いつの間にか春の装い・・・霊仙山
- GPS
- 06:20
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 949m
- 下り
- 943m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山時には5〜6台が停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
樽ヶ畑登山口、落合廃村、今畑登山口にそれぞれ登山ポストがあり、用紙も備えられています。 汗拭峠〜落合の山道は崩落等で通行不可の表示がありました。 峠からは表示がなく(気づかず?)に下りることができましたが、地盤の緩み等要注意です。 |
写真
感想
半月前の高見山の樹氷が頭に残り、まだ雪山を歩けるつもりで霊仙に行ってきました。
鈴鹿の北の端にあるこの山は久しぶりです。
雪のあるときにしか訪れないのは理由があって・・・(笑)
レコでは近隣の山に少しずつ春の便りが届いている様子も感じながら、自分が歩く山はまだ冬だと勝手な先入観で準備をしています。
ザックには12本爪アイゼンとワカン、アルパインジャケット、冬靴・・・
手袋はいつものに加えて厳冬期用の厚手のものを予備に入れました。
なにせこの山では雪の中で迷子になったり氷の池に落ちたりと手荒い歓迎を受けてきましたので、少々身構えてしまいます。
林道で山間を登った先に樽ヶ畑の登山口がありますが、途中でチェーンをつけるか車をデポする必要があるものと思い込んで、まだ薄暗い川沿いを走っていました。
雪のない登山口に着いてはじめて感覚がずれていることに気づき、大げさな冬装備に自分で苦笑いです。
誰もいない登山口ですから誰も笑う人などないんですが、仕方なく履いた冬靴を気にしながらスタートしました。
20分ほどで汗拭峠に到着し、ここから左に取れば山頂への最短コースです。
でも雪が消えているのなら稜線歩きを楽しめる今畑コースから周回することにして、峠から逆に下ります。
大洞谷を川に沿って下ると、以前の記憶とは景色の違うところが多いのに気づきました。
倒木が道を塞いでいたり、川岸が崩落していたりとかなりの荒れようです。
修復がほとんどなされていないのも気になるところです。
落合の廃村で案内表示を見ると、このコースは通行不可と表示されていました。
登山口〜峠では表示はなかったように思いましたが、秋頃の台風の影響でしょうね。
落合から今畑へと進むと登山口の表示とポストがあります。
ここで届を提出し、斜面を登ると今畑の廃村です。
この落合、今畑の廃村、人が住んでいた時代を切り取って保存しているような、時の止まった風景の中を歩く不思議な感覚があります。
生活が続いていそうな村を「通らせてもらっている」感覚で、忍び足で民家の前を通り過ぎました。
前回には道沿いに見つけた福寿草はまだ姿を見せていません。
でもこうして雪が消えると、日ざしの暖かさにそろそろ目を覚ますものが増えてきそうですね。
今畑から笹峠を経て西南稜へ、見えている通りのわかりやすい地形を辿ります。
ただ登山道や踏み跡はあまり目立たず、ひたすら斜面を登るのにひと汗かきました。
きめの細かい土のぬめり方が半端なく、斜面で足を踏ん張ることができません。
上がってしまうとあとは西南稜の一本道。
いい天気の鈴鹿、伊吹、琵琶湖、比良など360度の展望を眺めながらのんびり歩きます。
ところが思いがけない風に吹かれて驚きました!
手袋をはずした途端、風に吹き飛ばされた手袋はあっという間に見えなくなってしまいました。
そして手に持った地形図も風にもぎ取られて・・・
今日は拾ったゴミと落としたゴミで山への貢献度がプラマイゼロです(涙)
東南の風で、寒さがそれほどでなかったのが幸いでした。
山頂部の地形を辿りながら、最高点、三角点を巡ります。
経塚山から避難小屋に進み、ごうごうと吹きつける風の音をBGMにして暖かい食事♪
風に吹かれて歩いている時も、屋外の風の音を聞いている時も、以前のように動揺はしなくなりました。
風も雪も山の普段の顔で、その顔に出合えたことを喜ぶだけ。
2011年末にホワイトアウトして彷徨ったポイントを通過し、お虎ヶ池を過ぎて汗拭峠に向かいます。
滑る地面に苦労しながら山頂部を過ぎ、峠から登山口に下りてきました。
メディアでは「春よ来い」の大合唱ですが、まだ冬の山や風景を探したい本音もあります。
でも季節が移り始めると、自然は装いを変えて次の舞台を作り出します。
大きな自然が変わっていく様子に気づき、喜び楽しむことを幸せと感じていたいものです。
雪のある時にしか訪れない理由は気になりますが
過去2度の「手荒い洗礼」、今回は地形図と手袋で済みましたね
って、手袋は痛いか〜
私も地形図、霊仙で飛ばされたことあります
山の厳しさを教えてくれる「山」なんでしょうかね〜
senrakuyaさん、雪のないときというか、暖かくなると北鈴鹿の山の先住民が目を覚ますじゃないですか
御池岳でシューズについていた数十匹が頭から離れません・・・
霊仙にはたくさんいるとのことで、夏の間は近づけないんです
JR柏原駅から歩くルートがあるのを見つけました。
おもしろそうです
昨日も ぼたん雪が舞いました
珍しく冬が停滞しているようですが確実に春の装いの
雪が解け始め泥とくっつきあう頃
いつの間にか日差しも長くなっていて
早春を感じます
痛い目にあうのに また行きたくなる
プラスとマイナス どちらなんでしょう
mermaidさん、こんにちは!
昨日の雪で、滋賀はまた山が白くなりましたよ
琵琶湖大橋の近くは白い田園風景でした。
朝は早くなりましたね。
日差し も強くなってきました。
季節は止まらずに動いています
同じ日に霊仙を歩いた別の方のレコでは見事な福寿草が見られました。
私は見つけられなかったのですが、この山の福寿草は元気です。
それがわかったことは嬉しいことでした
霊仙山、今週末か来週末に行きたいと思っております〜
そういえば、お虎ヶ池でしたね、
monsieur さんの2年前のハプニング 、思い出しました。
今回は強風で手袋が〜
でも、そんな風の音もBGMと表現してしまうmonsieur さん。
微笑ましくレコを読ませていただきました
slowlifeさん、こんにちは!
そうですよ、お虎ヶ池ですよ
そこに池があるとも思わず鳥居を回り込んだ途端、雪の下の氷が割れて膝までズボッと
この山に限らずなんですが、何だかんだといろいろ教えてくれます。
経験だけは重ねてきましたが、相変わらずのドタバタ山行です
さすがに少々のことでは動じなくなったのが成長ですかね
(「そりゃ勘違いや!」 とslowlifeさんの突っ込みの声が・・・)
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