広野ダムに車を置いてスタート。広野ダム周辺の山々は雪解けが進み,黒い山肌がまだらに見えている。
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広野ダムに車を置いてスタート。広野ダム周辺の山々は雪解けが進み,黒い山肌がまだらに見えている。
まだ雪深い岩谷林道を進む。ところどころ底雪崩が路上を覆っており,乗り越えながら進む(それほど危険な場面はない)。
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まだ雪深い岩谷林道を進む。ところどころ底雪崩が路上を覆っており,乗り越えながら進む(それほど危険な場面はない)。
雪解けが進んだ斜面から迸る山水。春の訪れを感じさせる光景だ。
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雪解けが進んだ斜面から迸る山水。春の訪れを感じさせる光景だ。
岩谷集落跡を越えたあたりで,越美国境稜線のP1144を目指すべく,適当な斜面から尾根に取りつく。まだ雪はつながっており,急登をワカンの爪を蹴り込みながら登っていく。
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岩谷集落跡を越えたあたりで,越美国境稜線のP1144を目指すべく,適当な斜面から尾根に取りつく。まだ雪はつながっており,急登をワカンの爪を蹴り込みながら登っていく。
やがて美しいブナの尾根に。
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やがて美しいブナの尾根に。
昨夜まで雪が降っていたらしく,霧氷が美しい。これくらいの標高の山では,これが今季見られる最後の霧氷になるかもしれない。
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昨夜まで雪が降っていたらしく,霧氷が美しい。これくらいの標高の山では,これが今季見られる最後の霧氷になるかもしれない。
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立派なブナも多く,予想以上に良い尾根。
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立派なブナも多く,予想以上に良い尾根。
林道では春の息吹を感じたのに,山の上はまだまだ雪と氷の世界だ。
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林道では春の息吹を感じたのに,山の上はまだまだ雪と氷の世界だ。
越美国境稜線のP1144mに登り上げた。残念ながら,まだガスが取れない。こちらは北方向,カイドウの尾から美濃俣丸方面。
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越美国境稜線のP1144mに登り上げた。残念ながら,まだガスが取れない。こちらは北方向,カイドウの尾から美濃俣丸方面。
こちらは南方向の眺め。
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こちらは南方向の眺め。
金ヶ丸谷の源頭部を横断して三周ヶ岳にダイレクトに取りつくため,適当な下降点を探しつつ稜線を南下。この辺りの越美国境稜線も,ブナが美しくとても良い雰囲気。
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金ヶ丸谷の源頭部を横断して三周ヶ岳にダイレクトに取りつくため,適当な下降点を探しつつ稜線を南下。この辺りの越美国境稜線も,ブナが美しくとても良い雰囲気。
ガスの流れるモノトーンのブナの森に心惹かれつつ,稜線を進んでいく。
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ガスの流れるモノトーンのブナの森に心惹かれつつ,稜線を進んでいく。
地図を見て,ここかなと思った箇所から金が丸谷の源頭部へとトラバース気味に下っていく。と,ガスが薄れ始め,霧氷のブナの森の向こうにちらりと青空が! 晴れてくれるといいなぁ。
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地図を見て,ここかなと思った箇所から金が丸谷の源頭部へとトラバース気味に下っていく。と,ガスが薄れ始め,霧氷のブナの森の向こうにちらりと青空が! 晴れてくれるといいなぁ。
金ヶ丸谷の源頭部に降り立った。流れは雪に深く埋もれ,静寂の雪の谷間となっている。金ヶ丸谷は何年か前に遡行したことがあるが,あまりにも風景が違い過ぎて,初めて来る場所のようだ。
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金ヶ丸谷の源頭部に降り立った。流れは雪に深く埋もれ,静寂の雪の谷間となっている。金ヶ丸谷は何年か前に遡行したことがあるが,あまりにも風景が違い過ぎて,初めて来る場所のようだ。
三周ヶ岳側の斜面に取りつく。なかなかの急登だが,こちらの斜面もブナが美しく,登りの辛さを忘れてしまうほど。
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三周ヶ岳側の斜面に取りつく。なかなかの急登だが,こちらの斜面もブナが美しく,登りの辛さを忘れてしまうほど。
おおっ,また青空が! 天候は回復に向かっているようだ。
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おおっ,また青空が! 天候は回復に向かっているようだ。
もうすぐ三周ヶ岳の稜線。なんだかスキー場のゲレンデのようなすっきりした斜面だ。
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もうすぐ三周ヶ岳の稜線。なんだかスキー場のゲレンデのようなすっきりした斜面だ。
振り返ると,横断してきた金ヶ丸谷の向こうに,越美国境稜線が見える。
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振り返ると,横断してきた金ヶ丸谷の向こうに,越美国境稜線が見える。
ついに三周ヶ岳の稜線に登り上げた。ガスにかすむ中,美しい雪稜となっているが…左側の樹林の様子からして,こりゃー相当,雪庇が出てるな。
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ついに三周ヶ岳の稜線に登り上げた。ガスにかすむ中,美しい雪稜となっているが…左側の樹林の様子からして,こりゃー相当,雪庇が出てるな。
こちらは南側(夜叉ヶ池方面)の様子。美しい雪稜が続く。
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こちらは南側(夜叉ヶ池方面)の様子。美しい雪稜が続く。
三周ヶ岳の山頂はすぐそこのはずなので,ガスにかすむ中を慎重に進む。どこからが雪庇なのかが判然とせず,大事を取ってかなり樹林側を進む。
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三周ヶ岳の山頂はすぐそこのはずなので,ガスにかすむ中を慎重に進む。どこからが雪庇なのかが判然とせず,大事を取ってかなり樹林側を進む。
ガスで真っ白でわかりにくくて恐縮ですが,巨大雪庇のアップ。やはり今年は雪が多いんだな…。
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ガスで真っ白でわかりにくくて恐縮ですが,巨大雪庇のアップ。やはり今年は雪が多いんだな…。
登ってきた稜線を振り返る。
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登ってきた稜線を振り返る。
三周ヶ岳山頂に到着。一番高いところは恐らく雪庇の上なので,その手前が山頂と言うことで。
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三周ヶ岳山頂に到着。一番高いところは恐らく雪庇の上なので,その手前が山頂と言うことで。
雪庇の隙間から覗く三周ヶ岳の東側斜面の様子。かなり急峻で,幾筋もの岩稜が剥き出しになっている。こりゃー落ちたらひとたまりもないな。
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雪庇の隙間から覗く三周ヶ岳の東側斜面の様子。かなり急峻で,幾筋もの岩稜が剥き出しになっている。こりゃー落ちたらひとたまりもないな。
さて,このまま三周ヶ岳の北東尾根へと進む。雪の北東尾根はどんな様子なのだろう。楽しみだ。
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さて,このまま三周ヶ岳の北東尾根へと進む。雪の北東尾根はどんな様子なのだろう。楽しみだ。
無雪期は,三周ヶ岳北東尾根の三周ヶ岳寄りの区間は発狂しそうなくらいの激藪なのだが,深い残雪に覆われた今の時期は,同じ場所と思えないほどすいすいと進める。
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無雪期は,三周ヶ岳北東尾根の三周ヶ岳寄りの区間は発狂しそうなくらいの激藪なのだが,深い残雪に覆われた今の時期は,同じ場所と思えないほどすいすいと進める。
おや,だいぶガスが取れてきた。これから進む三周ヶ岳北東尾根の眺め。
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おや,だいぶガスが取れてきた。これから進む三周ヶ岳北東尾根の眺め。
眼下の根洞谷の眺め。これから約2時間後,この谷の真ん中のあたりを渡渉するわけですが…
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眼下の根洞谷の眺め。これから約2時間後,この谷の真ん中のあたりを渡渉するわけですが…
目指す烏帽子山が見えた。
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目指す烏帽子山が見えた。
高丸の姿も。
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高丸の姿も。
三周ヶ岳を振りかえる。
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三周ヶ岳を振りかえる。
下っていく三周ヶ岳北東尾根の向こうに,美濃俣丸と大河内山の姿が。今日は誰か登っているかな。
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下っていく三周ヶ岳北東尾根の向こうに,美濃俣丸と大河内山の姿が。今日は誰か登っているかな。
以前,夏に三周ヶ岳北東尾根を歩いた際に,ブナの森が美しかったので,雪のある時に歩いたら綺麗だろうなと思っていたのだが,思った通り素晴らしい霧氷の森が続く。
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以前,夏に三周ヶ岳北東尾根を歩いた際に,ブナの森が美しかったので,雪のある時に歩いたら綺麗だろうなと思っていたのだが,思った通り素晴らしい霧氷の森が続く。
立派なブナの老木。
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立派なブナの老木。
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左右に深い谷を見下ろしつつ,時間が止まったかのような氷のブナの森を行く。
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左右に深い谷を見下ろしつつ,時間が止まったかのような氷のブナの森を行く。
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ブナの散歩道。
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ブナの散歩道。
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もうすぐP998mの手前の池の箇所というところで,雲がちぎれ,青空が見え始めた。
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もうすぐP998mの手前の池の箇所というところで,雲がちぎれ,青空が見え始めた。
もうすぐ池記号の箇所だ。一昨年の夏に来て以来。どんな風景だろうか。
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もうすぐ池記号の箇所だ。一昨年の夏に来て以来。どんな風景だろうか。
池の箇所に到着。…が,いかんせん雪が多すぎて,どこに池があるのか判然としないほど。この小さなくぼみが池の名残だと思うが…。もっと雪解けが進んだ頃に来たら,満々と水を湛えた池が見られたかもしれない。
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池の箇所に到着。…が,いかんせん雪が多すぎて,どこに池があるのか判然としないほど。この小さなくぼみが池の名残だと思うが…。もっと雪解けが進んだ頃に来たら,満々と水を湛えた池が見られたかもしれない。
さて,今度は根洞谷を横断して烏帽子山の北尾根に取りつくべく,池の箇所から直接,南へと小さな枝谷を下降していく(一昨年の夏に来た際に登り上げた枝谷だ)。
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さて,今度は根洞谷を横断して烏帽子山の北尾根に取りつくべく,池の箇所から直接,南へと小さな枝谷を下降していく(一昨年の夏に来た際に登り上げた枝谷だ)。
夏に来た時も感動したが,この枝谷沿いはトチノキの巨木がやたらと多い。
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夏に来た時も感動したが,この枝谷沿いはトチノキの巨木がやたらと多い。
これとか。
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これとか。
これとかね。
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これとかね。
根洞谷に向けて枝谷をどんどん下る。スキーで滑降したら気持ちよさそうな斜面だ。
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根洞谷に向けて枝谷をどんどん下る。スキーで滑降したら気持ちよさそうな斜面だ。
もうすぐ根洞谷,というところで,やっと谷割れが出てきてわずかに水流が見えた。春だねえ。ちょっとだけ水を補給。
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もうすぐ根洞谷,というところで,やっと谷割れが出てきてわずかに水流が見えた。春だねえ。ちょっとだけ水を補給。
ついに根洞谷の谷底に。両岸はまだまだ雪深く,雪の壁のようになっている。思ったより増水していなくて助かった。
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ついに根洞谷の谷底に。両岸はまだまだ雪深く,雪の壁のようになっている。思ったより増水していなくて助かった。
雪を割って流れる根洞谷。こんな時期に根洞谷に入り込む物好きはなかなかいないと思うので,貴重な光景と思われます。
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雪を割って流れる根洞谷。こんな時期に根洞谷に入り込む物好きはなかなかいないと思うので,貴重な光景と思われます。
さてさて,お楽しみの(?)渡渉タイム。渡渉の仕方には様々な流儀があるが,今回は裸足になって正統派の渡渉。当然,水は死ぬほど冷たいが,膝位の水深で助かった。対岸の雪壁を裸足のまま四つん這いになって這い登り,靴を履きなおして一息ついた。
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さてさて,お楽しみの(?)渡渉タイム。渡渉の仕方には様々な流儀があるが,今回は裸足になって正統派の渡渉。当然,水は死ぬほど冷たいが,膝位の水深で助かった。対岸の雪壁を裸足のまま四つん這いになって這い登り,靴を履きなおして一息ついた。
しかし,これがあの,夏には緑あふれんばかりの根洞谷とは…。渡渉でかじかんだ足の指をもぞもぞさせつつ,雪に埋もれた谷や,その間を黒々と流れる渓流をしばらく眺めていた。
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しかし,これがあの,夏には緑あふれんばかりの根洞谷とは…。渡渉でかじかんだ足の指をもぞもぞさせつつ,雪に埋もれた谷や,その間を黒々と流れる渓流をしばらく眺めていた。
谷間から見上げる空は,青空の割合が次第に多くなってきた。
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谷間から見上げる空は,青空の割合が次第に多くなってきた。
烏帽子山の北尾根に取りつき,登っていく。この尾根もブナやトチが美しい。
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烏帽子山の北尾根に取りつき,登っていく。この尾根もブナやトチが美しい。
尾根芯は時折雪が切れている箇所もあるが,そうした箇所は藪が薄くて意外と歩きやすい。もしかしたら無雪期も気持ちよく歩けるかもしれない。
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尾根芯は時折雪が切れている箇所もあるが,そうした箇所は藪が薄くて意外と歩きやすい。もしかしたら無雪期も気持ちよく歩けるかもしれない。
急登を登り上げ,緩斜面帯に乗った。烏帽子山はかつて東斜面に林道が敷設され伐採が入った(そのため,ぎふ100山からも外された)というイメージが強いが,この北尾根はどうやら伐採を免れたらしく,太いブナも散見される。
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急登を登り上げ,緩斜面帯に乗った。烏帽子山はかつて東斜面に林道が敷設され伐採が入った(そのため,ぎふ100山からも外された)というイメージが強いが,この北尾根はどうやら伐採を免れたらしく,太いブナも散見される。
次第に青空の面積が増え始めた。
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次第に青空の面積が増え始めた。
青空の下,気持ちいいブナの尾根を登っていく。
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青空の下,気持ちいいブナの尾根を登っていく。
振り返ると,辿ってきた三周ヶ岳北東尾根の向こうに,真っ白な美濃俣丸と大河内山の姿が。
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振り返ると,辿ってきた三周ヶ岳北東尾根の向こうに,真っ白な美濃俣丸と大河内山の姿が。
大河内山。
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大河内山。
美濃俣丸。
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美濃俣丸。
何の申し分もない,晴れやかなブナの尾根。
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何の申し分もない,晴れやかなブナの尾根。
気持ちいいなぁ。
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気持ちいいなぁ。
標高が上がると,周囲の森は再び霧氷に包まれ始めた。青空に映えて美しい。
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標高が上がると,周囲の森は再び霧氷に包まれ始めた。青空に映えて美しい。
このようなのどかな平を挟みながら,烏帽子山の高みへと尾根は続く。
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このようなのどかな平を挟みながら,烏帽子山の高みへと尾根は続く。
左手には蕎麦粒山,五蛇池山の姿も。
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左手には蕎麦粒山,五蛇池山の姿も。
あれは能郷白山…かな。
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あれは能郷白山…かな。
烏帽子山の山頂までもうすぐ。結構雪庇が出ている。
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烏帽子山の山頂までもうすぐ。結構雪庇が出ている。
烏帽子山の山頂に到着。雪に埋まってしまったのか,プレートは見当たらなかった。左手奥は蕎麦粒山。
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烏帽子山の山頂に到着。雪に埋まってしまったのか,プレートは見当たらなかった。左手奥は蕎麦粒山。
高丸へと続く雪稜の眺め。
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高丸へと続く雪稜の眺め。
さて,烏帽子山の山頂でしばらく休んだのち,稜線を西進して,今度は高丸を目指す。写真はコルに降りてから烏帽子山を振り返ったところ。さすが烏帽子と言うだけあって,なかなか屹立した山だ。
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さて,烏帽子山の山頂でしばらく休んだのち,稜線を西進して,今度は高丸を目指す。写真はコルに降りてから烏帽子山を振り返ったところ。さすが烏帽子と言うだけあって,なかなか屹立した山だ。
美しい雪稜漫歩が続く。再び雲が多くなってきたのが少し残念だが…
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美しい雪稜漫歩が続く。再び雲が多くなってきたのが少し残念だが…
次第に高丸が近づいてくる。
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次第に高丸が近づいてくる。
高丸直下のコルから。地図上では比高100mちょっとのはずだが,結構急だなぁ…。さすが高丸というだけあって,堂々とした山容だ。
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高丸直下のコルから。地図上では比高100mちょっとのはずだが,結構急だなぁ…。さすが高丸というだけあって,堂々とした山容だ。
高丸直下の斜面は結構急な箇所もあり,雪面もクラストしていて硬く,慎重に登っていく。(池ノ又谷側からピストンした方がいらっしゃったらしく,高丸のいっこ東のピークから高丸までは,トレースがついていました。)
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高丸直下の斜面は結構急な箇所もあり,雪面もクラストしていて硬く,慎重に登っていく。(池ノ又谷側からピストンした方がいらっしゃったらしく,高丸のいっこ東のピークから高丸までは,トレースがついていました。)
高丸山頂に到着。一昨年,夏に来たときは結構鬱蒼とした雰囲気だった記憶があるが,360°の展望のすっきりした雪の山頂となっている。
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高丸山頂に到着。一昨年,夏に来たときは結構鬱蒼とした雰囲気だった記憶があるが,360°の展望のすっきりした雪の山頂となっている。
高丸の北尾根の眺め。左手奥は三周ヶ岳。高丸の北尾根も,いつか歩いてみたいんだよなぁ…(またもや根洞谷の渡渉が必要になるが)
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高丸の北尾根の眺め。左手奥は三周ヶ岳。高丸の北尾根も,いつか歩いてみたいんだよなぁ…(またもや根洞谷の渡渉が必要になるが)
高丸からの眺めを楽しんだのち,帰路に就くため,さらに稜線を西へ。高丸よ,さらば。
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高丸からの眺めを楽しんだのち,帰路に就くため,さらに稜線を西へ。高丸よ,さらば。
越美国境稜線に向けて,稜線を西進。
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越美国境稜線に向けて,稜線を西進。
この区間も,霧氷のブナの森が美しい。というか,今日歩いた尾根は,ほとんど全部当たりだったな。
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この区間も,霧氷のブナの森が美しい。というか,今日歩いた尾根は,ほとんど全部当たりだったな。
ブナブナ。
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ブナブナ。
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歩いてきた稜線と,高丸を振り返る。
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歩いてきた稜線と,高丸を振り返る。
時折青空がのぞくと,霧氷がさっと輝き渡って美しい。
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時折青空がのぞくと,霧氷がさっと輝き渡って美しい。
霧氷回廊。
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霧氷回廊。
越美国境稜線とのジャンクションピークであるP1252mは,ちょっと急。雪面も結構硬いため,ここは大事を取ってワカンを脱ぎ,ツボ足キックステップで登っていく。
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越美国境稜線とのジャンクションピークであるP1252mは,ちょっと急。雪面も結構硬いため,ここは大事を取ってワカンを脱ぎ,ツボ足キックステップで登っていく。
ここからだと,越美国境稜線の雪庇の張り出し具合が良くわかる。なかなか立派な雪庇が続いておりますなぁ。
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ここからだと,越美国境稜線の雪庇の張り出し具合が良くわかる。なかなか立派な雪庇が続いておりますなぁ。
三周ヶ岳の雪庇もやっぱり大きい。登られる方,ご注意を。
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三周ヶ岳の雪庇もやっぱり大きい。登られる方,ご注意を。
両側が切れ落ちた狭く急な尾根を,慎重にキックステップを刻みながら登っていく。
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両側が切れ落ちた狭く急な尾根を,慎重にキックステップを刻みながら登っていく。
高丸を振り返る。
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高丸を振り返る。
右手の三周ヶ岳直下の斜面。黒い部分は全部岩です。三周ヶ岳は意外に岩盤の発達した山だ。
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右手の三周ヶ岳直下の斜面。黒い部分は全部岩です。三周ヶ岳は意外に岩盤の発達した山だ。
P1252mに立った。夜叉ヶ池方面の美しい雪稜。
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P1252mに立った。夜叉ヶ池方面の美しい雪稜。
帰りは往路を戻るため,越美国境稜線を北上。
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帰りは往路を戻るため,越美国境稜線を北上。
雪庇の尾根が続くため,なるべく西側寄りに歩いて行くが,西側斜面も結構切れ落ちていて,慎重を要する。
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雪庇の尾根が続くため,なるべく西側寄りに歩いて行くが,西側斜面も結構切れ落ちていて,慎重を要する。
夜叉ヶ池・夜叉丸方面の美しい眺め。雪に埋もれた夜叉ヶ池の姿も遠く望まれた。
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夜叉ヶ池・夜叉丸方面の美しい眺め。雪に埋もれた夜叉ヶ池の姿も遠く望まれた。
歩いてきた稜線。
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歩いてきた稜線。
三周ヶ岳へと続く雪稜。しかし,帰路は越美国境稜線を忠実に辿るため,三周ヶ岳の手前で西に折れる。三周ヶ岳よ,さようなら。
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三周ヶ岳へと続く雪稜。しかし,帰路は越美国境稜線を忠実に辿るため,三周ヶ岳の手前で西に折れる。三周ヶ岳よ,さようなら。
越美国境稜線沿いに急降下。
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越美国境稜線沿いに急降下。
霧氷のブナたちともお別れ。
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霧氷のブナたちともお別れ。
純白の稜線を何度も振り返りつつ下っていく。
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純白の稜線を何度も振り返りつつ下っていく。
往路の自分のトレースと合流。あとは岩谷林道まで,トレースを辿ればいいだけだ。
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往路の自分のトレースと合流。あとは岩谷林道まで,トレースを辿ればいいだけだ。
沈んでいく夕日と追いかけっこするように,岩谷林道へと尾根を駆け下っていった。
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沈んでいく夕日と追いかけっこするように,岩谷林道へと尾根を駆け下っていった。
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