飯豊山・参詣登山 40年遅れで完遂！会津の通過儀礼

2021年10月09日(土) ~ 2021年10月10日(日)

• GPS: 16:55
• 距離: 22.0km
• 登り: 2,095m
• 下り: 2,084m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:28
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:33

距離 10.2km 登り 1,764m 下り 235m

6:11 御沢野営場
6:20 6:21 御沢登山口
6:49 6:55 下十五里
7:15 中十五里
7:37 7:44 上十五里
8:07 8:08 笹平
8:33 横峰
8:49 8:54 峰秀水
9:06 地蔵山西分岐
9:44 9:52 剣ヶ峰
10:02 10:08 剣ヶ峰の水場
10:15 三国岳
10:18 10:30 三国岳避難小屋(三国小屋)
11:21 11:22 七森
11:46 11:47 種蒔山
11:59 12:02 切合・種蒔山分れ
12:07 12:17 切合小屋
12:51 12:54 草履塚
13:12 13:13 姥権現
13:22 御秘所
13:49 御前坂下
14:44 一ノ王子

2日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 2:03
• 合計: 8:43

距離 11.8km 登り 339m 下り 1,869m

5:30 一ノ王子
5:30 5:40 本山小屋
5:50 6:10 飯豊山
6:20 6:25 本山小屋
6:29 7:00 一ノ王子
7:01 7:03 一ノ王子東の水場
7:26 7:38 一ノ王子
7:55 7:57 御前坂下
8:16 御秘所
8:23 8:30 姥権現
8:49 8:50 草履塚
9:13 9:14 切合小屋
9:19 切合・種蒔山分れ
9:33 9:34 種蒔山
9:56 10:05 七森
11:01 11:02 三国岳避難小屋(三国小屋)
11:09 11:10 剣ヶ峰の水場
11:18 剣ヶ峰
11:47 11:48 地蔵山西分岐
12:00 12:08 峰秀水
12:22 12:23 横峰
12:34 12:35 笹平
12:51 12:59 上十五里
13:19 13:20 中十五里
13:40 下十五里
14:04 御沢登山口
14:13 御沢野営場

天候

9日　三国岳より先が曇り、夜は雨混じりの強風
10日　おおむね晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

御沢野営場駐車場、土曜深夜1時で6割くらい

写真

10/9 6:11

が）おはようございます、御沢野営場からスタートします
よろしくお願いしますね♪
ど）本日は参拝登山にお付き合いいただきありがとうございます

10/9 6:20

が）7〜8分歩いてここが登山口。身が引き締まる思いのドロンパさん、ホントに締まって見えますが・・・
ど）コロナ太りを絞り切れなかったので、最初から「ゆっくりいきます」宣言してあります

10/9 6:20

ど）登山口の祠。こちらのご神体はスサノオのミコト。これから登りますよとご挨拶

10/9 6:20

ど）なるほど。。

10/9 6:21

ど）昔の人が植えた杉。立派です
が）杉の老巨木が休み場の目印になっていました

10/9 6:46

が）「長坂」と言うだけあって、急登が続きます
ど）今回はずっと私のペースで歩かせていただきました。ありがたや〜

10/9 6:59

ど）参拝登山のための休み場が途中に何か所かあります

10/9 6:59

ど）ここにも昔の人が植えた杉

10/9 7:17

が）中十五里
テント一式担いでくれて、ドロンパさんはイイ漢です
ど）バテそうになったら差し上げますと宣言済(^^;

10/9 7:34

ど）曲がりブナ

10/9 7:37

が）上十五里の休み場
「ドロンパ隊長、体調はいかが？」
ど）思っていたより快調です

10/9 7:38

ど）ちょうど小休止したくなりそな間隔で

10/9 7:56

ど）木の合間から行く手の三国岳が見えました。日差しがあれば紅葉がきれいそう

10/9 8:00

が）トーホク地方らしい見事なブナ林を黙々と登ります
ど）最初が急登でしたね

10/9 8:23

ど）昔は小屋があった場所

10/9 8:24

が）休憩場が多くて助かります
今日はノンビリ行きましょね
ど）フォローありがとうございます

10/9 8:50

が）タカツコ沢のスラブが見えてきました、あそこが三国岳ですね
ど）なかなか近づかないっす

10/9 8:52

が）水はまだ消費していませんが補給しておきました

10/9 8:52

ど）私はすでに1リットルくらい消費しているので大助かりです
が）すげー低燃費ですね（大笑）

10/9 9:16

ど）稜線に出ました。山形県側に雲海の雲が上がってきました

10/9 9:24

ど）三国岳のへの稜線はイワイワ

10/9 9:26

が）イイ男！（笑）

10/9 9:35

ど）花崗岩の尾根を行きます
が）岩場の紅葉、キレイですね

10/9 9:43

ど）この先の起伏の多さを目にしてやや落胆中

10/9 10:11

ど）4時間で三国小屋到着
が）すこぶる順調！

10/9 10:26

ど）立派な小屋です

10/9 10:13

ど）小屋の裏からゆくての山々を臨む。紅葉のまっさかり！
が）いい時に来られましたね♪

10/9 10:21

ど）雲がすぐそこまで上がってきてますが、今のうちに目に焼き付けます

10/9 10:28

ど）雲に隠れないうちに記念撮影して先に進みます

10/9 11:41

ど）三国岳から先は思った以上にアップダウンの連続

10/9 11:41

ど）葉の色づきは、一番いいころあい。明日はピーカン予報なので明日に期待

10/9 11:44

が）「盲腸のような・・」と云われる会津領
ど）登山道のところだけ福島県。左は新潟、右は山形、ただいま3県をひとまたぎ中。

10/9 11:45

ど）ここはつらい、、、
が）よく頑張った！

10/9 12:06

が）ガスの中から切合小屋、営業は明朝06:30までのようです
小屋前の水場も止められます

10/9 13:14

ど）姥権現

10/9 13:15

ど）その昔、女人禁制を破って入山した人が石にされてしまった、という伝説の地

10/9 13:16

が）楽しいねえ♪

10/9 13:24

ど）ガンコさん、こういう岩場で本領発揮

10/9 13:24

ど）サクサク

10/9 13:25

ど）体重あると、垂直移動にエネルギーを大量消費します

10/9 13:26

ど）岩峰でパチリ。って私はそんなヘリには立てません

10/9 17:11

が）15時前にテント張って、お茶飲んでウダウダ過ごしました
「そろそろ始めますか」と夕食の段取りです
ドロンパさん、行儀いいですね
ど）足を不用意に伸ばすとつるので、、。

10/9 17:42

ど）沖縄ポークと生ネギ入り棒ラーメン
が）食欲をそそる、いい香り♪

10/9 17:43

ど）＆ペペロンチーノ。1つじゃ足らんのよねえ
が）よく食うねえ

10/9 17:43

が）暑がりのくせに寒がりなのでダウンパンツも持ってきました
シュラフが薄目なのでちょうど良い塩梅でした

10/9 17:43

が）アルファ米にレトルトカレーをぶち込めば、美味しいに決まってるカレーライス
ど）その量で足りるのがウラヤマシ

10/10 5:35

【10月10日】
が）おはようございます♪　テン場から5分ほど歩いて本山小屋です
まずは、隣接する神社に参拝しました
ど）右手のコンクリ建物が神社。無事目的を果たせました

10/10 5:42

が）ご挨拶の後は飯豊山頂へ向かいます
ご来光が間に合うか微妙な時間なので、ちょっと急ぎますね

10/10 5:51

ど）山頂につくと同時に雲間からご来光

10/10 5:51

ど）上下に雲があるので拝めたのはわずかな時間

10/10 5:51

ど）ありがたや〜

10/10 5:52

ど）うす紅の光が

10/10 5:54

ど）飯豊山頂

10/10 5:54

ど）ここにもお参り

10/10 5:55

が）おじさんのツーショット
ど）還暦ちょい前でやっと成人登山ができました

10/10 5:55

ど）大日岳

10/10 6:00

ど）あちらの峰々もほの赤く

10/10 6:00

ど）幻想的な風景

10/10 6:01

ど）低い雲が多いですが、しばらく持ちような天気です

10/10 6:05

ど）雲のかなたに磐梯山が見えました

10/10 6:52

が）テントに戻って朝食の後は、ドロンパさんのクッキングスクール開催！
まず、焼き海苔の上に白米を敷きます
ど）アルファー米とコンビニ焼きのりでOK

10/10 6:54

が）写真ありませんが、芯に辛子味噌を仕込んであります
アルミフォイルを巻き簀にしてクルクル巻きます
ど）秋田・八幡平で買ったギョウジャニンニク辛味噌です。激ウマです。

10/10 6:54

が）行動食なのでこれはジェスチャー（笑）
ど）いやいや、端っこを少し噛み切って末端を塞ぐ大事な作業です。といいつつ味見です(^^ゞ

10/10 7:17

が）2人で3人テントなので広々して快適でしたが、昨夜の雨交じりの強風はなかなかのモノでした！
ど）ご来光は望めないと思ってましたからラッキーでした

10/10 7:36

ど）帰り道の尾根えんえん

10/10 7:47

ど）下山しながら振り返る山頂

10/10 7:47

が）気持ちのいい朝です♪

10/10 7:54

ど）昨日は見えてなかった飯豊らしい風景を堪能します

10/10 8:05

ど）紅葉撮影にしょっちゅう足が止まります

10/10 8:06

ど）ダケカンバもきれい

10/10 8:06

ど）朝のうちは抜けるような秋の空も

10/10 8:19

ど）飯豊はイイデ、とよく聞きますが納得の風景です

10/10 8:30

ど）大陸的なゆったり感

10/10 8:31

ど）大日に雲が・・

10/10 8:31

ど）立派な雪田の下はいい色です

10/10 8:28

ど）まさに錦繍

10/10 9:02

ど）なかなか先に進まなくてスイマセン

10/10 9:38

ど）カンバの白い幹も目を引きます

10/10 10:01

ど）花崗岩の岩に貼りつく紅葉

10/10 10:07

が）頭上も足元も紅葉中
もちろん、ドロンパさんの気持ちも高揚中

10/10 10:11

ど）まっかっか大賞のカエデ

10/10 10:12

ど）よくみると色んな色が

10/10 10:11

ど）なんとか青空バック

10/10 10:21

ど）今朝作った辛みそ海苔巻き。旨いっす

10/10 10:38

ど）鎖のあるところはこの際ですから全部使います。

10/10 10:49

が）三国小屋への登り返しもキレイの中
ど）水を切らしかけていて喉カラカラ中なんですがね

10/10 11:13

ど）昔だったらなんてことない岩場が、太るとおっくうになります

10/10 12:46

ど）足を棒にしながら、やっとブナ林まで降りてきました

10/10 13:16

ど）杉の日影がありがたや

10/10 13:33

ど）立派なブナ

10/10 13:34

が）けっこう、疲れた・・

10/10 14:04

が）登山口に帰着しました
あとは駐車場まで林道歩きが少しだけ
飯豊山へ来られて良かったですね♪
ど）おかげさまで宿願を果たせました。大感謝です！

10/10 14:48

ど）帰路にふもとの飯豊山神社にも立ち寄りました

10/10 14:48

ど）無事の登山のお礼です

撮影機器：

DC-TZ95 Panasonic

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

がんこ屋☺️

■川入口から飯豊山へ
数年前にドロンパさんから『会津男児の掟』の話しを聞きました。
まだ未完という事だったので、決行する時にはご一緒させて欲しいとお願いしていました。
『掟』には入山口も規定されていて、会津領川入でなければならんそうです。
いいですね。　歴史の中で生き続ける決まりや手続き・血の掟、大好きですよ。

還暦近いドロンパさんが、大人への第一歩を踏み出す為の旅がようやくスタートしたのです。
当初はドロンパさんの神聖な旅の介添え役のつもりでしたが、歩き始めたらそんな事はどこへやら。飯豊の雄大な景色を堪能して、勝手にいい気分になっている僕がいました（笑）
いつ登っても、どこから登っても、飯豊はステキです！


■紅葉きれいだが、いろいろ要注意のこの季節
まさに見頃の飯豊山でした（喜！）

三国小屋・本山小屋はすでに管理人さんはいません。
切合小屋も10/10早朝で営業終了のようです。
避難小屋としては使えますが、山から引いていた小屋前の水場は止められます。
水がないので水洗便所は閉鎖され、冬期用のポットン便所だけになります。
この後行かれる方はご承知の上で登られますように。

doronpa

私は生まれも育ちも東京ですが、親父が会津出身ですと日常生活の規範は「ならぬことはならぬ」で有名な「会津式」で刷り込まれることになります。
通過儀礼もあって、数え13歳では会津若松の南、柳津の虚空蔵参りがしきたりなのでとわざわざ東京から連れていかれました。
で、大人になる時は飯豊山へ登るのが古くからの習わし。若いうちに1度は登るべしとさんざ聞かされていました。本当は15歳くらいまでに登らねばならないらしいのですが、さすがにおいそれと行ける場所ではなく、いつかは・・・と思いつつ40年も過ぎてしまいました。
　そんな話を以前ガンコさんにしたら、「ぜひ来年の秋にいきましょう」となって今回の参拝登山と相成りました。コロナ太りが進行しすぎていたため「今年は無理かな・・」とあきらめかけていたのですが、ガンコさんからリマインドのお誘いもあり意を決してダイエット。結局絞り切れずで昔の体力からは半減状態でしたが、しじゅう私のペースで歩かせていただき心強いフォローも。ガンコさんにお声がけいただいてなかったら、成人登山の宿願は果たされないままズルズルと時が過ぎ還暦も超えていたでしょう。感謝です。
　登山前日に、90歳を超えた老父に「ついに飯豊に登りに行く」と伝えたらたいそう喜んでいました。しかし、あとから改まった声で電話がかかってきて「信心の山だから、くれぐれも軽々しいマネはしないように」と厳に戒めの釘をさされました。なんのこっちゃと思いましたが、昔は息子の飯豊登山中、家に残った者も身を清め精進料理を食べて過ごしたそうで、要するにそれくらい神聖なものだ、と言いたかったようです。
　そういえば、レコの登山目的を選択するときにハタと困りました。「参拝・登拝」は選択肢にないのです。普段は意識しなかったのですが、日本には最も古くからある登山目的なのであってもいいような。運営さんぜひご検討を！

コメント

mumcharlie

ガンコさん、ドロンパさんこんにちは。

そうですか飯豊山はこのルートで登るのが正式なんですね。
ガンコさん、ドロンパさんの40年来の悲願達成登山に同行できて良かったですね。

笑点ヘビーウォッチャーのガンコさんの
＞ドロンパさんの気持ちも高揚中
＞飯豊はイイデ
等々掟に背く軽々しい発言が見受けられますが登山後のレコ上の事として今回は大目にみます

お疲れさまでした。

がんこ屋☺️

『まむさん』

こんにちは。
ドロンパさんは本来は親父ギャグ・ダジャレの大家なんですが、
今回に限って「隊長、体調は？」にも「高揚中」にも全然ノッてきません。
会津男児の血が先の戦争（戊辰戦争）の事などを思い起こさせていたのかもしれませんね。

なにはともあれ、宿題を終えられて目出度い事です。
コメントありがとうございました。

doronpa

まむさん　ガンコさん　こんにちは

ただ単に、ダジャレをいう余裕もなくゼーハー疲れていただけだったりします。
「飯豊は会津の山だ」と強引な県境設定をしたので、このルートが正式というイメージがありますが、飯豊信仰は山形・新潟各県にもありまして、由緒正しい登拝路がそれぞれの地域にあるそうです。
自分の住む地域から臨む山が一番の山なのでしょう。
軽々しいマネは禁じられておりますので、今回に限りコメントまでマジメです

100ski

ご無沙汰です。駒形山付近の雪、残ってますね。8月に滑りに行ってました。

がんこ屋☺️

しばさん、おはよーございます。

2000ｍほどの稜線の、さらに南斜面なのにまだ雪田が残っているんですよ
飯豊の雪深さは想像を絶しますね。
それにしても、相変わらずタフですね。
「しばさんだったらコーラの大ボトルを２本担ぐだろう」、なんて２人で話していました

doronpa

ご無沙汰です。今でも”じゃないところ”に板を持ち込まれているんですね。さすがです。

ringo-ya

おはワンコ🐶
飯豊は紅葉真っ盛りなんですね。
涸沢は、もう、紅葉のピークは過ぎたかな❓
良いタイミングで歩けて良かったですね。
毎度のセリフですが、ヤル気が凄いです。

ワタシは、もう、遠くには行かない（行けない❓）ので…。
裏山の紅葉を待つばかりです。
お疲れさまでした

がんこ屋☺️

『りんごさん』

こんにちは。
今年も紅葉がきれいな季節になりました。
一年って、あっという間ですね
老い先を考えると、せっせと歩き回らざるを得ませんね

にっしー（べいびー）

ガンコさん、ドロンパさん、こんにちは。
飯豊山頂の写真、ありがとうございます。

実は、飯豊山には1992年に山形県小国町で国体山岳競技が開催された折、夏の強化練習の合間に登ったように思ってましたが、どうも記憶があいまいでした。

それで、1995年に福島県桧枝岐村で開催された国体山岳競技の本番直前に他の強化スタッフと二人で平ヶ岳に登ったことは古いメモ帳にコースタイムも記されていましたので、ヤマレコで平ヶ岳の過去記録を先月だったかアップしましたが、平ヶ岳の写真が全然なかったので、代わりに3年前の山形国体強化練習の折の写真を載せました。

このたびお二人の写真を拝見して、山頂にある小さな石の祠が私が代わりに載せた写真に写っているものととてもよく似ていました（一部形が違うようではありますが)。また、「帰り道の尾根えんえん」の風景がなんとなく代わりに載せた写真の山に似ているような気もします。

ということで、確実ではありませんが、どうやらやはり飯豊山には29年前に登ったのかもしれません。ですが、あまりに記憶があいまいなので、いつかまた登らなければなりませんね😅

がんこ屋☺️

にっしーさん、こんにちは。

加齢と共に過去の記憶は曖昧になりますね。
私は少年期から青年期の記録帳をまとめて紛失したので曖昧だらけです。
ニッシーさん同様に断片的な写真で推測してみるのですが、全体像はガスの中です。

飯豊の稜線歩きは得も言われぬ素晴らしさですから、ぜひ再訪なさって下さい。