折立から祖父岳・水晶岳・赤牛岳往復(日帰り?)
- GPS
- 25:43
- 距離
- 51.9km
- 登り
- 3,717m
- 下り
- 3,707m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:33
- 山行
- 19:11
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 20:51
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有峰林道小見線が災害により通行止めのため、岐阜側(東谷)よりアプローチ。 登山道入口正面はほぼ満車でした(通行止めの影響なし)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・太郎平までの中間部分で整備工事がされていましたが、かなりきれいになり歩きやすくなっています。 ・木道は朝方凍結して滑ります(雲ノ平)。 ・雲ノ平以降水は山小屋以外ないので薬師沢でしっかりと補給しました。 また、復路も利用するので戻りに備えて食料をデポしておきました。 |
写真
感想
赤牛岳は、今年登りたい山の一つであった。
今週の日曜に晴れる予報が出てきたので、寒くならないうちに挑戦してみよう。
土曜日はゆっくりと登山準備。しかし、直前に有峰林道の通行止めの情報が入りためらいが横切った。やはり区切りを付けにいかねばならないだろうと車を走らせる。
今回が三回目の挑戦、条件が良ければ山頂を必ず踏破しよう。
【過去の記録】
(1)天候悪化のため祖父岳で撤退
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3470562.html
(2)時間不足で温泉沢の頭でアタックを止め高天原へ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3383716.html
国道41号線を神岡から伊西トンネルを通り東谷から有峰林道に入る。
18時過ぎに折立に到着。ガスで気温11℃。スタート時間は19〜20時に設定していたが19時30分過ぎに登山開始。長期戦になるのは必須。長い長い一日になるだろう。
今日はヘッドライトを二個持ってきた。前半で一個、薬師沢辺りでもう一個に交換の予定だ。それだけ長い夜を歩かねばならない。
登山道に入り音楽を聴きながら標高を上げる。二週間前に来たばかりで緊張感なく進むことができる。
標高2000mを超えると背後に富山平野の街灯が見える。
月が無いので遠くは良く分からないが、雲が晴れ星々が輝いている。
22時過ぎ、明かりのない太郎平小屋通過。遠くの山並みは全く分からない。
さすがに風が冷たく寒気がするので先に進む。
最初の水場で水を満タンに補給し、マグロの細巻を食べる。
薄い上着を着て上下カッパをセットして薬師沢に向かう。
木道は濡れ始めており注意が必要だった。傍の草木はすでに秋の色づきだ。
帰りに備えてゼリーを1個残置して置く。
薬師沢小屋を過ぎ雲ノ平への登りにかかる。コケの大岩が幾重にも重なり登りにくい斜面だが、ヘッドライトを強にすると鮮やかに見えるので足場を探しやすい。
どうにかコケの急登をこなして雲ノ平へ。
木道が白い。シューズが非常に滑る。凍結だ。雲ノ平中盤での出来事だったが、まだ凍り付いていない部分を探して進む。キャンプ場の分岐を過ぎると祖父岳方面にヘッドライト一つ確認。ただし、三俣蓮華方面に向かったようだ。
こちらは祖父岳方面へ。まだまだ暗い。3:50頃祖父岳山頂に着く。
前回はこの辺で日の出だったが今回は早い。
東の岩苔乗越に下る。前回行き過ぎたところを今回も間違ってすぐに修正。
梯子やロープも出てきて厳しい箇所も出てくる。そこから登りになりワリモ岳分岐に到着。足が重い。夜明けが近くなり雲が出てきた。西側からガスが掛かり始める。
水晶小屋への登り手前で夜明けを迎える。風が出て寒い。手先も手袋、上下のカッパで凌ぐこの時間帯はいつも霧が出て天気が不安定になる。周囲の山に薄いガスがかかる。今回は急変しないさずだ。
5:30過ぎ、水晶小屋通過。水晶岳を近く捕らえる。
まずは山頂まで詰める。さすがにすれ違う人は少ない。既知のルートを登り山頂へ。
ここは狭く、長居は無用。写真を撮って赤牛へ向かおう。今日はここからが本番だ。
時間が落ちてきているが今日は行かねばならない。
読売新道に入り、尾根伝いで北に進む。重ねあった岩を飛んだり、ガレ、ザレ場など変化に富んでいる。水晶から北の読売新道は、なによりも人が少ない。
微妙なアップダウンが続くが登りになると心拍が上がり歩が重い。
今まで以上の力を出しているので仕方がない。
温泉沢の頭を通過。ここから赤牛やそこまの山並みが鮮やかに見える。
幾つかアップダウンがあり、まだまだ山頂に着くまで集中しなければならない。
前に同じスピード位の先行者を確認。
GPSで位置を確認して赤牛を目指す。南赤牛岳をすぎ、8:25 赤牛岳到着。
立山と黒部湖がすぐに目に飛び込んできた。先行者も休んでいた。これから黒部湖に向かうという。
ようやく目的達成だが帰りのことを考える。予定よりも一時間以上遅れている。
周囲の写真撮影を済ませ食料を取る。水はまだあるが控えめな摂取だった。後半もあるので口が渇く。名残惜しいが水晶岳へ戻ろう。
幾つか厳しい登り返しをこなすが疲労マックスだ。
温泉頭の頭手前で雷鳥のつがいを目撃。オスは岩に乗り何かを威嚇している?
水晶岳直下の坂を登り返して、11時頃二度目の山頂へ。人がたくさん休んでいたのですぐに下山にとりかかる。あまり混むこともなく梯子などを通過。それでも人気のルートでスライドする人が多くなる。水晶小屋を過ぎ緩い下りをこなして祖父岳方面へ。
祖父岳を登り返して12時30分過ぎに到着。ここは周囲の展望が本当に良く見える。
その後、雲ノ平から薬師沢まで進む。薬師沢では太腿の付根に筋肉痛が出る。
あの激下りの最中から痛みが出てきた。
回収したゼリーを口にして一休み。重くなった腰を上げて太郎平までの我慢大会をこなし太郎平で夕暮れを迎えた。また厚着をして下りにかかる。筋肉痛はさらい重くなり足を動かすと痛みがでるので厄介になってきたが進むしかない。
夜がまたやってきてヘッデンを付ける。もう電池を節約する必要はないので強度マックスで下る。まあ、ケガをしてもダメなので慎重に歩いていくことにした。
21時過ぎに下山完了。
稜線の登り返しで時間が超過してしまったが、太腿の筋肉痛以外は特に問題はなかった。水晶からの赤牛往復が追加になるだけで負荷が格段にに増したようだ。
たぶん、これまでの登山の中で体を動かした時間は最長だろう。
雲ノ平にはもう一回、ワンデイででかけることになると思う。
ましてや水晶岳経由の往復・・・真似できません。(笑
私のほうは県をまたぐ移動を自粛されているので、亀谷経由の折立へ行く機会を逃してしまいました・・・
もう雲ノ平も寒そうなので、今年はもうダメかなぁ・・・
雲ノ平方面、10月末位までは行けるでしょう。
有峰林道の通行止め、早く解消してほしいですね。
って感じ・・・ すごいなーーー
いろいろと試している段階で、情報を集めたり、
トレーニング、工夫する必要があると思います。
もう少し自分なりに頑張りたいと思います。
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