北アルプス南北縦走(親不知〜焼岳)
- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
(2日目)3:52栂海山荘—7:08黒岩平—10:31朝日岳—14:24雪倉避難小屋 [テン泊]
(3日目)5:38白馬岳—8:20杓子岳—9:12白馬鑓ヶ岳—14:16唐松岳 [テン泊]
(4日目)4:27唐松山荘—6:50五龍山荘—8:24五龍岳—12:51キレット小屋—14:33鹿島槍ヶ岳—15:40冷池山荘 [テン泊]
(5日目)4:15冷池山荘—5:21爺ヶ岳(中峰)—6:31種池山荘—10:16鳴沢岳—13:18スバリ岳—14:14針ノ木岳—15:01針ノ木小屋 [テン泊]
(6日目)4:50針ノ木小屋—8:33船窪小屋—13:44不動岳—15:57烏帽子小屋 [テン泊]
(7日目)4:09烏帽子テン場—7:41野口五郎岳—11:53鷲羽岳—14:07三俣蓮華岳—15:08双六岳—15:46双六小屋 [テン泊]
(8日目)1:31双六小屋—4:14千丈乗越—5:20槍ヶ岳山頂—7:37南岳小屋—11:05北穂高岳—13:01穂高岳山荘 [テン泊]
(9日目)4:23穂高岳山荘—5:11奥穂高岳—7:00ジャンダルム山頂—9:31間ノ岳—10:48西穂高岳—12:23西穂山荘—14:05焼岳小屋—15:25焼岳—16:32焼岳登山口
天候 | 晴れ/曇り/ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
船窪岳周辺、奥〜西穂周辺だいぶ崩れてます。栂海新道登山口に登山ポストおよび無料P(10台位)あり。焼岳登山口から10分位で「中の湯温泉旅館」。17時まで日帰り入浴可能。登山者用宿泊プランなど、登山者向きの温泉旅館です。宿泊者は24時間入浴可能。上高地バスターミナル・中の湯バス停までの送迎あり。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 2
予備電池 14 単4(8)単3(6) Energizer
1/25,000地形図 4 槍穂・鹿島・白馬・アルプス総図
笛 1
筆記具 2 ペン・防水紙
ライター 2
ナイフ 1 小型マルチツール
保険証 1
飲料 6 粉末6リッター分
ティッシュ 8 ポケット7、ロール1
バンドエイド 6
タオル 2
携帯電話 1
計画書 1
雨具 1
防寒着 1 ダウン上下
スパッツ 1
手袋 3 防水・指なし・指あり
ストック 1
ビニール袋 15
替え衣類 15 パンツ1、サポタイ下2上3、シャツ3、下着2、靴下4、
シュラフ 1
ザックカバー 1
クマよけ鈴 1
食器 1
時計 2 腕・カラビナ
日焼け止め 1
軽アイゼン 1 6爪
サングラス 1
カラビナ 2
ヘルメット 1
プラティパス 5 1リットル4、2.5リットル1
アルファ米 5
米 4合
切餅 12
麺類 6 棒麺4,インスタント2
パスタ 500g 和えるだけソース
スープ類 10
嗜好品 15 お茶・紅茶類
エア枕 1
枕カバー 1
キッチンペーパー 70枚
ウェットティシュー 48枚
現金 7万位
デジカメ予備電池 2
DMP 1 NW-E042
GPS 1 Garmin
携帯・USB充電器 1
|
---|---|
共同装備 |
テント 1
テントマット 1
コンロ 2 プリムス、ジェットボイルSlo
ガスカートリッジ 3 プリムス用1、ジェット用2
コッヘル(鍋) 2
ファーストエイドキット 1
医薬品 10
カメラ 1 TG-1
車 1
|
感想
【行動記録】
(1日目)
八王子よりマイカーにて親不知ICまで4時間位でした。登山口より手前に道の駅
があるのでそこに停車しようか迷いましたが、早く出発したかったので、親不知観光ホテル前にある無料駐車場に停車。10〜15台位停められます。綺麗なトイレ、自販機あり。身支度整え2時前に栂海新道登山口より縦走スタート。荷物は大分厳選し、前回とは食料を減らしたのでスタート時点で28舛任靴拭
白鳥小屋にて小休止。日本海が綺麗に展望できました。寝不足と荷物MAXにやられ早くもばて気味でしたが、水場にも助けられ昼過ぎに栂海山荘に到着。これから先に進むと朝日小屋に着くのが大分遅くなるので無人の栂海山荘に泊まろうか迷いましたが、全日テン泊チャレンジするなら初日が肝心と思い、山荘前にテン泊することにしました。20時頃就寝。
(2日目)
2時頃起床。準備に手間取り4時出発。さわがに山手前でブルーアワー。ザックを台座にゴリラポッドで撮影会。栂海新道は紅葉が大分進んでましたがとても瑞々しく綺麗でした。3時間位で黒岩平。小休止&水補給。
朝日岳に10半頃到着したので、白馬岳方面に向かうことにしました。雪倉岳登り手前で小休止。14時頃雪倉岳山頂。
14時半で雪倉岳避難小屋でしたが白馬岳に向けて出発したところ、ガスにつかまり気温も急激に下がり気力も一気に低下したので、避難小屋に戻り小屋前にテントを張りました。19時頃就寝。
(3日目)
考えてみれば、初日にもう少し頑張って朝日小屋まで行けてれば、昨日白馬のテン場まで無理なく行けただろうと反省しつつも、予定通り行かないのが南北縦走だと思いだしました。残り300cc位の水で朝飯を済ませ、3時頃白馬に出発。
5時前頃からブルーアワー。ザック台座にゴリポで撮影会。5時半頃山頂到着。20名位ご来光を楽しんでいました。隣にいたかっこいいお兄さんと仲良くなり、ヤマレコのお話などをしました。3日ぶりのまともな会話でしたので新鮮でした。6時頃白馬山荘到着。水補給と軽く食事。7時頃唐松岳に向けて出発。10時頃天狗山荘到着。雪渓が残っていて、綺麗な雪解け水が水場になっていました。小休止。
10時半頃出発。
2年前の南北縦走の時は、唐松〜白馬間は積雪だったこともあり、今回は景色も道も堪能できました。不帰の嶮が懐かしかったです。14半前に唐松岳山頂。10名位好展望を楽しまれていました。小屋泊の方とお話し、15時頃頂上山荘到着。山荘から少し下るとテン場あり。本日は4張位でした。平らで景色(立山・剱方面)が素晴らしいテン場で、また冬にでものんびり張に来たくなりました。隣のテン泊の方と仲良くなり、少し夜更かしして星座の撮影・観賞し、21時頃就寝。
(4日目)
4時頃出発。5時ブルー撮影。今山行中1番の朝時間でした。7時頃五竜山荘到着。小休止・トイレ。8時半五龍岳山頂。即キレットに出発。13時頃八峰キレット小屋。本日で営業終了でした。14時鹿島槍ヶ岳北峰到着。14時半鹿島槍ヶ岳山頂。撮影も早々に冷池山荘に。15時半頃山荘到着。鹿島槍方面に5分程戻るとテン場。ここのテン場も剱が良い展望です。貸切でした。20時頃就寝。冷池山荘は水・お湯・お茶の販売があり、計4.5箸曚氷愼。
(5日目)
4時頃出発。5時頃爺ヶ岳にてブルー撮影。モルゲン鹿島槍が綺麗でした。種池山荘にて小休止。雨が少しぱらつく。今山行初めてザックカバー使用。紅葉は見頃でした。新越山荘は営業終了していました。赤沢岳山頂位から黒部湖が見えます。立山・剱が迫力です。14時頃本日最終峰の針ノ木岳到着。15時針ノ木小屋到着。テン場は紅葉に囲まれトイレ・小屋も近く平らで良いテン場でした。20時頃就寝。
(6日目)
寝坊し、5時頃出発。蓮華岳〜七倉岳周辺の紅葉は満開でした。8時半頃船窪小屋到着。鐘と美味しいお茶で出迎えて頂き、お菓子もいただきました。2年前の南北縦走時は台風の為宿泊し、大変美味しい夕食と温かい布団で熟睡したのを思い出しました。いつ訪れてもどこか懐かしく、気持ちがほっこりする場所です。宿泊大変お薦めです。後ろ髪を引かれつつ、今日のテン泊地烏帽子に向け9時頃出発。船窪岳周辺も紅葉は満開でした。見とれて足元が崩れ転倒2回。だんだんガス・曇り。烏帽子岳周辺は日本庭園のベースな景色で、晴れたときにまた来たいと強く思いました。
16時頃烏帽子小屋到着。烏帽子岳はガスと強風のためスルー。南沢岳山頂も崩壊危険のため迂回処置のため登れませんでした。烏帽子小屋テン場も平で良いテン場でした。本日も貸切。小屋でお弁当(おにぎり2個)と蜜柑の缶詰2缶購入し、美味しく頂きました。20時頃就寝。ニーモのエアマットは軽量コンパクトですが、寝心地は悪くありません。
(7日目)
2時起床。4時出発。ガスが濃く何処を歩いているかわからない位でしたが7時40分頃野口五郎岳山頂。気温が随分下がっていたので、ゴアのハードシェル上下を着こみ鷲羽岳に出発。朝から天気が悪いのは今山行初でした。鷲羽岳手前でライさん遭遇。やはり天候が悪くなると行動するんですね。鷲羽岳山頂から三俣山荘に向かうとガスが晴れてきました。12時半頃三俣山荘にて昼食。13時頃出発。15時頃双六岳山頂。槍・穂高連峰が見えてきたのでテンションが上がりました。15時40頃双六小屋到着。紅葉のシーズンのため、宿泊・テン泊者は多数。双六小屋では美味しい水がただでしたので大変助かりました。テン場広く小屋も近いのでまたまた良いテン場でした。夜に紙の札を確認ついでにとりに来るとの事でしたが来ませんでしたので記念に持ち帰りました。20時頃就寝。
(8日目)
今日は早めに穂高岳山荘に着きたかったので1時半頃双六小屋出発。5時頃槍山荘到着。空身で穂先に。微妙な天候でしたがブルーと山頂撮影。山荘に戻り小休止。6時頃出発。槍穂縦走スタートでしたが、大分荷が軽くなっていたので心配はありませんでした。南岳にてストックをたたみ、推奨になったヘルメットを装着し大切戸に。
登山を初めた3年半前から北アルプス南側は最も訪れていますが、何度来ても自分には日本1の縦走路だと思えてなりません。ここを歩くときはいつもあっという間で疲労感も無く、もっともっと長く歩いて感じていたいと思う場所です。
10時半頃北穂高小屋にて昼食。11時頃出発。13時穂高岳山荘到着。今山行最終テン泊地。涸沢が眼下に見えるテン場は狭いですが、マイハウス感が良く出て悪くありませんでした。いつもより少し早く到着したのでのんびりできました。飛騨側に沈む夕日がとても綺麗でした。21時頃就寝。
(9日目)
4時半頃山荘出発。奥穂山頂にて5時過ぎから30分位ご来光待っていましたがガスのためジャンダルムに出発。直登。ジャンの山頂で少し待つとガスが晴れ奥穂・キレット・槍が見えました。名残惜しみつつも西穂方面に。8時頃天狗のコル到着。天気はガスでしたが視界は十分ありました。小休止。11時少し前に西穂高岳山頂。そこから西穂山荘までは団体さんも含め混雑のため時間がかかりました。12時頃山荘にて軽い昼食。12時半焼岳に出発。14時頃焼岳小屋到着。小休止。
小屋から少し進んだ処で「中の湯」さんに電話し、今夜の宿泊予約をお願いしたところ、当日にもかかわらず快諾していただき、ゴール・温泉に向かってラストはフルパワーで焼岳に出発。15時半焼岳北峰山頂。ガスってきてましたが気になりませんでした。下山途中の紅葉は何処とも似ていない景観でとても綺麗でした。16時半焼岳登山口到着。車中泊予定の方に記念撮影をしていただけました。大変助かりました。
ゴールの感慨よりも、早く温泉に入りたい一心で中の湯に駆け込み、まさに極楽浄土な時間を過ごさせていただきました。
【感想・思う事】
2年ぶりに南北縦走してきました。
今回は親不知スタートです。
縦走中に会われた全ての方々と、動物・自然に感謝いたします<(_ _)>
また、下山後に宿泊させていただいた中の湯様には感謝と感動をいただきました。
天候と日数の要素は大きいですが、焼〜親より今回の親〜焼の方が心身共に負担は少なかったです。また、北アル南部はこの時期でも小屋・山荘が多く営業し人も多く段々賑やかになるのも縦走中の単独行者にとっては悪くありませんでした。
今山行は「やりきる!」を目標に縦走しましたが、自分なりに達成出来た気がします。
次の目標、「積雪期北アルプス南北縦走」を考え始めている今日この頃です。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
YOKUさん、またモノ凄い縦走をしたもんですね・・。
長期長距離、高山の縦走は「凄い」を通り越してます。
これだけの体力と技術があればヒマラヤ登山でも
難なくやってしまいそうですね。
でも天候が比較的安定していて良かったですね。
写真も素晴らしいものばかりで溜息が出ます。
私も今年中にもう一度北アへ行ってみたい!!
#ところで車の回収はどうやったのですか??
返信遅くなってしまいました<(_ _)>
コメント大変励みになります
北ア応援しております!もう冬景色見れそうですね〜
車の回収は、下山後中の湯に1泊し、「中の湯」バス停まで送ってもらえたのでバスで新島々駅に行き、松本電鉄で松本まで行き、JRで親不知駅(無人)まで行き、親不知駅から車が停まっている栂海新道登山口まで1時間位歩いて回収完了です。
近くに道の駅もあるのですが、色々悩んで登山口に停車する事にしました。観光ホテルが目の前にあるし、トイレなどもあるので余り心配はしませんでしたが、親不知駅からは半分位は車道歩きなので夜は危険がいっぱいでした
見させて頂きました。もの凄い縦走ですね。世界の山を歩けちゃうんじゃないですか♪ 自分にはとても真似出来ません(^o^;
尊敬しちゃいます(*´∀`)
barutoさん
コメントありがとうございます!
毎年10月に北ア南北縦走するのがライフワークでして、この一週間の為に日々登っております!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する