大持〜小持山〜武甲山:主支稜線歩きー奥武蔵の母なる山を目指す
- GPS
- 08:51
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,629m
- 下り
- 1,694m
コースタイム
8:15名郷バス停〜8:30妻坂峠鳥首峠分岐〜9:02ウノタワ分岐〜9:12妻坂峠取り付き〜9:52妻坂峠〜11:04大持山の肩〜11:15大持山〜12:06小持山〜12:46シラジクボ〜13:21武甲山〜15:57橋立神社〜16:59浦山口駅
天候 | 先週と同じく行い良しで、晴れっ!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
国際興業バス湯ノ沢行き名郷バス停下車 帰り:秩父鉄道浦山口駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・名郷バス停から妻坂峠取り付きまでは車道歩きです。 ・妻坂峠から大持山の肩までは急登の連続です。 ・大持山〜小持山間、岩稜帯のやせ尾根を大部分かじりつきながらの山行になります。危険箇所と言えばこの部分かと。 ・小持山からシラジクボまでは急降下します。転倒に注意。 ・シラジクボ〜武甲山まではほぼ直登と言っていいと思います。 ・武甲山からの下山道も急降下の連続ですから、安心感から転倒滑落の危険性アリ。 |
写真
感想
北武蔵でのトゲトゲ植物、コセンダンソウとの格闘をまだ継続中のjourneyです。
さて今回。
意外にも、武甲山には登ったことがありませんでした。
んん〜〜〜
なんと表現したら良いんだろうか?
西武秩父駅前から見上げる武甲山。
奥武蔵の山々から望む武甲山。
山行途中、あるいは通勤の車窓から見える武甲山
奥武蔵中から望むことができる武甲山ですが、一回も登ったことがなかったんです。
よく「痛々しい」という表現、レコユーザーさん始め皆さんがそういう表現をします。
確かに痛々しい。
でも自分はその表現を極力使わないようにしています。
奥武蔵の母的存在なんじゃないかと。
武甲山から伸びる、小持山〜大持山に通じる稜線、そこから伸びる武川岳〜伊豆が岳方面、はたまた蕨山〜有間山、蕎麦粒山にも延長される大稜線の大本が武甲山であり、ある意味武甲山があって他の山があるんじゃないかなぁ、と、勝手に思っています。
地質学的に根拠はありませんけどね。
きっかけは、秩父鉄道・野上駅に飾ってあったとされる、採掘以前の姿を写した武甲山の山容でした。
その写真、未だ拝見できないでいるんですが、機会があればみたいと思っています。
山行開始。
先週同様、東飯能駅からバスに乗り込みます。
座席は8割程度、ほとんどハイカーです。
さわらびの湯にてその半分が下車、名郷で自分含めほとんどが下車しました。
いつもとは異なり、割とゆっくり目に始動します。
トイレに行き、GPSを確認し、あくびをし、首を回し、、そんなことをしているウチに、バス停付近は自分一人になってしまいました。
焦ることはない、先は長いんだから、ゆっくりゆっくり行けばいい、と心を落ちつかせます。
名郷からは車道歩き。
鳥首峠分岐を、妻様峠方面に進路を取ります。
ウノタワへの分岐は、ハイカー数人がまるで競うように左に曲がり、妻坂峠へは自分一人、しばらく単独となりました。
妻坂峠へ到着。
もう数回目ですが、そのいずれも眺望が定まらない印象でしたが、今回は好展望、
ほぼ真北に、群馬の山々が雪を頂いて、かすかに頂を見せてくれました。
お地蔵様にご挨拶をし、さぁ、大持山へ、と向かおうとしたら、反対側の芦ヶ久保方面から一人ハイカーが登ってくるのが見えました。
結局、武川岳方面に歩いて行きましたけど。
以前、単独ハイクが続きます。
余談ですがこれからも単独ハイカーでございますあらかじめ(笑)
大持山への序盤は、見上げるほどの急登です。
息を切らします。
汗が噴き出ます。
よだれが出ます、鼻水も出ます、けど、なんとか休まずに急登を登り切りました。
しばらく平坦道。
気持ちの良い冬枯れの稜線を歩きます。
こういう時にいつも出てくるのが、水戸黄門のテーマソングでした(笑)
”じぃんせい、らっくぅありゃ、くぅ〜もあるぅさぁ”
歩調がより早くなります(笑)
聞き手が誰もいないことを良いことに、でかい声で歌います。
地元の猿にツッこまれないように自制しないとなぁ。。
急登第2段。
山頂直下の急登を登り切り、肩に到着。
大展望!!
関東平野が一望。
東北東から真南までほぼ遮る物が無く、もしかすると望遠では遠く至仏までが見えてるんじゃないだろか?
肉眼では、スカイツリーや新宿方面までが望めました。
来年の春は今一度、尾瀬沼経由で燧ヶ岳〜至仏山か?と思いを馳せながら、山頂へ。
ここも眺望良し。
時計を見るとランチタイム。
数人のハイカーが思い思いにランチを楽しんでいました。
いや、おれは武甲山で昼飯を喰らうためにやってきたんだ!!と、ぐっと腹の虫を押さえ込み、小持山へ。
ここから岩稜帯となります。
しかも両端切れ落ち、巻き道もあるけど、岩山をよじ登る猛者もいて、ビビる。。
それでもなんとか岩岩をやり過ごして、小持山に到着。
北西方面にはシラジクボを全面に従え、武甲山のピラミダルな山容が姿を現します。
あと少し!!
小持山下山道を転げるように急降下し、シラジクボを汗水鼻水ヨダレ、なんだかわかんないけど振りまきながら(汚い!!)、それでも、ススキ達に肩をぽんぽんとたたかれ、まるで励まされ背中を押してくれているような気分になりながら登ります。
山頂の御嶽神社に着きました。
ここまでの山行に感謝し、ご挨拶をすませ、社殿の裏手にある展望台へ。
秩父盆地がまるで箱庭のようでした。
はるか北東方面には群馬栃木の山々、その手前には北武蔵から長瀞方面の山々、山行を始めてから数え切れないくらい歩いた外秩父の山並み。
真ん中を流れる荒川。
盆地を囲む山々は秋の最後にふさわしく、まさしく紅葉に燃えていました。
十数分眺めていたでしょうか、人目もはばからず涙が流れてしまいました。
展望台直下はトラックが行き交い、武甲山が身を削られている様子が見えました。
気を取り直し、メシを食おう!!
発破避難所なる場所でランチ。
秩父在住との親子4人と会話。
ご主人はいつも奥様にせかされて武甲山に登るそうです。
奥様はあちこちの山々を歩いていらっしゃるそうで、ご主人曰く、いやいや登ってたんだけど最近はようやく楽しくなりましたとか(笑)
御嶽神社横のトイレはもう使用中止(冬期のみ)で、なんでも地元の山岳会がボランティアで登山道の整備や、バイオトイレの調整をされているんだとか。
そういう草々の有志にも感謝!!
本日のランチメニュー、マルタイと言えば棒ラーメンですが、長崎ちゃんぽんも乙な味です。
地元スーパー、ヤ○コー70円投げ売り価格(笑)
(ちなみに埼玉県優良企業第1位)
それにプラス、最近妙に仕事が多忙で山メシ支度の時間無しにつき、特大おにぎり、海苔3枚に昆布入り。
先週は4口完食だったけど、今回はゆっくり目。
コーヒーで一服していると、与野から来たというご夫婦が。
昨年奥様が山歩きを始めたということ、ご主人がこれまた嫌々ながらもかいがいしく付き添われていると言うこと、などなど、四方山話。
なぜか自分はケッコンに向いてない、と今更ながらにナットクし、下山準備。
陽は知らず知らずに傾き、こりゃあ駅に着くのは暮れてからだな、急ぐのは当たり前だが、油断禁物も当たり前。
長者屋敷跡をなんとなく通過し、転げるように急降下。
沢沿いの林道を早足で通過。
途中、橋立神社に無事下山を感謝。
里の灯りが見えるとほっとします。
と、電車が来たことに気づき、駅だぁ!!次の電車だぁ、どんくらいまつんだぁ!!
改札には、次の電車時間がちゃんと書いてありました。
改札前のベンチで休んでると、駅員さんがお茶を持ってきてくれました。
暖かいなぁ・・・・、こんなことされるとまた涙腺が緩む(笑)
お茶、ホントに暖かかったです、美味しかったです。
ありがとうございました。
電車待ちの間、バナナカステラパクつき、本日の山行を思い出します。
思えばこの夏から秋の間、昔の山行を再度尋ねるという、結果的に懐古的な山旅になっていました。
やっぱさ〜〜、人間は一人じゃ生きていけないんだよな〜〜、カンケーないけどさ(笑)
なんて、粋がってる自分に、喝!!!
私も武甲山はまだ登ったことないです。
眺めるばかりで。。
確かに見る角度によって印象違いますよね。
痛々しい、という表現、私もあまり好きではありませんね。(^.^)
存在感はバッチリ!秩父の象徴!
両神山とともに、私の中では崇拝するに近い存在の、大好きで大切にしたいお山です(*^^*)
知らないとこで、人情に触れるとつくづく人のあたたかさ、有り難み感じますよねー。(^^)
私も歩くのは独りがいいけど、そんな優しさに出会いと、ホント人間は一人じゃ生きてけないよねー、と感じます。。。
ケッコンに向いてないのは私も同じかも!
だって自分がいちばんかわいいんですもの(笑)
だから、というわけかわかりませんが、暴露しますがバツ2であります(T-T)(笑)←余談でしたw
まぁ。。なんだかんだいっても、やっぱり人の優しさには救われますし、一人では生きていけませんよねf(^^;
なんか、話それまくりで、ゴメンナサイです。。。(苦笑)
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