【初冬の挑戦】剱岳早月尾根

2021年11月20日(土) ~ 2021年11月21日(日)

• GPS: 17:21
• 距離: 18.6km
• 登り: 2,786m
• 下り: 2,859m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:11
• 休憩: 0:12
• 合計: 5:23

6:48 馬場島荘
6:52 6:53 馬場島
7:40 7:40 松尾平
9:18 9:18 早月尾根標高1600m標識
10:41 10:52 1920.9m三角点
12:11 早月小屋

2日目

• 山行: 10:58
• 休憩: 0:37
• 合計: 11:35

2:57 早月小屋
4:36 4:36 標高2600m標識
5:49 5:55 標高2800m標識
6:41 6:41 カニのハサミ
6:45 6:45 剱岳
7:58 8:01 標高2800m標識
8:44 8:58 標高2600m標識
10:25 10:30 早月小屋
11:23 11:23 1920.9m三角点
12:17 12:26 早月尾根標高1600m標識
13:38 13:38 松尾平
14:32 馬場島

天候

20日:晴れのち曇り
21日:晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島駐車場に駐車

写真

11/20 6:37

前夜発某所で仮眠後、早朝に馬場島に到着し、さっそく出発準備のパッキング。
r）荷物は頑張って吟味してきたつもりだけどそれでも重い。特に私以外の爆食いモンスター3人分の食材が相撲部屋並み。すでに試練の始まりです。

11/20 6:51

いざ出発。
初日の行程は標高差1440mを登り早月小屋まで登ります。

11/20 6:58

ビフォア
アフターはどうなるか

11/20 6:59

剱岳の喩
7:00入山。

11/20 7:08

わかっていたがひたすら登り。しかも落ち葉がわさわさしていて足元が見にくく歩きにくい。

11/20 7:13

巨大なタテヤマスギを横目に登る。

11/20 7:36

松尾平の展望台より剱岳を望む。

11/20 7:47

埋もれる保安林

11/20 8:47

1400m手前で雪が出てくる。
r）今年初の雪！

11/20 9:55

1800mから上はしっかり雪。
アイゼンは小屋まで付けずでした。

11/20 10:18

毛勝を背にぐいぐいと高度を上げていく。
r）初冬でしたが登ってると暑いので半袖で充分。この時期のレイヤリングは汗かきには悩ましい。

11/20 11:19

凍る池

11/20 12:08

12:10
登山口から5時間10分で早月小屋に到着。

11/20 12:13

昼を過ぎると雲が出てくる

11/20 12:41

早月小屋にて。地元山岳会が厳冬期用の荷物をデポしにわざわざ小屋まで。凄いなぁ。

11/20 13:29

早々にテントで宴会

11/20 15:19

時折見える

11/20 15:44

テントの中から最高の借景。

11/20 15:54

暮れなずむ

11/20 16:16

見飽きることない景色

11/20 16:18

夕方には最高の景色に

11/20 16:25

最高のパノラマ

11/20 16:27

どこまでも雲海

11/20 16:32

大日三山

11/20 16:33

いつか歩きたい北方稜線

11/20 16:34

11/20 16:34

11/20 16:34

雲がいいアクセントに

11/20 16:36

また明日

11/20 18:09

かわりに月が登ってくる。
ビカビカしていてヘッデンいらず？

11/20 18:41

眠るおっさん2匹。
r）この後、秒で寝落ちたNさんは凄いと思う。色んな意味で凄い人だ。

11/21 1:41

朝ごはんは豪華なうどん。
具材は昨夜の残りに八宝菜の素を追加してボリューム満点栄養満点。

11/21 2:52

2:45出発。
さて、ヘッデン点けて行きますか！

11/21 3:09

富山の夜景

11/21 3:43

黎明の剱

11/21 4:38

気が抜けないトラバースをいくつかこなします。

11/21 4:46

11/21 4:58

月明かりにも助けられて

11/21 5:22

富山の夜景を背に

11/21 5:26

どんどん近づいてくる

11/21 5:42

夜明けが少しづつ近づく

11/21 5:48

11/21 5:48

雄々しく聳える

11/21 5:50

月と富山と

11/21 5:51

あのピークの奥に山頂があるっぽい。

11/21 5:55

細いリッジだが足元はしっかりしてるので不安無し。

11/21 5:59

日帰りの若者にあっさり抜かれても我々はマイペースに進みます。

11/21 6:07

朝焼けに映える男
r）映えとるなー！

11/21 6:08

東方は赤く燃えている

11/21 6:09

夜明けは近い

11/21 6:10

夜明け。
山の目覚め、その姿は荘厳。

11/21 6:16

ほっと一息

11/21 6:17

核心部　間違えて一瞬尾根上に上がるがクライムダウンしてルート修正。

11/21 6:18

核心部　鎖場のトラバース

11/21 6:18

慎重にステップを刻む。登りは雪は締まってましたが、下り時は緩んでました。

11/21 6:23

カニのハサミ。
第一の核心部終わり。

11/21 6:24

カニの鋏を振り返る

11/21 6:27

毛勝バック

11/21 6:28

いよいよ最後の核心部であるルンゼ状の急登にさしかかる。

11/21 6:30

ちょうどマジックアワー

11/21 6:30

核心と言ってもありがたいトレースのお陰で階段状になっている所もあって難儀しない。

11/21 6:30

ガンガン登って行けます。

11/21 6:32

岩と雪に挟まれ幸せです。

11/21 6:35

ん？あれは。。。影剱？

11/21 6:35

ルンゼを登り切ると。。。

11/21 6:35

立山三山を始め槍穂高までの絶景がお出迎えしてくれます。

11/21 6:35

後は山頂まで雪と岩のミックスゾーンを歩いて行く。

11/21 6:37

景色が素晴らしくなかなか進まない。

11/21 6:38

ご来光とともに。ナイスタイミングで山頂へ。

11/21 6:38

同じアングルの写真ばかりだが刻々とその表情は変わり見ていて飽きない。

11/21 6:40

11/21 6:40

景色最高！天気最高！
何とも言えない気持ちで山頂までの道のりを味わいました。

11/21 6:41

11/21 6:43

11/21 6:44

6:45
ついに剱岳山頂に到着です。
早月小屋を出発してゆったりペース&休憩多めでちょうど4時間。

11/21 6:47

しばし思い思いの時間を過ごす。

11/21 6:48

存在感が凄い薬師岳？のその奥に八ヶ岳、富士山、南アルプス。

11/21 6:48

こちらは夏に登った八ツ峰。その奥に後立山連峰。
本当にスター集合です。

11/21 6:48

11/21 6:49

11/21 6:49

11/21 6:50

r）今年3回目の剱岳。何回登っても良い山です。次は北方稜線から登りたい。

11/21 6:52

r）剱岳最高！ワシ大満足！

11/21 6:53

皆んなで山座同定の図。山あるある。

11/21 6:53

11/21 6:55

手間に剱沢、その奥に立山三山、さらにその奥に槍穂高。

11/21 6:55

見事な影剱も。

11/21 6:55

11/21 6:57

登らせていただきありがとうございました。

11/21 6:57

r）ご夫婦のツーショットを見事に邪魔してごめんやで。

11/21 6:59

最後に皆んなで記念に1枚！
「最高ー！」

11/21 7:01

ずっといてられくらい天気も景色も良いのですが、、、そろそろ。

11/21 7:01

しっかり目に焼き付けました。

11/21 7:07

ということで下山します。

11/21 7:07

また来よう！

11/21 7:10

11/21 7:11

11/21 7:17

下りのほうが神経を使います。

11/21 7:23

慎重に1歩1歩。

11/21 7:29

雪も少し緩んでいるの踏み固められていない所は結構崩れます。
r）1度足を取られ前のめりに転びそうになりました。

11/21 7:31

慎重に1歩1歩。

11/21 7:32

厳冬期に鎖が出ていない時は尾根伝いが正解？

11/21 7:49

この頃はまだ皆んな元気。

11/21 8:11

危ないと思ったらクライムダウン。

11/21 8:37

2600付近まで降ろしてきた。

11/21 8:37

頼れるリーダー。

11/21 8:37

時々振り返りその威風堂々とした姿に敬意。

11/21 9:17

左手に室堂平が見えた。
ここを発見した佐伯少年は本当に凄いね。

11/21 9:26

早月小屋まで降りてきました。
小休止しながら荷物をまとめたりテントを撤収したり帰り支度。

11/21 10:31

最後に剱岳をバックに1枚。
さて、、、ここから長〜い下山が始まります。

11/21 12:40

途中でナメコを発見したり。

11/21 13:42

やっとこさ松尾平。ゴールはもうすぐ。

11/21 14:24

無事に帰還。最後の2時間がめっちゃ疲れた。

11/21 14:27

「試練と憧れ」ありがとうございましたー！

11/21 15:06

r）登りたかった早月尾根からの剱岳が無事に終わりメンバーに本当に感謝します。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

Z 6 ボディ ニコン

サイバーショット DSC-RX0M2 SONY

iPhone 11 128GB SIMフリー Apple

Xperia 10 III SO-52B docomo SONY

感想

ryowall

雪山初めは初冬の剱岳。（初めにしてはややハードでしたが。。。）
「試練と憧れ」の早月尾根ルートで登ってきました。

この夏に八ツ峰から剱岳に登ったことで、あとは早月尾根か北方稜線だなと思っていたタイミングで会で初冬の早月尾根のメンバー募集があったので即参加。
ここ最近はクライミングばっかしていたので北アルプスの三大急登のうちの1つであるこの早月尾根をこの時期に重い荷物を背負い歩き通せるか自信がなかったので歩荷トレやアイゼントレを実施し、時間を作ってはその辺をプラプラ歩いたりして体を慣らしてからこの日を迎えました。その他お酒も極力控えるなど色々と節制し、おかげで体重3kgも減ったYO！
ってなワケで前夜発で某SAにて仮眠し、早朝に馬場島に到着。
さて、登る準備をしますかってことで、共同装備や食料を分担しパッキング。
やはり冬のアルプスはアイゼン、ピッケル、ビーコンやプローブ、スコップと言った雪山三種の神器や厳冬期用シュラフ、簡単な登攀具、替え衣類が必要だし、今回はテント泊で美味し楽しい宴会をするべく沢山の具材やお酒でかなりの重さになりました。
果たしてホンマに登れんのかなぁ。。。と、一抹の不安を抱えて「試練と憧れ」がスタートです。
「試練と憧れ」の石碑をバックに皆で集合写真を撮り、気合いを入れて入山。
しょっぱなから登り一辺倒で松尾平でやや平坦になるもののその後も登りがずっと続きます。しかし急登で有名な早月尾根ですが、この日はペースもゆったり早月小屋までということもあってそんなにきつくもなく思ったよりあっさりテント場に到着。
いつもなら「さぁ、宴会だ！」とガッツリ飲むのですが今回は日和って350mLのビール2本と小瓶の日本酒のみ。なので貴重なビールをちびちびやってるとテントの外では絶景が！
夕食は大量に担ぎ上げた食材でキムチと生姜のミックス鍋。絶対余るやろと思っていたのに爆食いモンスター達は完食した。お腹もパンパンになり明日は1時起きなので早めの就寝。
2日目。
この日の行程は早月小屋から標高差約800mを登り剱岳へ登頂。その後、早月小屋に戻りテントを撤収し、馬場島へ下山。
天気は良いので雪が緩むと登りにくくなるし、下り坂傾向なので予定より2時間前倒しとし3:00出発とした。
1:00起床。
昨夜は少々暑く何度か目が覚めたが、それでもぐっすり眠れたようで体に疲れも残っていない。
起きてすぐシュラフを仕舞う重労働がツラいが寝起きの準備運動だと思えば楽しい。
すぐさまお湯を沸かしホットドリンクを口にし、やっと心身共に目覚める。
その後、朝食の準備。朝から超絶美味しいうどんを何杯も貪るあいかわらずの爆食いモンスター達を横目に私はさらっと1杯だけいただく。八宝菜の餡を具材としたうどんのおかげで体も温まり目も覚め気合が入る。
出発準備の為にテントを出るがこの時期としては思ったほど寒くはないし、風も穏やかで天気も良さげ。
俄然やる気になる。入念に準備を済ませ、必要な装備と「憧れ」をアタックザックに詰め込みヘッデンをオンして、いざスタート。
足元以外は真っ暗なのでどんな所を登っているのかイマイチわからず慎重に歩みを進めた。岩の稜線で出る頃に徐々に明るくなり視界も開けてきた。高度感のあるトラバースやルンゼの直登などこなしいよいよ山頂に。
6:45剱岳登頂。
山頂からは朝陽に照らされた山々が荘厳に浮かび上がり圧倒的な景色を作り上げていた。それは本当に美しく改めて自然の尊さを感じました。（ここだけの話ですがちょこっとウルっときました）

今回は本当に天候に恵まれ素晴らしい山行でした。
企画していただき陣頭指揮を取っていただいたリーダーSさんとサブリーダーKさん、終始超不思議キャラでメンバーを和ませ、時にはイラつかせて（笑）いただいたNさんに大感謝です。本当にありがとうございました。