谷川岳 きつい西黒尾根で上がり、天神尾根を下る

2013年09月18日(水) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.7km
• 登り: 1,307m
• 下り: 726m

コースタイム

7:25 谷川ベースプラザ　
7:33 西黒尾根登山口　　
8:50 樹林帯終了　　　　
9:10 ラクダの背　　
9:20 ガレ沢の頭　　　
10:07 ザンゲ岩　　　
10:40 トマの耳　　　
10:55 オキの耳 昼食休憩　　　

11:50　オキの耳　　　　　　
12:00 トマの耳　　　
12:15 肩の小屋　　　
12:22 天神ザンゲ岩　
12:37 天狗の溜まり場
13:06 熊穴沢避難小屋
13:35 天神平ロープウェイ駅　

登り　3：20
下り　1：45　　　

天候

一日快晴、無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

世田谷　5：00
谷川ベースプラザ　7：10

水上　　3：30
世田谷　6：10　練馬で2K渋滞

コース状況／危険箇所等

●谷川ベースプラザー森林限界
深い広葉樹林の中をひたすら1時間半程度登ります。展望もほとんどなく、同じような斜度の道が続き変化が乏しくつらいところです。長い樹林帯を抜けるとまず、南の展望が開け、天神平が見えます。この間道幅も広く明瞭、迷うおそれもなく、危険個所もありません。
●森林限界ーラクダの背　
樹林帯を抜けると南面の明るい笹原でその後尾根の上を進みます、ほどなく鎖場が現れますが、特に危険はありません。正面に谷川岳、右にマチガ沢、その向こうに険しい東尾根を見ながら何ヵ所かの鎖場を超えていく。岩場を慎重にすすみ、ようやく尾根上の突起のラクダの背に着き、一息付けます。
●ラクダの背ートマの耳
ラクダの背からいったん鞍部に下ります、下ったところがガレ沢の頭で厳剛新道との分岐になってます。ここから傾斜を強め、岩場の連続です。ルートは黄色の目印が付いているのでよく見て進みます。鎖場も又現れますが、慎重に行けば問題ありません。ザンゲ岩という大きな岩まで登ると急峻な岩場もほぼ終わります。天神尾根と合流するとトマの耳はもうすぐです。ここの区間は急傾斜と不規則な岩場の連続でここまでの疲れも出てなかなか手強いです。危険個所は急な岩場、ガスるとルートを間違えやすいので目印に注意です。
●トマの耳ーオキの耳
トマの耳からいったん下り岩場を西側から登るとオキのみみです。非対称山形で右はスパッと切れ落ちてます、下ったところは右が崖なので注意。オキの耳から奥に進むと奥の院があり、そちらまで行くと人がぐっと少なく静かに展望を楽しめます。食事にもお勧め。危険個所はありません。
●トマの耳ー熊穴沢避難小屋
トマの耳から今度は笹原の中の整備された木道をまず肩の小屋に降ります。肩の小屋はオリジナルバッチ（500円）各種、飲みものの販売、トイレ（協力金100円）で使用できます。ここからは西黒尾根とは比べ物にならない、天神尾根の手入れの行き届いた道を快適に降りられます。明るい笹原で後方には優しい表情の谷川岳、天神尾根、万太郎山へ続く尾根など展望もいいです。天狗の溜まり場の岩場から先になんちゃって鎖場が1か所あり低木の樹林帯に入ると間もなく赤い屋根が目印の熊穴沢避難小屋です。危険個所なし。
●熊穴沢避難小屋ー天神平
傾斜が緩くなり、樹林帯の中をなだらかに降りていく、右に天神峠への道を分け、その後左に田尻尾根の下山路を分けると間もなくスキー場が見えて天神平に跳着します。危険個所無し。

写真

9/18 6:52

水上IC降りて間もなく目指す谷川岳が前方に、トマ、オキの耳ともくっきり、天気最高！

9/18 7:00

登山とは関係ありませんが、上越線上り湯檜曽のループ線です。右の山肌に見えるところから一周して青い橋のところまで降りてきます。下りは後にできたのでトンネルでループ線は採用されていないのです。鉄道好きな人はご存じですね。

9/18 7:24

9/18 7:25

先週来た時真っ白で1本目の鉄塔までしか見えませんでした。今日は白い雲のかけらもなし。

9/18 7:29

登山届をここで提出

9/18 7:33

ここから登山道に入ります。

9/18 7:49

送電線の鉄塔で半袖に、からっとしているが、樹林帯の中は台風の名残で蒸しっとしてます。

9/18 7:56

倒木を超えます。

9/18 8:12

めぼしい目印もなくようやく初人工物の標識、ここまで50分　

9/18 8:13

一瞬展望開けるところあり

9/18 8:20

また深い樹林帯をひたすら登る

9/18 8:51

登り始めて1時間半、ようやく樹林帯を出て展望が開ける、疲れが吹っ飛ぶね。右から皇海、武尊、至仏、その向こうに燧ケ岳

9/18 8:51

天神平駅が下に見えてきた

9/18 8:51

駐車場ははるか眼下に、

9/18 8:51

後方は樹林越しに白毛門

9/18 8:51

向こうに見えるは天神尾根、なだらかです。

9/18 8:55

白毛門、朝日岳方面

9/18 8:55

鎖場登場、レポには使わなくてもとありますが、使ったほうが楽です。

9/18 8:57

鎖場上から、左はマチガ沢、高度感あり、

9/18 8:57

いよいよ主役登場、谷川岳、東面はこの面構え鋭い岩峰、南は優しい笹原、西はまた違うという本当にいい山ですね、1977mには見えません。

9/18 8:57

トマ、オキのまさに双子峰、まだ山頂に人影なし。

9/18 8:58

谷川岳の奥は一ノ倉岳

9/18 8:58

白毛門の奥のほうに巻機山

9/18 9:00

9/18 9:00

9/18 9:01

リンドウ

9/18 9:04

9/18 9:05

鎖を使ったほうが早いです。

9/18 9:11

一息入れるに最適なラクダの背、ただなぜかここだけ羽虫が多くまとわりつく。

9/18 9:20

いったん下ります。

9/18 9:22

下ったところがガレ沢の頭、巌剛新道の分岐

9/18 9:22

9/18 9:26

花はもう少ないです、ほかにウメバチソウが残ってます、

9/18 9:27

ここから核心部の登り、

9/18 9:32

景色はいいがきつい登りが続くね。

9/18 9:32

まさにラクダの背のように見えます。ラクダの頭に向かいましょう。

9/18 9:32

黄色のペンキが目印、西黒尾根は黄色ですね

9/18 9:34

コースに幅を感じるところが多い。

9/18 9:35

完ぺきな天気です。

9/18 9:36

武尊の奥に日光白根山もお目見えです。

9/18 9:44

アルプスのようです。

9/18 9:44

9/18 9:45

2000mに及ばないとは思えないね。

9/18 9:46

トリカブトも台風の雨風で散りかけ

9/18 10:01

9/18 10:01

9/18 10:01

9/18 10:01

9/18 10:02

至仏山、燧ケ岳、平が岳

9/18 10:03

氷河の名残

9/18 10:03

沼田市街の向こうに赤城山

9/18 10:03

榛名山、秩父連峰

9/18 10:07

ザンゲ岩、ここまで来ると急峻な岩場は終わり気味。

9/18 10:07

畳何畳分？かなり広い

9/18 10:17

ハクサンフウロ

9/18 10:20

浅間山、はるか向こうは八ヶ岳、富士山も見えましたが、この写真ではわからないかも。

9/18 10:20

浅間山、八ヶ岳連峰ズーム

9/18 10:20

ヘリが飛んできた？

9/18 10:21

ラクダの背中は大きいね

9/18 10:21

9/18 10:26

だいぶ近づいた感じ、トマの耳に向かう人が蟻のように見えます。

9/18 10:27

もうあと少し。がんばろう。

9/18 10:30

ようやく天神尾根と合流

9/18 10:33

谷川岳肩です。

9/18 10:35

スイスのアルプスみたい？赤い屋根の肩の小屋がかわいいです。

9/18 10:39

トマの耳到着

9/18 10:39

西には万太郎山、仙ノ倉岳、平標山への尾根、沢の向こう遠くに先日登った苗場山

9/18 10:39

9/18 10:42

9/18 10:42

4年ぶり、2回目のトマの耳

9/18 10:42

本日目的地の未踏のオキの耳へ

9/18 10:43

山頂には3人ほどか

9/18 10:43

苗場山、手前に見えるは苗場スキー場ではなくかぐらスキー場なんです、苗場スキー場は平標山のあたりに隠れて見えません、

9/18 10:54

ちょっと紅葉の兆し。今年は早いそうです。

9/18 10:54

9/18 10:55

オキの耳

9/18 10:56

先週雨で途中敗退、やられたらやり返す、倍返し、リベンジ達成です。

9/18 10:58

9/18 10:59

この平標への縦走路も楽しそうです、アップダウンは結構ありそうですが。

9/18 10:59

越後三山、と苗場山に似た感じの巻機山

9/18 10:59

至仏山と燧ケ岳、

9/18 11:00

東尾根を挟んで右がマチガ沢、左が一ノ倉沢、目がくらむ高度感、それを集めて湯檜曽川

9/18 11:00

トマの耳を振り返る、もう山頂は人でいっぱい、平日なのにこの人気。

9/18 11:05

奥の院です。

9/18 11:11

凍った水に挟んで持参

9/18 11:11

最近お気にの牛丼イン焼き鳥

9/18 11:12

何と言われようと、私はしあわせ、至福のひと時

9/18 11:35

北に向かうと鞍部がのぞき、登り返して一ノ倉岳、続いて茂倉岳

9/18 11:35

赤い実が秋を感じます

9/18 11:35

夏山に秋の音連れ

9/18 11:35

下界は緑ですが、山頂は秋の兆しの図

9/18 11:36

夏山に不審者の訪れ？

9/18 11:36

越後三山

9/18 11:36

9/18 11:38

9/18 11:38

9/18 11:39

9/18 11:41

9/18 11:42

奥の院の奥は山頂が混んでいるときお勧め。

9/18 11:50

9/18 11:58

9/18 12:16

肩の小屋、お水、お茶、（400円）、オリジナルバッチ（500円）です。ほかにもTシャツ、などあり。ビール（500円）も売ってます。

9/18 12:17

登った西黒尾根とは大違いの整備された登山道

9/18 12:18

9/18 12:22

天神ザンゲ岩、西黒尾根のと比べるとだいぶちっちゃい。

9/18 12:22

この笹原は気持ちいい。青、黄、緑のコントラストがいいです。

9/18 12:22

何度も振り返ってしまう

9/18 12:27

9/18 12:30

9/18 12:30

9/18 12:34

ナナカマドやムシカリが赤い実をつけています。

9/18 12:34

9/18 12:34

9/18 12:35

一面笹原、

9/18 12:37

天狗の溜まり場、

9/18 12:38

9/18 12:59

一応鎖場もある、

9/18 13:06

9/18 13:06

熊穴沢避難小屋

9/18 13:07

9/18 13:24

ナナカマド越しの谷川岳

9/18 13:27

田尻尾根分岐

9/18 13:33

スキー場到着、下界はまだまだ暑い。

9/18 13:34

9/18 13:46

ロープウェイの中から登った西黒尾根と谷川岳

9/18 14:29

ベースプラザから3つ目の信号を右に曲がり谷川温泉の湯テルメ谷川で入浴（550円）

9/18 15:48

9/18 15:48

水上IC入る直前の蕎麦屋さん

9/18 15:49

「固くて太くて真黒い？」なんか意味深なそばです。

9/18 15:49

蕎麦屋からも今日はくっきり見えます。

9/18 15:49

撮影機器：

COOLPIX P310 NIKON

感想

reopapa

先週水曜日に行こうとした谷川岳、予報はそれほど悪くなかったが、現地は微妙な曇り、とりあえず予定通り登り始めるも40分ほど、高低差300m近く登ったところでポツリポツリ、どうするか迷うも単独行だし西黒尾根は初めてで鎖場も多いと聞いていたため、無理はやめようと断念、下山開始、途中で何人かに今日は小屋泊ですか？などど聞かれ、天候不順で引き返したことを説明すると驚かれることが多かった。自分の技量を冷静に判断したというよりも悪い天気に登っても楽しくないというのが一番だったかもしれない。
そこにいくとこの日は終日快晴、こんな日に行けてやはり先週無理しなくてよかったと思う。9月、15、16日は本当は北岳、間ノ岳に行く予定だったがあいにくの台風でもちろん中止、逆にあれだけ悪天候ならあきらめもスパッとつきますね。さすがに2度続けて天気により中止していたので今日はテンション上がりましたね。これだけ展望がいいと早く登るのがもったいない気持になります。谷川岳は2度目で最初は子供と一緒だったため天神尾根からの往復でしたが、西黒尾根は急峻でそれとはまったく別物の山行を楽しめます。展望もすばらしいし、不規則な岩場も単調な登山路とは違った味わいです。樹林帯を出るまでが長く単調なのは仕方なしです。