南ア北部縦走【塩見岳〜間ノ岳〜北岳】
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 2,629m
- 下り
- 2,752m
コースタイム
13:00 鳥倉林道ゲート
13:40 鳥倉登山口
(以後、10〜15分ごとに1/10ずつ通過。その都度3〜5分休憩)
16:05 三伏峠小屋
【9月22日】
5:05 三伏峠小屋
5:50-6:00 本谷山
6:55-7:10 塩見小屋前のゴーロ(朝食)
7:40-50 塩見小屋
8:40-50 塩見西岳
8:55-9:20 塩見東岳
9:45 北俣岳分岐
11:00 キャンプ場跡地
12:30 竜尾見晴
14:00 熊ノ平小屋
【9月23日】
4:25 熊ノ平小屋
5:00-5:05 農鳥岳分岐
5:50-6:00 三峰岳山頂
6:35-7:00 間ノ岳
7:50-8:00 北岳山荘
9:00-9:20 北岳
10:05 八本歯のコル
11:20-30 大樺沢二俣
12:40 広河原
天候 | 3日間晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
岡谷で飯田線(当該飯田線は上諏訪始発。ただし岡谷で20分くらい停車する)に乗り換えて、伊那大島11:37着。 伊那大島駅で、予約していたタクシーで鳥倉林道入口まで(約1時間。12,000円) 新宿発のあずさは、6:30にも臨時がありました。 なお、6:40頃には新宿駅に着いたのですが、自由席は満席で茅野まで座れませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通してよく整備された道で、特に危険箇所はないと思います。 ただ、天候によって大きく左右されると思うので、下記は個人の感想です。 【鳥倉登山口〜三伏峠】 普通の登山道です。標高差は1,000mを超えるので、それなりにキツイですが。 【三伏峠〜塩見小屋】 アップダウンがかなりありますが、特に危険箇所はありません。 【塩見小屋〜塩見岳〜北俣岳分岐〜水場分岐】 ガレ場の急斜面が続きます。登りでも下りでも要注意ですが、慎重に行けば危険ではないと思います。 【水場分岐〜熊ノ平小屋〜三峰岳】 森林限界を超えたり下がったりしながらのアップダウンです。恐らく2,600m前後が森林限界だと思います。 【三峰岳〜間ノ岳〜北岳】 森林限界を超えたガレ場の連続です。悪天候時は注意。 【北岳〜八本歯のコル〜大樺沢二股】 岩場、ハシゴ、急斜面が続きます。悪天候時は注意 【大樺沢二股〜広河原】 普通の登山道です。 |
写真
感想
3連休はどこに行こうか迷った結果、天候が一番良さそうな南アルプス北部縦走に行ってきました。
ただ、1か月前に痛めた膝が不安なので、膝対策として登山開始後初めてダブルストックを利用し、テーピングもした上で、荷物も極力軽くすることを心がけました。
1日目は、鳥倉林道ゲートから三伏峠小屋まで。
スーパーあずさで朝食をとる予定だったのに、茅野まで座ることができず出発前から嫌な疲れが・・・。結局、朝食兼昼食を飯田線の中で食べ、後は行動食だけで三伏峠小屋まで行きました。これが原因だったのか、この晩は酷い事に。。。
伊那大島駅からは予約したタクシーで鳥倉林道ゲートまで。同じ電車で来た方に同乗していただいたお陰で、半分の料金で済みました。結局、この方とは北岳まで同じ行程で歩くことになりました。
鳥倉林道ゲートから三伏峠までは高低差約1,000メートル。意外とキツイ道です。全然ペースがあがらず、1/10毎に3〜5分程度の休憩を取りながら、何とか三伏峠小屋に到着しました。この時点でヘロヘロでした。
晩御飯を食べた後、体調がイマイチすぐれなかったので19時前には寝たのですが、手足が冷えて震えがおこり、頭痛と関節痛、喉の渇きが出てきて、殆ど眠れません。結局翌朝まで30分〜1時間毎に水を飲みながら、ウトウトするのが限界でした。
恐らく、職場ではやっていた風邪がうつってしまったのでしょう。ぼんやりした頭で、このまま撤退か塩見岳往復で終わらせることを考えていました。
2日目は、三伏峠小屋から熊ノ平小屋まで。
殆ど眠れなかったので胃の調子も悪く、朝食も2/3以上残してしまいました。それでも、ここまで来たのだからコースタイムを超えないくらいのゆっくりしたペースで歩こうと思い、出発しました。
空が明るくなってくると、塩見岳がだんだん近づいてくるのがわかります。目標が見えるとテンションがあがってくるのか、少しずつ体調が回復してきました!道もわかりやすいし、それほど急斜面もないので、のんびり歩いていると気分も良くなってきます。ようやく塩見小屋直前くらいでお腹がすいてきたので、軽い朝食タイムです。おむすび1個と味噌汁くらいしか食べられませんでしたが、それでも少し食べられた事で体調も良くなり、順調に塩見小屋に到着しました。
塩見小屋から塩見岳はガレ場の急斜面です。ココもゆっくりと登りきると、そこには360度の大展望が広がっていました!
富士山・北岳・間ノ岳の日本1,2,4位が一望ですし、振り返れば南アルプス南部も一望です。大絶景に感動です!!正直、いつも山頂ではガスっているので、天気予報が晴れでも展望は期待していないのですが、今回は山の神様に感謝です!!
山頂から熊ノ平小屋までも、体調を考慮してゆっくり歩きます。結局、ほぼコースタイム通りに熊ノ平小屋に到着しました。
この頃には体調も回復していて、いつも通りの体調に戻っていました。山は自己回復力を高める病院代わりになるのかもしれませんね?!
3日目は、熊ノ平小屋から広河原まで。
昨晩とは違いぐっすりと眠れたせいか、体調は万全!膝もストレッチを十分に行ったせいか、痛みも気になりません。今日はいつも通りあるけそうな予感です。
夜が明けきらぬうちに出発し、夜明けは三峰岳に登っている最中に迎えました。今日も天気はカンペキで、南アルプスの主な主稜だけでなく、富士山も中央アルプスもキレイに見えます。またテンションが上がってきます。
間ノ岳に到着すると、昨日の塩見岳に続きまたまた大絶景!というより、雲海が出ていたこともあり、塩見岳より更に絶景です!!もう、言葉にできないというのはこの事だと思います。登山を始めて4年目にして、やっと出会えた絶景でした。
この後、農鳥に行くか北岳に行くか迷ったのですが、膝を痛めて1か月しかたっていないのに、農鳥から奈良田まで下るのは無謀すぎると思い、素直に北岳に向かうことにしました。
北岳もこれまた大絶景!オベリスクも肉眼でハッキリ確認できましたし、振り返れば歩いてきた山々も見渡せます。1年前は仙丈が微かに見えた程度だったので、やっと北岳の忘れものも回収した気分です。テンションはマックスでした(笑)
あとは下山だけです。思ったより体調も膝も良かったので、うまく行けば12:45広河原初のバスに間に合うかもしれないと思い、ダブルストックをフル活用して膝への負担を最小限にしながら下山です。
ダブルストックのお陰で、膝への負担が最小限に抑えられたのか、特に膝が痛むこともなく12:40に広河原に到着。バスも臨時バスが出ていて座って甲府駅まで行くことができました。
大満足の南アルプス北部でした!!
途中でお話しさせていただいた「鉄人」のような方々、特に伊那大島駅から北岳まで同じコースを追いかける事となったMさん、塩見岳ボランティア後に熊ノ平小屋に泊まっていた3人、海抜ゼロメートルから北岳まできた方には、深く御礼申し上げます。お陰で楽しい3日間でした。
写真を見るとrikulikuさんが大満足だというのがよくわかる綺麗な写真ばかりですね
膝のほうも大丈夫そうでよかったですね。
22日の塩見岳の大展望の向こう側の八ヶ岳に僕がいたんですね、向こうからは見えませんでしたよ(笑)
だんだん秋そして冬になっていく山々、これからもこのように快晴できれいな景色を眺めながらの登山楽しみたいもんですね
もしかして、中白根あたりでご挨拶した方でしょうか?
体調も回復してなにより、天気に恵まれた3連休を楽しまれたようですね
レコを拝見していたら、ますます私も塩見岳に行きたくなってきました。
お疲れ様でした
コメントありがとうございます!
ご心配いただいた膝、痛みがゼロという訳ではないものの、ストレッチやテーピング、ダブルストックのお陰で何とか歩けるようになりました
塩見からは、drunkyさんが八ヶ岳を疾走している姿が感じられたような気がします
移りゆく季節をカラダで感じながら、自然と一体になるような登山をしたいですね
1955さん、コメントありがとうございます!
すれ違ったのは、中白根と間ノ岳の間くらいですね。
お子様連れの3人だったので、「よくココまで登ってこられたな〜」と驚いた事を覚えています。
ご家族で白峰三山なんて、ステキすぎます
良い思い出になるでしょうね。
これからも、ご家族でステキな思い出をたくさん作ってください
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