冬山登山初体験?!年越しは赤岳展望荘で♪【美濃戸口〜行者小屋〜赤岳展望荘】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,430m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
美濃戸口9:35−10:30美濃戸山荘−12:00堰堤広場−13:15赤岳鉱泉−14:05行者小屋(泊)
【2日目】
行者小屋9:30−地蔵の頭−11:10赤岳展望荘(泊)
【3日目】
赤岳展望荘11:00−12:50行者小屋−14:45美濃戸山荘−15:55美濃戸口
天候 | 1日目:晴れ! 2日目:曇り 3日目:稜線は強風 麓は曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【八ヶ岳山荘〜美濃戸山荘】 車も通れる林道 たまに林の中にショートカット道あり。 4WDのスタッドレスなので上がれるとも思いましたが、八ヶ岳山荘の駐車場に停めました。途中、すれ違いで脱輪してしまったらしい車が1台ありました。 美濃戸山荘まで登った車は、スタッドレスの上にチェーンを巻いているものも多かったです。 【美濃戸山荘〜行者小屋(北沢ルート)】 踏み跡がしっかりしていて、アイゼンなくても大丈夫そうでした。 (私の練習もかねて美濃戸山荘でアイゼンを装着) たまに木の根や石などが出ていました。 【行者小屋〜地蔵の頭〜赤岳展望荘】 樹林帯の中:踏み跡がしっかりしているので登りやすかったです。 すれ違いで脇へ寄ると、ずぼっと膝まで埋もれることもww 階段:埋まりきっておらず、斜めに雪が着いているので滑らないように緊張しました。 登りより下りが怖かったです。 地蔵尾根の頭直下のちょことナイフリッジ:31日の登りは上を渡りました。1日の下りは横を巻きました。この日は、アイゼンもピッケルもよく効きましたが、「雪の降った後は横を巻くとサーッと落ちることもあるから気をつけないとね」と小屋でご一緒だった方に教えていただきました。 【赤岳展望荘〜赤岳山頂】 地蔵尾根よりはずっと安心して歩けたそうです。 (お天気悪かったので、私は展望荘で待ってました) 【行者小屋〜美濃戸山荘(南沢ルート)】 踏み跡がしっかりしていて、アイゼンなくても大丈夫そうでした。 ただ、数カ所氷の上に雪が乗っている箇所を歩きました。 木の根や石はだいぶ出ていました。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1 単3、ヘッドランプ用
1/25,000地形図 1
コンパス 1
筆記具 1
ライター 1
ナイフ 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 2
タオル 3
携帯電話 1
計画書 2 提出用1部
ハードシェル上下 1
防寒着上下 1 ダウンソックスも
ゲーター 1
グローブ 3 インナー、オーバー、雪山用
ビニール袋 4
替え衣類 1 特に靴下
洗面道具 1
シュラフ
ザックカバー 1
ビーコン 1
ファーストエイドキット 1
プラティパス 1
時計 1
日焼け止め 1
非常食 1
コンロ 1
ガスカートリッジ 1
コッヘル(鍋) 1
ツェルト 1
ランタン・マントル
カメラ 1
マップラップ 1
常備薬 1
ビーニー 1 耳が隠れるもの
眼鏡、コンタクトレンズ 1
ゴーグル 1
アイゼン 1
ストック 1
懐炉 6
サーモスボトル 1
バラクラバー 1
ピッケル 1 借りた
ネックウォーマー 1 フリースの
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感想
年末年始のお休みはどうやって過ごそうか、秋から話題に上っていた「赤岳展望荘の忘年会」。
『雪のついた宝剣岳〜空木岳行けたんだから大丈夫』だとのんきに言う相方。
BCスキーは行くけど、"冬山"登山はちゃんとやったことのない私。
直前まで不安で渋っていたのですが、お天気も悪くなさそうな予報だったので「無理だったら途中で待ってるから」というお約束ででかけました。
★初日は、晴天★
真っ青な空に白い雪。
マイナス15度でも、歩けば汗ばむお天気で、気持ちはうきうき。
凍り始めた沢や、浸みだした地下水の氷柱、ウサギや鹿の足跡。
BCスキーで行く北アルプスの山とはまたちょっと違った景色が楽しませてくれます。
アイゼンで踏む雪も、キュウキュウいい音でこれまた楽し。
赤岳鉱泉は、真冬だというのにたくさんのテントで大賑わい。
噂のアイスキャンディーは思ったよりも大きくてびっくり。
世の中にはいろんな遊びがあるもんです。
相方は、昨シーズンに新調したアイスアックスで挑戦したかったらしいのですが、寒さに耐えてビレイする自信が無かったのでダメ。
『時間あるからジョウゴ沢見に行かない?』とも言ってましたが、寒いのでダーメー。
ごめんねー。私のいないときに好きなだけやってね(笑)
行者小屋は赤岳鉱泉ほど混雑せず、大部屋といっても個々のスペースが確保されるような作り。建物もきれいでお布団も新しく、とても居心地のよい小屋。
小屋前からの赤岳や阿弥陀岳の眺めもよくて、中山展望台にも近く、ロケーションも最高。
缶ビール、モルツが置いてあるものいい!!(プレモルよりモルツ好き)
ここまでだったら、冬にまた行ってもいいなー。
★2日目、いよいよ稜線まで出る日★
ところが、朝からガスがかかって稜線は見えず、小雪もちらちら舞ってます。
展望荘までは1時間半、地蔵尾根の様子を降りてきた方々に確認し、ナイフリッジも大丈夫そうなので出発。
アイゼンとピッケルの使い方を確認しながら樹林帯を上っているうちはまだ余裕あり。
そして、最初の階段。
手すりをつかむのかアイゼン使うのか、それも迷うくらいの慌てっぷり。
かなり緊張して口数も減。
相方は余裕で写真など撮ってくれたりするのですが、私は早く展望荘に着きたくて周りの景色を楽しむ余裕なし。
焦りのせいもあってか、汗でゴーグルが曇ってしまい、おでこに乗っているだけに。
2つめの階段のちょっと手前で、道を間違えそうになったりして緊張はMAX!!
ちょこっとナイフリッジは、みなさんに踏み固められていたので足下だけを見てなんとか渡り、ほっと一息。
地蔵の頭でお地蔵さんの頭をナデナデ。
でもカメラを取り出す余裕はなし。
ガスで眺望がない中、稜線を少し歩いてなんとか赤岳展望荘に到着。
あーーー、小屋ってほんとにありがたい!!
アイゼン脱いでこたつに入ってコーヒー飲んだら、緊張も解けて、その代わり根っこが生えてしまい、山頂は相方だけで行ってもらうことにww
地蔵尾根のように緊張する箇所は無いようでしたが、寒さと風がどうも怖いと思う私は冬山登山向きではないらしい。
ただ、赤岳展望荘で過ごした時間はとても楽しくておもしろかった。
お山が大好きな人がたくさんいて、興味深い話がたくさん。
冬山トレランしてる人がいたり、写真撮るために毎年来てる人がいたり、ガイドさんだったりレスキューさんだったり、まったく飽きない時間。
相方を待ってる間に、美濃戸からMさんも上ってきて合流。
一緒に楽しい時間を満喫。
食事はバイキング形式で、品数もたっぷり。
この日は、夕食の後に忘年会があって、お酒と生ハムとおつまみがたっぷり!
じゃんけん大会、私は勝てなかったけど、Mさんと相方は商品GET。
宴会後は談話室で紅白歌合戦を途中まで観て、睡魔に襲われおやすみなさい。
個室は暖かくて快眠。
★新年を迎えた1日★
朝からガスがかかって風が強く、初日の出は見られず。
残念。
天気予報によると、昼前にいったん風が弱まりそうだったので、11時まで待って下山開始。
それでも、稜線上はまっすぐ歩くのが難しいくらいの風。
かなり緊張しながら脚を出す。
Mさんが前で歩き方を示してくれて、相方が後ろで見ていてくれる。
それで、なんとか樹林帯の入り口までたどり着けました。
ほっと胸をなで下ろしたところで、Mさんの冬山講座ww
ロープで確保するやり方の練習と、懸垂下降の練習。
そうそう、先にこういうの練習してから登らないとね。
行者小屋でMさんと分かれて南沢を下り、夕方4時前に八ヶ岳山荘に無事到着。
おもしろかったけど怖かった初冬山登山でした。
コメント
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