谷川岳(西黒尾根〜白毛門馬蹄形縦走)
- GPS
- 34:23
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,628m
- 下り
- 2,633m
コースタイム
ベースプラザ駐車場 5:32 - 5:45 西黒尾根登山口 - 8:05 厳剛新道分岐 - 9:41 トマの耳 - 9:54 オキの耳 10:10 - 11:23 一ノ倉避難小屋 11:48 - 12:06 茂倉岳 12:14 - 13:45 武能岳 14:05 - 14:39 蓬ヒュッテ
(2日目)
蓬ヒュッテ 6:15 - 7:04 七ッ小屋山 - 7:51 清水峠避難小屋 8:05 - 10:05 ジャンクションピーク - 10:29 朝日岳 10:45 - 11:59 笠ケ岳 12:27 - 13:17 白毛門 13:30 - 15:40 土合橋 - 15:55 ベースプラザ駐車場
天候 | (1日目) 晴れ後曇り (2日目) 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
9月から予定していた馬蹄形縱走、休みと天気予報が合わずに延び延びになっていた。
宿泊予定の蓬ヒュッテが10月末迄ということもあり、諦めかけていたが天気予報に晴れマークが2日並んだので小屋締め前の31日に予約を入れた。
結果としては関東地方は晴れていたが、谷川岳の稜線は日本海側からの雲が停滞し、ガスの中の稜線歩きになってしまった。
そもそも最初の百名山登山が谷川岳であったので思い出深い山なのだが、その時も雨に降られ頂上はガス、トマの耳までで退散してしまった。よくよく相性が悪いのか、それとも日頃の行いが・・・・。
(1日目)
土合橋の駐車場に停める予定であったが、暗い中入り口を見逃してしまい土合橋を通り過ぎてしまいベースプラザの駐車場に入れた。2日間1000円也。
車の中で明るくなるのを待っていると、後から入ってきた人達が次々と出発して行くので、つられて暗い中歩き始める。西黒尾根の取付きの急登をこなして尾根に乗ったあたりから明るくなってきた。上空には雲があるが朝日が射してきたので期待しながら登る。樹林帯は然程傾斜はきつくないが、樹林帯を抜けてラクダのコブが見えてから岩稜帯のきつい登りになる。西黒尾根だけ日が射している感じで暑いくらいだが、相変わらず頂上は雲の中、対面の朝日岳も雲に覆われている。厳剛新道の分岐迄はコースタイム内で着くことが出来た。しかしここまでで5〜6人程に抜かれていて私が最後になってしまったようだ。ザンゲ岩を過ぎて天神尾根の分岐あたりでは完全に雲の中に入ってしまい、周りは真白。トマの耳もオキの耳も冷たい風が吹いてじっとしていると凍えそう。先に上がったであろう人達もすでに姿は見えなくなっていた。
オキの耳でしばらく辛抱していたが一向に状況が変わる気配がないので諦めて一ノ倉岳に向かう。途中ノゾキから一ノ倉沢を覗き込む。運よく下まで見通せた。
一ノ倉避難小屋で風を避けながら昼食休憩した。一ノ倉岳から茂倉岳は高低差のあまりない稜線歩き、といっても周りがガスで真白なので足下だけを見て歩く。
茂倉岳を下っている途中から武能岳のガスが取れ始めようやく谷川岳の稜線を縱走している気分になれた。武能岳からは笹尾根の稜線の先に蓬ヒュッテが小さく見えた。
蓬ヒュッテの宿泊者は私一人であった。寝具はシュラフと聞いていたので防寒の衣類を詰め込んできていたが、布団と毛布を用意してくれていた。おかげで温かく寝ることができた。夜中に目を覚ますと小屋を吹き抜ける風の音が耳に入り、どうなることやらとため息をつきながら再び眠りに入った。
(2日目)
朝、小屋の外を覗くと昨日と同じ真白の世界。雨にならないだけましと割り切って出発する。小屋の主人が安全祈願といって鐘を鳴らしてくれた。
清水峠まで下りると日が射し始めた。清水峠の避難小屋は小さいながらもしっかりしていて、トイレもついているので馬蹄形縱走の中間点として心強い存在だ。
雲の中のジャンクションピークをめざして登り始める。振返ると七ツ小屋山の右に大源太山が顔を出した。少し雲が取れてきたようだ。しかしジャンクションピークではまたしても雲の中に突入、登山道脇の枝に付いた霧氷がバラバラと落ちてくる。朝日岳も風を避けるために石祠の岩陰に身を隠して休憩。出発する頃に前方の稜線のガスが取れてきて大烏帽子の岩峰と笠ケ岳が見えてきた。稜線を進むうちに左側(東側)の山並がシルエットとして見えるようになってきた。燧ケ岳、至仏山、日光白根山はおぼろげながら判ったが、手前の山が判らない。地図を取り出してみて武尊山と判った。自分ではもっと右にあると思い込んでいた。あらためて地図とにらめっこし、山座同定。赤城山、榛名山まで確認出来た。笠ケ岳山頂でもしばらく地図とにらめっこ。
ここで今日初めての登山者と遭遇。それも単独の女性。運命的な出会いとはならず、軽く挨拶しただけであったが、縱走するように見受けられた。結局この後誰とも会わずに下山した。
白毛門からも谷川岳の山頂の雲は取れそうで取れない感じで張りついていた。
白毛門からは一気の下りになる。自分的には西黒尾根よりも急登ではないかと感じた。
とりあえず予定通りの時間内で帰ってこれたのでほっとした。次の機会には三度目の正直を狙って晴れた山頂と万太郎の縱走を計画に加えよう。
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