両神山 狩倉尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 991m
- 下り
- 783m
コースタイム
(120分)稜線(15分)両神山(70分)落合橋
天候 | 晴れのちあられ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
狩倉尾根 登山道はない。リボンはあるがあてにしなきゃ歩けないようなものは入るべからず。ザイル、ハーネス、メット必携のこと 作業道 よく滑る。滝のトラバースは滑落注意。滑ったらむちゃくちゃ下まで落ちていく。助からない可能性が高いだろう。 |
写真
感想
地形図で見て以来 気なっていた狩倉尾根にようやく行くことが出来ました!
岩と少しの藪と急登の尾根でバリエーションルート!!
パーティーメンバーにより何ヵ所かザイルを出すことになりますが
安全を確保する為に危険箇所ではサッと出せると良いでしょう。
前夜、仕事終わりで秩父へと入り、ピックアップしてもらう。
コンビニによって道の駅で仮眠。トイレもあって自販機もある。
で大きな屋根もついている。うん。快適快適。
だが、ビバークマットに羽毛量150gのシュラフだとさすがに冷える(笑)
いや、寝れるけれども寝れるけども 体が冷えましたわぁ(^_^;)
5時半に起きだし下落合橋へ移動。
路肩に駐車し、林道を30分くらい戻ると赤岩尾根の入り口の集落へと届く。
そこをスルーし すぐの下赤岩橋のかかる沢の左岸から入り、尾根の上の廃屋へと行く。
廃屋をさらに越えて尾根の上を目指していく。急な尾根を登っていくのだが
まぁ本当に急。足を滑らせてしまったら 大変なことになりそうです。
えっちらほっちら登り続けていくと岩場が眼前へと現れ
そのまま登っていけそうでもあるが ミスをしたらゴロゴロと超速下山になること間違いなし。
立木で中間始点も取れるのでザイルを出し登り出す。苔のたくさんついた岩へマントルで上がり
安定した場所まで進み、後続を引っ張るのだが…あれ?どーやんだっけ??
ガイド機能を使ったセカンドビレイって(~_~;)
やべ、忘れた。うーん。ともかく、引きやすくって止められるように組み上げる。
で、登ってきた相棒にセカンドビレイの仕方を復習。
おぉ。なるほど、それなら簡単だわ。うん。盲点。
身に染みていない技術ってのは、使わないと忘れてしまうなあ…
今まで単独でばかり登っていたから…後続確保なんてしないものなぁ
岩場を1ピッチ分登り少し登り進むとテレビアンテナのピークへとたどり着きます。
そここからは少し薮っぽくなり、わしゃわしゃと進んでいく。
急な登りはなくなり今までよりも歩きやすい道を狩倉岳を通過し
狩倉槍ヶ岳へと達する。どちらの山も山名板もなく 特に槍ヶ岳はうっかりと通り過ぎそうになる。
槍ヶ岳は登ってみると 板って平凡なのですが次のピークへの登りから見ると
「槍!!」と言った風貌なんです!カッコいいヽ(・∀・)ノひゃっほーい!
狩倉槍の次のピークは そんなに苦労なく登れるのですが
その後両側が着れ落ちた痩せ尾根に!!!!!
はうぅ(゜Д゜)ずどんッと切れ落ちて恐ろしい!!
そろーりそろーりと慎重に通過していくのですが
これ 強風が吹いていたら ロープアップしないと通過は出来んなぁ…
そんな痩せ尾根を恐々と通過した先には屏風のような岩があり、それを北側から巻き少しだけ下がる。
北寄りにピークへ登るのですが 出だしがちょいと悪そう。
ホールドはあるので登れそうなのですが2mほどトラバース気味に行くところがどうにも…
無くても大丈夫そうだが 万が一足が抜けてしまったりしたら…沢へ向かって一直線だなぁ。
そんな時は迷わずザイルを出そう。安全第一。登山は無事に帰ってこそ!!
25mほどザイルを引っ張ると安定した場所にビレイを取れたのですが
北風が直撃して寒い!!!!どふーっと直撃して一気に体温が奪われる!!!
寒い!寒い!!
少し前から北側から流れてきた重い雲がいつの間にか赤岩尾根まで迫っており天気が降下してくる。
ザイルを回収し、すぐ上の岩陰でレインを着込み
5mほどの岩を登ると平凡な道となり程なく登山道へ合流。
そこから15分で両神山に立つことが出来たのですが
なんだか霰が降ってきたと思ったら吹雪きだしたのです!!!
ひゃー。冬だぁーーーヾ(^∀^)ノ
と軽くはしゃぐ(笑)補給をほとんどしないでここまで登ってき、お昼もまわっていたので
軽く補給をする。天気が良ければゆっくりとしたいところなのだが…まぁ寒いし
霰の降り方も本格的になってきて とゆーより吹雪状態となってきたので
用が済んだらさっさと下山する。
下山は落合橋への最短路 作業道を使いましたが滑りやすいので注意が必要です。
沢を3本ほど渡るのですが滝の中間に道が渡っているので足を滑らせ落ちようもんなら…
滑床で形成される この山の沢を一気に下っていくことになるでしょう。
実際に過去 滑落事故も起きており安易に下らないでください。
特に濡れているときは細心の注意で下ることとをすすめます。
狩倉尾根 楽しかったです。足蹴に通ってと言う感じではなく
数年に一度 ふらっと登ると楽しいという感じの尾根でした。
解放感や眺望は赤岩尾根の方がよく、こちらの尾根が廃れたのはなんとなくわかります。
大峠ルートの取り付き方向へ下っていくことも出来る尾根なので
周遊ルートとして合わせて歩く方もあるようです。
ウチは体力的にだめかなぁ。登りはともかく下ってくるころには消耗しているので
ちょーっと安全に下るという面では 少し不安を覚えます。
山はやはり自分の体力・技術に見合ったルートを組み上げないと面白くないですし
事故にもつながりかねないですよね。とくにバリエーションの場合はそれが命を失う可能性を
大幅に上げてしまうかもしれません。
山で遊ぶ者としてそれは やっちゃぁならねぇ。
楽しく遊び、無事に帰らなきゃ!!!
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