テント担いで鍋と絶景で満腹(三ツ頭)
- GPS
- 26:40
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,200m
- 下り
- 1,192m
コースタイム
天女山入口交差点 12:45 → 天女山 13:33 → 天の河原 14:11 → 1,680mの幕営地 14:59
2日目
幕営地 06:15 → 2,000mの標識地点 07:35 → 09:14 前三ツ 09:25 → 10:37 三ツ頭 11:15 →
13:33 幕営地(テント撤収)14:25 → 天の河原 14:46 → 天女山 15:01 → 15:25 天女山入口交差点
天候 | 1日目 : 晴れ 2日目 : 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
いつもなら車が6-7台は十分停められるスペースが先日の降雪で除雪されてなく使えず。 道路脇の僅かなスペースに駐車した。 中央高速が除雪不完全の為、途中一車線規制あり、激渋滞で都内より天女山入口交差点まで約7時間を要した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・天女山入口交差点〜天女山〜天の河原〜三ツ頭 八ヶ岳周遊道路(?)にある天女山入口交差点でスノーシュー&ワカンを装着した。 かなりのラッセルを想定していたが、何人かの踏み跡があり苦労せずに天女山まで行けた。 そこからは先行者1名の踏み跡となる。 スノーシュー部隊3名は潜る事なく進めたが、ワカン部隊2名がちょっぴりと苦労する。 無積雪期ならば今回の幕営地まで1時間ちょいで歩けるが、 今回踏み跡があったにも関わらず、フル装備 + 潜り(ワカン部隊)で2時間ちょいかかった。 翌朝、雪がまだ締まっている時間帯でも前三ツ直下までは潜る(ワカン部隊)。 前三ツより三ツ頭まで、樹林帯では所々潜るがかなり快適な歩きが出来た。 三ツ頭山頂直下はやや細いリッジ状態となっているが左程気にせず歩くことが出来た。 三ツ頭より権現までは先行者のトレースが続いていたが、 今回はタイムオーバーゆえ三ツ頭までのピストンに変更する。 先行者は前日朝、天女山入口を出発、権現をピストンして前三ツまで戻り幕営された様子。 今回は車を停めた場所より三ツ頭まで、又、往路の三ツ頭より幕営地経由車まで、 ずっとスノーシュー・ワカンを装着したまま。 前三ツ手前の道はかなり急だが、ここでも下山中ずっとスノーシュー・ワカンを使用した。 ピッケル & アイゼンは使用する場面がなく、お守りとして担いでいた。 ・登山ポスト 天女山の駐車場(冬はゲートが閉まっているので行けない)の上部にある 登山ポストが雪に埋もれている可能性有る為、計画書は事前に長野県警にファックス済み。 *登山ポスト、やはり往路は見つけられず、復路に雪面から僅かに出ていたポスト発見。 ・下山後の温泉 念願のパノラマの湯に行くも改装中とかで営業していなかった。 長坂にある「たかねの湯」へ行った。 |
写真
感想
遅ればせながら今季初のテント泊山行に仲間達と出かけました。
2年間のシンガポール駐在より帰国し、久しぶりの雪山歩きとなったN井氏、
昨年秋の骨折・休養から復帰した浜ちゃん、最近山岳写真展で時折取り上げられているKamiさん、
それと今回の紅一点、我ら仲間内で「嫁にしたい No.1 in 2010」だったキトちゃん。
往路の中央高速が除雪の為の一車線規制で大渋滞、早朝に都内を出発したにも関わらず、
約7時間もかかって天女山入口、登山口までのアプローチが思わぬ核心部となってしまいましたが、
諦めずにトロトロと走り続けた結果、真っ白の山を満喫する事が出来ました。
途中、あまりにも時間がかかるので相模湖付近で撤退、引き返す事も考えたのですが、
先行して美濃戸より赤岳天望荘に向かった yokoさんより時折メールが・・・
「行者なう、天気いいけど激寒」とか、「ただいま天望荘でゴロゴロなう」等と我々には悔しい程の状況報告・・・
挙句の果てに、天望荘での皿一杯に持った生ハムの写真・・・、これでもかって感じ。
しかし、我々はまだ車の中、あれには参ったね。
そんな悔しさをバネに必死に運転、で、ようやく着きましたよ昼過ぎて登山口に。
ポカポカ陽気の中で身支度をするなんて信じられないけど暖かくて幸せな気分もチョッピリ。
激ラッセルになるかと思ってましたが、先行者の車が1台あり、また天女山までは数名の踏み跡もあり、
途中まで楽して歩けました。
天女山より先は先行者の方1名の踏み跡で、スン―シュー組には有難い踏み跡でしたが、
それでもワカン組2名は潜ってきつそうでした。
ricalojp さん達が先月幕営された天の河原より更に進み、展望が開ける広い場所、
一番上の方の標高1,680m付近を幕営地としました。
普段は幕営する場所ではないのでちょっと気が引けますが、積雪期と云う事でごめんなさい。
4Lの焼酎、大五郎の空ペットボトルを2本持参して水作り、ボトルが自立するので楽です。
みんなでやる作業ですが、約7Lの水を作るには時間がかかりました。
水が出来ると次にやる事は、当然の事ながら宴会&夕食の準備です。
一杯呑みながら各自勝手な事を、あ〜だこ〜だと云いながら炊事。
今回はキトちゃんのリクエストにより、量たっぷりの坦々胡麻鍋 & 〆のウドンでした。
ittiさん直伝、とい云っても目の前で作ってもらった訳ではないが、
数年前からレパートリーのひとつとして、時々作るが仲間内ではとても評判が宜しいメニューです。
今回も4Lの鍋で溢れるほどの量を2回戦、みんな腹が張って〆のウドンまで辿りつけず、
ウドンは翌日の朝食となった次第。
今回は共同装備のひとつとして購入したプリムスの分離式バーナーのデビューでもありました。
ちょっとがさばるけど、大鍋を使う際に別途持参する五徳も必要なく、
鍋を乗せて荷重をかけるととても安定して良さそうです。
逆に小さなコッフェルなどで調理する場合、バーナー自体軽いのでちょっと触れただけで動くので要注意です。
翌朝の登頂、テントから歩き始めて間もなく、シンガポールより帰国したばかりのN井氏に泣きが入る。
彼はワカンだったのですが、どうも踏み抜きが多く、上手く歩けない・・・
久しく雪山から離れていたので雪の上を歩く感覚を忘れてしまったのかな?
本人より撤退の意向あり、急遽テントキーパーに転向、メンバーが下山してくる迄、
日頃の激務の疲れをテント内の睡眠で取る事になった。
更に高度を上げている最中、今度はKamiさんが力尽きる。
会社の引っ越しやら、営業のサポート等で最近外回りも増え、疲れ気味の様子。
無理はしない性格のKamiさん、皆が戻るまでここで沈殿してますって。
前三ツのチョイ下、ちょうど崩落地脇の眺めの良い場所、少し風が当るが、
本人はビバーク訓練を兼ねて木の根元にツエルトを張り、休息 & 撮影に勤しむ事に・・・
結局それから約3時間後、我々がピークハントし、下山開始した頃、
Kamiさんより、ツエルト撤収し、のんびり下山開始する旨の無線連絡が入る。
もっとも、下山時は休息なしの我々、途中で追いつき彼を回収して(?)下山しました。
そんな訳で、前三ツ、及び三ツ頭には骨折休養明けの浜ちゃん、
ワカンで頑張ったキトちゃんと私の3名しか登頂出来なかったのはちょっぴり残念でしたが、
メンバー全員自分の力量を良く踏まえており、決して無理はしないと云うポリシーの持ち主達ゆえ
これはこれで良かったと思います。
山行途中にパーティーがバラバラになるのは決して宜しい事ではないが、
天気も良し、危険個所もなく各自の装備は万端、
その上、無線で連絡を取りながらの対処、無理をして突っ込むよりマシと考えました。
もっとシリアスな山行であれば、最初の撤退者が出た時点で山行は中止すべきと理解しております。
思ったほどのラッセルが無かったのはチョッピリ残念な気もしますが、
今回のメンバーそれぞれの状態を思えば良かったのでしょう、宴会も十分楽しむ事が出来たし、
日頃中々話せないような事もお互いの口から出て、改めて仲間達の思いが伝わってきた山行となりました。
二日目の朝、前日の先行者の方と前三ツの先でお会いしました。
また、我々の下山中、登ってこられたヘルメット姿の3名の方達とお会いしただけの静かな山行でした。
往路の中央高速の渋滞には参りましたが、山頂からの眺めはホント素晴らしく、
相模湖付近で撤退しなくて良かった!
盛り過ぎたバイキングでおなか一杯になってしまいちょびっとしか食べられませんでした。
私のメールに負けずに(笑)来てよかったですね。いい天気でしたもの!
静かな山でテントで鍋って最高の楽しみですね!
朝の中央道が間違いなく核心部で心が折れた。
山は、晴れ女が八ヶ岳に登ってたのでおこぼれをいただけたような・・・
久しぶりのテント、やっぱりいいねぇ〜。
でも、生ハム大盛りの写真を見た時はガクッときたよ。
あれはやはりバイキングの前、
外が明るくてノンビリ酒飲んでる時にあるといいな。
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