中白根山〜間ノ岳
ゆるやかで歩きやすい道です
中白根山〜間ノ岳で一部片側が切れ落ちている狭い道を歩きます
山頂はどちらも広いので濃霧時は注意（地図とコンパス用意）

◎北岳山荘〜吊尾根分岐〜北岳
最初は緩い登りです
濃霧時に岩場を歩く時はペンキマークの通りに歩きます
吊尾根分岐からはガレ場を登ります、途中でハシゴや狭いトラバース道を歩きます

◎北岳〜北岳肩の小屋〜右俣〜二俣
稜線上は歩きやすい道、一部急なガレ場を降りる
右俣も歩きやすい、簡単なハシゴがある

★北岳山荘
夕食のおかずは美味しいという評判でした
生ビール900円　生小ビール500円（缶ビールを買った後に気付きました　残念！）
自炊室　畳の部屋　4：00〜18：00　利用可
トイレ　男女共用　水洗
1階大部屋　2階個室　個室の天井上に屋根裏部屋あり（ハシゴで上がる）
受付に天気予報の紙がある　夕・朝食時に天気予報を伝えてくれる

★トイレ
広河原インフォメーション（無料）
各小屋、大樺沢分岐（有料）

写真

9/12 6:32

元々の予定より1時間早い6時半過ぎに出発♪

9/12 6:36

吊橋を渡る

9/12 6:39

広河原山荘のすぐ先にある分岐

左に行くと遊歩道でグルッと回ってインフォメーションへ

9/12 6:53

これ、登山道です！かなり長い間水の道を登っていきます(´・ω・`)

まるで沢登り？のよう

9/12 6:55

ミヤマシシウド

9/12 6:56

9/13 11:10

白根御池小屋分岐
私は左方向の大樺沢コースへ

9/12 7:01

ハシゴもあります

9/12 7:16

ピンクテープの通りに、大樺沢の左岸（右側）を進みます

9/12 7:19

1個目の鉄橋で大樺沢の右岸に渡る

9/12 7:20

9/12 7:25

バットレスが見えた！(*´v｀*)ノ

9/12 7:30

お花畑の間を歩きます♪

9/12 7:37

時々、木の橋を渡る

9/12 7:52

2個目の鉄橋

9/12 7:57

ミヤマアキノキリンソウ

9/12 8:06

お花畑の先にバットレス！ヽ(・∀・)ノ

9/12 8:14

ホタルブクロ

9/12 8:15

青いのはクガイソウ

9/12 8:15

お花畑の先に八本歯のコル
この先大樺沢沿いになると大樺沢二俣は近い

9/12 8:30

大樺沢二俣
このように岩に「←八本バ」と書いてあります

この右上にバイオトイレがあるけど、ここからは見えない

ここで休憩している人も多い

9/12 8:44

二俣から見上げる右俣コース方面とバットレス(´∀｀)

9/12 9:19

行きは左俣コースへ
雪渓も残ってるけど、向かって右側の夏道を歩きます♪

9/12 9:23

大樺沢の上部

9/12 9:32

荷揚げをしているヘリ
何度も往復してました

後から山荘で他の登山客に聞いたのですが、朝方にはヘリでの救助もあったそうです。そういえば6時半過ぎにヘリの音が聞こえてました。

9/12 9:45

さらに上部へ
この先はやや左方向へ進みます

9/12 9:51

右を向くと間近に見える迫力あるバットレス(｀・ω・´)

9/12 9:52

後ろを振り向く
こんなに登ってきたんだ〜
でも疲れた〜(´д｀ι)

9/12 10:18

いよいよ最初のハシゴ！Щ(`・ω・´Щ)

9/12 10:28

ハシゴの写真を全部撮ろうと思ったけど、たくさんありすぎて途中で撮り忘れたり・・
10個以上はあると思います

9/12 10:37

登ったハシゴを振り返る
1個登るたびに立ち止まって息を整える(；´Д｀A ｀｀｀

9/12 10:38

20分くらいたって、こんな岩も登る〜
ヤレヤレ、やっとハシゴも終わりかな？(・∀・；)

9/12 10:41

・・と思ったらまたハシゴ！((;゜Д゜))

9/12 10:51

やっと着いた八本歯のコル！ヾ(´Д｀;●)

9/12 10:53

八本歯のコルから少し登って振り返る！
まだまだ急登は続く(´-ω-｀;)

9/12 10:55

まだハシゴがあった！ヾ(´゜Д゜｀;)ゝ

9/12 11:00

振り向いて富士山を見つけてテンションが上がる！

9/12 11:05

ハァハァ！登る登る・・・(;´Д`)

9/12 11:08

叫んでいる声が聞こえたので・・よく見るとバットレスを登ってる！
女性2人だった！すごいなぁ！(☆ω☆)

9/12 11:11

・・って自分もこんな岩を登るんだ〜Σ(´д｀ノ)
赤と黄色のペンキマークを伝って登る

9/12 11:24

北岳山荘へ続くトラバース分岐に着いた(≧ω≦*)

9/12 11:26

北岳山荘まで降りるのか・・(o´Д｀o)

八本歯のコルから直接トラバース近道があるといいのに〜

9/12 11:30

イワベンケイの実

9/12 11:35

キンロバイ

9/12 11:37

ハシゴと木の棒
一見、恐そうだけど高度感はないので大丈夫

9/12 11:39

木の棒の内側を歩く

9/12 11:40

こちらのハシゴも恐くない

9/12 11:49

どのハシゴも高度感はないので大丈夫(o’v｀b)

9/12 11:52

あとは山荘までなだらかに降りていきます

9/12 12:55

北岳山荘到着！
小さく見えるけど2階建て！屋根裏部屋もあります！

9/12 12:56

こちらは診療所
他に大きなトイレもあるけど、宿泊者は山荘の中の水洗トイレを使います

9/12 12:17

私が泊まった2階にあるお部屋、一番乗り！
お布団は9枚あったけど、4人でゆったり過ごせました♪
天井の上にもうひとつ部屋があり5枚布団がありました

9/12 12:22

窓の外から、素敵なギターの音色が聴こえてました♪

9/12 12:39

昼食はスタバのコーヒーを淹れて、チーズパン・抹茶パンと一緒に♪
景色を見ながら・・と言いたい所だけど真正面は雲で真っ白(´＿｀。)

9/12 13:16

大阪から来られた男性4人組と一緒に、間ノ岳まで行ってきます！( ｀・ω・´)

9/12 13:36

中白根山まではなだらかで歩きやすい！

9/12 13:46

頂上は広いです

9/12 13:59

間ノ岳に向かいます！
こちらはややトラバースの道

9/12 14:04

振り返ると、白と黄色と緑のコントラストが綺麗(*｀・∀・´*)

9/12 14:05

棒が見えたので、間ノ岳山頂！？とつい思ってしまう(・∀・；)
こんなピークが2つありました

9/12 14:24

だんだんガスッてきて見えない・・間ノ岳はまだかなぁ？

9/12 14:38

今度こそ間ノ岳！！

9/12 14:42

着きました！(*｀・∀・´*)
でも展望は全くナシ(´；ω；`)

9/12 14:47

こちらも山頂は広く道標もあるけど、農鳥岳や三峰岳への道がよく分かりません(-∀-`; )

9/12 15:15

北岳山荘に戻ります
この先は左側が断崖で少し注意が必要な所があります

9/12 15:43

中白根山に戻りました
ここでお菓子休憩をした後、間違った尾根に進みそうになりました・・

9/12 15:50

ミヤマミミナグサ
〜間ノ岳の往復はこの花がたくさん咲いていて癒されました

9/12 17:47

自炊室にて夕食♪
ビールと一緒にスティック野菜を味噌で食べながら、キノコ入りチーズクリームパスタを作る(・∀・)　野菜類は全て自宅で切って持参

9/13 5:21

おはようございます！

富士山が見えて嬉しいけど頭上には真っ黒な雲が(*゜Д゜*)

9/13 5:22

ご来光その1
真っ赤な太陽！

9/13 5:23

ご来光その2
太陽に横に線が入っていてまるで土星みたい( ´艸｀)

9/13 5:29

真っ赤っか！
めずらしいご来光でした(・´∀｀・)

でもこの後上の雲に隠れて見えなくなりました(゜ω゜;)

9/13 6:09

出発予定時間は5時半だったけど、晴れるのを期待して6時過ぎまで待機・・でもダメだからとりあえず出発(・ω・;ヽ)

9/13 6:14

うぅ〜何も見えない・・・(T◇T o)

9/13 6:28

頂上まであと40分・・
転落注意って書いてあるから気をつけよう(*´；ェ；｀*)

9/13 6:40

トラバース分岐から10分ほど歩くと、あら！晴れてきた(*＾v＾*)

これは振り返ったところ
真ん中のピークからは稜線の左側にある道を登ります

9/13 6:40

ピークの上にいる男性2人組も景色を堪能しているようです└(゜∀゜└)

9/13 6:40

途中にハシゴもあります

9/13 6:51

吊尾根分岐

9/13 6:53

吊尾根分岐の上から振り返る
ここを登ってきたなんて嬉しい〜(*≧∀≦*)ノ

9/13 7:01

頂上に人が見えます(*｀・∀・´*)

9/13 7:04

狭いトラバース道
すれ違いの時は気をつけます

9/13 7:12

北岳
キタ━━Ψ(゜∀゜ )Ψ(゜∀゜)Ψ(　゜∀゜)Ψ━━!
（頂上の一番南側にいます）

9/13 7:18

ブロッケン現象！(o・∀・o)
知らない人同士でキャーキャーと楽しみました！

9/13 7:20

頂上から
富士山！

9/13 7:22

頂上から
鳳凰三山

9/13 7:30

頂上から
甲斐駒ケ岳

9/13 7:51

頂上から
仙丈ケ岳と両俣小屋方面に降りる尾根

9/13 7:52

頂上から
足元のバットレスと大樺沢

9/13 7:52

頂上から
飛行機

9/13 7:53

撮ってもらいました♪

9/13 7:50

頂上
天気も景色も最高で、帰りのバスは14時でいいや、と思い
モーニングコーヒーも淹れて、景色を楽しみながらゆっくりしました(´ω｀*)

9/13 8:04

北岳肩ノ小屋方面へ降ります

9/13 8:23

布団を干してました♪

9/13 8:32

こちらも稜線が続いているのが見えて素敵な道です（´∀｀）

9/13 8:36

小屋の前後は少し急斜面もあります

9/13 8:47

ここで休憩している人が多かったです
みんな名残惜しそうに景色を見ていました

ここが小太郎尾根分岐かと思ってたら違いました(・∀・i)

9/13 8:49

前の写真の所から少し降りた所、この写真の真っ白な地面の所に分岐がありました

9/13 8:54

小太郎尾根分岐
このへんから、もしかして予定より早い12時のバスに乗れるのでは？と思い、休憩は少なめにして降りていきました

9/13 8:55

右俣コースを降ります♪

9/13 8:58

振り返る
青空が綺麗

9/13 8:58

お花も綺麗(*｀∀´*)

9/13 9:04

左に行くと草スベリ（白根御池小屋に向かう）

9/13 9:05

タイツリオウギの実
スナップエンドウみたいな形

花は黄色い

9/13 9:14

草スベリへの分岐を過ぎると樹林帯
疲れが出てきたし足元が悪いので慎重に降りました

9/13 9:17

雪渓が見えてきた！

9/13 9:23

振り返ります
右俣コースの道も明るくて気持ち良く歩けました

9/13 9:45

大樺沢二俣までもう少し！

9/13 9:56

大樺沢二俣

9/13 9:57

水を飲んで飴を舐めて出発(｀・ω・´)

9/13 10:24

暑い！喉が乾いた！疲れてきた！(´・ω・`)

9/13 10:51

でも最後まで気を緩めないようにして歩く！

9/13 11:27

着いた〜！

9/13 14:43

ソロの山歩き無事下山をお祝いして
温泉の後は、友人のブログで見て行きたかったお店にて、麦飯ご飯と馬刺し！

撮影機器：

NEX-3 SONY

SH-03C SHARP

装備

個人装備

ヘッドランプ

1

予備電池

1

1/25,000地形図

1

ガイド地図

1

コンパス

1

保険証

1

携帯電話

1

計画書

1

雨具

1

ストック

1

水筒

1

時計

1

非常食

1

共同装備

ツェルト

1

ファーストエイドキット

1

医薬品

1

カメラ

1

高度計

1

車

1

感想

ポピー🦉popie

1人で丹沢に登った事が2回あるけど、今回初めてアルプスの山にソロで登りました♪

ソロなので大事を取って、以前に登った事がある鳳凰三山にしようかと思ってたけど

やっぱり行きたい山、北岳へ！Щ(`・ω・´Щ)

ソロで登るにあたって、皆さんが書かれたこのヤマレコの山行記録はガイドブックよりも本当に参考になりました！

また私が持っていた山の雑誌では1日目に北岳に登り、2日目に山荘から間ノ岳往復という案内が載っていて

最初はそのつもりでしたが、1日目に山荘に着いてから夕食まで時間がありすぎて1人じゃ時間を持て余してしまいそう・・

それに早朝の方が空気が澄んでいて景色がいいだろうし、一番の目的の北岳に朝に登る方がいい！

と思って、今回のコースを計画しました♪

最初はルンルンと登っていたけど、八本歯ノコルの前後でバテテしまい、何度も何度も

立ち止まって深呼吸をしながらゆっくり登っていきました、こんなの疲れたのは初めて！(σ´д`。)

北岳山荘に着いてお昼ご飯を食べていると雲が多くなってきたし、これから間ノ岳往復をどうしようか？迷いました

でも間ノ岳にも行きたい！ちょうど大阪から来たという男性4人組が間ノ岳を往復するので一緒に行きました♪

中白根山と間ノ岳山頂やはりガスってしまい景色は何も見えなかったけど

でも間ノ岳に行った！という満足感がありました(・∀・)

ただ・・山荘から簡単な道の往復と軽くみていて地図とコンパスを山荘に置いたまま行ってしまい

帰りの中白根山で休憩後に男性4人組が北西に伸びている尾根の方に向かって歩き出し

たまたま私は行きに「中白根山」と書かれた道標の向きで方向を覚えていたので

「そっちは違いますよっ！！」と呼び止めて正しい道で戻ってこれました。

でも正しい道を歩きながらも周りは真っ白で方向感覚が分からなくて、みんな心の中で

「本当に合っているのだろうか？」と少し不安でした(´Д｀)「山荘はまだ見えないのか？」って何度も言って・・

電気モーターの音が聞こえてきた時はホッとしました。何時如何なる時も地図とコンパスは必要です(´・ω・｀;A)　

山荘では9人部屋に女性4人！大阪から来た年配の方2人組、私と同じソロの方広々と快適に過ごせたし

消灯時間までと次の日の朝もいっぱいお話が出来てとてもとても楽しかったです！

北岳山頂でも知らない人同士みんなで仲良くなってブロッケン現象を見て喜んだり

写真を撮り合ったり、帰りの道でもいろいろな方と楽しくお話をしたり

本当に素敵な山登りになりました(*´>ω<｀*)

★熊に遭遇
12日行きの芦安→広河原に向かうタクシーの一番後ろの席に乗っていると
「あっ！熊がいる！！」と声がしてタクシーが止まりました！
運転手さんがすぐに車を降ります（恐くないのかしら？）
でも「もう見えないや」と言って戻ってきました。
場所は芦安と夜叉神の間、熊は猿くらいの大きさの小熊で道路を横切って下の方に
走っていったそうです。
「50年ここを走っているけど、熊を見たのは初めてだ」と言ってました。
最近は熊の目撃情報が多いですね・・・車に乗ってて良かった(；´Д｀A