【青春18きっぷ'22春⑤】御坂山地・市川本町駅─四尾連湖─蛾ヶ岳─三方分山─精進湖【29年目の再戦】
- GPS
- 09:05
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,077m
- 下り
- 1,411m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:05
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富山1833(はくたか574号)1937長野1952━2218小淵沢2223━2301甲府715━757市川本町 <かえり> 山田屋ホテル前1814=1913富士宮805━1024甲府1058━1254松本1318━1417信濃大町1509━1610南小谷1623━1720糸魚川1731(はくたか569号)1758富山1808━1818小杉 ※富士宮─糸魚川間は『青春18きっぷ』利用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
概ね標高1,000 m以上は最近降った雪が残ってる。1~5 cmほど。 |
その他周辺情報 | 山田屋ホテルに併設された日帰り温泉上九の湯があるけど、時間が遅いので入浴を断念。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
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感想
まだ信大生だった1993年2月に、市川本町駅から四尾連湖、蛾ヶ岳、三方分山を縦走し、精進湖に下りたことがあった(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3979522.html)。当時は下部温泉郷へのバスが3往復あった頃で、下山後は山田屋ホテル前から甲斐常葉駅までバスで移動し、日帰りしたものだった。その後、下部温泉郷線は夕方の便が無くなったため完全な再現は不可能となり、さらに路線じたい、廃止になってしまった…(汗)。この時に撮った写真が諸事情により画質が悪いので、再戦の機会をうかがってたけど、今住んでる富山から公共交通機関での日帰りは無理で、出張で東京出たついでに甲府で前泊し、帰りは山田屋ホテル前から新富士線で新富士駅に出て新幹線で帰ればいいんじゃない?…と思ってた。しかし、調べてみたら、山田屋ホテル前から新富士線のバスに乗って新幹線使ってもその日のうちに富山まで帰れないことが判明…。それじゃあ、クルマで碑林公園まで来て、精進湖まで縦走して、新富士線で富士宮に出て身延線で市川本町まで戻ってクルマを回収する「強行日帰り」だ!…と考えていたら、クルマは事故を起こして壊れてしまった…。
ということで、甲府での前泊と富士宮での後泊を伴う2泊3日の旅行として企画。交通費を安上げるため『青春18きっぷ』が使える時期に実行とし、なるべく普通列車の乗り継ぎとした。ホントは春分の日の三連休に実行する予定だったけど、天気が悪く一週順延。その次の週末も発達した低気圧の影響で大荒れの天気のため、さらに一週順延となり、決行は4月2日になった。4月1日は会社の終業後すぐに富山駅に向かい、新幹線『はくたか』で長野に移動。あとは普通列車で甲府に移動し、駅前のホテルに宿泊。
今回、当時の再現を狙って、ほぼ同じルートを歩いてみることにしたけど、29も齢を重ねたので(苦笑)ハンデとして一本早い身延線の電車に乗って市川本町に到着し、駅を7:58に出発(29年前は8:24に出発なので、26分のハンデ)。碑林公園のほうへ曲がって階段を上り、市川中学校の前を通って碑林公園に着いた。ここまでの道のりは記憶に残ってた。碑林公園から本格的な山道となる。碑林公園から2 km標識に9時ジャストに到着したので、ここで休憩。浅間社入口まで頑張ろうと思ったのにヘタレです(苦笑)。浅間社入口を過ぎ、すぐに烽火台入口に着く。29年前は巻き道を通ったので、今回は烽火台へ行ってみた。のろし台だっただけあって、南アルプスから八ヶ岳、奥秩父にかけて、遮るものが無い展望が得られた。烽火台を過ぎると、尾根の南側を巻くようになる。谷を挟んだ向こうの山肌に、何か白いモノがみえ始める。最初は、ヤマザグラが咲いてるんだと思ってた。しかし、進むにつれ山肌が近づいてくるとヤマザグラでないことが分かってきた。それでも、あれはヤマザグラだと思い込もうとしたけどそれは完全な無駄な足掻きで、雪だということを認めざるを得なかった…(汗)。春山だと思ってたので、アイゼンもストックも置いてきたよ…。幸い、四尾連湖までの間では、問題になるほどの雪の量は無かった。ここ最近の寒気で積もったばかりの新しめの雪で、積もってても数cm程度。途中で大畠山への直登コースを分けたけど、この前後の登山道の浸食具合は深刻で、一ヶ所崩壊で迂回させられたけど、次の29年後には廃道になってんじゃないかと心配になった。10:08に四尾連峠に到着。峠で休憩してから、四尾連湖に降りた。
碑林公園から山道に入ってから四尾連湖畔の水明荘に着くまで全く誰にも会わなかったけど、蛾ヶ岳に四尾連湖から登るひとが多いようで、400円/日の駐車場にもそれなりにクルマがある。4月から冬季閉鎖が明けたばかりの公衆トイレで用を足してから、蛾ヶ岳へ向かう。稜線に乗ってから大畠山に寄り道。大畠山は西側と北側が切り開かれてて、展望が抜群だった。元の分岐まで戻り、蛾ヶ岳を目指す。標高1,000 mだとそんなに雪は無いけど、頂上に近づくにつれて雪がある箇所が増えていく。西肩峠からの蛾ヶ岳への最後の上りでは、雪があるところと無いところがマダラハゲのようになってる。11:55に、富士山が大きい蛾ヶ岳頂上に到着。
ここまでの想定外の雪に、この先進むのは止めて引き返そうかと思ったけど、雪があっても予定通り歩けてるので、先に進むことにする。蛾ヶ岳からの下りは最初のうちは雪は無かったけど、その先のFIXロープのところは薄く積もった雪がイヤらしい。足を置くと、雪の層ごと剥がれる感じで滑ってしまい、難渋した。そもそも、蛾ヶ岳から先、雪に誰の足跡も無いじゃん!
その後、折門峠までは雪が少なかったけど、地蔵峠への折り返しは、また雪。地蔵峠には13:01に到着。地蔵峠からは29年前は稜線の南側を巻くように付けられた歩道を歩いたけど、今回は最初から尾根通しに行く。この先、新八坂峠まで、日向は雪が少ないけど、林の中になると雪がたんまり…という状態が交互に繰り返された。
林道が通ってる新八坂峠からは当初の予定から変更し、釈迦ヶ岳を目指す。元々は林道を歩いてヌケド峠で稜線に復帰するコースだったけど、雪があるため、マイナールート歩いたらリスクが高いと判断。釈迦ヶ岳コースなら誰か歩いてるだろうと考えたけど、実際、新八坂峠からピストンしたひとが居るようで、雪面に久々に人の足跡が残ってた。釈迦ヶ岳には14:33に到着。釈迦ヶ岳から分岐まで戻って、三方分山を目指す。ヌケド峠を通過したけど、西面から上ってくるルート、何それ? そんなもんあったっけ?…と思うくらい雪に埋もれてる…。雪面に付いてる先行者の足跡を拾いながら、15:41に三方分山頂上に到着。三方分山は山梨百名山だし、人気の山だと思うけど、時間が遅過ぎでみんな下山したためか、誰も居なかった(苦笑)。蛾ヶ岳の頂上を出てから、精進湖のキャンパーの姿をみるまで、誰にも会わなかった。
三方分山からは女坂峠に廻ろうかとも思ったけど、時間的に余裕があるので予定どおり精進峠に下りる。また雪に苦しめられることを覚悟してたけど、殆ど雪が無かった(苦笑)。流石、南側の斜面! 雪が無いのは精進峠からの下りも同様で、17:04に山田屋ホテル前バス停に到着。
帰りは山田屋ホテル前バス停からの下部温泉郷線が廃止になったので、新富士線に乗って富士宮駅に出た。
こないだの寒気で雪が降ったばかりで足許が悪く難儀したけど、概ね29年前と同じようなタイムで踏破出来た。
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