大雪山・トムラウシ山 表大雪縦走(姿見→トムラウシ温泉)
- GPS
- 23:09
- 距離
- 46.5km
- 登り
- 2,447m
- 下り
- 3,398m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 7:12
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 9:37
天候 | 初日 快晴。旭岳手前でガス。その後、晴れ間戻る。 2日目 快晴。その後、雲増える。17時過ぎから本降り。深夜1時までザーザー降り。 3日目 快晴。下山後、14時過ぎから降雨。15時から本降り。 気温は2日目、3日目とも朝は3℃ぐらい、日中は13℃前後。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
いで湯号(1020円) 旭川空港バス乗場2番13時54分発ホテルベアモンテ(旭岳ロープウェイまで徒歩3分)14時46分着。 9月2日 旭岳ロープウェイ7時40分(片道2000円)。乗車5人。 9月4日下山。 9月5日10時新得駅へ宿から送迎(自家用車エスティマ1名のみ、9時45分頃に出発し10時50分頃に駅着)。 11時9分おおぞら3号で帯広駅(自由席1600円) 帯広BTからバス(12時05分・1000円)で帯広空港へ12時43分着。 帯広空港14時25分発16時10分羽田着AIRDO68便。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩いた全コース上、大きな危険箇所はない。 2日目は距離は長いがアップダウンは忠別岳登りまではほぼない。忠別岳、五色岳、化雲岳への登りも急登というほどの登りではない。 天沼から先、トムラウシへの登りが始まる。岩稜帯をずっと登っていく箇所、黄色のマークがあるが、見逃すとついつい真上に登っていきそうになるが、真上に行くことはほぼなく、トラバースを左右向きを変えながら登っていく。 |
その他周辺情報 | ガス缶(SOTO,PRIMUS,EPIあり)は旭川空港内セブンイレブンで購入。 前泊 ホテルベアモンテ1泊2食20775円。リゾートホテル。(旭岳ロープウェイ徒歩3分)。 後泊 東大雪荘1泊2食17750円。大きなお風呂が5つありすばらしい。登山の疲れがとれる。 白雲岳避難小屋1500円(テント500円、協力金1000円で手拭いがもらえる) 水場について。 白雲岳避難小屋、小屋のすぐ手前に水場あり。枯れることはない。 南沼キャンプ場 雪渓はない。北沼にて沼水を取水。一見、透明に見えるが微細な赤い虫がそこそこいる。必ず浄水器で浄水、心配ならさらに煮沸を。なお、南沼は、キャンプ場の下方にあり、し尿が流れ下ることからそこからは水はとってはならないと、隣の地元のテントの方から聞きました。 ヒサゴ沼は上から見た感じ、まだ雪渓があり水はとれそう。 |
写真
感想
日本百名山の百の山頂まであと4。平ヶ岳、間ノ岳、赤石岳、荒川岳。どれも大きく遠い山でまだまだ油断できないがかなり達成が近づいてきた。できれば今年中に登りたい。
しかし、その達成の前に、必ずもう一度登っておきたい山がある。トムラウシ山だ。昨夏、登頂はできたものの、自力で下山することができなかった。その顛末はこちら。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2475767.html
イモトさんがアイガー到着後、ヘリで下山したように自分もヘリ下山?(救助)で、登頂には違いないが、もう一度登り、縦走をやりとげ、自分で下山したい。そんな思いから今回、秋が始まった大雪山へ。
確実に登れるよう東京で週間天気を見て晴れ確定の日程を選び、前後泊もそれなりの宿を予約し準備万端。
1年ぶりとは言え、もう夏休みシーズンは終わり、乗ったロープウェイにはわずか4人しかいない。縦走区間、登山者はいるのだろうか、不安になる。でも、天気はいいはずだ。完全1人でもなんとかなる。おまけの旭岳は素通りして避難小屋に向かうとパラパラと人がいて安心。中でも賑やかな外人パーティーは十勝まで行くという。その後、ほとんど会わなかったが、人が非常に少ないこの季節に同じルートを行く登山者がいると安心する。
2日目も予報通りの快晴。
今日は縦走中のハイライトの1つ高根ヶ原ウォークだ。この規模の景色、地形は中部山岳エリアにはあるだろうか?何時間もほぼ平坦な地形をどこまでも歩いていく。歩いたことはないが例えば雲の平。歩けばすぐに終わりそうな気がする。今年もやはり絶景だった。昨年との違いはその後半、昨年見れなかったその先の本命、トムラウシが見えたことだ。とても、同じルートとは思えない。
その後、因縁の化雲岳へ。昨年、4日目、縦走を断念して化雲岳から天人峡へ戻ろうとしたがあと少しのところで行動不能となり道警ヘリに救助された。今年は同じルートは行かないが天人峡の文字を目に焼き付け、トムラウシへ向かう。
トムラウシまでの区間も昨年、ずっとガスだったため、今回、見るもの全てが新鮮で初めて来たかのようだ。本当にすばらしい。
水場がすでにない南沼キャンプ場に着くといくつかテントが。人によっては下から担いできたようだ。明日、いよいよトムラウシ山頂へ。快晴の予報だが、夕方以降、深夜までかなり強い雨がテントを叩く。本当に晴れるのか?
3時に目覚めると満点の星空が広がっていた。トムラウシ山頂はテントからあっという間。
1年ぶりの山頂は無人、無風、日の出の10分前。今年、一位を争ううれしい登頂となった。
日の出は何度見ても本当にすばらしい。時間があるので山頂で1時間以上滞在を楽しみ、名残惜しくテント場を去った。これで、感動も終わりと思って下山を始めると、その先、予想もしない展開に。聞いたことはあるもののトムラウシ公園がこんなに美しい場所とは知らなかった。まさに、カムイミンタラ。それを目の当たりにし、ナキウサギが走り回る。そう呼ばれる理由がよくわかった。この山が東京近郊になくて本当によかった。
その後、下山して人気の東大雪荘で温泉、食事をこころゆくまで楽しみ、翌日、帯広空港から東京へ。
今年は、雪崩滑落の針ノ木岳での山スキー、遭難救助のトムラウシ山へ再訪。やりたかったことが達成できた年となった。あとは、百名山、山梨百名山を無事やりとげたい。
murphyさん、おはようございます。
旭岳からトムラウシまで、白雲岳幕営地、北沼幕営地でキャンプ⛺して完全走破し、昨年の借りを返しましたね。トムラウシ北面はもう紅葉🍁が始まっているのですね。ナキウサギも登場して最高だったように思います。
どうもお疲れ様でした。
hareharawai
山の達人達からしたらたかだか、2泊3日の大雪縦走など散歩程度のものなのかもしれませんが、自分にとって今回の登山は本当に集大成みたいなもので、すばらしい天候のもと、このような登山ができてうれしいです。来年は、十勝までやります。
山ではそもそも貸しを作らない方がいいですけどね笑。
リベンジ大成功でした!あのままで百名山をクリアすることはできなかったのでこの時期にこんな感じに登れて本当によかったです。
いやいや、なきウサギなんか比じゃないほどスゴい、どでかヒグマの接近写真とってるじゃないですか!笑。
なきウサギは、いまの時期、冬に向けた巣作りでせわしなく枝とかを集めているらしく、この場所では10分でも待っていればたくさん見れました。写真撮るのはなかなかタイミング難しかったです。
日本百名山、山梨百名山ともに残り4まで来ました。今月から来月頭の達成に向けてがんばります!
終わったらどこか、ご一緒しましょう!
murphyさんのあまりにハイペースな足跡に感心しておりますが百名山まであと4ですか!見えてきましたね。今はチャンスなのかもしれませんが無理されずにコンプリートしてください!楽しみにしてます。トムラウシの再訪は最高のものになりましたね。
神々の庭園と走り回るナッキー!北海道また行きてェ〜
日曜日に平ヶ岳に登れたので現在97まで来ました!
この夏は絶好調ではありますが、まったくご指摘の通り、無理をするとろくなことがないので焦らずマイペースで達成をしたいと思います。ただ、97まできて目前に迫ると、逆にこのままあと3つ登って達成してしまうことに一抹の寂しさを感じ始めています。もう終わってしまうのかと。
トムラウシ山の再訪は、晴れ確定を確認して飛行機などを予約して登ったので、大当たりとなりました。
limitedさんの北海道の過去登山見てみました。ニペソツ山登っているんですね!北海道の百名山が終わったので、ニペソツ山は北海道で次に登りたい山No1です!
来年、カムイエクウチカウシ山、一緒やりませんか?一人はちょっと嫌なので笑。
そういえば、こないだ福井の敦賀の山に登られていましたね!昔、あの半島をバイクで一周したことがあって、こんなところに山あるんだ?と、その当時を思い出していました。
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