朝日鉱泉・愛染峠・葉山・中沢峰・御影森山
- GPS
- 30:55
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 2,158m
- 下り
- 2,166m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 5:55
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 9:37
(1日目のGPSデータ 沿面距離15.1km 累積標高差+1223m −524m)
7日 葉山山荘5:28→八形峰6:27〜34→御前御小屋平7:52〜8:03→中沢峰8:54〜9:04→だまし御影10:18〜24→御影森山11:23〜36→上倉山13:12〜21→猿渡ダム入口駐車地15:03
(2日目のGPSデータ 延面距離16.8辧[濱冑弦盧后1200m −1875m)
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日鉱泉から頭殿山に登ってから愛染峠に行く予定だったが、頭殿山登山口で伐採作業中で入れず、愛染峠まで車道を歩く。 愛染峠からは登山道はしっかりしている。 |
写真
感想
頭殿山の朝日鉱泉側登山口は、猿渡ダム管理車道分岐の次のヘアピンカーブの所にあることは6月に確認していたので、そこまで車で行ったらなんと登山口付近で杉林の伐採のため通行禁止になっている。重機もあるが、誰もいないから通れるかと思ったが、杉林の中にブル道が切られ、登山道が寸断されている。おまけにブル道は昨日の雨でドロドロでとても歩けない。どうしようか迷ったが、頭殿山はカットして、ここに車を置いて林道を愛染峠まで歩き、葉山に向かうことにする。
猿渡ダムへの車道入口付近に駐車し、出発。すぐに朝日鉱泉の上に出て、屋根越しに大朝日岳が見える。駐車場は満車で、登山準備中の方も数組いる。これでは、大朝日小屋は満員でしょう。逆方向に向かうので怪訝な顔をされてしまう。紅葉には早いし、舗装された車道歩きはつまらない。途中で追い越した車から「どこに行くのか」と声を掛けられ、愛染峠から葉山に行くと答えたらあきれ返っていた。
登るにつれ、御影森山から中沢峰の稜線が見えるようになる。愛染峠近くからは、御影森山・大朝日岳・小朝日岳が見えてくる。途中休憩も入れて、1時間40分で愛染峠に着く。荷物を置いて周囲を歩いてみる。黒鴨林道完成記念の立派な石碑があり、林道開設の苦労と林道にかけた期待がうかがえる。昔は、黒鴨から朝日鉱泉が、朝日連峰登山の表口だったという。その頃は、頭殿山経由で朝日鉱泉に入ったというが、この林道を利用して多くの登山客が来るという期待があったらしいが完全に期待外れ。広い駐車場には1台もなく、北側のトイレはドアがない。避難小屋は使えるが、近くに水場はあるのかな?立派な愛染堂があり、昭和47年に遷座されたという額のある愛染明王が鎮座している。この愛染明王を置いたので愛染峠と名付けたということだ。
愛染峠から葉山へのコースも初めてだ。林道わきに「葉山登山入口」という標識が草に埋もれそうになっている。登山道に入ってすぐは登りだが、あとは尾根の西側にほぼ水平に道が続く。木が斜めに被さるところもあるが、しっかり踏まれた歩きやすい道だ。途中から右に沢の方に下る踏み跡もある。40分ほどで左から合流する道があるが、林道の最終地点から登ってくる道らしい。さらに15分ほどで、標識のある分岐に出て休憩。地図に「三本楢」とあるところの北側で、ここから北に下る踏み跡もしっかり刈払いされている。すこし入ってみたが結構先まで続いているようだ。地元の方の、山菜きのこ採りの道らしい。ここからは下り気味の道で、登りになって1238.5mの三角点に行くのかと思ったら、地図の道とずれて南東に下る。間違えたのかと思ったら、追分に出た。高玉に下るコースの分岐で、休憩。葉山から高玉へは2006年6月に下ったことがある。相変わらずなだらかな道を行くと、湿原が出てきて、縦走路との分岐にでる。左折してすぐに「奥の院」の分岐だ。荷物は置いて、奥の院に行く。曇り空だが、祝瓶山から柴倉山、三体山への稜線がきれいに見える。分岐に戻り、途中で湿原に寄り、裏側から山頂神社に着く。山荘には5〜6人の地元の方がいたが、泊まる様子でもなく、自分が水場まで往復した後で下山していった。今晩は一人だけの宿泊だ。ラジオもあまり入らず、7時前のテレビの天気予報を携帯で見てあとは寝る。
3時ころに雨音で目が覚める。結構強い雨で、夜は雨で明け方には上がるという予報が当たるように祈るだけだ。幸い、4時半過ぎには小雨になって、5時過ぎには上がった。簡単に朝食を済ませ、笹でぬれるだろうから上下雨具にスパッツも付け、ライトなしで歩けるようになった5時半に出発とする。熊さんとの遭遇は避けたいので、ラジオをつけるがうまく入らない。熊鈴を持って打ち鳴らし、時々声を立てながら歩きだす。雨で重くなった笹が被さるが道はしっかりしている。間もなく湿原に出る。1264.4mの三角点までは葉山から30分ほどだ。さらに緩やかに上り下りがあり、八形峰に登って休憩。笹がかぶさる所もあるが、大方は予想外にしっかりした道だ。前方に焼野平らしい山とその上に御影森山が見える。おおむね昔の朝日軍道を通る道のようで急斜面では電光型に道が切られているが、昔の道をショートカットして登山道になっているところもあるようで、時には急な斜面もある。焼野平は地図では1275mの山頂を通っているが西側をトラバースしている。昭文社の地図で水場記号があるところまで一気に歩いて休憩。軍道の「御前御小屋平」らしく登山道の南側に人工的に作ったような平地があり、水場もある。幸いに雨の心配もないので、ここで雨具を外し、軽く食事をとる。ここからは登りだが、結構ジグを切るところもあり、50分ほどで中沢峰の分岐に着く。分岐から2分かからずに中沢峰の三角点だ。来た方を振り返ると、なだらかな山々が続き、一番奥のなだらかな峰が葉山だろうか?分岐に戻って下りに入る。結構な下りだ。途中から大朝日岳や御影森山が見える。こんなに下るのかとうんざりするほど下ってから登りになる。矮性ブナの中の道は、笹はしっかり刈られているが、刈ったまま道の上に捨ててあるので滑りやすい。何とか登り切って「だまし御影」1423mは山頂は通らず西側で休憩。御影森山にはガスがかかってきた。この辺の標高になると紅葉も始まっている。前御影森山は通過し、御影森山までゆっくりと休まずに登る。御影森山に到着、山頂で休憩し、2回目の行動食だ。愛染峠への分岐標識から、ここまでの間は何も標識はない。ガスが出てきて、大朝日岳はガスの中で、小朝日がかすれて見える。祝瓶山方面は何も見えない。12時までには御影森山を通過したいと考えていたので予定より早い。今度は下りになる。細い尾根をどんどん下るが、疲れも出てきてスピードは上がらない。途中で1回休んで、「日本一のクロベ」への分岐を通過し上倉山に着く。1144mの標識はあるが、三角点はない。三角点を巻いて道が付けてあるようだ。少し下ると水場で、ちゃんと使える。急な下りだが休まずに下りきる。吊り橋を渡る途中で大朝日が樹林越しに見える。ガスはだんだんと晴れてきているらしい。左岸に渡り、通りなれた道をゆっくり歩き、弘法水でのどを潤し、猿渡ダムの上の吊り橋を渡る。渡ってから朝日鉱泉には向かわずに、ダム管理車道を進み、駐車地点に戻る。
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