剱岳 久々の荒行でした。早月小屋情報あり
- GPS
- 29:57
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,494m
- 下り
- 2,474m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:13
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 8:22
天候 | 23日:晴れているけど、風が強く激寒 24日:穏やかな風だけど、稜線は寒かった。下界は暑かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上市町と魚津市方面からの道が合流して、最初に見える土木工事現場前が 道路陥没しており、私の車は「西部警察」状態になってしまった。ご注意を。 登山道は整備されており、問題なし。 |
その他周辺情報 | 満天の湯(魚津市)を利用。お昼時間だったので空いてました。 朝食は魚津市街の吉牛でした。 |
写真
感想
室堂へはアクセスが面倒な感じがして早月尾根を歩くことにしました。
体力勝負って思っていたけど、上部は冷静な判断と、岩慣れが必要でした。
暑すぎず、寒すぎず、紅葉で混雑しないタイミングを狙ったつもりが
今年は紅葉が早いようで、思わぬご褒美となりました。
前日の業務を手短に終えて、帰宅後に3時間ほど仮眠。
もう少し寝たい気持ちもあったけど、予定通り深夜0時に出発。
まずは東松山まで一般道で。そこからは上信越でひた走る。
クルーズコントロールで95キロ走行。
たまに眠くなる時は、ヘビメタ(歌とリフ)を歌いながら。
横川と妙高でトイレ休憩、どちらも真っ暗です。
朝5時に魚津インター前のセブンでおにぎりを購入し、
吉野家で牛丼を朝食とする。
実は家を出る前に緊張でか腹を壊しまして、3時から腹が減ってました。
馬場島荘まではダム湖の細い道を通ったり、
真っ暗な状態だったら、不安で泣き出しそうな道でした。
駐車場に着くと、まだ5台位の余裕はあり、数名が準備をしていました。
運転が疲れたのと眠いので1時間仮眠するつもりが、
仮眠が苦手な私は、15分で準備に取り掛かる。
最初から容赦ないステップの高さで、
高度の稼ぎ方が400m/hになってました。
本日の荷物はお茶とアクエリを各2L持っていて、
それ以外は特段重いものがなく、きっと10キロに収まったのかな。
高度を上げると樹林帯でも風を感じ、オーバーヒートしなくて良かった。
時々見える山頂は、猛烈な勢いで雲が飛んでいて
山頂アタックを2日目にしておいて良かったと思っていた。
予定より早く4時間で山小屋に到着、外で体拭きや食事をしていたら、
低体温症になってしまい、おやつの柿ピーとチョコで挽回できました。
次への反省点です。(小屋のストーブは15時に付きました、消灯時に消火。)
水場がないため、2Lが1000円、これを安いと思うか高いと思うか。
ビール350ml600円、カップ麺600円があって、ジュースが種類により消費期限切れ欠品でした。
(翌日コーラ&ビールの歩荷隊が来てました。)
手ぬぐい、Tシャツ、バッチがありました。
早月小屋の宿泊情報が結構少ないので、詳しく記載しておきますね。
小屋内のトイレは宿泊者専用、水は流れないけど、清潔でした。
手はコロナ関係なくアルコール消毒のようです。
寝床は6部屋?あり、1部屋を4人で使いました。
カーテン間仕切りもありソーシャルディスタンスは十分でした。
コロナの影響でシュラフは持参推奨。毛布は500円だったかな。
ザックは廊下の荷物置き場に置くこと、室内に持ち込みは禁じられている。
17時の夕飯はサバの味噌煮、これが厚みがありふっくらしていて、
兎に角美味しくて、感動モノでした。豚汁も豚の脂身が最高でした。
15時に腹が減っておにぎりを食べてしまった自分を恨んだ。
豚汁おかわりしたかった!!!!私以外全員おかわりしてました。
朝食は助六弁当にして、8時の消灯前に受け取りました。
朝3時半に起床、4時に小屋を出ようとしたら、発電機が動いて
電気も付きましたよ、5時に朝食で、6時にはチェックアウト必須だそう。
余計な荷物は靴置き場にデポ(シュラフと衣類と2Lお茶)させて頂けました。
入口近くの乾燥部屋に置くことになりますので
バラバラにならないように、大きいごみ袋にまとめると良いです。
小屋を4時に出ると、1番手でした。横浜からのオジサマと歩きました。
小屋の人から朝は寒いよって聞いていたけど、確かに小屋前の温度計は6℃でした。
防寒用に上下レインウエアを着込む。
元々この日にしたのは月明りがあるからで、少しは歩きやすかった。
真っ暗で初見は無理ですから。
前半は1日目同様の高度の稼ぎ方。中盤は稜線の岩々を乗り越えながら、
巻きながら、少しずつ山頂直下の岩壁に歩み寄る。
山頂直下に来た時に、谷川岳の中芝新道を思い出した。
あの時は、水平距離と垂直距離が異常だった。
室堂方面から人がゾロゾロ歩いてくるのが見えた。
そして、山頂手前で合流、予想以上に人が多い。
朝7時なのに、山頂のお社前は大混雑。
そこで気づく・・・レイン上下の姿は私だけでした。
小屋で時間があったにも関わらず、仮眠レベルの浅い眠りだったため、
体温コントロールがおかしくなっていて、内臓もあんまし調子が良くなかった。
着込んでいないと寒くて。
なんとか食欲はあって、お弁当は半分食べれた。
山頂でパノラマ撮影して、荷物の場所に戻ろうとしたら、
足元に四角い岩を発見、あー、三角点かぁ・・・・
あー、じゃない、これ撮らなくてどうするの!?って自分に突っ込み入れた。
正面から撮ろうとしたら、近くに立っている人がいて
「すいません、三角点を撮影したいのでちょっと避けてもらえますか?」
って言ったら、「あー、そんなところにあったのね!」って
やっぱり気づいていない感じでした。
祠があまりに立派で三角点が存在感なし。
さて、下りは分岐を見落とさずに、岩も落とさずに歩きましょう。
スライドの人から、下からずっと見えてましたよと言われ、
オレンジ一色は私だけでしたからねぇ〜、間違いなく私ですねって。
鎖場は下りの方が難しかったです。1箇所体が振られて、腕で戻そうとしたら
背中の筋を痛めてしまい、ちょっと焦りました。
下りはお花の撮影、チングルマお初です。綿毛がかわいい。
北斜面にも光が射して、岩も紅葉もきれいです。
山小屋には2時間で戻ってきまして、山頂の滞在時間が予定より短く
少しゆとりがあったので、30分ほどのんびり。
お弁当の残り半分を食べて、水分補給に靴下の交換。
横浜のオジサマと小屋の方に御礼を伝え、下山開始。
24日は満員と小屋の方が言っていて、ゾロゾロ登ってくるけど
ツアー団体の人はいないものの、年配の人が多い印象でした。
3名ほどトレランの方に抜かれたけど、2時間45分で下山完了。
ゴール直前に追い抜いて行った方は地元の人でした、よく走りに来るんだろうね。
残った1.5Lのお茶が重かった!!!
棄てなかった私を誰か褒めて。
登りが7時間、下山は4時間45分、日帰りできたのかぁって思わない。
初日に登頂するのは強風で無理だった。
2日目も10時くらいには雲が出ていた。
1泊の行程にしていて正解だった。
小屋の1Fから聞こえる警備隊の無線は低体温症で救助要請が3件以上入っていた。
皆さん、話している通り甲斐駒の黒戸尾根の方が確実に優しいですね。
黒戸尾根 < 早月尾根 < 黒戸+八丁尾根 が私の感想です。
すいません、ここからが私なりの大冒険でしたので書きますね。
下山後は風呂に入ったら、急激にお腹が空いて、富山の8番ラーメンを食べてみた。
埼玉の山田うどんを馬鹿にされてしまうので、特にコメントできず(笑)
食べ終えると14時半、高速の深夜料金で帰るにもあまりにも早すぎる。
予定通り、新潟の道の駅「マリンドリーム能生」でノドグロを買うため
国道8号で70km移動。
海岸線をずっと走るのだけど、日本海の荒々しい白波が激しくて
しかも長い親不知トンネルとか、半トンネルとか、雨降ってきたりとか、
平均時速は出ているので、時間的には予定通りなのだが、
前日も天気良くなかったしなかったし、今日もこれ。
漁に出れなくて、魚ないよって言われないか凄く不安になってきてしまった。
2時間弱で道の駅に到着。蟹漁師の直営店が連なるってテレビで有名ですが
飛び石連休の平日だからか、当日は全然客もいないからか
店員の呼び込みさえも聞こえない。
魚販売店は3つ、手前からみるとノドグロちゃんいましたよ。フムフム
その隣はいない!目星付けていたその隣はチビが2匹、
夕方だから売れてしまったのか?全体的に魚が少ない。
手前のお店「魚勢」でオバチャン店員にアイコンタクト。
お魚はガラスケースに入れてあるから、コロナでも安心です。
関東で買う値段の半値位、2000〜2800円のノドグロがあり、
2500円の山から、ぷっくりしたのを選んで、
ハタのお仲間3種盛りと、売れ残りのボタンエビを購入。
保冷バック持参だったので、氷多めに頂いちゃいました。
さて、次はガソリン給油、上越市が埼玉と同じ145円、安いです。
マイルドハイブリッドのソリオは燃費24km/lも出ますので
ギリギリ往復800kmできないレベル。
妻からのリクエストで小布施の道の駅でお買い物を頼まれていて
一般道で行っても営業時間に間に合う!と思ってカーナビに従い走っていると
大きな国道18から反れて、国道292やや山道へようこそ。
飯山市ってどこだよ?って思いつつも信号もないので、
スマホで調べることもできず。やっと、千曲川に到着。
やや街中を通って、道の駅に到着すると真っ暗!?!?
コロナの時短で30分前に営業終了してました。_| ̄|○
さて、トイレ休憩だけ済まして、まだ6時半、悩む。
24時を越してから、地元の高速を出れば3割引き。
ただどこかのSAで待機が必要。金払ってまで待機したくないと思い
一般道で走れるだけ走る作戦に乗り出す。
長野市辺りから千曲市方面は西に蛇行する、
しかも平日の帰宅時間帯、道路は混みそうみそう。
ショートカットを試みる。が、これが難路だった。
菅平高原までの真っ暗ワインディングがスリル満点でした。
で菅平を越えようとしたら、今度はカーナビの機嫌が悪くなって、暴走&フリーズ連発。
カーナビは大きな通りを東に案内するが、もう山道はこりごりだったので、
西に選択、これが吉と出た。
前方を走るトラックが高崎ナンバー、追尾モード作動♪
さすがトラック運ちゃん、高速道路を使わずに、いい道を知ってます。
軽井沢を抜けて、深谷まで案内してくれました。
ここまで来れば、一般道で帰れる。なんと23時30分、日付が変わる前に帰還。
走行時間は9時間20分、平均燃費24キロ(行きも帰りも変わらず)
平均時速54キロ(往復で)、高速料金5000円を浮かしました。
よく考えると、小布施(長野市の上)から5時間ノンストップで帰ってきた(笑)
翌朝、激しい脚の筋肉痛に耐えながら、お魚を捌いて
美味しいお魚を家族で食べましたとさ、最後までどうもです。
もしかして小屋前でお会いした方でしょうか
当日はそれなりに、翌日は満室でしたか
ノドグロ安いですよねー
甘えびとか蟹も異常な安さ
出身が東海なのでびっくりしました😲
春はホタルイカでも掬いに来てください
そちらもなかなかの荒行だったようですが、
小屋泊できて良かったですね。
当日は7人だけだから、ゆったりできましたよ。
翌日は満員だと話されてました。
カニはアタリハズレが激しいので
見向きもしませんでした。
ホタルイカは大好きです、
立山登山の時に家族で再訪確定です。
天気も良かったようで、羨ましいです。
以前、剣沢から登った時は4時半に出発しましたが、既に中腹まで光の道ができていましたので皆さん出発が早いですよね。
結局、仕事は週明けまでで、シルバーウィーク後半は潰れてしまいました。
来月からは仕事も落ち着くので、機会ありましたらお声がけください。
今年の紅葉は早いのもラッキーでした。
静かな早月尾根は良かったですよ。
妙高の写真を楽しみにしてます
変わらずの活躍ぶり感心しました。
剱岳登山と、買い物~帰宅顛末の比重がほぼ1:1なのが最高でした。
私はhaseさんの後24(金)夜行バスにて25-26で、扇沢-種池-針ノ木小屋(テン泊)のルート上より、彼方剱岳を眺めて歩きました。二日目は夜中に雷雨で起こされ、計画変更スゴスゴと扇沢に下りました。
お互いに家族があり中々難しい所ですが、そのうちまたご一緒したいですね~(特に奇天烈な へ )
前日の睡眠も小屋での睡眠も、
凄く興奮していたようで、
全然寝れなかったのですよ。
往路の運転、1日目の登山、2日目の登山、お魚、復路の運転。
初めての北アルプス、
どうせなら全て楽しみたいじゃない!?
って、思っていたから、
感想がこんなになってもーたーーー。
何か天候が安定したのは、
24日だけだったみたいですね。
本当にラッキー。
昨日は降雪があったみたいですから、
当日は念のためアイゼンを担いだのは
間違いではなかったなぁと思いました。
最近、山熱暴走中。2週間後に苗場山あたり、1ヶ月後に妙義山(with長男)を計画中。
暫くドMな山は行かないよ(笑)
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