さざえ堂〜陣見山 ゴ・ドーハンの山旅 冬枯れの北武蔵

2021年12月19日(日) [日帰り]

• GPS: 04:44
• 距離: 9.0km
• 登り: 597m
• 下り: 603m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:32
• 休憩: 0:11
• 合計: 4:43

9:11 ふるさとの森公園駐車場
10:14 10:15 吹通山
11:20 11:20 榎峠
11:51 11:51 岩谷洞分岐
11:57 12:00 陣見山
13:35 13:42 ほてい堂
13:54 ふるさとの森公園駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

観光農業センターの駐車場をお借りしました。運動公園は5時閉門みたいです。

写真

12/19 6:50

朝食はほろほろチキンカレー(680円)、チキンの下味が・・・

12/19 9:09

目の前の取付点には「立入禁止」(罠設置)のため、少し回り込んでから突入。

12/19 9:37

取付は多少急でしたが、尾根は落ち葉のプロムナード状態で心地良し。

12/19 9:41

「小平」344.2m三等三角点がありました。

12/19 9:55

左にこれから向かう陣見山方面を眺めながら、

12/19 10:07

こちらのピークには

12/19 10:11

吹通山406mの名がありました。

12/19 10:19

展望地がありました。右の三角頭は不動山。その奥に見える秩父の山は、

12/19 10:19

大平山、七跳山〜酉谷山、そして芋ノ木、白岩、霧藻ヶ峰あたりかな。

12/19 10:20

城峯方面

12/19 10:20

最奥は御座山

12/19 10:20

雨降と御荷鉾山、右奥に稲含山。

12/19 10:21

目前は先週の稲沢の山々。遠景は鼻曲〜浅間隠、本命の浅間山は？

12/19 10:24

なかなか端正な不動山

12/19 10:25

12/19 10:33

北武蔵で見かける

12/19 10:34

「間瀬」360.3m四等三角点、No100とは縁起がいい。

12/19 10:44

いつのまにかハイキングコース

12/19 10:53

ちょこっと林道を歩いて、すぐに山斜面に入ります。

12/19 10:59

ここの急登が長めでまいりました。

12/19 11:19

主要路に合流し、暫く行くと榎峠。なかなか立派な石祠と青石の馬頭尊(天保二年1831、願主銘あり)

12/19 11:19

左は昔よくチャリトレした林道、右の山道に入ります。

12/19 11:32

秩父方面のビューポイント。蓑山と宝登山の向こうに武甲山と長沢背稜の峰々。

12/19 11:32

和名倉〜雁坂、破風、ギリギリ木賊まで見えてます、右手前は雨乞山。今日はパラが飛んでいませんね。無風だったから？

12/19 11:33

ところで「ビューライン」の名称は浸透したのでしょうか。

12/19 11:33

林道を横断して尾根に乗ります。

12/19 11:42

群馬方面の展望地。榛名方面。

12/19 11:42

小野子三山

12/19 11:42

赤城山

12/19 11:50

岩谷洞分岐。さらに上方にも分岐があります。

12/19 11:56

陣見山531m山頂とうちゃこ！「矢那瀬」二等三角点

12/19 11:57

美里町の山名標柱

12/19 12:03

ハイキングコースは右(秋山十二天方面)ですが、直進しました。右に行っていたらmの一族にバッタリできましたが・・・

12/19 12:23

430峰に何方がいるようです。

12/19 12:23

気持ち良さげにうたた寝？の如意輪観音様でした。

12/19 12:25

六合目。本日も寒くない登山日和。

12/19 12:26

石塔もありました。手前は「猿田彦大神」庚申塔。

12/19 12:27

「明治二十五年三月七日(1892)秋平村」、“庚申”と“孝心”をかけた銘文(駄洒落？)がいい味だしています。

12/19 12:30

もう一つは「大峯山八大龍王」の脇に「不動明王/神変大菩薩」、背面に「明治二十四年歳次辛卯十一月立之(1891)」、

12/19 12:32

「発起」は「児玉郡金屋村大字塩谷　寶蔵院大谷寶山/榛澤郡用土村　寶蔵院二代福田周覺」　他多数の寄付者銘あり。大谷御嶽山とは関係あるのでしょうか。

12/19 13:04

鉄塔の展望地より榛名山

12/19 13:08

「柚子木入」327.5m四等三角点。この後、谷筋方面の破線もありましたが怪しそうだったので、明瞭な道で下山しました。

12/19 13:19

役目の終わった？案内図。ヘビさんのように見える。

12/19 13:19

下山口の向こうはゴルフ場。

12/19 13:20

60分で登れるかな？この後は舗装の道歩き。

12/19 13:35

ほてい堂というみたい。

12/19 13:36

中には布袋様に似ている五輪塔。鎌倉時代のものらしい。

12/19 13:36

お堂の左に馬頭尊、地蔵尊等の石造物。

12/19 13:37

青面金剛の庚申塔。

12/19 13:37

三猿がちっちゃくて可愛い！

12/19 13:38

浮彫の如意輪観音は二十二夜供養塔。享保三年1718．

12/19 13:40

丸彫の如意輪観音も二十二夜供養塔。明和八年1771。

12/19 13:40

幕末(慶應元年1865、大沢根岸講中)の青石の二十三夜塔ですが、明らかに中世板碑をオマージュしていますね。ちなみに種子サクは勢至菩薩です。

12/19 13:45

“ごっくん水”に“秘水”どちらもうまそうな命名ですね。

12/19 13:46

如意輪山普明寺。なるほど如意輪様推しだったのね。

12/19 13:48

岩谷洞はこちらの奥に院だったそうです。岩谷洞に行く時はここがスタート地点に決定です。

12/19 13:51

利根川に流れてきた天明三年(1783)の浅間山大噴火の犠牲犠牲者慰霊のために、元映上人(秩父郡藤倉出身)が度々江戸で寄進を集め、寛政四年(1792)に創建したそうです。

12/19 13:54

本日は余裕を持って下山できたので見学していきましょう。秩父、坂東、西國の百番札所の御本尊が安置されているとのこと。

12/19 13:55

その前に、はにぽんとツーショットでゴールです。

12/19 14:02

拝観料(300円)は農業センターで。御朱印(300円)もお願いしました。

12/19 14:02

♬そんな時代もあったねと・・

12/19 14:11

唐銅造大日如来坐像とさざえ堂(成身院百体観音堂)

12/19 14:15

地元金屋村の鋳物師の作だそうです。紀年銘は見つかりませんでした。

12/19 14:16

鰐口は寛政七年(1795)の作、日本一の大きさといわれている。

12/19 14:19

今にも「やぁ、元気かい？」とお声をかけてくれそうな波平さん、ではなくて、おびんづる様(十六羅漢の第一)です。

12/19 14:21

秩父札所四番金昌寺の御本尊の足元には、御存知、子育て(マリア)観音が三体も。

12/19 14:25

やはり我らが“般若のお舟観音”(秩父札所三十二番法性寺)は相当歌舞いていますね。

12/19 14:26

階段は急です。

12/19 14:50

センターでは昭和レトロの品々も売られていました。埼玉(騎西)の“清酒　力士”の徳利があったので思わず救出してしまいました。

12/19 14:52

本庄児玉のスターと記念撮影

12/19 14:57

12/19 15:18

陣見山。急遽決めた山行でしたがお天気に恵まれ、mの一族にもお会いできていい一日になりました。

撮影機器：

COOLPIX W100 ニコン

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

godohan

・はじめは群馬のお山のつもりでしたが、途中で億劫になってしまい、どうしたものかと思案していたら、mの一族が陣見山に登るとおっしゃっていたので、お山でサプライズ的に会えるかな、と思い逆コースで周回してみました。
　結局、山中ではお会いできませんでしたが、下山後わざわざさざえ堂まで会いに来ていただきました。それにしても、あの短時間で陣見まで登ってきて、全然疲れを見せない無邪気な御子たちはまさにmの一族。末おそろしい、じゃなくて今後がとても楽しみです。
・冬枯れの北武蔵は落葉樹が多く、陽だまり山行ができていいですね。またまたポイントアップです！
・430峰にあった庚申塔の背面にある銘文を紹介します。
「何事母(モ)親乃(ノ)心仁(ニ)庚申　是孝心能(ノ)人止(ト)云也>」

コメント

モンブラン

こんばんは。先日はお疲れ様でした。

八大龍王と洒落た孝心塔いいですね。また歩きたいルートになってしまいました。

それから麓のほてい堂とは、流石お目が高いですね。凝灰岩製五輪塔は北関東では極々一部の有力御家人のモノばかりなので、おそらく名のある武士の供養塔と睨んでいました。ココは色々と興味深い地域ですね。

それはさておき本年は両神から始まり、いろいろと御同伴して下さりありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。それでは良いお年を。

godohan

montblanc55さん こんばんは

中世板碑の調査も行っていただけあってこの時代の石塔にもお詳しいですね。私は全くの守備範囲外なのですが、この所ちょっと気になってきました。来年の大河の事もありますので、少し足を踏み入れてみようかな。本当は幕末も薩長の志士や新撰組等がクローズアップされすぎて、あまり好きになれなかったですが、青天の大河をきっかけに、違う側面から見ることができて興味が深まりました。特に栄一翁と慶喜公の絆には心打たれました。
話が変な方にそれてしまいましたが、あれからまだ１年足らずなんですね。何かもっとずっと前からのお付き合いに思えてしまいます。ｍさんに出会って、私の登山スタイルのステージが確実にアップいたしました。本当にありがとうございます。昔の様な体力任せの山登りはできなくなり
ましたが、地道にコツコツ登りたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。
とりあえず初日の出山行には参加できるようにコンディションを整えたいと思います。では。