紅葉と雪の白根三山


- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,023m
- 下り
- 2,783m
コースタイム
3日 北岳肩ノ小屋8・00ー北岳8・32ー北岳山荘9・50ー中白根山10・43ー間ノ岳12・16ー農鳥小屋13・17ー休憩ー農鳥岳15・37ー2946ピーク付近にて幕営
4日 幕営地7・47−大門沢下降点ー大門沢小屋10・35ー奈良田第二駐車場14・47
天候 | 11月2 晴天から曇り 11月3 晴れのち曇りから午後3時から霙→暴風雨 11月4 午前6時すぎまで嵐その後は曇時々雨 午後1時以降は快晴 ウィンドプロファイラによると3日深夜は稜線で20m〜30mの風のようでした |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
南アルプス林道は朝6時まで夜間通行止め 臨時バス有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
小太郎尾根合流地点までは雪無し。肩ノ小屋から北岳はアイゼンがあるといい 北岳〜中白根山までは雪はほとんど無し 間ノ岳手前から雪が少しある 農鳥小屋〜農鳥岳まではうっすらと雪 今回は2日目に天候不順を想定して下降点手前で幕営しました。風向きやハイマツを考慮して決めました。僕は軟弱なハイカーですので参考にしないでください ビバーク等すべて想定範囲内の出来事です ルート図はログを忘れたので手書きです |
写真
有難いです!山でお祝いして頂けるなんて、感謝です(^-^)/
それにしても4年連続だったとは…(汗)
感想
昨年も同じ時期に計画していましたが、コース変更することに
なったので、ボーコン沢の頭から間ノ岳を眺めるだけで消化不良のまま
となっていたところをリベンジすべく、再チャレンジしてきました。
<1日目>
天気は晴れ。服装はダウンやハードシェルなどはなしで大丈夫でした。
長時間休むと身体が冷えてくるので、休憩は極力短くしてちょこちょこ
休むようにして行動食を補給しました。ハイドレーションもまだ
凍る程の気温ではなかったので、冷えた水が気持ち良かったです。
水の補給は右俣から登ると途中に水場がなかったので、飲料用の水が
テン場まで足りるよう広河原で準備した方が良いです。
危険個所は特にありませんでした。
途中から雲が出始めて、予想通り二日目に崩れるような気配…
それでもその雲のお陰で肩の小屋のテン場で「彩雲」が見られたり
ブロッケン現象も長時間楽しめました。「彩雲」は虹色とは違い
なんとも神秘的な色合いで美しかったです。
富士山も甲斐駒も千丈も鳳凰三山も八ヶ岳も・・・
みんな姿を見せてくれました。
そして山友さんが用意して下さったバースデーケーキをご馳走になり、
大満足の大感激の一日目でした。(^-^)
大好きな北岳の山行でテントでお祝いして頂くことがあるなんて…
山友さんに感謝です。
<2日目>
小屋の周りの雪が氷ついているので、スタートからアイゼン、メット
練習のためにハーネスも装着してフェイスマスクもゴーグルも
かけてレインウェアも上下着込んで出発です。私のフル装備!!
この日は風が強くて横風で結構体力消耗しました。しっかり睡眠も
取れていたのですが、1日目のように身体が動かず、ペースが
まったく上がりません。ケーキも食べ過ぎていないのに…(涙)
昨年、踏めなかった北岳のピークを踏んで、360度の展望を満喫し
早々に先に進みました。アイゼンは山頂から少し進んだところで
外しました。
暫くしてから富士山に絵に描いたような笠雲が掛っているのを見つけ、
山友さんに「アレ、富士山に良くある雲ですよね?笠雲」というと、
「あー」と山友さん。笠雲が掛るとその日のうちに雨が降るそうで、
笠雲を見てから山友さんは残りの行程をどんな風に組んだら良いか
グルグル考えていたらしい。
私は相変わらずヘロヘロだったので、とにかく農鳥岳は越えないと、
最終日の朝、冷え込んだら、凍った登山道をアイゼン装着して
ピッチを上げて下山するのは厳しいと思い、必死でした。
何とか農鳥岳も越えられて三山踏むことが出来たので少し緊張がほぐれ、
少し余裕が出来ました。
テントを張ってほどなく雨が降り始め、風もどんどん強くなって
テントの耐久試験でもしているのかと思うほど。
農鳥岳の小屋で水を1Lしか入手できなかったので持っている水と
合わせて食事に使う水、翌日の飲み水の分を考え、朝食は水の
いらないパン食にメニューを変更して対応です。
<3日目>
雨・強風のち晴れ
雨が治まったところでテントを撤収し、奈良田へ向かって下山開始。
この日は身体の調子も良くなり、そこそこのペースで動けました。
結構危険個所が多く、沢を何度も渡るのですが、
ハシゴが傾いていたり、ロープが片方しか無かったり、ハシゴの
横木が丸くて滑りやすかったり…とうとうハシゴの無いところで
足を滑らせ、靴の中まで両足とも冠水してしましました。(-。-;
この日も暖かかったので良かったですが、寒かったら一大事でした。
ハシゴ以外にも登山道自体が崩れ落ちたりしているところがあり、
濡れた落ち葉やすり減った岩など、足を取られ易いところが多いので
要注意です。
山友さんに飽きますよ〜と言われていた長〜〜〜い下りも
予想外にキレイだった紅葉の景色に救われ、大きなけがをすることも
なく、無事に下山することが出来ました。
雪がなくても風が強いとCTがぐっと落ちるので、
余裕を持った日程を組むべし、と良い経験になりました。
今年最初で最後のアルプスに行ってきました。
去年の11月にボーコン沢ノ頭で見た間ノ岳の景色が忘れることができず白根三山に行きました。
1日目は紅葉が終わりかけでしたが、二俣までは快晴の中歩けました。稜線手前からはガスがでましたが去年と比べるとすごく暖かく感じました。
肩ノ小屋幕営地ではブロッケンも見れて良質の睡眠がとれました。
2日目は小屋から北岳までが少しだけ凍結してました。やはり北岳は暖かく感じました。間ノ岳まで少し雪もありテンションも上がりましたが・・・富士山にかかる雲を見て愕然としました。ああ・・・今夜から大荒れだと(^_^;)
当初計画では農鳥小屋で幕営予定でしたが翌日に悪天候の中で稜線歩きはリスクが高いと思い下降点手前で幕営に変更しました。幕営して夕食を食べてると霙は雨になり暴風でした。
3日目は雨が止み風が弱くなった瞬間に撤収しました。大門沢登山道に入ると風もなく雨も止みました。大門沢小屋で休憩していると雨がまた降り出しました。その後は長い長い下道も紅葉を愛でながらでしたので苦になりませんでした。
沢沿いえはナメコ・チャナメ・シロチャ・ヌメリスギタケ・スギヒラタケと思えるきのこを確認しました。
2日目が天気にしてやられましたが・・・・楽しい3日間でした
初冬の北岳 間の岳 農鳥岳 お疲れ様でした。
寒さが伝わってきましす。私は寒いのが苦手ですぐに
手足が凍傷になります。写真を観てるとテン泊は
かなりの寒さと感じられました。ご無事で何よりです。
今回はさほど寒くなくて珍しく暑い暑いと連発してました。大門沢の登山道は今の時期が一番良いかもしれません。
take_yさん
まさか同じルートをテント背負って行かれていたとは・・・。
脱帽です。
それも、日記を読ませてもらう限りでは、そんなに
ヘロヘロ感がなくてびっくり。
ビバークも想定内とは。
(確かに2日目が長いですから、いい選択かも)
ブロッケン現象やケーキも素晴らしい。
この時期に表銀座(燕から蝶が岳)を縦走したことがあります。
静かで人が少ないもがいいですね。
小屋もこのあたりで閉まるので、ギリギリの時期ですね。
tatomoさん
コメントありがとうございます。
ブロッケン現象はあの時のがこれまでで一番長く、キレイに観られましたが、それよりも「彩雲」を観られたのがラッキーでした。ケーキは感激でしたね〜〜〜。いつもいろいろと教えて下さる、よくご一緒させて頂いている山友さんからの思いがけないプレゼントは本当にうれしかったです
小屋仕舞いギリギリのタイミングは狙い目かもしれませんね
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