ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 390975
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

冬山登山初体験?!年越しは赤岳展望荘で♪【美濃戸口〜行者小屋〜赤岳展望荘】

2013年12月30日(月) ~ 2014年01月01日(水)
 - 拍手
mirorin その他2人
GPS
--:--
距離
17.1km
登り
1,430m
下り
1,432m

コースタイム

【1日目】
美濃戸口9:35−10:30美濃戸山荘−12:00堰堤広場−13:15赤岳鉱泉−14:05行者小屋(泊)

【2日目】
行者小屋9:30−地蔵の頭−11:10赤岳展望荘(泊)

【3日目】
赤岳展望荘11:00−12:50行者小屋−14:45美濃戸山荘−15:55美濃戸口
天候 1日目:晴れ! 2日目:曇り 3日目:稜線は強風 麓は曇り
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘:1日500円/1台
コース状況/
危険箇所等
【八ヶ岳山荘〜美濃戸山荘】
車も通れる林道 たまに林の中にショートカット道あり。
4WDのスタッドレスなので上がれるとも思いましたが、八ヶ岳山荘の駐車場に停めました。途中、すれ違いで脱輪してしまったらしい車が1台ありました。
美濃戸山荘まで登った車は、スタッドレスの上にチェーンを巻いているものも多かったです。

【美濃戸山荘〜行者小屋(北沢ルート)】
踏み跡がしっかりしていて、アイゼンなくても大丈夫そうでした。
(私の練習もかねて美濃戸山荘でアイゼンを装着)
たまに木の根や石などが出ていました。

【行者小屋〜地蔵の頭〜赤岳展望荘】
樹林帯の中:踏み跡がしっかりしているので登りやすかったです。
すれ違いで脇へ寄ると、ずぼっと膝まで埋もれることもww

階段:埋まりきっておらず、斜めに雪が着いているので滑らないように緊張しました。
登りより下りが怖かったです。

地蔵尾根の頭直下のちょことナイフリッジ:31日の登りは上を渡りました。1日の下りは横を巻きました。この日は、アイゼンもピッケルもよく効きましたが、「雪の降った後は横を巻くとサーッと落ちることもあるから気をつけないとね」と小屋でご一緒だった方に教えていただきました。

【赤岳展望荘〜赤岳山頂】
地蔵尾根よりはずっと安心して歩けたそうです。
(お天気悪かったので、私は展望荘で待ってました)

【行者小屋〜美濃戸山荘(南沢ルート)】
踏み跡がしっかりしていて、アイゼンなくても大丈夫そうでした。
ただ、数カ所氷の上に雪が乗っている箇所を歩きました。
木の根や石はだいぶ出ていました。
30日朝の八ヶ岳山荘駐車場。いい天気!!寒い!!緊張しながらの出発。
30日朝の八ヶ岳山荘駐車場。いい天気!!寒い!!緊張しながらの出発。
林道をてくてく。雪はキュウキュウ。スキーにシール貼って歩くのとは勝手がちがうので、コケないようにどきどき。
林道をてくてく。雪はキュウキュウ。スキーにシール貼って歩くのとは勝手がちがうので、コケないようにどきどき。
美濃戸山荘の駐車場前に到着。
1
美濃戸山荘の駐車場前に到着。
沢は薄い氷が張ってます。
沢は薄い氷が張ってます。
堰堤広場。
大同心・小同心がくっきり♪
2
大同心・小同心がくっきり♪
青い空に白く雪化粧した岩稜
5
青い空に白く雪化粧した岩稜
せせらぎに結晶
お!これが噂のアイスキャンディー。
おにーさんガンバ!!

相方はアイスアックス持ってきてて登りたかったらしいのですが、寒くてそれどころじゃないのでちょっと見学してスルー。
ごめんねー(笑)
1
お!これが噂のアイスキャンディー。
おにーさんガンバ!!

相方はアイスアックス持ってきてて登りたかったらしいのですが、寒くてそれどころじゃないのでちょっと見学してスルー。
ごめんねー(笑)
赤岳鉱泉、大賑わいでした。
1
赤岳鉱泉、大賑わいでした。
赤岳鉱泉から行者小屋までは、きもちいい林の中
2
赤岳鉱泉から行者小屋までは、きもちいい林の中
本日のお宿に到着
本日のお宿に到着
ロケーションいいね♪
3
ロケーションいいね♪
小屋の前にはなにやら氷のオブジェ。
カーリングの球みたい。
小屋の前にはなにやら氷のオブジェ。
カーリングの球みたい。
早速、こたつでモルツ♪
1
早速、こたつでモルツ♪
一息ついて、夕日をながめに中山展望台へ
2
一息ついて、夕日をながめに中山展望台へ
阿弥陀の陰に夕日が沈みます
3
阿弥陀の陰に夕日が沈みます
木立を通して雪面に落ちる夕日の朱
1
木立を通して雪面に落ちる夕日の朱
大同心と小同心にはガスがかかったり抜けたり
カメラのトワイライト機能を使ったらこんなに紅く写りましたが・・・「嘘つき機能」と相方
5
大同心と小同心にはガスがかかったり抜けたり
カメラのトワイライト機能を使ったらこんなに紅く写りましたが・・・「嘘つき機能」と相方
行者小屋の晩ご飯。この日はエビフライ、揚げたて!!ごはんとお味噌汁はおかわり自由♪
2
行者小屋の晩ご飯。この日はエビフライ、揚げたて!!ごはんとお味噌汁はおかわり自由♪
31日は、朝からガスガス。
ちゃんと「冬山」登るのが初めての私。
相方は大丈夫だといいますが・・・
覚悟を決めて、出発!
1
31日は、朝からガスガス。
ちゃんと「冬山」登るのが初めての私。
相方は大丈夫だといいますが・・・
覚悟を決めて、出発!
緊張して登ったので、写真はワープ

夜は展望荘の忘年会
じゃんけん大会ありました
緊張して登ったので、写真はワープ

夜は展望荘の忘年会
じゃんけん大会ありました
写真家のお兄様
お尻の毛皮はアライグマだそうです
思わずしっぽを・・・
写真家のお兄様
お尻の毛皮はアライグマだそうです
思わずしっぽを・・・
生ハムと展望荘の支配人
2
生ハムと展望荘の支配人
1日の朝はおせちをいただきました!!
まさか、山小屋でこんなご馳走にありつけるとは、ビックリ!!
2
1日の朝はおせちをいただきました!!
まさか、山小屋でこんなご馳走にありつけるとは、ビックリ!!
ちょっとお手伝いしたので、相方が生ハムの残りをいただきました。
って、ほんとに背負って帰るのかい??
脚2本、下山して計ったら6kgあたそうな(汗)
2
ちょっとお手伝いしたので、相方が生ハムの残りをいただきました。
って、ほんとに背負って帰るのかい??
脚2本、下山して計ったら6kgあたそうな(汗)
地蔵尾根の下りは、樹林帯に入るまでかなり緊張!!
下山は相方の友人Mさんが一緒に降りてくれたので、前と後ろでフォローしてもらいながらなんとか。

あ〜〜〜〜、無事でよかった。
地蔵尾根の下りは、樹林帯に入るまでかなり緊張!!
下山は相方の友人Mさんが一緒に降りてくれたので、前と後ろでフォローしてもらいながらなんとか。

あ〜〜〜〜、無事でよかった。
はい、もらった豚の脚、無事おろしましたよー。
2
はい、もらった豚の脚、無事おろしましたよー。

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
単3、ヘッドランプ用
1/25,000地形図
1
コンパス
1
筆記具
1
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
2
タオル
3
携帯電話
1
計画書
2
提出用1部
ハードシェル上下
1
防寒着上下
1
ダウンソックスも
ゲーター
1
グローブ
インナー、オーバー、雪山用
ビニール袋
4
替え衣類
1
特に靴下
洗面道具
1
シュラフ
ザックカバー
1
ビーコン
1
ファーストエイドキット
1
プラティパス
1
時計
1
日焼け止め
1
非常食
1
コンロ
1
ガスカートリッジ
1
コッヘル(鍋)
1
ツェルト
1
ランタン・マントル
カメラ
1
マップラップ
1
常備薬
1
ビーニー
1
耳が隠れるもの
眼鏡、コンタクトレンズ
1
ゴーグル
1
アイゼン
1
ストック
1
懐炉
6
サーモスボトル
1
バラクラバー
1
ピッケル
1
借りた
ネックウォーマー
1
フリースの

感想

年末年始のお休みはどうやって過ごそうか、秋から話題に上っていた「赤岳展望荘の忘年会」。

『雪のついた宝剣岳〜空木岳行けたんだから大丈夫』だとのんきに言う相方。
BCスキーは行くけど、"冬山"登山はちゃんとやったことのない私。

直前まで不安で渋っていたのですが、お天気も悪くなさそうな予報だったので「無理だったら途中で待ってるから」というお約束ででかけました。


★初日は、晴天★
真っ青な空に白い雪。
マイナス15度でも、歩けば汗ばむお天気で、気持ちはうきうき。
凍り始めた沢や、浸みだした地下水の氷柱、ウサギや鹿の足跡。
BCスキーで行く北アルプスの山とはまたちょっと違った景色が楽しませてくれます。
アイゼンで踏む雪も、キュウキュウいい音でこれまた楽し。

赤岳鉱泉は、真冬だというのにたくさんのテントで大賑わい。
噂のアイスキャンディーは思ったよりも大きくてびっくり。
世の中にはいろんな遊びがあるもんです。
相方は、昨シーズンに新調したアイスアックスで挑戦したかったらしいのですが、寒さに耐えてビレイする自信が無かったのでダメ。
『時間あるからジョウゴ沢見に行かない?』とも言ってましたが、寒いのでダーメー。
ごめんねー。私のいないときに好きなだけやってね(笑)


行者小屋は赤岳鉱泉ほど混雑せず、大部屋といっても個々のスペースが確保されるような作り。建物もきれいでお布団も新しく、とても居心地のよい小屋。
小屋前からの赤岳や阿弥陀岳の眺めもよくて、中山展望台にも近く、ロケーションも最高。
缶ビール、モルツが置いてあるものいい!!(プレモルよりモルツ好き)
ここまでだったら、冬にまた行ってもいいなー。



★2日目、いよいよ稜線まで出る日★
ところが、朝からガスがかかって稜線は見えず、小雪もちらちら舞ってます。
展望荘までは1時間半、地蔵尾根の様子を降りてきた方々に確認し、ナイフリッジも大丈夫そうなので出発。

アイゼンとピッケルの使い方を確認しながら樹林帯を上っているうちはまだ余裕あり。
そして、最初の階段。
手すりをつかむのかアイゼン使うのか、それも迷うくらいの慌てっぷり。
かなり緊張して口数も減。
相方は余裕で写真など撮ってくれたりするのですが、私は早く展望荘に着きたくて周りの景色を楽しむ余裕なし。
焦りのせいもあってか、汗でゴーグルが曇ってしまい、おでこに乗っているだけに。

2つめの階段のちょっと手前で、道を間違えそうになったりして緊張はMAX!!
ちょこっとナイフリッジは、みなさんに踏み固められていたので足下だけを見てなんとか渡り、ほっと一息。
地蔵の頭でお地蔵さんの頭をナデナデ。
でもカメラを取り出す余裕はなし。
ガスで眺望がない中、稜線を少し歩いてなんとか赤岳展望荘に到着。
あーーー、小屋ってほんとにありがたい!!

アイゼン脱いでこたつに入ってコーヒー飲んだら、緊張も解けて、その代わり根っこが生えてしまい、山頂は相方だけで行ってもらうことにww
地蔵尾根のように緊張する箇所は無いようでしたが、寒さと風がどうも怖いと思う私は冬山登山向きではないらしい。

ただ、赤岳展望荘で過ごした時間はとても楽しくておもしろかった。
お山が大好きな人がたくさんいて、興味深い話がたくさん。
冬山トレランしてる人がいたり、写真撮るために毎年来てる人がいたり、ガイドさんだったりレスキューさんだったり、まったく飽きない時間。

相方を待ってる間に、美濃戸からMさんも上ってきて合流。
一緒に楽しい時間を満喫。

食事はバイキング形式で、品数もたっぷり。
この日は、夕食の後に忘年会があって、お酒と生ハムとおつまみがたっぷり!
じゃんけん大会、私は勝てなかったけど、Mさんと相方は商品GET。

宴会後は談話室で紅白歌合戦を途中まで観て、睡魔に襲われおやすみなさい。
個室は暖かくて快眠。


★新年を迎えた1日★
朝からガスがかかって風が強く、初日の出は見られず。
残念。
天気予報によると、昼前にいったん風が弱まりそうだったので、11時まで待って下山開始。
それでも、稜線上はまっすぐ歩くのが難しいくらいの風。

かなり緊張しながら脚を出す。
Mさんが前で歩き方を示してくれて、相方が後ろで見ていてくれる。
それで、なんとか樹林帯の入り口までたどり着けました。

ほっと胸をなで下ろしたところで、Mさんの冬山講座ww
ロープで確保するやり方の練習と、懸垂下降の練習。
そうそう、先にこういうの練習してから登らないとね。


行者小屋でMさんと分かれて南沢を下り、夕方4時前に八ヶ岳山荘に無事到着。
おもしろかったけど怖かった初冬山登山でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2066人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら