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Yamareco

記録ID: 395471
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳

2014年01月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:57
距離
17.7km
登り
1,314m
下り
1,298m

コースタイム

美濃戸口P6:00−7:00美濃戸山荘7:10−7:50堰堤広場7:55−9:00赤岳鉱泉9:30
−11:30赤岩の頭11:40−12:00硫黄岳山頂12:10−12:25赤岩の頭12:40
−13:22赤岳鉱泉14:05−14:34堰堤広場14:40−15:03美濃戸山荘15:10
−15:57美濃戸口P−(もみの湯)
天候 快晴
気温:日中は各所にて−5〜−7℃程度
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口(八ヶ岳山荘)駐車場:1日500円
コース状況/
危険箇所等
メジャーなコースですので今更感もありますが、こんな感じでした。
コース全体、人も多く迷うようなところはありません。
(ただし、降雪直後でなく、好天気、休日に限る、です)

○駐車場
 三連休の中日でしたので、一番混んでいたと思われます。
 美濃戸口(八ヶ岳山荘)駐車場は午前5時前に着いた時にはほぼ満車。
 運よく何とか空いているスペースを見つけられました。
 前日からの車が多いように思われます。
 美濃戸は午前7時で赤岳山荘の駐車場はすでに満車。
 手前のやまのこ村の駐車場にあと数台分空きがあったぐらいです。

 しかし、どこへ行っても登山口の駐車場はいつも満杯。
 場所柄どこもそんなにスペースを拡張できるわけもなく、
 登山計画とは別に駐車場確保計画も必要な時代のようです。

○美濃戸口〜美濃戸
 林道をひたすら歩くのみ。
 と、思っていたのですが、行きは暗くて気づきませんでしたが、帰りに2ヶ所ほど
 ショートカットできる所がありました。
 黄色に蛍光色の旗(布)が目印です。

○美濃戸〜赤岳鉱泉
 堰堤広場まではこれまでと同じように林道歩きです。
 ここも2ヶ所ショートカットできるところがあり、目印はやはり蛍光色の旗です。
 春先には路面がアイスバーンとなるようですが、当日は歩きやすい雪でした。

 堰堤広場からやっと山らしくなります。
 北沢沿いに何度も橋を渡りますが特に問題となるような所もありません。
 雪のない時に比べて石や岩を気にすることもありませんので、とても歩きやすいです。
 赤岳鉱泉まではノーアイゼンでした。

○赤岳鉱泉〜赤岩の頭
 ここから本格的に山登りです。
 12本爪のアイゼン装着です。
 歩き初めてしばらくしてジョウゴ沢を渡ると赤岩の頭までジグザグのつづら折りに
 登っていきます。
 無雪期と違いショートカットの道もありますが、そこを登る人はいないようです。
 もっぱら下りの尻セード用になっているようでした。
 赤岩の頭の少し手前で森林限界となります。
 そこで装備を整えますが特にスペースがあるわけではありません。
 小生もここでストックをピッケルに持ち替えましたが、はたして本当にその必要は???。
 赤岩の頭はほぼ無風でした。
 ここまで来ると今まで樹間からのぞいていた阿弥陀岳、赤岳、横岳の南八つに加えて
 蓼科山や東西天狗岳、彼方に南北アルプスも姿を現します。
 みなさんゆっくりくつろいでいました。

○赤岩の頭〜硫黄岳山頂
 天気が良かったので歩く先が見えて楽しいです。
 ただし、だんだん風を感じるようになってきます。
 特別に危険というほどではありませんが慎重にローソク岩をまいて山頂です。
 山頂はこれまでと違ってほとんど雪がありません。
 それだけ風が強いということなのでしょう。
 当日はそれなりに風は吹いていましたが、多分いつもに比べたらそよ風程度だと
 思われます。ラッキーでした。
 それでも構えたカメラの手が動かされるほどでした。
 また、この山頂は広いので悪天(ホワイトアウト)時には方向感を失わない
 (コンパスで確認)ことが大切でしょう。
 (夏の晴天時に何度も来ていますが、それでも道を尋ねられることが何度もありました。)

 あくまでトレースがしっかりした好天時の記録です。
 これから行かれる方はあまり参考にしなでください。
暗い中をstartです
2014年01月12日 05:58撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/12 5:58
暗い中をstartです
暗い中で見るとちょっと幻想的
2014年01月12日 06:09撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 6:09
暗い中で見るとちょっと幻想的
ゆく川は絶えずして
(凍らず)しかも
元の水に非ず
2014年01月12日 08:20撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 8:20
ゆく川は絶えずして
(凍らず)しかも
元の水に非ず
姿は見えず
2014年01月12日 09:43撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 9:43
姿は見えず
阿弥陀さま
2014年01月12日 10:11撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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阿弥陀さま
樹林帯をいきます
2014年01月12日 10:36撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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樹林帯をいきます
見上げれば
2014年01月12日 10:36撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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見上げれば
青すぎる空と
雪のコントラスト
2014年01月12日 11:03撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 11:03
青すぎる空と
雪のコントラスト
見えてきた
2014年01月12日 11:08撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 11:08
見えてきた
樹氷の向うに赤岳
2014年01月12日 11:19撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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樹氷の向うに赤岳
赤岩の頭より蓼科山
2014年01月12日 11:31撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岩の頭より蓼科山
赤岩の頭より
赤岳、中岳、阿弥陀岳
2014年01月12日 11:33撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岩の頭より
赤岳、中岳、阿弥陀岳
赤岩の頭より横岳の稜線
2014年01月12日 11:33撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岩の頭より横岳の稜線
阿弥陀岳UP
2014年01月12日 11:33撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 11:33
阿弥陀岳UP
甲斐駒など
2014年01月12日 11:34撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 11:34
甲斐駒など
ローソク岩
2014年01月12日 11:56撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 11:56
ローソク岩
北アをバックに
2014年01月12日 12:05撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 12:05
北アをバックに
山頂より天狗など
2014年01月12日 12:06撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 12:06
山頂より天狗など
つい撮ってしまう爆裂火口
2014年01月12日 12:07撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 12:07
つい撮ってしまう爆裂火口
山頂より横岳、赤岳
2014年01月12日 12:10撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 12:10
山頂より横岳、赤岳
赤岳UP
2014年01月12日 12:10撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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赤岳UP
輝くシュカブラ
2014年01月12日 12:26撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 12:26
輝くシュカブラ
山頂より峰の松目
2014年01月12日 12:27撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/12 12:27
山頂より峰の松目
赤岩の頭より
2014年01月12日 12:27撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 12:27
赤岩の頭より
赤岳鉱泉名物は
2014年01月12日 14:02撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 14:02
赤岳鉱泉名物は
まさしくアイスキャンディー
2014年01月12日 14:03撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 14:03
まさしくアイスキャンディー
林道もこう見るとなかなか良いかも
2014年01月12日 15:47撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 15:47
林道もこう見るとなかなか良いかも
帰ってきました
2014年01月12日 15:57撮影 by  u830,S830 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/12 15:57
帰ってきました
撮影機器:

感想

「雪の赤岳が観たい」
小生は寒がりである。
因みに暑がりでもあり、ぬるま湯生活を得意としている。
なので、冬は雪山を登るのではなく、雪を冠った山を観るのが好き。
冬は寒いし、装備も多くて重くなる。
行動時間も短い。

そんな小生が雪の赤岳を観たくなった。
候補は西岳、編笠山、硫黄岳。
三連休の天気予報をにらみながら硫黄に決定。

「歩く?」
美濃戸まで行くか。美濃戸口から歩くか。
いつもは当然美濃戸まで車。
美濃戸から歩いたのはもう30年も昔。
歩いて楽しい道でもないし。
そこで何故か湧き出てくる天邪鬼な性格。
今回は美濃戸から。
でもやっぱり楽しい道ではなかった。

「体力不足」
今に始まったわけではないけれど、特にここ数か月はハイキング程度ばかりであまり歩いていない。
基礎体力がなく常に「慣れ」だけで誤魔化していた身には堪えた。
本来、硫黄は赤岳鉱泉からが登山なのに赤岳鉱泉到着時にはすでに足にきていた。何故か右足の太もも。
一瞬鉱泉で酒飲んで帰ろうかと不純な考えが頭をよぎる。
えっ、でも帰りは車。
駄目だ。呑むのもままならない。
それにこんな良い天気。何度もチャンスがあるわけでもないし。
とりあえずゆっくり休憩して行けるところまでと思い鉱泉発。
(ただ、過去の経験から「行けるところまで」と思えるときは目的地まで行くのは自分が一番良く知っている。)
しかし時間かかりすぎ。
まぁ、帰る時間を逆算すると堰堤広場からは林道なので暗くなるまでに堰堤広場に戻れれば良いので余裕はあったし、この雪なら下りはそれなりの速さで下れる自信はあったのだが。

「雪の赤岳」
絶景。
と言いたいところだけれど・・・。
太陽の位置が・・・。
ん〜、そこまでは考えいなかった(^^;
富士山ビューの経験が活かされていないのがちょっと哀しい。
と実際は書くほどではなくそれなりに充分満足。
それでも山頂ではやはり風に負けてデジイチを取り出すこともなくコンデジが精一杯。
下りてから考えればほとんど無風の赤岩の頭でゆっくり撮ることもできたのに。
まぁ、デジイチとコンデジ、デジイチだから良く撮れる自信もないのだけれど。

「下り」
堰堤広場までは気持ち良く飛ばせた。
因みに前転1回、尻もち1回はご愛嬌。
堰堤広場からは飽きた。

赤岩の頭から鉱泉までのつづら折りはところどころショートカットで尻セードできるところがあるのだがどうなんだろう。
あれだけ圧雪されると春を待っている雪の下の植物たちは相当なダメージを受けているのではないだろうか。
因みに尻セードをしている人のほとんどは道はショートカット出来ても、時間はショートカットできていなかったと思う。

「結論」
楽しかった。
1時半起きの甲斐があったかな。
やっぱり山は天気次第。
禁煙、節酒を検討すべし。

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コメント

遅ればせながら
keith-kさん、本年もよろしくお願い致します。

青い空と白銀のコントラストに魅了され、
冬山登山に興味津々で目下いろいろと準備中です。

昨夏に一度トレースした八ヶ岳の冬景色を眺めに
近々チャレンジしようかと思っていますが、
体力、技量ともに不安がいっぱいです。

今回のレコ、詳細なコース状況とともに心情的な面も絶妙に表現され、
とても素晴らしいアドバイス書です、参考にさせて頂きます。

先ずは北横岳スノーハイクを計画中です。(baseman)
2014/1/16 17:23
山には様々な魅力が
basemanさん、こちらこそよろしくお願いします。

正直なところ冬山(雪があってもなくても)はあまり得意としていません。
なにせ寒いですから

ただ季節ごと、時間ごと、天気ごとの違う魅力に楽しく誘惑されてます。

北横岳、いいですよ。
楽して安全に雪山気分を味わわせてくれるので小生は大好きです。

basemanさんも雪山講習に参加して準備万端のようですから是非楽しんできてください。
2014/1/16 23:18
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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