折立から雲ノ平、水晶岳、赤牛岳、読売新道へ

2021年09月18日(土) ~ 2021年09月21日(火)

• GPS: 42:28
• 距離: 42.5km
• 登り: 3,389m
• 下り: 3,778m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:04
• 休憩: 0:07
• 合計: 4:11

8:55 折立
8:57 8:57 十三重之塔 慰霊碑
9:49 9:49 太郎坂
10:22 10:22 青淵三角点
10:34 10:34 積雪深計測ポール
11:50 11:50 五光岩ベンチ
12:11 12:11 太郎兵衛平
12:40 12:47 太郎平小屋
13:06 薬師峠

2日目

• 山行: 1:20
• 休憩: 0:02
• 合計: 1:22

6:41 薬師峠
7:03 7:03 太郎平小屋
7:45 7:47 第一徒渉点
7:54 7:54 第二徒渉点
8:03 宿泊地

3日目

• 山行: 10:22
• 休憩: 0:44
• 合計: 11:06

4:12 雲ノ平テント場
5:01 5:03 祖父岳分岐
5:32 5:35 祖父岳
6:12 6:24 岩苔乗越
6:31 6:31 ワリモ北分岐
7:12 7:12 水晶小屋
7:53 7:55 水晶岳
8:54 9:00 温泉沢ノ頭
10:09 10:10 南赤牛岳
10:58 11:07 赤牛岳
15:06 15:15 奥黒部ヒュッテ
15:18 宿泊地

4日目

• 山行: 7:02
• 休憩: 0:47
• 合計: 7:49

3:39 宿泊地
6:04 6:19 平ノ渡場・仮設
10:33 11:05 ロッジくろよん
11:28 ゴール地点

天候

1日目　雨
2日目　晴れ
3日目　晴れのち曇り
4日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 船

18日　折立登山口の駐車場を利用（無料）

21日　黒部ダムに下山後は、黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバス、高原バス、立山ケーブルカーを乗り継いで立山駅へ（7700円）
立山駅から電鉄富山駅へ（1230円、富山地方鉄道）
富山駅前のホテルで1泊

22日　大和交通タクシー（18500円・有峰林道通行料込）で折立登山口へ車を回収

コース状況／危険箇所等

2日目のログが電池切れのため途中で切れています

写真

9/18 8:52

折立駐車場から出発
雨でも車が多いが、駐車場はまだ空きがあった

9/18 8:57

出発の時は雨が止んでいたが

9/18 9:54

あられちゃん坂

9/18 10:26

雨が本格的に降ってきた

9/18 10:38

積雪量のポール

9/18 11:29

登りがしんどい

9/18 12:23

きれいに紅葉した葉

9/18 12:35

まだかなと思ってると

9/18 12:38

小屋が見えました

9/18 12:43

太郎平小屋
早いのでここでテントの受付を済ます

9/18 12:51

あー、今日は小屋に泊まればよかったかも

9/18 13:03

薬師峠キャンプ場
時間が早いのもあるが雨でテントも少ない
この後、翌朝まで雨が降り続いたのでずっとテントの中で過ごす

9/19 6:47

2日目
今日は晴れ

9/19 6:55

気持ちの良い、いい天気になった
遠くに小さく槍ヶ岳が見える

9/19 6:57

折立からの尾根と富山方面の雲海

9/19 7:06

太郎兵衛平
ここから先は初めての道

9/19 7:06

逆光だけど、雲ノ平方面

9/19 7:07

小屋前には誰もいない

9/19 7:08

小屋から少し進んで薬師沢方面へ

9/19 7:09

薬師岳を振り返って

9/19 7:10

太郎山
何人も登っていく人が見える

9/19 7:16

何度見ても薬師岳は美しい

9/19 7:24

薬師沢へ
下の方に沢が見えてきた

9/19 7:48

沢に降りてきた

9/19 7:51

何度か沢を渡る

9/19 8:05

木道が続く
以前に至仏山の濡れた木道で思いっきりコケて痛い目をしてから濡れた木道がめちゃ怖い
恐る恐るゆっくりと歩いていると何人かに抜かれた
早く歩くみんなは滑らないのかな？
それとも自分の歩き方が悪いのか？

9/19 8:50

雲ノ平の台形の地形が見える
あれを登っていくのか・・・

9/19 9:05

紅葉には少し早いけれど
美しい山と空

9/19 9:25

薬師沢小屋
「黒部源流山小屋暮らし」という本（Kindle）を読んでから勝手に親近感を持ってる
まだ泊ったことはないけど、そのうち泊まってみたい

9/19 9:25

美味しい水（無料）をハイドレーションに補給して出発

9/19 9:26

下流方面

9/19 9:27

カベッケヶ原はこの上流あたりかな
「黒部の山賊」に出てきた地名の辺りを歩けるのが微妙にうれしい

9/19 9:30

橋を渡って河原を歩くとすぐに急登が始まる

9/19 10:02

岩ゴロゴロのところも多い

9/19 11:02

木道の末端に到着
滑る木道は嫌いだけど急登よりはマシ

9/19 11:24

やっと開けたところに出た

9/19 11:25

と思ったらアラスカ庭園でした

9/19 11:35

ぐるっとアラスカ庭園

9/19 11:35

ぐるっとアラスカ庭園

9/19 11:36

ぐるっとアラスカ庭園

9/19 11:42

あれは黒部五郎かな

9/19 11:44

水晶岳方面

9/19 11:44

遠くに槍の穂先

9/19 11:58

薬師岳

9/19 12:01

正面に水晶岳
天気が良くて気持ち良いので、同じような写真を何枚も撮ってしまう

9/19 12:02

奥日本庭園

9/19 12:03

周りはこんな感じ

9/19 12:09

勝手に雲ノ平はもっと平坦かと思っていたけど意外とアップダウンがある

9/19 12:24

祖母岳に到着
ここはアルプス庭園

9/19 12:24

周りはこんな感じ

9/19 12:31

正面に雲の平小屋と水晶岳

9/19 12:43

小屋でテントの受付をしてテン場まで歩く

9/19 13:05

小屋を振り返って

9/19 13:08

正面に祖父岳
その下にテント場

9/19 14:05

今日はテントもそんなに多くなかった
水も豊富でトイレも近いが、ビールを売ってる小屋は遠い

9/19 14:14

テントも張ったのでスイス庭園へ
明日通過する水晶岳が大きく見える

9/19 14:14

奥に見えるのが赤牛岳かな
結構遠い

9/19 14:16

スイス庭園へ

9/19 14:18

スイス庭園から見える薬師岳
下の方に小さく高天原山荘
いつかは行ってみたいけどここを下って登り返すのは嫌だな

9/19 14:19

その手前に水晶池も見える

9/19 14:19

祖父岳

9/19 14:19

あのあたりが水晶小屋かな

9/19 14:22

高天原山荘をちょっとアップで確認

9/19 14:34

西の方から雲が出てきた

9/19 14:40

明日、通過する祖父岳までのルートをちょっとだけ確認

9/19 14:40

明日、あの尾根を歩いていく

9/19 14:48

テント場へ戻る

9/20 4:15

3日目
今日は長い一日になるので早めに出発
真っ暗だけどテント場を遠くから撮った写真

9/20 5:35

祖父岳の取りつきが暗くて分からずに岩場を直登してハイマツを漕いだけど何とか祖父岳に到着

9/20 5:36

槍ヶ岳とモルゲンロートの始まり

9/20 5:36

水晶岳

9/20 5:41

これから超えていく岩苔乗越

9/20 5:41

薬師と雲ノ平を振り返って

9/20 5:50

以前に歩いた鷲羽岳

9/20 5:50

槍ヶ岳、西鎌尾根、双六岳、三俣蓮華岳

9/20 6:15

祖父岳を振り返ると頂上に陽がさしていた

9/20 6:23

乗越していきます

9/20 6:23

なかなかの登り

9/20 6:43

水晶へ続く尾根

9/20 7:15

以前に歩いた裏銀座縦走路

9/20 7:15

水晶小屋は通過します

9/20 7:17

雲ノ平を見下ろす
だいぶ登ってきた
こうして見ると平に見えるけどそんなことはなかった

9/20 7:18

水晶岳の先もギザギザの尾根が続く

9/20 7:25

見納めにもう一回、雲ノ平を見下ろす

9/20 7:26

振り返ると鷲羽岳

9/20 7:58

水晶岳に到着
テント場出発から3時間45分
しかし本日のメインイベントはここから
奥黒部ヒュッテまでコースタイム8時間のロングコース

9/20 7:58

赤牛岳を目指す

9/20 7:58

遠くに赤牛岳
あそこまでコースタイム3時間で行けるのか

9/20 7:59

読売新道を下ります

9/20 8:14

岩陰のくぼみに雪が残ってる

9/20 8:20

岩稜帯のアップダウン

9/20 8:58

温泉沢の頭

9/20 9:03

下の方に高天原山荘が見える
体力的にも距離的にも遠い温泉

9/20 9:11

ガスがかかってきた

9/20 9:16

向かいの薬師岳も頂上だけ雲の中

9/20 9:31

遥か遠くの下の方に黒部湖が見えた
ちょっと嬉しい

9/20 9:40

裏銀座の野口五郎岳
以前に裏銀座を縦走したときに向かいの赤牛岳を見て、いつか歩いてみたいなと思っていたことを思い出した

9/20 9:48

裏銀座入り口の高瀬ダムから、ブナ立尾根を登って最初のピークの烏帽子山が見える

9/20 10:21

まだまだ遠い赤牛
特に登りがつらくてなかなか進まない
しかし、向かいから私と同じようなテン泊装備で元気よく登ってくる数人とすれ違う
みんな超人なのか
それとも読売新道は試練の道なのか

9/20 10:35

やっと到着できそうな気になる距離までやってきた

9/20 11:02

疲れた
赤牛岳に到着

9/20 11:02

遠くに黒部湖

9/20 11:11

この尾根を黒部湖の手前まで下る
ここからのコースタイムは5時間
一瞬気絶しそうになる

9/20 11:59

頂上からの下り
この辺りは燕岳のイルカ石っぽい岩が多い

9/20 12:09

ヒュッテまでのカウントダウン標識

9/20 12:24

下っても下っても遠い

9/20 12:27

向こうの林の中に雨量計みたいなのがあるが稼働しているのかな

9/20 13:52

キノコ

9/20 13:53

道は湿っていて泥濘のところも時々あり、岩も苔が生えていたりして滑りやすい

9/20 14:00

はしごやロープなども所どころある

9/20 14:28

だいぶ降りてきたがまだまだ遠い

9/20 14:32

8分の1になったので、もうすぐヒュッテ到着かと思ったけどそうでもない

9/20 15:19

やっと奥黒部ヒュッテに到着
お風呂に入りたかったが、他の人が入浴中でタイミングが合わずに今回は断念

9/20 15:21

砂地の平らなテント場
この日は私を含めて2張のみ

9/21 3:49

4日目
前日に天気予報を確認したところ、明日の5日目は前線が通過して天気が崩れる予報なので本来の予定を変更して今日は黒部ダムへ下山
1便の平の渡しに乗りたいので暗いうちに出発

9/21 4:05

まずは何度か沢を橋で渡る
この後、はしご天国が永遠と続く
暗くて下は見えないけど結構高い所のへつりを歩いたり、長いはしごを登ったり下ったり
暗くて気を使いながら歩くので非常に疲れる

9/21 5:04

ここでちょっと迷った
右上に上がる道もあるようだし（暗くて先の方は良く見えないけど）
ショベルも右を差している気がするし
でもはしごは下に続いている
結局は、はしごを下って行くのが正解でした

9/21 5:24

黒部湖の湖面がうっすらと見えてきた

9/21 5:25

またまた梯子の出現

9/21 5:33

こんなところが奥黒部ヒュッテから続いている

9/21 6:00

落石注意
足元も！

9/21 6:08

船着き場に到着
6：20の便に間に何とか間に合いました

9/21 6:08

はしごを下って行くと

9/21 6:10

船着き場

9/21 6:14

だいぶ明るくなってきた

9/21 6:22

本当に来るのか心配になってきたころに来てくれました

9/21 6:23

思ったより小さなボートでした

9/21 6:24

船が着くと「どうぞ〜」と声をかけてくれました
こっちに渡る人もいるのかを思いましたが3人とも乗組員の方でした

9/21 6:26

ライフジャケットを羽織って、乗船名簿に記入して対岸へ

9/21 6:26

あっという間に対岸へ到着です
この渡し船が今回の山旅の楽しみの一つでした

9/21 6:28

停泊している船の横に接岸

9/21 6:29

出来れば大きな船の方に乗りたかったな

9/21 6:30

船から降りてはしごを登って黒部ダムへ向けて出発

9/21 7:23

ロッジくろよんまでは、梯子の上り下りやアップダウンなどがあって結構体力を奪われました。

9/21 9:33

向かいにロッジくろよんが見えてきた

9/21 10:35

黒部湖
今日も素晴らしい晴天

9/21 10:38

やっと到着したみたい

9/21 10:43

ロッジくろよんに到着

9/21 10:43

自動販売機あり
ロッジ内の自動販売機でコーラを購入して生き返る

9/21 11:18

ロッジくろよんからは舗装された遊歩道

9/21 11:25

もうすぐダムに到着

9/21 11:26

かんぱ谷橋を渡る

9/21 11:40

まずはチケット売り場へ
立山駅までのチケット（7700円）を購入
次の便まで時間があるので少しダムの上を観光

9/21 11:41

ダムからの放水

9/21 11:41

次は下の廊下を歩いてみたい

9/21 12:11

ケーブルカーに乗って黒部平へ
屋上の展望台から大観峰への眺め

9/21 12:12

展望台からの赤牛岳方面

9/21 12:13

遠くには鹿島槍ケ岳かな

9/21 12:14

ここは1828メートル

9/21 12:14

スバリ岳と針ノ木岳も行ってみたい

9/21 12:15

ダムはもうあんなに下の方にある

9/21 12:35

ロープウェイに乗って大観峰へ
紅葉には少し早いけど美しい眺め

9/21 12:35

大観峰からの最後の眺め
美しい黒部を堪能しました

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-615 オリンパス

感想

tomo-syo

以前に裏銀座を縦走した際に見下ろした雲ノ平を歩いてみたかったのと、黒部湖の平の渡しの船に乗ってみたかったので折立からの縦走を計画。
当初の計画では折立から入山して、雲ノ平、読売新道、五色ヶ原、折立と周回する予定でしたが、台風で入山が1日遅れたのと薬師岳を越える日が悪天候になる予想だったので計画を2日短縮して黒部ダムへの下山となりました。

黒部の最深部の辺りを歩いて「黒部の山賊」の雰囲気を少し味わえた気分でした。
雲ノ平のテン場も快適でした。まあ、前日に台風が通過したせいで人も少なかったのもあるでしょうが。

また、この日は飛騨地方で地震がありテントの中で横になっているときに結構揺れてびっくりしました。そのあとも何度か揺れてました。

水晶岳からの読売新道は思っていたより、かなり長かったです。やっと赤牛岳に着いたのにそこから奥黒部ヒュッテまで、あと5時間という事実に気を失いそうでした。
読売新道はしばらく歩きたくない気分です。

奥黒部ヒュッテからの平の渡しまでは、アップダウンの多いかなりの梯子天国が続きます。暗いうちの出発したので下の方は見えませんでしたが、高度感のある梯子やへつりを歩きます。

楽しみにしていた渡しの船は思ったより小さなボートでした。
私的にはヤマレコでみた、キャビン付きの船で渡りたかったです。

入山日以外は良い天気に恵まれ美しい立山、北アを楽しむことが出来ました。
当初の計画からは変更しましたが、最高の天気の黒部を見ることが出来ました。
今回は読売新道のおかげで思ったより疲れまくり、晴天のおかげで思ったより素晴らしい山行となりました。