蓮華温泉基点で朝日岳→白馬岳周回
- GPS
- 22:35
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 3,263m
- 下り
- 3,243m
コースタイム
5:40蓮華温泉-6:10アヤメ平-6:15兵馬の平湿原-7:35ひょうたん池-7:40鉄製の橋-9:05花園三角点-9:50青ザク-11:25吹き上げのコル-12:10朝日岳山頂12:40-13:20朝日小屋
22日
4:00朝日小屋-5:10朝日岳と水平道分岐-5:45燕岩-7:45雪倉岳-8:20雪倉岳避難小屋-9:15高山道分岐-10:25三国境-11:00白馬岳山頂-12:30小蓮華山-13:45白馬大池山荘
23日
5:00白馬大池山荘-5:30乗鞍岳6:00-6:30白馬大池山荘7:15-7:55天狗ノ庭-9:00蓮華温泉
天候 | 21日:終日快晴 22日:曇り時々晴れ 23日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は50台以上置けるが、21日早朝3時に到着した時点で6-7割埋まっていた。 下山時には路上駐車も。 蓮華温泉までの道は舗装されているが、道幅が狭く離合困難な場所もある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
蓮華温泉-朝日小屋 登山道は迷うような場所は無く木道の整備が非常に進んでいます。 注意点は木道が濡れている時は滑らないように注意が必要、というぐらい。 まずは標高約1,100まで下ろされ、そこから2,400までの登りになるので、最初の下りがとっても勿体ない。 花園三角点からは視界が開け、気持ちのいい山歩きになります。 山と高原地図に記載されている山頂直下のぬかるみの道という場所は、木道が敷かれぬかるみからは開放されています。 山頂から小屋までは登山道整備の資材が荷下ろし待ちの状態で置かれており、整備の方々に感謝です。 テント場は広く50張り以上は十分張れそうだが、この日は15-20程度。 テン場に水場があり冷たい水が汲めます。 朝日小屋〜白馬岳〜白馬大池 水平道は噂どおりアップダウンがありますが、それほど厳しいとは感じませんでした。 水平という言葉にあまり期待せずに入れば、ガッカリすることも無いでしょう。 雪の無い今の時期ならば暗くても歩けましたが、道幅の狭い場所もあるので、要注意です。 水平道の終わりから雪倉岳へは600mの登りになります。 道は歩きやすいがなかなか堪えます。 この日一番の登りになります。 三国境まで来ると急に人が増えます。 我々はココにザックをデポして、白馬岳山頂へ。 斜度は大したこと無く歩きやすい。 三国境から白馬大池までも歩きやすい道です。 白馬大池山荘手前のなだらかな場所は濃霧時に迷わないようケルンが建てられていました。 白馬大池〜乗鞍岳〜蓮華温泉 乗鞍岳への道は岩岩で、暗いうちは要注意です。 小屋の方にも、暗いうちはお勧めしないと言われましたが、実際歩いてみて、私達は特に危険を感じるほどではありませんでした。 山頂はなだらかで日の出を見にくいので、下り始める三角点付近まで進んで見るのがいいです。 蓮華温泉までは地図からはもっと激下りを想像していましたが、思ったほどではありませんでした。 蓮華温泉ロッジから野天風呂には歩いて10-15分。 普通の登山道を歩いていくので、最低でもスニーカー程度は必要。 |
写真
感想
盆以降、空いている週末はずっと悪天候続きで、久々の好天週末。
約1ヶ月ぶりの山登りは朝日岳から白馬岳への周回。
21日
まずは蓮華温泉からスタート。
このコースは2日後無事に下山できれば、ご褒美に温泉が待っており、これも楽しみの一つです。
まずは樹林帯を歩きますが、ところどころに開けたところがあり、トリカブトなどの花もまだ残っていて、なかなかに楽しめます。
花園三角点まで来ると視界は開けて、目指す朝日岳や翌日に登る雪倉岳が見えてきます。
東方面に見えるのは雨飾山や妙高山でしょうか。
進行方向は緑からやや黄色く色付き始めた斜面と青い空。
斜度も適度で本当に気持ちいいです。
吹き上げのコルは栂海新道への分岐になっており、山から海へのルートという点に心魅かれます。
朝日岳山頂へからは360度の展望で、霞んでいるものの日本海も見えています。
三重から来たというお二人としばし楽しく話して朝日小屋へ。
空木岳の紅葉を勧めていただいたのでいつかは行ってみたいと思います。
このお二人とは翌日もコースが同じで何度かお会いできました。
朝日小屋のテント場は整地されており広さも十分。
展望もいいし、トイレも水場も近い、更に空いているといいこと尽くめ。
翌日、白馬からの登山者に聞いたら白馬頂上宿舎のテントは150張りほどで、夕方に付いたその人はテントを張れず、小屋泊にしたそうですが、朝日小屋は15-20張りくらいで広々快適でした。
夕方には歩いて数分の木道末端まで行くと日の入りも見れます。
この日はとにかく晴天で夕方になってもガスが出てこず最高の天気でした。
22日
この日はもともと白馬頂上宿舎でテントの予定でしたが三重のお二人お勧めの白馬大池に変更。
行動時間が長くなる分は2時30分起床、4時出発でカバーです。
朝日岳を経由すれば日のでも見れそうな天気でしたがこの日はパスして水平道へ。
雪倉岳の登りはちょっと堪えますが、がんばって歩けば登頂できます。
山頂ですれ違ったお二人に、この先にオコジョがいたよと教えていただき、キョロキョロしながら歩きましたが、出会えませんでした。
途中、栂海新道を歩くという方に何人かお会いしました。
白馬から日本海まで2泊3日で歩くようで、コースタイム的には可能でしょうがなかなか大変荘です。
でもいつかは行ってみたいと思います。
三国境まで来ると急に人が増えます。
白馬も大勢が登っており山頂もにぎわっています。
ガスが出て来ていますが、展望はまずまず。
白馬三山縦走、その先の不帰キレット、唐松、五竜、鹿島槍と夢は膨らみます。
清水岳方面へ進んで祖母谷温泉なんてのも気になります。
山頂から見た頂上宿舎のテント場はまだガラガラでしたがこの日の混み具合はどうだったでしょうか。
三国境でザックを回収し、白馬大池を目指します。
どんどんガスが濃くなってきて展望はありませんが、船越ノ頭の先でサービス精神旺盛な3羽のライチョウに遭遇しました。
地図を見るとその名も雷鳥坂ということなので、この辺には多いのでしょう。
白馬大池山荘は大きな池の前にありテント場も整地されています。
先日の朝日小屋と同様、景色良し、水場、トイレ近く、とってもいい場所です。
ここは石の使用がNGということなのでテントはペグで固定ですが、地面はやや固め。
23日
この日も天気は良くなりそうなので、日の出を見に5時前に出発。
小屋の方からは白馬方面に登ることをお勧めされたけれど、折角なので行っていない乗鞍岳へ。
ちょっと雲にかかってしまいましたが、キレイな日の出を見られました。
昨日登った山々も広く見渡せます。
小屋へ向かって下りていくと、池には小屋やテント、山の斜面が本当にクッキリ写っておりとってもキレイです。
露で濡れたテントを片付けて下山。
下山後はお楽しみの温泉へ。
内湯、外湯、両方で迷いましたが、外湯のみとしました。
カミさんは準備良く水着持参です。
一番奥の薬師の湯はちょうど前に入っていた人が出てきたところで誰も居らず貸しきり状態。
硫黄の香りと噴出す噴煙、登った山々を見ながら湯に浸かり疲れを癒します。
山も、テントも、温泉も、更には楽しい出会いもありどれも最高でした。
コメント
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今回の山の行程で何度かお話をさせて頂いたturiyamaです。
風吹大池登山口では親切なお言葉を頂き、本当にありがとうございました。
また、どこかでバッタリお会いする事があれば、楽しいお話を聞かせてください!
turiyamaさん、こんばんは
私もひょっとしてお二人のレコがあるのではと思って探していましたので、コメントを頂き嬉しく思っています。
勧めていただいた、白馬大池本当に良かったです。
おかげさまでとっても楽しい山歩きになりました。
お二人一押しの空木岳の紅葉もいずれ狙ってみようと思います。
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