火打山(笹ヶ峰からピストン)
- GPS
- 09:12
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
07:45 黒沢出合 07:55
09:10 富士見平分岐 09:15
09:55 高谷池ヒュッテ 10:15
10:35 天狗の庭
11:15 雷鳥平
11:45 火打山 12:30
12:50 雷鳥平
13:15 天狗の庭
13:30 高谷池ヒュッテ 13:45
14:20 富士見平分岐 14:25
15:30 黒沢出合 15:35
16:10 笹ヶ峰登山口
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<下山後の温泉> 苗名の湯 営業時間10:00-20:00(季節や曜日によるのでHPで確認してください)、\450 http://www.myoko.org/doc/naenanoyu/blognplus/ |
写真
感想
手付かずの自然の風景が楽しめる、いい山でした。
ブナ林が続く山ろくの登山道、中腹に広がる平地、
山頂付近のザレ感、湿気が多くて無風の森など、
雨飾山と多くの共通点があると感じました。
離れているが、稜線で繋がっている山同士なんだと
改めて感心しました。
全行程約18キロのロングコースの割りに、
快適に登れたのは、木道・木階段のアシスト、
1キロおきに配置された標識など、
コース整備によるところが、大きかったと思います。
<笹ヶ峰登山口〜黒沢出合>
コースのほぼ全域に渡って、木道が整備されています。
明るいブナ林が続く、たいへん気持ちいい道です。
この区間は、傾斜もなだらかなので、快適に通行できました。
登山道の木道としては、かなり質の高いものです。
強いて不満を言うなら、約30cm間隔で取り付けられている木片に、
登山靴が引っ掛かって、歩きにくいところでしょうか。
木片は、滑り止め用の構造なので仕方ないのですが、
完成度が高いだけに残念でした。
作業員の方が、組み立て工事をされている箇所があります。
作業の妨げにならないよう、注意して通行します。
作業現場には、1人用テントがあったので、
ここで寝泊りして作業をされているのかもしれません。
ご苦労さまです。m(_ _;)m
<黒沢出合>
登山口から1時間弱、最初の休憩ポイントにつきます。
沢を通り過ぎる風が、冷んやりして気持ちいいです。
沢にかかる橋の両側が、休憩箇所になります。
山頂側の橋のたもとから、川辺に降りられます。
少し登った登山道脇に、給水できる小さな滝があります。
<黒沢出合〜富士見平>
山頂までのコース中、最も勾配のきつい区間です。
岩に手をかけて這い上がる場所も、何箇所かあります。
整備がゆき届いた火打山の登山コースの中で、
数少ない登山道っぽい区間とも言えます。
コースの前半は、「十二曲がり」と呼ばれる坂道が連続します。
印象としては、比較的歩きやすい部類の坂道です。
大きく折り返す場所には「7/12」のように、
12個の折り返しの数を、分数で表記する標識が置かれています。
(何ヶ所か見落としてます)
コース後半は、全ルート随一の難所です。
「十二曲がり」という、いかにも難所っぽいところを通過して
ホッとしたのも束の間、時々かなり急な岩場が現れます。
鎖やロープもないので、足場を確認し慎重に登ります。
区間の後半には、クオリティの高い木製階段が設置されています。
無意識に日常の階段と同じペースで登ろうとするせいか、
ペースが乱れやすくなる気がしました。
<富士見平>
樹木がまばらになり、空が明るく感じるようになると、
富士見平の分岐点に着きます。
4、5人が休める程度の広さなので、大休止には向かず、
一息ついて即出発しました。
<富士見平〜高谷池ヒュッテ>
標高差100m以内の、平坦で長い道が続きます。
全体的に樹木がまばらで、視界が開けています。
富士見平手前の急勾配から一転、天国のような道です。
ただ、小刻みなアップダウンが続いて、意外に体力を消耗します。
高谷池ヒュッテ近くになると、火打山仕様の木道に救われます。
<高谷池ヒュッテ>
火打山を望む、高谷池の脇に立つ山小屋。
尖った三角屋根が、遠くからも良く見えます。
ここで初めて火打山に出会うことができました。
この日は雲が多く、山頂は終日雲に隠れているだろうと
あきらめていただけに、とても感激しました。
山小屋は、改修工事中のため、売店のみの部分営業。
運悪く、この日は建設資材を搬出するヘリコプターが、
頻繁にやって来て、強風が吹くから離れてくれと、
その度休憩テーブルから追い出されました。
<高谷池ヒュッテ〜天狗の庭>
池を回りこむように、木道が続きます。
登山道は、ちょっとした丘を越え、天狗の庭に続いています。
丘に登って振り向くと、美しい高谷池の池塘の様子が見て取れます。
天狗の庭は、高谷池と同じ池塘の平地が広がっていて、
その奥に雄大な火打山が望めます。
山頂を拝めたのは、ほんの一瞬だけでしたが、
ほとんど手付かずの自然美を楽しめました。
<天狗の庭〜雷鳥平>
天狗の庭からは、山頂までのルートが一望できます。
見る限り相当な距離と高さがあって、ため息がでます。
降りてきた方によると、山頂まで1時間程度と言うのですが、
とてもその時間では、登り切れそうに見えません。
それでも、登ってみるとそれほどの急勾配ではなく、
また、稜線歩きのため、心地よい風と、周囲の眺めが、
後押ししてくれたおかげで、予想より快適なルートです。
<雷鳥平〜山頂>
雷鳥平からは、整備された道が続きます。
丸太で整えた階段や、例の木道が随所に整備されています。
やや、オーバーペース気味でしたが、、1時間あまりで
山頂にたどり着くことができました。
<山頂>
丸っこい山容の割りに、こぢんまりとした山頂です。
周囲は360度の展望がありますが、いずれの方向も曇りがち。
妙高山、白馬岳をはじめとする北アルプス、焼山が
いずれも一瞬だけ見えては、直ぐに雲に隠れるといった調子。
恐らく晴れていたら望めたであろう日本海側も、
深〜い雲に覆われてしまって、残念でした。
一方で、天狗の庭は、山頂いる間は終始良く見えていたので、
天狗の庭からは、火打山の絶景が楽しめたと思うと、
これまた残念。(我々が天狗の庭に戻ったときは、
山頂は再び雲に隠れてました。(´Д`。))
<下り>
火打山仕様の木道・木階段の威力を思い知ったのは、
下山の時でした。膝への負担も少なく、
快調に下ることができました。
黒沢出合まで来れば、後は木道を残すのみと思うと、
それほど負担にならずに、急な難所も乗り越えられたと思います。
<おまけ>
下りで、十二曲がりに差し掛かる少し前のところで、
蜂に足を刺されました (´ω`。)
左足に、軽くちくっとした痛みを感じて見て見ると、
タイツの足首の辺りに、アシナガバチが止まってました。
慌てて振りほどき、その場を離れました。
その日は、患部周辺が少し腫れたものの、
翌日は、腫れや痛みも引きました。
刺された後直ぐに、患部をつねって毒素を出したのが
よかったと思います。
それでも、その場で毒素を出すのは大変なので、
毒液を吸い出す「ポイズンリムーバー」を、
用意しておきたいと思いました。
蜂に刺された箇所は大丈夫ですか
今年は蜂の被害が多いみたいですね
代わりにブヨ・アブが少ないような気がしますが・・・
十二曲り懐かしいです
それに木道も
尾瀬に似た雰囲気がありますよね
昨年妙高行って、ついでに火打もと思って向かったのですが・・・
笹ケ峰のバスの時間があり、高谷池辺りで泣く泣く下山した記憶があります
電車・バスだと日帰り2山は厳しいですね
笹ケ峰から登れば行けたかもしれませんが
蜂の歓迎は御免ですが、お猿さん達の見送りがあって、久しぶりの山歩きをエンジョイ出来た良かったですね
たぶん、黒沢橋あたりですれ違っていますね。
当日は天気も良くてよかったですね。
また、どこかですれ違うと思いますので、その時はまたよろしくお願いします。
久々の好天で山登りを楽しめましたが、思わぬアクシデントが起こってしまいました…。
電車・バスだといろいろと制限もあるかと思いますが、
niiniさんはいつも公共交通機関をうまく利用して、縦走を楽しんでいるなあと思います。
写真に写っているより大きな猿もいて、もし歩いているときに出会ったら怖かったかな。熊の見送りでなくて良かったです。
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