恵那山
- GPS
- 09:29
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,353m
- 下り
- 1,342m
コースタイム
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:11
07:46 林道ゲート
08:14 広河原登山口
10:04 1716mピーク付近
12:12 恵那山(三角点) 12:18
12:31 恵那山山頂避難小屋(昼食) 13:01
13:09 恵那山(2191m最高点) 13:13
13:21 恵那山山頂小屋 13:26
13:35 恵那山(三角点) 13:40
14:43 1716mピーク付近
15:30 広河原登山口 15:40
16:01 林道ゲート
16:28 戸沢集落最終民家
天候 | 快晴! 西風は常時5〜10m程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※林道ゲートまで上がれる自信がなく林道ゲートからかなり手前に駐車しました。 ※東京方面からアプローチの場合、園原インターは名古屋方面専用のICで、 行きも帰りも利用できません。最寄りICは飯田山本ICとなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 林道ゲートにあり。登山届用紙はありますが筆記具はありませんでした。 【ルート状況】 ※コースは全般的に赤テープが頻繁にあるので迷うことはないでしょう。 ※3/10付近から9/10まで足首〜膝上ラッセルを強いられました。 特に1716mピーク付近からは付けたトレースもすぐ消えてしまうので、 ラッセルは覚悟した方がいいでしょう。 ●戸沢集落最終民家〜広河原登山口 林道歩き。30分ほどで林道ゲートへ。 4WDやスタッドレス+チェーンだとここまでクルマで上がれます。 林道ゲートからさらに30分ほど歩き、短いトンネルを抜けると広河原登山口に到着です。 この区間は林道の凍結がやっかい。クルマが通って磨かれており、 帰りに一度スッテンコロリンしてしまいました。 ●広河原登山口〜1716mピーク 広河原登山口からいったん沢に降りて、本谷川に架かった雪が積もった木橋を渡り、 対岸の尾根に取り付きます。 ここから九十九折の登山道を進み順調に高度を上げていきます。 標高1500mと1700m付近で傾斜が緩やかになります。 3/10の標識くらいまではトレースあり。1700m付近の尾根の平坦地付近でワカンを装着。 ●1716mピーク〜恵那山 ここから明確な尾根筋を辿ります。 左手には南アルプス、振り返ると中央アルプスと眺望の良い尾根歩きが楽しめます。 南東に張り出した雪庇に注意しながら尾根筋を忠実に登っていきますが、 この付近は全般的に雪が深く膝上ラッセルを強いられました。 2058mの分岐点付近で登山道は緩やかになり、樹林帯を進むと山頂(三角点)に到着。 三角点のある山頂は樹林に囲まれ展望はありませんが、頂上標はこちらにあります。 登っても景色は変わらないあまり意味のない展望台があります。 山頂(三角点)から10分ほど進むと恵那山山頂避難小屋と水洗トイレがあります。 避難小屋はとてもキレイです。水洗トイレはこの時季使用不可でした。 避難小屋からさらに10分ほど進んだところが2191mの最高点となり祠があります。 |
写真
感想
無雪期に東京から赴くにはその距離に対して実がなかなか見合わないような、
何となく敬遠していた恵那山。
こういう山は積雪期に、との思いがあり、
この三連休は強い冬型で太平洋側は風は強いですがよく晴れそう、
ということで行ってみることにしました。
当日、寒さのためか寝坊して予定よりも1時間遅れの出発。
7時前に林道に到着するも、最終民家から先は凍結した林道が続きます。
年末の塩見岳・鳥倉林道でスタックしたことがアタマをよぎり、
大事をとってここからのスタートとしました。
林道ゲート前にはクルマが1台だけ止まっていましたが林道には足跡がありません。
「登山の人のクルマじゃなかったのかな。こりゃラッセルだね」
と2人で話しながら広河原登山口へ。
本谷川を対岸に渡り九十九折を登り始めるとうっすら古いトレースが続きます。
そのトレースも3/10でなくなり、ここからラッセルの始まりです。
とはいえ、序盤は足首〜せいぜい膝下ラッセルのためツボ足で順調に進めましたが、
1700m付近の平坦地付近から雪の量がグッと増えます。
ここでワカンを付けてラッセル再開。
このルート、1716mを過ぎてから2058mまで続く尾根道が素晴らしかったです。
前方は広く突き上げるようにまっすぐ延びる白いライン。
左手には南アルプスの全貌が見え、振り返ると中央アルプス。
そして右手は樹林ですが、疎らな所では御嶽を望むことができます。
この辺りから風も強まり膝下〜膝上ラッセルとなりますが、
眺望に元気をもらい一歩ずつ着実に歩を進めます。
9/10付近で5〜6人のパーティーとすれ違いました。
話を聞くと、前日より入山していて途中テントを張ったとのこと。
トレースが無かったので、てっきりこの日の入山者は自分たちだけだと思ってましたが、
林道ゲートに止まっていたクルマはこのパーティーのものだったようです。
強風のため付けたトレースもすぐに消えてしまうようで、
9/10から山頂までは出来たてホヤホヤのトレースを利用させていただきラクさせてもらいましたが、
帰る時には自分たちとこのパーティーがトレースを付けたにも関わらず
特に2058m〜1716mの尾根ではすでに消えているところもありました。
山頂に到着後、避難小屋で最高点での眺望などを楽しんだ後、下山開始です。
広河原登山口まで戻ってくると2人組のパーティーが休憩しています。
ボクたちのトレースもすでに消えてしまっていたのでしょうか、
9時頃から登り始めたけどラッセルがキツくて撤退したとのことでした。
三連休にも関わらず、予想以上に人が入ってなくて、
静かな山歩きを楽しむことができました。
2014年・初の山行。
前日までの疲れで1時間ほど寝坊してしまう。
目覚ましを止めたのは私。
このままでは二度寝してしまう…と思いながら、また深い眠りに引き込まれてしまった。
danyamaに叩き起こされ、ぼーっとしながら支度をした。
そのせいで、ネックウォーマー、バラクラバ、ホッカイロ…
寒さをしのぐための大事なモノを家に置いたまま出てしまう。
気付いたときには車は走り出していて、引き返すわけにもいかない。
「まぁ、なんとかなるだろう」
と思ったけど、そんなことが許されないのが雪山。
天気はとても良かった。
風もなく暑いくらいだった。
ウェアのベンチレーターは全開。
ところが高度をあげるにつれて、徐々に風が強くなってきた。
当然寒さを感じるように。
歩いても歩いても寒くて、さらけ出したほっぺが痛い。
しかもラッセルで、ラクしてdanyamaの後ろを歩いていたら、どんどん体が冷えてきた。
ラッセルを変わらせてもらっても、冷えた体はいっこうにあたたまらなくなってしまった。
風が吹き付けるたびに、もう駄目〜と思った。
でも。
「新年初の山で山頂いけないなんてぜったいイヤだ!」
その思いで、とにかく無心になって前進、前進!!!
そして、ようやく尾根に出たらどーんとみえた景色。
南アルプスに中央アルプス、白と青の世界は最高〜!
相変わらず寒かったけど、元気をもらって再び前進。
山頂は誰もいなかった。
それほど眺望がないせいか、恵那山はこじんまりとした印象。
広々と景色がひらけた山頂もいいけど、こういうところも静かな気持ちになれていい。
ここでテント張ってゆっくり過ごしたいなって思った。
2014年の初山行。
寒さに負けそうになってしまったけど、気持ちのいい山行となった。
それにしても、忘れ物はぜったいしないようにしないと!
あらためて気持ちを引き締めて山にのぞまなくては、と心から思った。
danyamaさん komemameさん こんばんは
厳冬期の恵那山、ご苦労様でした。恵那山は頂上まで大シラビソの樹林帯が続くので、名古屋からは冬の時期でもあまり雪のないように見えます。
ところがどっこい、登ってみると2000m級の山だけありハードな山行です。
皆さん眺望がいま一つとか言いますが、南アルプスや、中央アルプス、御嶽、乗鞍が望めて僕は好きな山なんですが・・・・
ところで、写真が無茶苦茶きれいですね。臨場感が伝わってきました。
これからも素晴らしい景色を撮ってください。楽しみにしています。
sugi-chanさん
こんばんは。
ご訪問&コメント残していただきありがとうございます。
恵那山、sugi-chanさんのおっしゃる通り
登ってみるととても良い山でした。
記録にも書かせていただきましたが、
1716mピークから2058mの分岐点までの
絶景を堪能しながら広い尾根を登っていくのが特に印象的でした。
それにしても恵那山って名古屋から見えるんですね〜ビックリです。
また写真お褒めいただきありがとうございます。
自分にとっては写真を撮るのも山登りの楽しみの1つとなっていますので、
よろしければ、またご来訪いただき見てやってください。
こんばんは。
きれいな写真にみとれてしまいコメントさせていただいています。
恵那山おつかれさまでした。
同じ日に恵那山の東側の大川入山の登りました。
快晴で恵那山がよく見えました。
今期から雪山入門したばかりできれいな写真にも感動しました。
きれいな写真ばかりで冬の山への憧れが強くなりました。
私も恵那山は名古屋から見ています。
いつかは登りたいです。
これからもすてきな写真をみせてください。
どうもnurupoです(`・ω・´)
1月4.5日と恵那山山麓にあるスキー場行ってきましたが、1716M以降の尾根道が見えて自分も初めて広河原から恵那山へ行った時を思い出しました。
登山はじめた頃でしたか…11月雪が降ったばかりでまさかの雪で手袋持っていなくて寒い思いをしたけれど天気は良くてどれがどの山だか分からず素晴らしい展望の尾根道を歩いた事を思い出しました。
スキー場の頂上に展望地があります。展望地からの南アルプスを全部見渡せてとても良かったです。展望地から広河原や神坂へと行けるルートがありました。
恵那山はnurupoの家の近くの東三河を代表する本宮山からも見えます。
sachicoさん
こんにちは!
大川入山ってお恥ずかしながら初めて聞きました。
調べてみると中アの最南端の山で、なかなか端整な山容をしてますね。
山頂からの眺望は恵那山よりも良さそうですし。
この日は快晴の空と純白の雪とのコントラストを充分に堪能でき、
お互いに良かったですね!
あと半年近くはまだまだ楽しめますので、
雪山の魅力にどっぷりとハマってくださいませ(笑)
改めて地図を見ると名古屋に近くて、
中央道もこの辺りまで来ると完全に名古屋圏なのですね〜。
拙い記録ですが、これからもよろしければ見てやってください。
コメントありがとうございます!
nurupoさん
こんにちは!
恵那山、初めて登りましたが、とっても良かったです。
他のルートは分かりませんが、
広河原ルートだとやっぱりあの広い尾根ですよね。
それにしても恵那山は愛知の方にとって心の山なのですね〜。
園原ICも名古屋方面専用ですし(笑)
そうそう、nurupoさん最近スキーにおハマりになっているようで…。
BCを始められるのでしょうか?
ボクもBCががちょっと気になっているので、
nurupoさんの今後の動向に興味津々ですよ(笑)
コメントありがとうございます(`・ω・´)
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