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Yamareco

記録ID: 401618
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積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

雪煙舞う厳冬の安達太良山 。雪の百名山は楽し!第4弾。

2014年02月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:30
距離
9.9km
登り
772m
下り
778m

コースタイム

奥岳温泉登山口8:30-馬車道旧道分岐9:00-勢至平分岐9:55-10:35くろがね小屋11:05-峰の辻11:50-12:15安達太良山山頂12:30-仙女平分岐12:50-13:15薬師岳みはらし台13:25-14:00奥岳温泉登山口
[登り]3時間45分 休憩50分含む 距離5.3km 標高差740m
[下り]1時間30分 休憩15分含む 距離4.3km
天候 奥岳登山口 8:30 快晴 気温−3℃ 風速3〜5m/s
安達太良山山頂 12:15 晴れ 気温−5℃ 風速20m/s前後
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
[往路]自宅(府中市)4:30-国立府中IC4:40-中央道、首都高、東北道(286km)-二本松IC7:40-R459、県道386(14km)-8:15あだたら高原スキー場 302km 3時間45分
 コンビニは、二本松ICからスキー場までに岳温泉街にファミリーマートが1軒あるのみ。スキー場手前3kmから積雪凍結、チェーン装着。
[復路]あだたら高原スキー場14:20-二本松IC14:50-国立府中IC17:50-18:00自宅 3時間40分
コース状況/
危険箇所等
道の状況、登山口から積雪1m程度あり、強風でトレースが消えており、踏み抜きに注意を要する。赤布の付いた竹竿を見落とさなければ、危険箇所は特にありません。登山ポストは、スキー場のパトロールセンターとくろがね小屋にあります。下山後の温泉は、車で10分の岳温泉。くろがね小屋近辺の源泉から8kmを引湯する酸性泉です。くろがね小屋の入浴料400円だが、日帰りでは風邪をひきそう。

○奥岳登山口→勢至平分岐→くろがね小屋  標高差390m 2時間05分(休憩15分含む)
 ゲレンデ下部右端の登山口から登り始め、橋を渡るとすぐに旧道と馬車道の分岐点。ここでアイゼンを着ける。勢至平分岐まで1m程度の積雪だがよく踏まれている。勢至平分岐からトレースが薄くなる。谷の北側をトラバースするように進む。プチラッセルの必要あり。
○くろがね小屋→峰の辻→安達太良山山頂 標高差350m 1時間10分(休憩10分含む)
 小屋から雪斜面の急登となるが、雪が締まっており、アイゼンが良く効く。峰の辻から頂上までの北側斜面の積雪は少ないが、強風で地吹雪の中を歩いているよう。ゴーグル、必要です。
○安達太良山山頂→薬師岳みはらし台→奥岳登山口 標高差740m 1時間30分(休憩10分含む)
 踏み跡少なく、スノーシューが無いと一歩毎に膝まで潜る。3回、腰まで沈みました。トレースはほとんどないが、赤布を頼りに迷うことなく下山できる。最後、ゲレンデに迷い込みましたが。
 
7時30分。東北道安達太良SAには安達太良山展望台が設置されてます。東側からの眺めは女性的な穏やかさです。とりあえず「あれが安達太良山」とつぶやいてみる。
2014年02月01日 07:23撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 7:23
7時30分。東北道安達太良SAには安達太良山展望台が設置されてます。東側からの眺めは女性的な穏やかさです。とりあえず「あれが安達太良山」とつぶやいてみる。
8時15分、あだたら高原スキー場無料駐車場に到着。3キロ手前で、チェーン装着。
2014年02月01日 08:16撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 8:16
8時15分、あだたら高原スキー場無料駐車場に到着。3キロ手前で、チェーン装着。
8時30分、スキー場のレンタルショップ、レストラン等の前を素通りし、奥岳登山口を出発。積雪、50cm〜1m。
2014年02月01日 08:34撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 8:34
8時30分、スキー場のレンタルショップ、レストラン等の前を素通りし、奥岳登山口を出発。積雪、50cm〜1m。
ゲレンデの脇を登り、橋を渡る。
2014年02月01日 08:48撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 8:48
ゲレンデの脇を登り、橋を渡る。
8時50分、旧道(登山道)と馬車道(林道)の分岐。アイゼン装着。馬車道に足跡が無いので、旧道へ。
2014年02月01日 08:52撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 8:52
8時50分、旧道(登山道)と馬車道(林道)の分岐。アイゼン装着。馬車道に足跡が無いので、旧道へ。
雪が柔らかく、ストックが簡単に全部刺さる。わかんかスノーシューが欲しい。
2014年02月01日 09:34撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 9:34
雪が柔らかく、ストックが簡単に全部刺さる。わかんかスノーシューが欲しい。
正面右に、箕輪山(1719m)、左に鉄山(1709m)を見ながらの雪上ハイキング。
2014年02月01日 09:43撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 9:43
正面右に、箕輪山(1719m)、左に鉄山(1709m)を見ながらの雪上ハイキング。
左には、安達太良山の乳首(1700m)、篭山(1548m)、矢筈森(1673m)。雪煙が舞うのが見える。
2014年02月01日 09:43撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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左には、安達太良山の乳首(1700m)、篭山(1548m)、矢筈森(1673m)。雪煙が舞うのが見える。
シュカブラ(風紋)が美しい=風が強い。勢至平分岐からくろがね小屋へのコースはトレースが薄い。皆さん、峰の辻経由で山頂を目指すようです。
2014年02月01日 10:00撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 10:00
シュカブラ(風紋)が美しい=風が強い。勢至平分岐からくろがね小屋へのコースはトレースが薄い。皆さん、峰の辻経由で山頂を目指すようです。
プチラッセルの後、くろがね小屋が見えた。小屋は、カール状の地形の下部にあり、鉄山、馬ノ背を見上げる位置にある。
2014年02月01日 10:25撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 10:25
プチラッセルの後、くろがね小屋が見えた。小屋は、カール状の地形の下部にあり、鉄山、馬ノ背を見上げる位置にある。
10時35分、くろがね小屋に到着。入口が半分、雪に埋もれている。本日着用のダウンは、30年前に買ったマウンテンイクイップメントのアコンカグア。氷点下でも暑い。
2014年02月01日 10:34撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 10:34
10時35分、くろがね小屋に到着。入口が半分、雪に埋もれている。本日着用のダウンは、30年前に買ったマウンテンイクイップメントのアコンカグア。氷点下でも暑い。
小屋のシンボル、鉄の鐘。暖房料、200円。入浴料は400円。
2014年02月01日 10:37撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 10:37
小屋のシンボル、鉄の鐘。暖房料、200円。入浴料は400円。
ダルマストーブが登山者を暖かく迎え入れてくれる。通年営業の山小屋は、有難い。山渓1月号、BS-TBSで見た名物管理人の佐藤敏夫さんに会えました。今年、定年とのこと、長い間ありがとうございました。
2014年02月01日 10:43撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 10:43
ダルマストーブが登山者を暖かく迎え入れてくれる。通年営業の山小屋は、有難い。山渓1月号、BS-TBSで見た名物管理人の佐藤敏夫さんに会えました。今年、定年とのこと、長い間ありがとうございました。
「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る。ああ、自然よ...」高村光太郎 道程
強風で、トレースがすぐに消えます。
2014年02月01日 11:41撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 11:41
「僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る。ああ、自然よ...」高村光太郎 道程
強風で、トレースがすぐに消えます。
11時45分、峰の辻から見る乳首(安達太良山山頂)。風で氷雪が顔にあたり、あまりにも痛いので、ノーブラ、ヤッホーと叫んでみる。
2014年02月01日 11:46撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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11時45分、峰の辻から見る乳首(安達太良山山頂)。風で氷雪が顔にあたり、あまりにも痛いので、ノーブラ、ヤッホーと叫んでみる。
山頂の北面をトラバース気味に登る。それにしても、風が強い。すれ違う登山者は、皆ヒマラヤ登山隊のよう。
2014年02月01日 12:00撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 12:00
山頂の北面をトラバース気味に登る。それにしても、風が強い。すれ違う登山者は、皆ヒマラヤ登山隊のよう。
12時15分、安達太良山(1700m)山頂。BCスキーヤーのお兄さんに撮ってもらいました。強風で標柱につかまっていないと飛ばされます。風のせいか、磐梯山、吾妻連峰等の眺望は無し。
2014年02月01日 12:21撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 12:21
12時15分、安達太良山(1700m)山頂。BCスキーヤーのお兄さんに撮ってもらいました。強風で標柱につかまっていないと飛ばされます。風のせいか、磐梯山、吾妻連峰等の眺望は無し。
薬師岳みはらし台経由で下山する。1時間半で唯一会った人の後ろ姿。パウダースノーの上を歩く。腰まで埋もれること3回。
2014年02月01日 13:00撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 13:00
薬師岳みはらし台経由で下山する。1時間半で唯一会った人の後ろ姿。パウダースノーの上を歩く。腰まで埋もれること3回。
13時15分、みはらし台。「この上の空がほんとうの空です。」曇り空ですけど。
2014年02月01日 13:11撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 13:11
13時15分、みはらし台。「この上の空がほんとうの空です。」曇り空ですけど。
薬師岳?後ろに、安達太良山(乳首山)。
2014年02月01日 13:13撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 13:13
薬師岳?後ろに、安達太良山(乳首山)。
薬師岳にも、鉄の鐘。11月30日に登った御嶽山(3067m)にも同じような鐘があった。八丁ダルミも強風でした。
2014年02月01日 13:14撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 13:14
薬師岳にも、鉄の鐘。11月30日に登った御嶽山(3067m)にも同じような鐘があった。八丁ダルミも強風でした。
四角い木箱と思いきや、五葉松平の標識でした。雪質が良すぎて、歩くには不向き。
2014年02月01日 13:30撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 13:30
四角い木箱と思いきや、五葉松平の標識でした。雪質が良すぎて、歩くには不向き。
赤布に従って下山していたら、ゲレンデ最上部に出てしまった。ひさびさのヒップソリで1000mをいっきに滑り降りる。
2014年02月01日 13:41撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 13:41
赤布に従って下山していたら、ゲレンデ最上部に出てしまった。ひさびさのヒップソリで1000mをいっきに滑り降りる。
14時。山頂から1時間30分で、ボーダーやスキーヤーで賑わう登山口に戻って来ました。30分前迄の孤独な雪中行軍が嘘のようです。
2014年02月01日 13:59撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 13:59
14時。山頂から1時間30分で、ボーダーやスキーヤーで賑わう登山口に戻って来ました。30分前迄の孤独な雪中行軍が嘘のようです。
百名山ボードに、くろがね小屋オリジナルの山バッジが、追加されました。
2014年02月01日 22:58撮影 by  SO-02C, Sony Ericsson
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2/1 22:58
百名山ボードに、くろがね小屋オリジナルの山バッジが、追加されました。
おまけ。安達太良山の上空に零戦を飛ばしてみました。
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おまけ。安達太良山の上空に零戦を飛ばしてみました。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
予備電池
1
1/25,000地形図
1
ガイド地図
1
コンパス
1
1
筆記具
1
ライター
1
ナイフ
1
保険証
1
飲料
1
ティッシュ
1
バンドエイド
1
タオル
2
携帯電話
1
計画書
1
雨具
1
防寒着
1
スパッツ
1
手袋
1
ストック
1
ビニール袋
3
替え衣類
2
ザックカバー
1
食器
1
水筒
1
時計
1
非常食
2
モバイルバッテリー
1
エマージェンシーシート
1
アイゼン12本爪
1
ピッケル
1
共同装備
コンロ
1
ファーストエイドキット
1
医薬品
1
ラジオ
1
スマホ
カメラ
1
スマホ
ポリタンク
1
1
チェーン
1

感想

 「雪煙舞う厳冬の安達太良山」は、1月25日(土)に放送されたBS-TBSの日本の名峰、絶景探訪からパクらせていただきました。表題どおり、山頂直下は津軽の地吹雪ツアーのようでした。頂上では、風速20m/s前後の強風で立ってられないほどでした。
 8時30分と遅めの登山開始の為、先行者のトレース、踏み跡をあてにしてましたが、勢至平分岐からくろがね小屋まではトレースも無く、ラッセルするはめになる。また、下山した薬師岳コースは、ゴンドラ(あだたらエクスプレス)が運行休止のせいか登山者が少なく、雪がフカフカで一歩ごと膝まで沈み体力消耗する上、3回も腰まで踏み抜きました。そんなこんなで、時間の短い日帰り登山で、雪山を充分堪能することができました。
 くろがね小屋の雰囲気は、いいですね。30分も休んでしまいました。その間、誰も来ず落ち着けました。しかし、本日は満員(50人)だそうです。名物管理人の佐藤さんに会えました。山小屋にも定年があるんですね。本当にお疲れ様でした。
 雪の百名山登山、仙丈ヶ岳、御嶽山、聖岳(敗退)、両神山、安達太良山と続きましたが、さて次はどこに登ろうか迷います。厳冬期に日帰りとなると、那須岳、赤城山、天城山あたりでしょうか?

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