【★バケモノ山(バリエーションルート)★馬場バス停〜バケモノ山〜払沢ノ峰〜松生山〜払沢ノ滝入口バス停★】
- GPS
- 04:54
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 780m
- 下り
- 798m
コースタイム
◎東京都西多摩郡檜原村
【■今回のコース■】
『馬場バス停(標高299m/7:57am/登山開始)-旧道分岐(8:01am)-
取付地点の地蔵尊(8:03am)-稲荷神社(8:09am)-540m圏峰(8:42am)-
バケモノ山(標高604m/8:58am/15分休憩)-
笹平ルート赤破線登山道合流(10:02)-払沢ノ峰(標高858m/10:06am)-
松生峠(10:28am)-松生山(標高933m/10:38am/25分休憩)-
天領山(標高936m/11:08am)-入沢山(標高930m/11:14am)-
赤線一般登山道合流(松生山分岐/11:19am)-時坂ルート水場(11:49am)-
払沢の滝入口バス停(標高281m/12:51pm/登山終了)』
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
_窪-武蔵五日市(JR中央本線・JR青梅線・JR五日市線/620円) 武蔵五日市駅-馬場(西東京バス/480円) 【●復路●】 (沢の滝入口-武蔵五日市駅(西東京バス/460円) 武蔵五日市-阿佐ヶ谷(JR五日市線・JR青梅線・JR中央本線/620円) 【●往路詳細●】 荻窪5:38-6:04立川6:30-6:59武蔵五日市7:20-7:48馬場 (JR中央本線・JR青梅線・JR五日市線・西東京バス) 【●復路詳細●】 払沢の滝入口13:09-13:31武蔵五日市13:37-13:56拝島 13:59-14:10立川14:16-14:36三鷹14:38-14:48阿佐ヶ谷 (西東京バス・JR五日市線・JR青梅線・JR中央本線) 西東京バス http://www.nisitokyobus.co.jp/ 西東京バス (※あきる野・日の出・檜原エリア) http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/hiking_itsukaichi_130901.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
【▲登山道状況▲】 (線無しバリルート&赤破線経路&赤線一般登山道) ’肋譽丱皇-取付地点:一般道路歩きなので問題無し ⊆萇嫦賄-バケモノ山:道形が完全不明瞭・下り使用危険 バケモノ山-笹平ルート合流点:道形が完全不明瞭・下り使用危険 ず平ルート合流点-払沢ノ峰-松生山:道形やや不明瞭 ゾ樟源-松生山分岐:道形明瞭・落ち葉で滑りやすい 松生山分岐-時坂ルート水場:道形明瞭・危険箇所無し Щ坂ルート水場-払沢の滝入口バス停:危険箇所無し 【▲登山者数情報▲】 ’肋譽丱皇-取付地点:0名 ⊆萇嫦賄-バケモノ山:0名 バケモノ山-笹平ルート合流点:0名 ず平ルート合流点-払沢ノ峰-松生山:0名 ゾ樟源-松生山分岐:0名 松生山分岐-時坂ルート水場:13名 Щ坂ルート水場-払沢の滝入口バス停:12名 【▲今回の山の別名▲】 .丱吋皀了魁Д織織蟷魁Π滅彁 ⊂樟源魁Д泪張丱┿ 【▲読み方▲】 ’肋譟Г个鵑 ∈平:ささだいら/ささでえら/ささでえろ J沢ノ峰:ほっさわのみね/ほっさわのうら ぞ樟源魁Г泙弔个┐笋 ヅ稽了魁Г討鵑蠅腓Δ気 ζ沢山:いりさわやま Щ坂:とっさか 払沢の滝:ほっさわのたき |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 13 単三4個・単四8個・四角い電池1個
1/25,000地形図 1
ガイド地図 1
コンパス 2
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 4 500ml×4
ティッシュ 3 トイレットペーパー1ロール・ちり紙・紙製おしぼり
三角巾 1
バンドエイド 15 さまざまな形の絆創膏15枚
タオル 2
携帯電話 2
雨具 1
防寒着 2 ジャンパー2着
ストック 2
水筒 1
時計 1
非常食 1 一日分
四本爪軽アイゼン 1
|
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共同装備 |
ツェルト 1
医薬品 1 小型救急箱
カメラ 1
|
感想
【■■■感想と解説■■■】
今回は念願の東京都西多摩郡檜原村のバケモノ山に登る事が出来ました。山の名前がすごいので単独登山ですと非常に怖そうなので、私が管理人をやっている『mixi丹沢を歩く会コミュニティ』においてバケモノ山バリルート登山のイベントを立てて同行者を募集したところ2名の方がご参加されました。この2名の方のお陰で無事に登る事が出来ました。ご参加者の2名の方には心より感謝を申し上げます。ちなみにここの山は宮内本(『宮内敏雄著・奥多摩・百水社・昭和19年発行&復刻版』)に載っております。ものすごい怖い言い伝えがある山なので、信仰登山の道具も持って行きました。
まず初めに西東京バス数馬線の馬場バス停(ばんば)で下車して、檜原街道を南に歩いて進行方向右側の旧道に入ってまっすぐ行くと、同じく進行方向右側に地蔵尊3体と青面金剛塔(庚申様)1体がある場所が現れます。その先は民家が2軒あって民家の中の細道がバケモノ山に繋がっているのではないかと思いましたが、無許可で私有地を通行する訳にはまいりませんので、私有地を迂回する為に地蔵尊の左側の石垣になっている場所の間の小さなガレ沢から登りました。このガレ沢を30〜40mほど登ると軽度のヤブになっていて昔の畑の跡に出ます。そして左側の尾根を登ると民家から来ている道に合流します。この道を右に進みましてツヅラ折りになっている所を左に行くと上の方に稲荷神社の赤い鳥居が見えてきます。鳥居が見えたらお稲荷様に山旅の無事を祈る真言をあげて、鳥居をくぐって鳥居の上の急峻な尾根を登ります。ここは進行方向右側が植林帯で、左側が自然林です。そしてしばらくすると540m圏峰に合流して枝尾根がいくつか合わさって、急峻な尾根を登り返すと、前方に大きな窪地(炭焼窯の跡?・これが旅人を焼いた伝承の窯跡か??)が見えてバケモノ山に到着します。バケモノ山は何の変哲もない感じが良い自然林の中でバケモノというような雰囲気はまったくありませんでした。
いまだに山名がバケモノ山とカタカナ表記で戦前の古地図に載っていたと云う事は、これは私の見解ですが、関東の古代語であるアイヌ語説も若干はあるのではないかと感じました。アイヌ語で『バケ(尻・奥)+モヌ(毛が立つ・繁茂)=奥が茂る=尾根の奥が茂る=ヤブの頭=ヤブ山』と解読できるような気もしました。その後は『モヌ』が『モノ』に転化して『バケモノ』になって、江戸時代頃に妙な伝承が生まれたのではないかと云うことではないかと考えました。他にはバケモノ山の沢の名前が山ノ神沢という縁起が良い名前で、下方には稲荷神社と神明社(春日大社)がありますので、もしかするとこの山はバケモノではなく善良な山神が祀られている古代からの聖域ではないかとも考えました。いろいろな説を多方向から考えながら、バケモノ山をあとにして再びパンチが効いた険しい踏跡の急坂を登って笹平ルート赤破線経路に合流して松生山で富嶽を拝んで払沢の滝入口バス停に下りました。今回は宮内本に載っていたバケモノ山を歩けた事に満足をしております。
今回のバケモノ山登山の成功は先人であるxmizutamax様とそのお仲間の方に
感謝しております。この場で御礼を申し上げます。Yamaotoko7&2名。
xmizutamax様のバケモノ山
バケモノ山〜拂澤ノ峰 (ハイキング / 奥多摩・高尾)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-366240.html
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【★バケモノ山★】
南秋川、上川乗から浅間尾根につき上げるタル沢の源流と、同じ
南秋川の本宿に入る手前に山ノ神沢という沢のセリにバケモノ山
がある。昔炭焼が旅人を斃してその財布を奪い、その屍骸を竃に
投じて焼いたら、それから後はその地區で炭を焼くと、必ず恨め
しそうな顔が現れたり、クドから窺くと、竃の炎が人の形になっ
て燃上がったりするので、俚人は忌んで近づかぬ山なのである。
この山(山林)を持ち或は伐ったりすると、必ず一家のうちに死人
を出すなどと俚老は謂い、一にイハイ山なぞとも呼んでいるので
ある。小河内村附近ではタタリヤマ、秩父の浦山方面でもイハイ
山とこのような場所を呼んでいるが、土地に依ってはクセ山とか
バチ山とか称し、全國的にこんな例は多いようである。
『宮内敏雄著・奥多摩・百水社・昭和19年発行(復刻版)』202頁
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【★2012年度の浅間尾根&松生山&笹平ルート(Yamaotoko7)★】
浅間尾根全縦走(都民の森バス停-オンバコ平(浅間尾根駐車場)-
御林山-数馬峠-猿石-一本松(大沢山)-人里峠-浅間嶺-赤破線経路-
入沢山-松生山-松生峠-払沢ノ峰-笹平-本宿役場前バス停)(奥多摩)
(無雪期ピークハント/縦走 / 奥多摩・高尾)
2012年03月24日(土)[日帰り]<Yamaotoko7>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-177111.html
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天気が良くて、なかなか楽しそうな山行でしたね。
前回の縦走時には、「バケモノ山」の認識はなかったのですか?
それにしても、780mピークへの急登はきつそうだ。
私なんかじゃ、10歩否5歩進んでは一休みだろうな
さてさて、タタリのないことを祈るのみ。
前々からバケモノ山に登ってみたかったが、山の名前
が凄くて太古からの因縁がありそうな感じで怖かった
ので3名で行きました
>前回の縦走時には、「バケモノ山」
>の認識はなかったのですか?
バケモノ山に登ったのは今回が初めてですので、
標識の事はよく解かりません
ここの尾根はショボ山にしては急峻でパンチが効いて
おりましたので、私もけっこう休み休みで登りました
>さてさて、タタリのないことを祈るのみ。
既に昨晩に微熱が出て風邪を引いてしまって本日は
東京都八王子市内のショボ山登山に行ってきました
これもバケモノ山のタタリかなあ
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