2014mの小金沢山(積雪に悪戦苦闘!)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 794m
- 下り
- 780m
コースタイム
天候 | 晴れ(微風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:小屋平(14:30)−(バス)−(14:35)上日川峠[15:00]−(バス)−[15:45]甲斐大和駅(15:51)−(中央線)−東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
‐屋平−林道横断地点:よく整備された登山道で、危険個所はありません。但し結構急な登りになります。(このコースの中では) ⇔啼参C巴賄澄歙亟歹宗Оき続き良く整備された登山道です。,鉾罎抃梗个盍砲笋です。ただ1ケ所、石丸峠の手前で登山道脇が崩れていて登山道の幅も狭く、特に泥濘がある場合は要注意な場所があります。(写真参照) 石丸峠−狼平:熊笹が生い茂った気持ちの良い尾根道です。登山道ははっきりわかります。 は喫拭歉金沢山:他の方々のレポートにもあるように、倒木も多くわかりづらいルートです。(当日は積雪もあったためかもしれませんが)はっきりと登山道とは判断できない個所もあります。特にこのコースを狼平に向かって下る際は余計に道迷いしやすいと思いますので十分ご注意ください!但し、リボン等が多数付けられていますので、慌てず、ゆっくりとリボン等を確認すれば問題ありません。今回、往路では積雪の跡にハッキリと踏跡が確認できたので問題ありませんでしたが、下山時は雪が解け、踏跡も消えていた個所があったので注意が必要でした。(今後、特に新雪時で踏跡が無く、しかもガス発生時等の場合は、GPS等を持参されることをお勧めします。) ※今回は標高約1900m付近から積雪(恐らく前日の降雪)があり、小金沢山頂付近では約7cm程積っていました。当日の温かい気温で雪はかなり溶けましたが、午後からの復路では滑りやすい状態になっていました。そのため下山が苦手な私は簡易アイゼンを着用しました。狼平から石丸峠にかけての登山道は全路泥濘がひどく、所々水たまり状態になっていました。勾配の急な登山道での泥濘は非常に滑りやすく、簡易アイゼンのおかげで安心して進むことができました。なお、簡易アイゼンは標高約1800m付近ではずしました。 |
写真
感想
来年(2014年)の年賀状の写真用という目的で、標高2014mの小金沢山への登山を計画しました。当初は10月に行く予定でしたが、仕事の都合で遅れに遅れ、11月16日の決行となりました。
当日は天気も良く、昨日までの冬のような寒さも和らぎ、絶好の登山日和という高揚感で家を出た私でしたが、駅に着いた途端茫然自失となりました。中央線が人身事故のため、当分運転できない、とのこと。時間もまだ朝早いため、バスはほとんどなく、振替乗車をしても電車の本数自体が少ないため困り果てていました。
結果的に予定より約40分遅れて電車は動き出しましたが、当初甲斐大和駅8時10分発のバスに間に合うはずはなく、バス会社が8時50分に臨時便を出してくれたものの、やはり約40分遅れての行動開始となりました。(日中の時間が短いこの時期の40分遅れは厳しいものがあります。)
で、驚いたことにバスの車窓から山上付近に雪をかぶった大菩薩連峰の姿が・・・。”えっ、まさか・・・でも今日は温かいから山上に着くころには溶けてなくなるだろう”とまさに期待のみの心境で小屋平バス停を出発しました。
もうこの標高1600m付近では紅葉は終わっていましたが、フカフカした登山道はとても気持ち良いものでした。とはいえ40分遅れはなかなかそうした心の余裕を与えてはくれず、1分でも2分でも少しでも時間を回復できるよう、ひたすら下(登山道)を見ながらの登山を続けました。
予定より約30分遅れで石丸峠に到着。期待とは裏腹に石丸峠は雪原と化していました。(もっともアイスバーンではなく、サクサクとした新雪でしたので、歩行自体にはそれほど影響はありませんでした。)
休憩もそこそこに、一気に遅れを挽回しようと考えたのが大きな過ちでした。石丸峠を過ぎ、ひたすら雪原の踏み跡を確認しながら下向き加減で歩いていたところ、小金沢山と牛の寝通との分岐の案内板を見過ごし、踏み跡の多い牛の寝通りの方向に進んでしまいました。行けども行けどもどんどん下っていくばかり、狼平に着く時間になってもまったくそのような気配が無いため、慌ててGPSで現在地を確認したところ、道を誤っていたことに気が付きました。
慌てて引き返したものの、石丸峠に戻るまで約30分の時間をロスしてしまい、結果的に当初予定より約50分程の遅れで小金沢山に向かうことにしました。狼平での景色を楽しむ休憩も省き、ひたすら小金沢山の山頂へ。
小金沢山は、山頂が近付く前兆でもある視界が開けた部分が実は山頂の手前にいくつもあり、ガッカリするとともに疲労度が増す、という悪循環に見まわされました。とはいえなんとか雪深い(深い所で約10cm)道をかき分け、やっとこさ山頂に!当初より約45分遅れでの登頂となりました。
昼食&頂上からの眺望を堪能することも断念し、記念写真を撮ると(簡易アイゼン等を装着する等で15分程度頂上にいましたが・・・)そそくさと山頂を跡に、今来た道を戻ることに・・・。
で、しばらく進むと”あれっ???”本来進行方向の左側に見えるはずの富士山がどういうわけか右側にみえるではありませんか!で、またまた慌ててGPSを確認すると何故か南の湯の沢峠に向かっていることが判明。
やはり慌てていたためでしょうか、山頂からの単純折り返しですら間違えてしまいました。急いで戻って再び小金沢山の山頂に戻り着くも、ここでも約20分の時間のロス。都合で約1時間、当初計画より遅れてしまいました。
そこで当初予定していた帰路の、石丸峠から大菩薩峠経由で上日川峠へのルートを諦め、小屋平ピストンの単純往復に変更することにしました。
もっとも帰りの道の状況は泥濘や水たまりがひどく、当初予定の時間を大幅に上回っての下山となってしまいましたが、小屋平バス停にはバス出発の約30分前には到着することができました。
今回痛切に感じたのは、今回のようにかなりわかりやすいルートであっても、慌てたり焦っていたりして精神状態が落ち着いていないと、思わぬ失敗を招くことがあるんだ、ということを実感しました。
とはいえ、6月の八甲田山での大失敗の経験も生かされ、躊躇なくコース変更ができたのは唯一の収穫でした。
追伸:今回、早朝の中央線で人身事故があり、当初から予定が大幅に変更となったのですが、偶然にも国立駅からご一緒していただいた女性(その方も私と同じ甲斐大和駅から小屋平までバスで行き、その後小金沢連峰を縦走される予定でした)と甲斐大和駅までの道中、色々とお話させていただきました。本当にありがとうございました。失礼ながらこの誌面をお借りしてお礼申し上げます。
コメント
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aochanman777様 小金沢山行っていたのですね。何故か見落としていました。道間違い私もします。やはり気持ちに余裕がない時に間違いますね。前回の武甲山-棒ノ嶺の時も危うく間違えるところでした。地図とコンパスで何とか大丈夫でしたが、、標高の低い山ほど間違える確率が高いように思います。(展望があまりないからだと、、、)ともあれ安全第一で来年も行きましょう。
コメント大変ありがとございました。山での道間違えは一歩間違えると大変危険ですので、今回の事を覆いに反省し、来年は今年以上に慎重な登山を心がけたいと思います。来年もmitsuaki様の登山レコを大変楽しみにしたいと思います。
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