木曽駒ケ岳〜空木岳〜南駒ケ岳〜越百山 中央アルプス縦走
- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,786m
- 下り
- 3,342m
コースタイム
9/10 6:00宝剣山荘−6:20宝剣岳−10:10檜尾岳−11:40熊沢岳−14:10東川岳−14:50木曽殿山荘
9/11 6:00木曽殿山荘−7:10空木岳−7:10空木岳−9:30南駒ケ岳−11:00仙崖嶺−12:30越百山−13:40越百山−18:30伊奈川ダム登山口
天候 | 9/9 曇り後晴れ。 9/10 晴れ。 9/11 晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
千畳敷駅に登山ポスト有り。ホテル千畳敷で飲食、売店、トイレ有り。 下山箇所の伊奈川ダム登山口駐車場は何も無く、携帯電話も不通。 国道19号線まで車で30分程かかる。 越百小屋からタクシーの手配をしてもらうのがベスト。 |
写真
感想
昨年は、千畳敷登山口−木曽殿山荘−空木岳−菅ノ台の一泊二日の初めての山小屋泊まりの縦走登山を行い、調子に乗り、今年は、千畳敷登山口−木曽駒ケ岳−宝剣岳−空木岳−南駒ケ岳−越百山−伊奈川ダム登山口の中央アルプス全縦走計画を立てた。
まず問題なのは、菅ノ台駐車場から伊奈川ダム登山口駐車場に行くわけで、問題は伊奈川ダム登山口駐車場に下山してからの交通手段。どのような手段で菅ノ台駐車場に戻ればよいのか? そんな時、ひらめいた! 嫁に行った娘が暇そうにしている。すぐに相談してみたらOKの返事。 早速、山小屋の手配、まず要予約の木曽殿山荘を10日に予約、次に宝剣山荘を9日に予約、最後に越百小屋に連絡したが11日土曜日で満員でNG!なんてこった! 木曽殿山荘の主に電話をし事情を話し相談してみたら、キツイけど一日で伊奈川ダム登山口まで行けない距離ではないということなので、三泊四日の計画を二泊三日に変更。娘のカーナビに伊奈川ダム登山口を登録、9日に菅ノ台駐車場まで送らせ、11日の17時に伊奈川ダム登山口駐車場に迎えに来る段取りで交通手段は一件落着。
しかし前日の8日に、台風9号が中央アルプス直撃コース、なんてこった!しかし幸いにも熱帯低気圧に変わり過ぎ去った。
予約をしている山小屋からの連絡も無いので決行することにし、娘に菅ノ台駐車場に送ってもらったが、ここで帰すのも可哀想なのでバスとロープウエイを乗り継ぎ、娘と千畳敷まで行き、ホテル千畳敷で昼食を済ませ八丁坂登り口まで一緒に歩き、三日後の17時に伊奈川ダム登山口駐車場に迎えに来てくれることを頼み、ここでお別れ。
台風の影響で晴れてはいるが雲が多く風もあり、この季節にしては涼しく快適だ。
宝剣山荘にチェックイン?し、荷物を置き水を持って木曽駒ケ岳へのピストン。宝剣山荘にカメラ忘れた!まあいいか本番は明日からだから。
宝剣山荘に戻り早速生ビールを一杯飲み干し、部屋に戻ると今夜同室となる一人の男性が居られ、お互い挨拶をし夕食の時間まで話をしていた、このお方は百戦練磨の山の達人で、色々な山の話を聞かされ初心者の私には大変勉強になりました。
明日は木曽殿山荘で宿泊し、空木岳から菅ノ台に下りる予定だそうです。私も同じ木曽殿山荘なのでよろしくお願いします。
夕食は、ご飯、吸い物、サラダ、カニクリームコロッケ、煮物、フルーツ。 朝食は、ご飯、味噌汁。焼き魚、ウイクナー、ひじき、味付けのり、フルーツ。結構豪華で美味しかったです。登山客は50人程いましたが、一部屋を2人で泊まることができ快適に就寝できました。
翌朝、同室の男性に起こされ御来光を見に行こうと誘われ、カメラを片手に外に飛び出したが、どこから日が昇るのかも分からず明るい方角を見ていたが、山荘から東の伊那前岳の影となり御来光を見ることはできなかった。しかし雲一つない晴天である。
早々に朝食をいただき、二日目、木曽殿山荘を目指し出陣。宝剣山荘を出発して天狗岩を横目にいきなりクサリ場、20分程で宝剣岳に到着。これから三ノ沢岳分岐までクサリ場の連続で危険地帯、慎重に行動をする。三ノ沢岳分岐まで来れば後は稜線歩き。台風一過のおかげか雲一つない晴天で、西側からの風が心地良い。極楽平から先は登山者の姿もほとんど無く、貸切状態だ。たまに追い抜かれるが追い越すことは一度もない、どこの山に行っても?。
檜尾岳、大滝山、熊沢岳、東川岳のピークを登り下りの連続、熊沢岳手前の一枚岩のトラバースは肝を冷やす。
東川岳からの空木岳は絶景だ。明日向かう空木岳をはじめ赤梛岳、南駒ケ岳もはっきり見える。ここから木曽殿山荘に下降するが、昨年より登山道が荒れている。地図では20分と記載されていたが40分もかかった。
木曽殿山荘にチェックイン?し、まずは缶ビールを飲み干す。2缶目は外で空木岳を見ながら飲み干す。午後四時も過ぎると急に気温が下がって来たので、日本酒を片手に見も知らずの登山者と山談義、そういえば昨日の男性はどこにいるのかな?
夕食時、昨日の男性と同じテーブル席となった。今日の山行話でもと思ったが、普通は4人程のテーブルに8人座りギュウギュウ詰めの密着状態での夕食となり早々に食事を済ませその場から退避。夕食は昨年と同で、おでんと炊き込みご飯。おでんはよくスパーなどで売られている200円程度の調理済みの保存の効く物と同じやつ。食事が終わると、二階の大部屋に全員呼ばれ、主から一人一人寝床の場所を指定される。70cm幅の専用布団で隙間なく敷かれてしる。寝返りをするにも隣の人に気を配らなくては行けない状態。昨夜の男性とは離れ離れとなり、すでに布団に入り寝ている様子。消灯前だが私も就寝することにする。
翌朝5時10分頃、照明が点灯。主が大きな声で朝食の用意ができたので昨夜と同じ場所で食事をして下さい。の声で皆起こされゴソゴソと身の回りを片付けていると、主がまた大きな声で味噌汁が冷えるので早く食事を済ませて下さい。少し怒り気味な口調で言っている。それを聞いて皆、急いで下に降り食事をしている。内容は白飯、味噌汁、漬物、味付けのり、後は覚えていない。
6時、今日は三日目の最終日、長い距離を歩くので水を3リットル持参しての出陣。今日も快晴で心地よい風が吹いている。
7時、空木岳に到着、雲海が広がり絶景の眺め、まだ先は長いので早々に出発。9時30分南駒ケ岳に到着。11時頃、仙崖嶺を通過、かなりの危険地帯慎重に行動。仙崖嶺を抜け越百山のなだらかな稜線が見え一安心。12時30分、仙崖嶺に手こずり予定より30分遅れで越百山に到着。ここから一気に標高差1500m程を下降する。娘が17時に伊奈川ダム登山口駐車場に迎えに来ているはず。越百山から15分も降れば樹林帯の中に入り蒸し暑く汗が吹き出す。越百小屋を横目にどんどん下る。3リットル持参した水が後、0.5リットル、越百小屋で補充しとけば良かったと後悔したが、途中に水場があるのでそこまで節約、標高が下がるたびに、どんどん気温が上がり体力を消耗する。又、疲労と膝の痛みが出初めて足が限界に達して、一度休憩に座ったら、立てない程の状態になったが歩くしかない。途中水場で喉をうるおし、水を補給したが、まだまだ先は長い、やっとの思いで林道に出た。後、林道を1時間程歩けばゴールだ、林道は登山道と違い歩きやすい。17時30分、伊奈川ダム登山口駐車場に到着、娘が迎えに来てくれていた。娘の旦那も、私の妻も一緒だ。暇だつたのか? 心配したのか? とにかく無事に下山することができ、帰路についた。
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