剱岳(剱沢BC〜八ツ峰6峰Cフェース〜本峰〜剱沢BC)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,205m
- 下り
- 2,202m
コースタイム
●2日目 ※6峰取付以降、待ち時間が多すぎてあまり参考になりません…
03:30 剱沢BC
03:40 剱沢小屋
04:30 長次郎谷出合
05:30 熊ノ岩付近(6峰取付あたり)
09:30 6峰Cフェース終了
09:45 6峰Eフェース頭
(7峰・8峰はまいてしまいました)
11:50 八ツ峰の頭
12:15 池ノ谷乗越
12:45 長次郎の頭
13:15 長次郎のコル
14:30 剱岳本峰
14:50 下山
15:35 カニのタテバイ
16:00 前剱
16:45 一服剱
17:00 剣山荘
17:20 剱沢小屋
17:30 剱沢BC
18:30 hansusya&James帰還
天候 | 3日間ともおおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山〜室堂は、ケーブルカーとバスを乗り継いで約1時間・往復4190円(プラス10kg以上の荷物代300円) ハイシーズンは臨時バスが増発される模様 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*剱沢雪渓 右側を大岩まで下降、大岩(平蔵谷出合)から左へトラバース気味に長次郎谷出合まで下降 *長次郎谷 右側を登り、途中(向かって左側に)スラブの岩が出てくるところで雪渓から出て、ガレ道を登る。 これより6峰まではガレ道をゆく *熊ノ岩〜長次郎のコル(kkルート・9/26追加) 熊ノ岩は右からまき、長次郎のコルを目指して長次郎谷左俣へ。 熊ノ岩からずっとザレ場が続きかなり歩きにくい。 コル手前は斜度がさらにキツくなり、亀裂が何本も入った残雪がある。 アイゼンをつけた方が安全だが、ザレ&急斜面でつけられず。 滑落しないように慎重に進みコルに到着 *Cフェース 支点が残置ピトンのみでかなり不安定。スラブ系のルートなので、カムを噛ますところは少ない *上半 総じてガレガレ、そこらじゅうで「ラ〜ク」の声が・・・ 落石には十二分に注意が必要、ザレザレでビビリまくり(汗) ※ルートについては、剱沢BCにある山岳警備隊剱澤派出所で聞くのが確実です |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
コース状況や危険個所などはPちゃんが全部書いてくれたので
僕は自分なりの感想のみ(サンキュー、Pちゃん☆)
今季はとりあえず源治郎尾根が目標だったのだが、
Pちゃんの甘〜い誘いに抗えず、八ツ峰へ。
当初は6峰Cフェースを攀じって
7峰、8峰、八ツ峰の頭にぬける予定だった。
が、晴天の3連休、ビギナー向けのCフェースは大混雑。
ピッチのたびに順番待ちしなければならず、
結局Cフェース5ピッチに4時間もかかってしまった。
まあ、人気ルートゆえしょうがないっちゃしょうがない。
前後のパーティの方々がいい方ばかりで、
岩場の雰囲気がよかったのは救いでした。
6峰を懸垂で降りたあと、
先頭を歩いていた僕はなにかに導かれるように巻き道へ。
結果、7峰と8峰をスルーすることになってしまい
PちゃんとJくんには、大変申し訳ない気持ちでおっぱいです。
ほんとゴメンよ〜<(_ _)>
八ツ峰の頭を前に、主稜線へ出るルートが分かりにくかった。
3人でルーファイし、八ツ峰の頭の三つ窓側コルへ出るルートを選択。
その後、八ツ峰の頭、長次郎の頭を経て、剱本峰へ。
本峰までのルートはガレたところが多く、落石三昧でビビった。
ある意味、この個所が核心だったといえる。
本峰から剱沢BCまではドナドナ。
3時30分にBCを出発し、18時30分にBCへ帰還。
トータル15時間。ヘロヘロになったのは言うまでもない。
Pちゃん、Jくん、ありがとーございますた☆
3日間おもろすぎの笑いすぎで、いまだ腹筋痛いぜ!
今度はどこへ行こうぞ?
cut-chang、リベンジぞ!
そうそう、今回は、
相方kkが途中(長次郎谷熊ノ岩)からひとりで剱本峰へ向かいました。
考えてみれば、途中からとはいえ、kkにとっては初ソロ。
よくがんばりました!
*総論
今季最大の目標 ― 剱岳八ッ峰6峰フェースと上半縦走
その目標は達成しましたが、上半のピークをちょいと間違えて巻いてしまったこと、フェースのクライミングで横着したこと、などなど、まだまだ技能が足りないなぁと痛感し、次期までにスキルアップしてまた再トライしたい。
八ッ峰から見える源次郎尾根、チンネ左稜線など、まだ未踏のルートも是非行ってみたいところだ。
* 室堂〜剱沢
どぴーかんでド暑いほどの室堂は、草紅葉がMaxで、山肌にも紅葉が混在していた。これからドンドン紅葉が進んでさらに綺麗になるでしょうね。
* 剱沢テン場
今季最大数のテント数だったらしい、ざっと目測では200張以上。
2日目朝は4℃、3日目の朝は2℃とかなり寒いので、これから行く方はダウン上下あるといいね。僕はダウン上下+ナンガ300で快眠でした。
* 剱沢〜6峰取付
5人でスタートしてが、kkは長次郎谷をつめて本峰へ行くルートを選択。僕らと一緒に行くはずだったcut-changは体調不良のため長次郎谷途中で断念。次回は体調整えて是非行くべ!
長次郎谷は結構登る、標高差どれくらいあんの?ってくらいのぼる。
Aフェースにしようかと思ったが、予定通りCフェースへ取り付く。
3人登攀で50mロープを2本仕様。
1P目 鵺〜鶚級 pisoリード
傾斜が緩く快適な登攀、終了点は脆いピトン
2P目 鶚級 Jリード
1P目同様なやや緩やかなピッチ約30m 終了点は快適なテラス。支点は右側と左に2カ所あり(いづれも残置ピトン)
3P目 鶚級 hリード
45mほどの長く傾斜もこれまでよりは立っている。終了点の支点待ちでちょっと時間を取られた。hansuちゃんオツカレ!
待ち時間中にテラスでJがXXX!!おろもすぎる。アメリカではあたりまえか!?ここだったね。
4P目 鶚+級 Jリード
名物ナイフリッジでトラバース気味の緊張するピッチ
リッジまで登り、リッジに手をかけて右へトラバースする。
ここはリードすれば良かった〜と思ったピッチだった。
5P目 鵺級 Jリード
短く簡単なピッチ、ここを抜けてフェースの頭へ出た。
* 6峰〜本峰
ここから八ッ峰の上半の縦走である。
クライミングシューズから登山靴に変更し、Dフェースの頭から短い懸垂。
小さいコルから6峰ピークへ登り、ピークから懸垂で下降。
その後、三ノ窓側の踏み跡を進んでいったため、7峰と8峰を巻いてしまった。どん突きでスカイラインへ登り返す。登り返した終了点が8峰の頭だった。
8峰の頭から三ノ窓側から50mを2本連結し、懸垂下降。下りたことろが池ノ窓乗越。ざれた長次郎の頭を登り、北方稜線から本峰へ。
*本峰〜剱沢
本峰ではガスガスで眺望がゼロ、中休止して別山尾根を下った。
途中カニ横で渋滞だったので、縦なら先に行かせてくれるとのことで、縦を下降した。ある意味これが最後の核心、高度感は無いが、恐怖感は結構ある。懸垂で下りたらどれだけ楽だろうかと思う。
あとは剱沢までドナドナで下りるだけ・・・途中Jくんはゼンケンへ、その後くろゆりのコルへ夕焼けの写真を撮りに行くとのこと。彼の体力はハンパ無い。
剱沢小屋でビールをおとなしく2本だけ購入し、テン場へ帰還した。
ちょうどkkとcut-changが晩飯の支度をしており、ナイスタイミング!
ビールとパスタをいただく。ウマシ!
1時間ほどでh氏とJ氏も到着、ちょっと遅めのほどほどドンチャンでこの日はお開きとなった。
* 剱沢〜室堂
ゆっくりの6時起きで、7時にテン場を出発した。
Jくんは昨晩朝焼けが撮りたいと申し、別山でテン泊したため、剱御前小屋で合流となった。
室堂三大急登?の雷鳥坂ではハァハァ、ゼェゼェしとるオッサン2人を尻目にJくんは息ひとつあがらない。。。
Cフェースでも思ったが、ヤツはバケモンだ(>_<)
観光客賑わう室堂をあとにし、臨時の高原バスでは爆睡。
帰りは、𠮷峰の温泉で汗を流し、帰路についた。
hansusyaちゃん、kkちゃん、cut-chang、Jくん、最高に楽しい3日間でした!
チーム山より宴のみんなアザ〜ス!!
hansusyaさん、皆さんコンバンワです。
この時期の立山・剣・室堂平の景色は素晴らしいですね。草紅葉も綺麗 です。青空に山々の岩肌やその影が造るコントラストが映えます。撮影する機材もさる事ながら、腕とセンスが宜しい様で『拍手喝采』です。これを見ていたら明日にでも登りに行きたくなりました。
あ、岩場は登れんなぁ orz
おはよーございます。
過分なお言葉、恐悦至極でございます<(_ _)>
たぶんにカメラのおかげです(笑)
岩登りが目的で、紅葉狙いではまったくなかったのですが、
「もしかして」と少し期待しておりました。
が、やはり、全山紅葉にはやや早かったようです。
最盛期は今週末から来週末あたりでしょうか。
CTやアクセス、コース状況、装備など
kinta兄さんの詳細なレコにはいつも頭が下がります。
オーレン小屋、いいですね!
桜鍋をお目当てに訪ねたいと思っているのですがなかなか(^_^;)
hansuさん、皆様こんばんは。
八ツ峰ですか、もしかしたら皆さんが岩稜線を歩かれている姿を
知らないうちに目撃していたかも(^ω^)
それに。。。いつもより更に? 素晴らしい写真がいっぱい❗
私も、やっぱりhansuさん(なのかな?)、お写真かなり上手いと思います。
立山も剣の岩達も本当に良い、それに、人物の入っている画
が、なんかすごく良いです!!
それぞれがリードしながら上がって行く劔
それもこんな良い時期のこんな良い天気のときに。
最高ですね!!!(^∇^)
追: 29枚目の写真に、私達のテント と言うか私達も写っています(笑)
なんと、ittiさんたちも剱沢BCにいてたんですね!
お会いできず、というか気付かずめちゃくちゃ残念です。
ittiさんたちの宴会場は、剱御前から降りてきてすぐ左手ですよね?
テン場に着いて(14時半頃)受付方向へ歩いているとき、
「宴会楽しそうやな〜」って、皆さんの方(たぶん)をチラリと見たんですよ。
でも、ittiさんにもto4さんにも、Utunduさんにも気付けなかったです。
もし出会えていれば2年ぶりの再会でしたのに、非常に悔やまれます…
それはそうと、北方稜線、めちゃおもろそうですね。
今回、八ツ峰の7峰と8峰を巻いてしまったので、
リベンジを兼ねて来季セットで行きたいな〜
写真の件、お褒めいただきありがとうございます。
上手な写真はYasupiso氏が撮ったものです、たぶん。
ぼくはテキトーにシャッターボタンを押すだけですので(笑)
ファインダーを覗かず撮ることもママありますし(^_^;)
速い!すばらしい!スルーしても本邦まで登れてうらやましいです。
私も2年前に、Cフェース登りました。渋滞で1時間待ち、スルーなしでしたが
本邦までは行けず、池の谷の頭から長次郎雪渓を下り剣沢に戻りましたが、
17時間も掛かってしまいました。
pahottiさん、こんにちは。
Cフェースは人気がありますね。
僕らがトライしたときも2パーティが先行されていて
かなり時間がかかりました。
スルーするつもりはなかったのですが、
気付けばスルーしていました(笑)ちょっと心残りです。
ヤマレコ拝見しました。錫杖に行かれたのですね。
うらやましいです。
まだまだ実力不足ですが、いつかはトライしてみたいですね。
これからもよろしくお願いします!
ありがとうございました。
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