【電車・バスで百名山】鳳凰山 南小室小屋テント泊縦走


- GPS
- 11:29
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,005m
- 下り
- 1,871m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 4:21
天候 | 15日:晴 16日:晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿-甲府 7:00-8:27 あずさ1号 甲府駅(1番のりば)-夜叉神峠登山口 9:05-10:17 1,450円 山梨交通 ふつうの路線バスタイプの車両です。Suica・PASMO使えます。乗車前に係の人が南アルプスマイカー規制利用者協力金200円を集金に来ます(なんでマイカーを利用してないのに払う必要があるんだろう?)。金曜日だけど15名の乗客がいました(全員着席)。夜叉神峠登山口で降りたのは2名。 帰り: 広河原-甲府駅 12:00-13:50 1,990円 広河原から7名乗車。南アルプスマイカー規制利用者協力金200円は帰りも支払いが必要です(バスに集金に来ます)。 甲府駅-バスタ新宿 16:00-17:59(中央道渋滞で1時間遅れの19時過ぎに新宿着) 2,000円 中央高速バス 山梨交通 http://yamanashikotsu.co.jp |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神峠登山口〜アカヌケ沢の頭:よく整備されています。 アカヌケ沢の頭〜白鳳峠入口:歩く人が少ないからか、ハイマツやシャクナゲが登山道に覆い被さっているところがあって、夏だと露で濡れそうです。高嶺から先、広いガレ場を通るところが何か所かありますが、ペンキマークが少なくてガレ場から登山道に入るところがわかりにくい。ガスっていたら苦労しそう。 |
その他周辺情報 | 小屋: 南小室小屋 090-3406-3404 テント泊でも予約が必要です。 テントひとり800円 ビール600円(ただし1本しか売ってもらえない)。キリン・アサヒ・サッポロが選べます。空き缶は持ち帰り。弱いけれどdocomoの電波入ります(入らないときもある)。 携帯トイレ持参要。小用はチップ制トイレが使えます。水は豊富に出てます。 Webサイトに終了日が載ってなかったので訊いたら、あと2週間で閉めようと思ってるということでした。10月いっぱいくらいか。 風呂: 喜久乃湯温泉 430円 甲府駅から1kmくらい。温泉なのかもしれないけれどほぼ銭湯です。石鹸やシャンプーは番台で購入。 |
写真
感想
11年前の積雪期1月に夜叉神峠から鳳凰山を往復しました。その時は観音ヶ岳で折り返し。最高峰に登ったから鳳凰山は「済み」にしていました。
「鳳凰」は地蔵ヶ岳のオベリスクを鳥のくちばしに見立てたのが名前の由来という説があります。鳳凰三山というくらいで地蔵ヶ岳にも行かないと鳳凰山に登ったのはいえないんじゃないかとはずっと気になってました。
夜叉神峠から入山。南小室小屋でテント泊です。前回は夜叉神峠登山口からのピストンでしたが、今回はバスなので広河原に下山する計画にしました。
いまはコロナなのでテント泊でも予約が必要。南小室小屋で電話すると注意事項が滔々と述べられます。
・テント外ではマスクをして行動してもらいたい
・トイレでは携帯トイレ使用のこと
「携帯トイレ持ってますか?」と訊かれたので「持ってない」というと、「あなた災害とかで水が出なくなったらどうするつもりですか?」と登山とは直接関係のない話が始まりました。なんで予約の電話をかけて説教されなくちゃならないのか。Google Mapsに「テント場は居心地良かったが、山小屋の主人が好き嫌い分かれるかなーと。自分は後者。」とクチコミが載っています。なるほどね。
あずさ1号で甲府に着き、広河原行きのバスに乗り換え。バスの乗客は15人ほど。夜叉神登山口で5人ほど下車。
夜叉神峠は白峰三山が目の前にそびえる素晴らしい展望。このルートを歩いたのは11年も前なので記憶が曖昧で、予想外だったことが二つ。
まず、夜叉神峠から先は比較的平坦かと思ってました。とんでもない話で、結構な登りです。
もうひとつは、稜線歩きで眺望がよいと勘違いしていたこと。1月は雪の上を歩いたのでもしかしたら眺望がよかったのかもしれないけれど、基本的にずっと樹林帯です。
3時前に南小室小屋到着。電話の印象と違ってくどくどと注意事項を言ったりしません。テン場代ひとり800円は、北アルプスの2,000円に比べたら格安。大用は携帯トイレですが、小はチップ制トイレを利用できます。水は豊富に出ています。さすが南アルプス。テン場も空いてました。
2日目はまだ暗い5時前に出発。薬師ヶ岳付近で日の出。雲海が見事。富士山、南アルプス北部の山、八ヶ岳、奥秩父の山が雲海に浮かんでいました。
アカヌケ沢の頭から先は歩く人が少ないからか、ハイマツやシャクナゲが登山道に覆い被さっているところがあって、夏だと露で濡れそう。高嶺から先、広いガレ場を通るところが何か所かありますが、ペンキマークが少なくてガレ場から登山道に入るところがわかりにくい。ガスっていたら苦労しそう。
自宅からの距離がそう変わらない奥秩父の金峰山や瑞牆山はこれまで何度も登っているのに、鳳凰山にはなぜか足が向きませんでした。でもいい山。これからはときどき登ろうかな。
ところで、鳳凰山を形成する観音ヶ岳や薬師ヶ岳、以前はそれぞれ観音岳、薬師岳と「ヶ」はつかなかったよなぁ。調べてみると2005年(平成17年)に変更されたのでした。なぁんだ、11年前に登ったときも観音ヶ岳だったか。
今年最後のテント泊縦走になったかも。
鳳凰は、今年、2回キャンセルしちゃいまして。
小屋番のKさんに甘えてしまい、キャンセル料は無しでしたが。
トレランの山健が、7日間で、山梨県境一周チャレンジを始めましたから、追いかけてみてください。
核心部の富士山の大沢崩れは、軽自動車くらいの岩か転がり落ちます。
夜叉神峠登山口〜観音ヶ岳は標高差が1460mもありますが、奥秩父側から眺めるとなだらかで、とてもそんな標高差には見えませんから不思議です。
今度、鳳凰山へ行かれるなら辻山へも立ち寄りされることをお勧めします。
https://yamareco.info/modules/yamareco/upimg/205/2056059/f789b0d335bbb790b52d9d1a440ccf87.JPG
夜叉神峠に着いたとき、登りはここまでか楽勝だったと思ってしまいました。とんでもない話でまだ半分くらいでした。
辻山は日本2500m峰なんですね。百高山の高嶺ばかりを意識してました。次回ですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する