硫黄岳
- GPS
- 09:57
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
−11:30赤岩の頭11:40−12:00硫黄岳山頂12:10−12:25赤岩の頭12:40
−13:22赤岳鉱泉14:05−14:34堰堤広場14:40−15:03美濃戸山荘15:10
−15:57美濃戸口P−(もみの湯)
天候 | 快晴 気温:日中は各所にて−5〜−7℃程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
メジャーなコースですので今更感もありますが、こんな感じでした。 コース全体、人も多く迷うようなところはありません。 (ただし、降雪直後でなく、好天気、休日に限る、です) ○駐車場 三連休の中日でしたので、一番混んでいたと思われます。 美濃戸口(八ヶ岳山荘)駐車場は午前5時前に着いた時にはほぼ満車。 運よく何とか空いているスペースを見つけられました。 前日からの車が多いように思われます。 美濃戸は午前7時で赤岳山荘の駐車場はすでに満車。 手前のやまのこ村の駐車場にあと数台分空きがあったぐらいです。 しかし、どこへ行っても登山口の駐車場はいつも満杯。 場所柄どこもそんなにスペースを拡張できるわけもなく、 登山計画とは別に駐車場確保計画も必要な時代のようです。 ○美濃戸口〜美濃戸 林道をひたすら歩くのみ。 と、思っていたのですが、行きは暗くて気づきませんでしたが、帰りに2ヶ所ほど ショートカットできる所がありました。 黄色に蛍光色の旗(布)が目印です。 ○美濃戸〜赤岳鉱泉 堰堤広場まではこれまでと同じように林道歩きです。 ここも2ヶ所ショートカットできるところがあり、目印はやはり蛍光色の旗です。 春先には路面がアイスバーンとなるようですが、当日は歩きやすい雪でした。 堰堤広場からやっと山らしくなります。 北沢沿いに何度も橋を渡りますが特に問題となるような所もありません。 雪のない時に比べて石や岩を気にすることもありませんので、とても歩きやすいです。 赤岳鉱泉まではノーアイゼンでした。 ○赤岳鉱泉〜赤岩の頭 ここから本格的に山登りです。 12本爪のアイゼン装着です。 歩き初めてしばらくしてジョウゴ沢を渡ると赤岩の頭までジグザグのつづら折りに 登っていきます。 無雪期と違いショートカットの道もありますが、そこを登る人はいないようです。 もっぱら下りの尻セード用になっているようでした。 赤岩の頭の少し手前で森林限界となります。 そこで装備を整えますが特にスペースがあるわけではありません。 小生もここでストックをピッケルに持ち替えましたが、はたして本当にその必要は???。 赤岩の頭はほぼ無風でした。 ここまで来ると今まで樹間からのぞいていた阿弥陀岳、赤岳、横岳の南八つに加えて 蓼科山や東西天狗岳、彼方に南北アルプスも姿を現します。 みなさんゆっくりくつろいでいました。 ○赤岩の頭〜硫黄岳山頂 天気が良かったので歩く先が見えて楽しいです。 ただし、だんだん風を感じるようになってきます。 特別に危険というほどではありませんが慎重にローソク岩をまいて山頂です。 山頂はこれまでと違ってほとんど雪がありません。 それだけ風が強いということなのでしょう。 当日はそれなりに風は吹いていましたが、多分いつもに比べたらそよ風程度だと 思われます。ラッキーでした。 それでも構えたカメラの手が動かされるほどでした。 また、この山頂は広いので悪天(ホワイトアウト)時には方向感を失わない (コンパスで確認)ことが大切でしょう。 (夏の晴天時に何度も来ていますが、それでも道を尋ねられることが何度もありました。) あくまでトレースがしっかりした好天時の記録です。 これから行かれる方はあまり参考にしなでください。 |
写真
感想
「雪の赤岳が観たい」
小生は寒がりである。
因みに暑がりでもあり、ぬるま湯生活を得意としている。
なので、冬は雪山を登るのではなく、雪を冠った山を観るのが好き。
冬は寒いし、装備も多くて重くなる。
行動時間も短い。
そんな小生が雪の赤岳を観たくなった。
候補は西岳、編笠山、硫黄岳。
三連休の天気予報をにらみながら硫黄に決定。
「歩く?」
美濃戸まで行くか。美濃戸口から歩くか。
いつもは当然美濃戸まで車。
美濃戸から歩いたのはもう30年も昔。
歩いて楽しい道でもないし。
そこで何故か湧き出てくる天邪鬼な性格。
今回は美濃戸から。
でもやっぱり楽しい道ではなかった。
「体力不足」
今に始まったわけではないけれど、特にここ数か月はハイキング程度ばかりであまり歩いていない。
基礎体力がなく常に「慣れ」だけで誤魔化していた身には堪えた。
本来、硫黄は赤岳鉱泉からが登山なのに赤岳鉱泉到着時にはすでに足にきていた。何故か右足の太もも。
一瞬鉱泉で酒飲んで帰ろうかと不純な考えが頭をよぎる。
えっ、でも帰りは車。
駄目だ。呑むのもままならない。
それにこんな良い天気。何度もチャンスがあるわけでもないし。
とりあえずゆっくり休憩して行けるところまでと思い鉱泉発。
(ただ、過去の経験から「行けるところまで」と思えるときは目的地まで行くのは自分が一番良く知っている。)
しかし時間かかりすぎ。
まぁ、帰る時間を逆算すると堰堤広場からは林道なので暗くなるまでに堰堤広場に戻れれば良いので余裕はあったし、この雪なら下りはそれなりの速さで下れる自信はあったのだが。
「雪の赤岳」
絶景。
と言いたいところだけれど・・・。
太陽の位置が・・・。
ん〜、そこまでは考えいなかった(^^;
富士山ビューの経験が活かされていないのがちょっと哀しい。
と実際は書くほどではなくそれなりに充分満足。
それでも山頂ではやはり風に負けてデジイチを取り出すこともなくコンデジが精一杯。
下りてから考えればほとんど無風の赤岩の頭でゆっくり撮ることもできたのに。
まぁ、デジイチとコンデジ、デジイチだから良く撮れる自信もないのだけれど。
「下り」
堰堤広場までは気持ち良く飛ばせた。
因みに前転1回、尻もち1回はご愛嬌。
堰堤広場からは飽きた。
赤岩の頭から鉱泉までのつづら折りはところどころショートカットで尻セードできるところがあるのだがどうなんだろう。
あれだけ圧雪されると春を待っている雪の下の植物たちは相当なダメージを受けているのではないだろうか。
因みに尻セードをしている人のほとんどは道はショートカット出来ても、時間はショートカットできていなかったと思う。
「結論」
楽しかった。
1時半起きの甲斐があったかな。
やっぱり山は天気次第。
禁煙、節酒を検討すべし。
keith-kさん、本年もよろしくお願い致します。
青い空と白銀のコントラストに魅了され、
冬山登山に興味津々で目下いろいろと準備中です。
昨夏に一度トレースした八ヶ岳の冬景色を眺めに
近々チャレンジしようかと思っていますが、
体力、技量ともに不安がいっぱいです。
今回のレコ、詳細なコース状況とともに心情的な面も絶妙に表現され、
とても素晴らしいアドバイス書です、参考にさせて頂きます。
先ずは北横岳スノーハイクを計画中です。(baseman)
basemanさん、こちらこそよろしくお願いします。
正直なところ冬山(雪があってもなくても)はあまり得意としていません。
なにせ寒いですから
ただ季節ごと、時間ごと、天気ごとの違う魅力に楽しく誘惑されてます。
北横岳、いいですよ。
楽して安全に雪山気分を味わわせてくれるので小生は大好きです。
basemanさんも雪山講習に参加して準備万端のようですから是非楽しんできてください。
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