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Yamareco

記録ID: 4065929
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

北蔵王小屋泊縦走

2022年03月09日(水) ~ 2022年03月10日(木)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:46
距離
18.1km
登り
1,812m
下り
705m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:49
休憩
0:39
合計
6:28
8:55
8
10:24
10:26
8
10:34
10:35
107
12:22
12:22
19
12:41
12:41
17
12:58
12:59
23
13:22
13:27
19
13:46
13:47
2
13:49
13:55
56
14:51
14:56
15
15:11
15:15
8
2日目
山行
6:04
休憩
0:33
合計
6:37
7:28
198
10:46
11:08
33
11:41
11:41
83
13:04
13:05
3
13:08
13:08
10
13:18
13:28
14
13:42
13:42
15
13:57
13:57
8
天候 おおむね晴れ。時々曇り・ガス。
微風-中風。
この日も暖かくなりましたが、厳冬期のようななんでも凍る心配はありませんでした。次の日(3月11日)から一気に気温が上昇して風も上がり、週明けから天気も崩れる予報だったので、直前にこの日程に決めました。
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
山交路線バス 山交ビル-関沢(640円)関沢バス停から登山口(冬季封鎖ゲート)までは5分程度。
ロープウェイ 地蔵山頂駅-蔵王山麓駅(1500円)
コース状況/
危険箇所等
関沢-笹谷峠-カケスガ峰:アイゼン+ワカンで。登山道が踏み固められているためアイゼンだけでも大丈夫。

カケスガ峰-雁戸山-南雁戸山:アイゼンのみ。蟻の戸渡り等急登があるのでアイゼン・ピッケル多用。南雁戸山付近は踏み抜きも結構ありました。冬も終わりに近づいていますね。

南雁戸山-八方平避難小屋-名号峰-熊野岳:アイゼン+ワカン。八方平から名号峰までは短いながらも急登が複数箇所あり、頻繁にワカンを外してアイゼンだけのほうが良かった。踏み抜き箇所も相当あったので(特に八方平避難小屋-名号峰の樹林帯)、横着して結局最後までワカンつけたままでした。

八方平周辺は標高差が少なくガスがかかっていたので、頻繁にGPSを確認しながら歩きました。

熊野岳-地蔵岳:たくさんの登山者が踏み固めているので踏み抜きもなく、アイゼンだけでも大丈夫。
バスで終点の関沢まで。そこからこの冬季封鎖ゲートまで約5分。ここでアイゼン・ワカンを装着して登山開始。
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バスで終点の関沢まで。そこからこの冬季封鎖ゲートまで約5分。ここでアイゼン・ワカンを装着して登山開始。
笹谷峠。有名な斎藤茂吉の石碑もありました。ふもとの雪原で遊んでいる人も。写真撮影でしょうか。
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笹谷峠。有名な斎藤茂吉の石碑もありました。ふもとの雪原で遊んでいる人も。写真撮影でしょうか。
カケスガ峰へ向けてひたすら歩く。暑い。
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カケスガ峰へ向けてひたすら歩く。暑い。
延々と樹林帯を登ります。上の方からは眺望も。ペースも上がらないのに発汗。
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延々と樹林帯を登ります。上の方からは眺望も。ペースも上がらないのに発汗。
カケスガ峰。素晴らしい眺望に一気にテンションが上がる!
蟻の戸渡りに黒ぐろと影が落ちてます。
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カケスガ峰。素晴らしい眺望に一気にテンションが上がる!
蟻の戸渡りに黒ぐろと影が落ちてます。
蟻の戸渡り・雁戸山、近づいてきました。
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蟻の戸渡り・雁戸山、近づいてきました。
アイゼン・ピッケルで登攀中。高所恐怖症なのでアドレナリン噴出。
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アイゼン・ピッケルで登攀中。高所恐怖症なのでアドレナリン噴出。
写真を見返しただけで手に汗が。やっている最中は生きた心地がしなかった。今回は登るだけなので本当に助かった。
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写真を見返しただけで手に汗が。やっている最中は生きた心地がしなかった。今回は登るだけなので本当に助かった。
散々弱音を吐きながら雁戸山への最後のアプローチ。
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散々弱音を吐きながら雁戸山への最後のアプローチ。
あまりの恐怖のため先に登ってもらいました。
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あまりの恐怖のため先に登ってもらいました。
ようやく。
南雁戸山、名号峰、熊野岳などこれから登る山が一望できました。
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南雁戸山、名号峰、熊野岳などこれから登る山が一望できました。
南雁戸山へ。
山頂。本日の最高峰。ここでワカンつけました。
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山頂。本日の最高峰。ここでワカンつけました。
今日の宿泊地八方平や明日歩く稜線ルートが見えます。
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今日の宿泊地八方平や明日歩く稜線ルートが見えます。
雁戸山・南雁戸山。よく頑張りました。
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雁戸山・南雁戸山。よく頑張りました。
八方平避難小屋入り口。有名な雪に埋もれた扉。除雪しなければ入れないのでショベルを持ってきました。
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八方平避難小屋入り口。有名な雪に埋もれた扉。除雪しなければ入れないのでショベルを持ってきました。
ちょっと開いた。小屋の中まで吹き溜まりが。
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ちょっと開いた。小屋の中まで吹き溜まりが。
小屋の中。引き戸なのでドアの裏側にもびっしり雪が吹き溜まっていました。開口部から随分離れている棚の上も吹き溜まり。
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小屋の中。引き戸なのでドアの裏側にもびっしり雪が吹き溜まっていました。開口部から随分離れている棚の上も吹き溜まり。
小一時間かけて小屋の中の雪を全部出しました。小屋にはダルマストーブがあり、持っていった灯油で温まりました。他の登山者はいなかったので、最前列を独占。
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小一時間かけて小屋の中の雪を全部出しました。小屋にはダルマストーブがあり、持っていった灯油で温まりました。他の登山者はいなかったので、最前列を独占。
日の出。
(同行者が)整理整頓してきれいになりました。広くて快適に過ごせました。ありがとうございました!
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(同行者が)整理整頓してきれいになりました。広くて快適に過ごせました。ありがとうございました!
二日目はガススタート。
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二日目はガススタート。
左側の視界がひらけた尾根多数。
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左側の視界がひらけた尾根多数。
こんなに広い場所もありますが、狭いルートも多数ありました。
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こんなに広い場所もありますが、狭いルートも多数ありました。
スキー場のようなルート。シュカブラ。
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スキー場のようなルート。シュカブラ。
シュカブラゲレンデ登ってます。
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シュカブラゲレンデ登ってます。
雪庇回廊。
雁戸山ほどではないですが、名号峰までは短い急登も頻発します。迷うことはない。
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雁戸山ほどではないですが、名号峰までは短い急登も頻発します。迷うことはない。
狭い箇所では雪庇を避けて、樹林帯を巻くと踏み抜き地獄という予想以上に体力を使いました。
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狭い箇所では雪庇を避けて、樹林帯を巻くと踏み抜き地獄という予想以上に体力を使いました。
景色の良い場所で休憩。
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景色の良い場所で休憩。
南雁戸山からここまで登ってきたルートが一望。
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南雁戸山からここまで登ってきたルートが一望。
暖かくなって、雪庇の上が割れてます。
右の木を嫌ったあげく踏み抜いてクラックにハマりました。ピッケルを刺して落ちきらずにすみましたが、疲労と好天で判断力が低下していました。写真ではわかりにくいですが、50センチぐらいの幅があります。
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暖かくなって、雪庇の上が割れてます。
右の木を嫌ったあげく踏み抜いてクラックにハマりました。ピッケルを刺して落ちきらずにすみましたが、疲労と好天で判断力が低下していました。写真ではわかりにくいですが、50センチぐらいの幅があります。
残雪期に入り雪もところどころ黒ずんでいるところもありましたが、こんなになめらかできれいな雪面もあります。
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残雪期に入り雪もところどころ黒ずんでいるところもありましたが、こんなになめらかできれいな雪面もあります。
名号峰山頂。庭のようなかわいい山頂で休憩。
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名号峰山頂。庭のようなかわいい山頂で休憩。
名号峰より刈田岳、熊野岳が一望できます。
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名号峰より刈田岳、熊野岳が一望できます。
熊野岳まで最後の長い上りの始まり。
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熊野岳まで最後の長い上りの始まり。
蔵王連峰の東斜面では、樹氷もそろそろ崩れかけてきています。
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蔵王連峰の東斜面では、樹氷もそろそろ崩れかけてきています。
熊野岳まで延々海老坂。遠くにゴールの地蔵山頂駅が見えました。
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熊野岳まで延々海老坂。遠くにゴールの地蔵山頂駅が見えました。
エビ地獄。
ようやく熊野岳山頂。ガス。
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ようやく熊野岳山頂。ガス。
今回縦走した雁戸、南雁戸、名号峰が見わたせました。色々ありましたが無事終わりが近づき感無量。
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今回縦走した雁戸、南雁戸、名号峰が見わたせました。色々ありましたが無事終わりが近づき感無量。
ゴールの地蔵山頂駅が見えました。
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ゴールの地蔵山頂駅が見えました。

感想

前回の南蔵王のときにやり残した北蔵王を一泊で縦走しました。
雁戸山の痩せ尾根は高所恐怖症には辛かった。半ベソです。
名号峰までの上りでもちょこちょこ傾斜がきつい場所があり、こんなにピッケルを多用したのも初めてでした。
南雁戸山の先から熊野岳避難小屋までは誰とも会わず、非日常満喫させてもらいました。冬期の泊まり縦走は充実感・達成感が素晴らしい。またやる。

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コメント

お疲れ様でした。南蔵王縦走から今回の北蔵王縦走の素晴らしいレコ、堪能して読まさせて頂きました。
八方平小屋内の除雪、大変ご苦労様でした。実は私が2週間前に泊まった時も小屋内は雪まみれでしたが、疲れ果てて除雪する気力がなく、小屋内の吹き溜まりから水を作るという最低の横着ぶりでした😅
八方平から名号峰、そして熊野岳までの道のりも大変だったと思います。大変お疲れ様でした。
素晴らしい山旅に拍手拍手です👏
2022/3/13 11:31
こちらこそいつも参考にさせてもらっています!
mooreeさんのルートは超人的なので、今回も「あの人、ここ(南雁戸東壁)上がってきたのか…」とドン引きしただけですが、八方平(小屋)周辺の状況や前回の芝草平の雪上泊も事前にmooreeさんのレコがあり大変助かりました。
小屋の除雪は二人だったので楽しくやれました。スイッチが入ったのは同行者ですが。。
私はポンコツ登山なので、どこかでお会いした際は超絶登攀技術を教えて下さい。
2022/3/13 18:24
プロフィール画像
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