【100, 甲信越100】大河原峠から蓼科山・亀甲池・北横岳・双子池・双子山周回(巨岩帯で悪戦苦闘、恥ずかしながら日没時間オーバー)


- GPS
- 09:22
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
10:05 将軍平(2355m)
10:34-11:05 蓼科山頂上散策(2530m)
11:29-38 将軍平
12:28 竜源橋からの道に合流(1950m)
12:40 天祥寺原(1980m)
13:05 亀甲池(2035m)
14:35-15:05 北横岳(2480m)(昼食休憩)
15:30 北横岳と大岳の間の最低地点(2335m)
(ここから双子池までゴーロ帯の道)
15:53 大岳分岐(2345m)
16:29 天狗の露地(奥坪庭)(2185m)
17:05-12 双子池(2025m)
17:55 双子山(2224m)
18:17 大河原峠
■所要時間:9時間22分
■歩行時間:532分(小休止、散策含む。昼食休憩を除く)標準CT(540分)の0.99倍
■距離:13km
■累積標高差:+-1230m
■行程量:13/0.5+1230/50+1230/100=62.9P(★★★)EK31.5
■ラップタイム:8.46分/P(マイペース登高能力:+266m/h、ランク検法壁現CT:8.59分/P、+262m/h)
■エネルギー定数:532*0.03+1.23*10+1.23*0.6+13*0.3=32.898
(ルート定数:540*0.03+.....=33.138)
■山のグレーデイング:4C
■消費カロリー:32.898*(77.0+(11.0+8.9)/2)=2,860kcal
※各指標の説明を、プロフィールの欄に書いています。
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4:58自宅→5:56新座料金所→8:08佐久南IC→8:45大河原峠 (帰り) 18:31大河原峠→19:10佐久(コンビニ)19:22→20:17下仁田IC→21:33新座料金所→22:37自宅 大河原峠は約30台駐車可能 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■全般的に石がゴロゴロした道を歩きます。 ■特に、北横岳から双子池に下る道は、大岳の手前から双子池まで、巨岩のゴーロ帯の道が続きます。大きな石によじ登って下ったり、石を避けたり、石の上を飛び石に歩いたりします。石についたマーキング、木に巻かれた赤テープ、人が石の上を歩いてついた跡をたどります。(2013,11,25にBSプレミアムで放映された日本百名山蓼科山にも出てきます。) ■最近、このコースがスピードハイクのモデルルートになっているらしいですが、巨岩の上を天狗みたいにピョンピョンと渡っていける類まれな人でないと、難儀してドツボにはまる可能性が大きいと思います。普通の人がやったら大けがのもとになります。地形の読み取りだけではコース状況を判別しにくいコースです。(2015,3,19追補) *******ヒヤリ・ハット事案******** ■概要 巨岩のゴーロ帯通過に時間がかかったことによる、日没後の下山。 ■登山ジャンル、場所 無雪期ピークハント、北横岳から大岳経由での双子池への下山時。 ■時刻 15:41(巨岩のゴーロ帯突入)〜18:18(下山) ■事故のきっかけ 登山道条件の悪さ(巨岩帯) ■事故分類(結果) 下山遅れ ■傷病程度 ヒヤリハット(傷害を伴わず) ■対策 (1) 事前にコースの情報(巨岩帯で通過に時間がかかること)を十分に得ること。 (2) 日の短い季節は、登山の行程量を少なめにして欲張らないこと。 *******不安全行為事案******* ■概要 携帯電話の電源消し忘れによる、バッテリー残量低下。 ■対策 (1) 歩き始めに、携帯電話の電源OFFのチェックを必ず行うこと。 (2) 機内モード設定のあるスマホは、電源を入れておく場合は、機内モードをONにすること。 |
写真
感想
今回は、下山が夜になってしまった顛末を書きます。
家を出るのが少し遅くなったり、三連休初日の高速で時間がかかったりして、大河原峠を出発したのが9時前でしたが、今回は、60P(EK30)を少し超える程度のコースなので、所要時間は8時間ぐらいで17時までには戻って来れると、出発時点では予想していました。
大河原峠から蓼科山へのコースは累積登高標高差480mの一番楽なコースです。朝一番で登った人がどんどん下山してきましたが、頂上はガスがかかって風が強かったとのこと。この先どうなるやらと心配していたら、だんだんと雲が晴れて頂上が顔を出しました。
晴れれば頂上に長く居たくなるもので、おまけに蓼科山の頂上は結構広いので、山頂ヒュッテに荷物を置いて散策したり、トイレ休憩したりしているうちに30分が過ぎてしまいました。北アルプスは雲に隠れて見えませんでしたが、八ヶ岳や南アルプス、中央アルプスが望めました。
将軍平にまで戻り、そこでオニギリとカロリーメイトを食べて天祥寺原に向けて下山しました。下りでは、崩落した斜面の岩が崩れて沢になっている所を歩いたりしました。
天祥寺原の周辺はカラマツの林になっていましたが、ちょうど黄色くなりかけていました。亀甲池に行く間に紅葉した木が散見されました。
亀甲池に着いたのが午後1時過ぎ、当初はここで昼食にする予定でしたが、時間が押しているため、そのまま北横岳に向かいました。もしコースをショートカットして亀甲池から双子池に抜けて大河原峠に向かえば15時頃には着いていたはずですが、この時はまだコースの短縮を考えていませんでした。
北横岳から亀甲池に下山してくる人は結構いました。3分の1ぐらい登った所で、後で双子池で再会することになる方とすれ違いました。北横岳から大岳経由で直接に双子池に下りるのは「きついコース」なので、こちらに下りてきたとのことでした。
北横岳で遅い昼食を取った後、大岳経由の双子池への道を下りました。大岳周辺がゴーロ帯になっているという情報はあったので、北横岳を下りてからしばらくの間、平坦な歩き易い道が続いた時は大したことないなあと一瞬思いましたが、その後、ゴーロ帯に突入してからは全くドツボにはまりました。まさか双子池までゴーロ帯が続いているとは思いもよりませんでした。事前に道の状況をしっかり調べていなかった大きなミスです。ちなみに、後で調べたら、このコースは「下りに使用すると難儀する。」とありました。
ゴーロ帯では、大きな石をよじ登って下りたり、石の間を抜けたり、石の上を飛び石で歩いたりと、平地や下りであっても結構体力が要ります。悪戦苦闘している割には地図上ではなかなか前に進みません。途中に「天狗の露地」という場所がありましたが、そう言えば同じ八ヶ岳山系の天狗岳の「天狗の奥庭」もゴーロ帯でした。「天狗の○○」という地名は本当に要注意です。
ここのゴーロ帯では、石につけられたマーキングは少しだけですが、他に木に巻かれた赤テープや、石に付いた人の踏みつけ跡などを頼りにして前に進みました。日が暮れる前に双子池にたどり着けたので助かりましたが、日が暮れてからでは目印がわからず、路頭に迷うところでした。
双子池ヒュッテの前で、北横岳に登る際にすれ違った人と再会しました。この方には、北横岳から大岳経由で双子池に下りてくることを話していたので、無事に下りてきたことを報告しました。この方は、今日は双子池ヒュッテに宿泊するとのことでした。もう時間も遅いのでヒュッテに泊まって行ったらと有難いお言葉を頂戴しましたが、双子池から双子山経由で大河原峠へ行く道は、過去に通った際に道の条件が良いことがわかっていたのと、次の日に用事があったので、夜道を双子山経由で大河原峠の駐車場まで行くことにしました。(最悪、双子山の東側を通る林道経由でも大河原峠には行けますが。)
ヘッドライトの準備をして、点灯せずに行ける所まで行くことにしました。日が暮れて暗くなってきましたが、眼が順応して双子山の先まで無点灯で歩くことができました。暗視の方がライトを点灯するよりも視野が広いこともわかりました。しかし、歩くスピードは上がりません。双子池から1時間5分かけて大河原峠に到着しました。
今回は日が短くなってきているにもかかわらず、歩き始めた時間が遅かったり、道の状況を事前にしっかり把握していなかったりと、時間オーバーの原因が重なりました。幸いにヒヤリ・ハットで済みましたが、こういうことばかりやっているといつかは大きなアクシデントになりかねません。(今回、佐久に車で下りてから19時過ぎに下山連絡をしたので、家族には滑落でもしたのかと心配させていました。)
そもそも片道200km程度の、朝から日帰りするにはちょっと遠い山ばかり行っていることや、欲張って複数のピークを踏んでいることが根本の原因ですので、今後日帰りするにしても、もう少し行程量の少ないコース取りにするとか、誰かさんみたいに熟睡できるように車中泊設備を工夫して朝早くから登るとか、対応策を考えていかなければなりません。
コメント
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shokunpapaさん。。はじめまして〜(^.^)
大岳分岐から双子池までの悪戦苦闘・・同じくでした
shokunpapaさんのレコを見せていただきながら
想い出して 脚が重くなりました(笑)
明るいうちに ゴーロ帯を通過しましたが
マーキングは少しだけで 不安な感じもありました
manaは早い出発でしたので 大丈夫でしたが
確かに 侮れないルートでしたね。。
それでも 八ヶ岳の大きさを実感した1日でした
秋が深くなってきました
manaさん はじめまして
manaさんの大河原峠から蓼科山・北横岳を周回された記録を拝見させていただきました。
事前にしっかりとコース状況を調べられているのはさすがです。
また、朝が強いのと、亀甲池から北横岳まで1時間で登られているのはすごいですね。前掛山や大岳にまで寄り道されていても余裕の時間で下山されていますね。
ゴーロ帯や沢はなかなか時間が読めないですが、私もこれに懲りずに、
manaさんもどうぞ登山を続けていってください。
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