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Yamareco

記録ID: 4006911
全員に公開
雪山ハイキング
金剛山・岩湧山

ダイヤモンドトレール 関屋駅から槙尾山バス停へ

2022年02月17日(木) [日帰り]
 - 拍手
KZ その他1人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
16:59
距離
48.9km
登り
3,454m
下り
3,251m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
15:21
休憩
1:38
合計
16:59
距離 48.9km 登り 3,454m 下り 3,258m
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17:03
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17:03
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ 
朝は風が強かったです。当日は降雪ほぼありませんでしたが、前日に霰や雪が降ったようでした。
過去天気図(気象庁) 2022年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
関屋駅00:00着の電車でアプローチ
帰りは17:35発 槙尾山バス停 オレンジバス
コース状況/
危険箇所等
二上山周辺は霰のあとが多いです。コースのほとんどは積雪、トレースありです。大和葛城山の下り、および、施福寺の下りは凍結している箇所が多く、軽アイゼン等があると安心できると思います。
その他周辺情報 山頂周辺のトイレは凍結しているので注意です。
起点碑です。終点碑は写真撮り忘れました…
2022年02月17日 00:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/17 0:39
起点碑です。終点碑は写真撮り忘れました…
コースのほとんどはこんな感じの積雪でした。
2022年02月17日 10:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/17 10:29
コースのほとんどはこんな感じの積雪でした。
岩湧山頂上からの写真です。歩いてきたトレイルが見えます。
2022年02月17日 14:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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岩湧山頂上からの写真です。歩いてきたトレイルが見えます。

感想

 コロナ感染者の増加により計画していた泊まりの山行が中止となり、この機会に以前から狙っていた「ダイヤモンドトレール」の1日踏破を目指しました。想定していたコースタイムは倍率0.65ぐらいだと考えて、およそ17時間としました。そのため、電車の始発を使っても帰りのバスの時間(17:35発)に間に合わないので、終電間際の電車(00:00着)を利用したスタートとしました。
 初め、二上山まではアップダウンと平坦の道の繰り返しです。いつもの六甲山にはアップダウンが多くないので、なんだか新鮮な気分です。登山口から二上山までの標高差自体は少ないものの、動き始めということもあり、このアップダウンで体力を奪われました。道には霰が落ちており野生動物の気配も多くしたような気がしました。そして、まだ体が闇に慣れていないので、自然の物音にビクビクしながら進むこととなります。
 竹の内峠までの下りはトレイルが狭く鬱蒼としており、例えるならば「恐怖の森」のようでした。いつあの白いやつが出てきてもおかしくなかったと思います。暗闇を進むのは慣れておらず非常に怖いです。350ルーメンを誇るBDのスポットが大活躍でした。
 次は大和葛城山を目指しますが、段々と雪が深くなっていきます。まだ2時なので余裕で暗いです。大和葛城山の直下の登りは地味にしんどいです。また、この頃からハイドレーションが段々と凍って飲めなくなっていきます。スポドリの凝固点降下でも耐えられませんでした。雪があるのはわかっていたのに、ハイドレを持ってきたのは失敗でした。さらに、単調な道のため段々と眠くなってきます。5時手前ぐらいで大和葛城山付近に到着です。奈良方面の夜景がきれいでした。大和葛城山の下りは石段で、凍結しています。アイゼンを持ってくるべきでした。
 5時45分、水越峠に着いた時、初めて登山者と遭遇しました。男性3人組です。たぶん、金剛山山頂でご来光を見に行くのでしょう。同時に、眠気がピークに達していました。何度も木を人と見間違え、あるはずのない茶屋や寺を森の中に見つけ、看板の文字が読めなくなっていきます。完全に幻覚を見ています。SAN値がかなり低下してきています。案の定、人はいないので、音楽を爆音で流すことで眠気を無理やり覚まします。はやく日の出が見たいです。
 7時40分ぐらいに、金剛山の自動販売機でお汁粉を飲みました。お汁粉はいつ飲んでも甘くて美味しいです。
 金剛山から紀美峠に向けてくだりますが、この下りがすごく長かったです。短くて緩いアップと平坦な道と下りを何度も繰り返していきます。看板には、紀見峠まで○kmと表示されているものの一向に短くならず、しんどくなってきます。そして、また眠気のピークが到来してペースも遅くなってきたので、ベンチに座って仮眠を取りました。同行者が隣にいるので、一生起きなくなる心配がなく安心して休憩しました。本能からか8分ほどで目を覚ましますが、嘘のようにこれまでの疲労が消えてペースが格段と上がります。ランナーズハイに近い状態になっていました。山頂からはだいたい3時間かけて、ようやく紀見峠着です。この時点で11時半、帰りのバスの時間までは残り6時間です。ゆっくりしている暇はないものの、特に焦る必要はないほどの時間でしたので、着実と足を進めることとします。
 砥石道分岐から岩湧三合目にかけては、今回のトレイル屈指の急登でした。しかし、地形図を見て、この急登さえ越えれば、あとはこれ以上の登りはないと確信していたので、それだけをモチベに登ります。根古峰に着いた時には、勝利を確信しました。そして、岩湧山に到着し、山頂から大阪平野を一望して今回のスタート地点を確認すると、つい漢泣きをしてしまいました。そこからは、地味に長い4 kmほどのくだりで、滝畑に到着です。ここでは、自販機の缶コーヒーを胃にぶち込みました。カフェインに強くないのに一気飲みしてしまい、動悸が激しくなり施福寺への登りで後悔することとなります。あとは、適度にアップダウンを繰り返し、17時03分、バス到着時刻の30分前に下山です!!

ダイヤモンドトレール踏破!!

 今回はダイトレ自体初めてで、あまり時間と気力に余裕がなかったので、山頂は巻きましたが、次回、挑戦することがあれば、山頂は通りたいですね。また、ダイトレは単調な道が多いと事前に把握していたものの、トレイルのほとんどで雪がついていたので、個人的にはかなり楽しめました。また、下山後、駅へと向かうバスで寝過ごしてしまい、目的の駅を通り過ぎて大阪と和歌山の県境まで来てしまいました。このバスが終電だったので、最寄りの駅まではタクシーか2時間の歩きです。しかし、タクシー会社は40分待ちだったので、疲労困憊の身体を引きずって帰ることとしました。一縷の望みでヒッチハイクをすると、なんと地元の親切な方が助けてくれました。消防団の方達だそうで、まさか下山後に救助されるとは思ってもみませんでした。とにかくめちゃくちゃ助かりました。ありがとうございました!

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